
24年卒 技術系職
技術系職
No.212267 インターン / エントリーシート(ES)のエントリーシート
最終選考結果 | 1次選考通過 |
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「あなたが下記の店舗(架空)の店長を任されたとしたら…」という仮定のもとで、これから8日間にわたって設問を出題します。 <設問(1)>あなたが下記の店舗の店長(架空)を任されたとしたら、(a)重要ポイントがどこにあると分析し、どのような仮説を立てますか。(b)また、どのような戦略を立てますか。 【株式会社グローバルフード】 主人公のあなたは、大学卒業後に新卒で入社。郊外で小さなスーパーマーケットチェーンを展開している会社で、社員数は約100名。 新業態としてこの店舗を2018年に始め、まだ1店舗。外国の珍しいお菓子や飲み物、その他食品系を輸入している。カフェも併設し、取り扱い中の商品を使ったメニューを出している。当初人気を博したが、コロナ禍で苦しい時期もあった。入社後まだ半年だが、社長から第2号店舗の店長をやってくれないかと頼まれた。社長の意向として、第2号店ではフードロスなど、社会課題の解決を実践するコンセプトを打ち出したいという。学生時代に授業でレポートを書いたことがあり、その話を社長にしたことがあったためにあなたが抜擢された。 ・商品廃棄の問題 フードロスに関連したところでは、海外から輸入した商品は賞味期限、消費期限が曖昧なものも多く、一定のルールを自社で決めているが、それだと短すぎてしまう商品も多い。 農林水産省によれば、日本全体の「事業系食品ロス」は、もっとも最近のデータで328万トン(2017年)もあり、国として2030年までに273万トンまで減らすという目標を立てていることが発表されている。 ・第2号店舗の計画 第1号店舗のコンセプトを引き継ぐが、立地は全く別の都市となる。街の中心地から約10kmある郊外都市の中心商店街ということに変わりはなく、店舗物件はまだ決まっていない。さらに、社会課題をコンセプトに加え、成功すれば第1号店舗にも、今後出店する可能性がある第3号店舗にも適用したいという意図がある。 ※スーパーマーケット業界、店舗経営などに関する知識は問いません。※不足する情報は前提条件を置いてご自身で補ってください。
(a)
重要ポイントは立地条件に適した社会課題解決である。
そこで初めに以下を設定する。
・条件仮説
(1) 現在のこの郊外都市は高齢化が進んでおり、かつては活気のあった商店街はシャッター街へと衰退している。
(2) 中心地から10kmであり中心地に在住する親族のアクセスが容易である...
<設問(2)> 設問(1)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。設問(1)であなたが考案した戦略をどうやって進めようかと考えていたところ、下記の通り、2人の協力者が現れました。(a)この2人の力を活用して計画を具体化してください。(b)また、2人に対して、(a)の計画に最大限協力してもらうために、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。) ●小田勇也 大学の同期生で、講義がよく一緒になることから仲良くなった、今でも交流のある友人。現在は経済・経営を学ぶために大学院に在学中。主人公が社会課題についてのレポートを作成する際、自分も興味があると言い、調査に協力してくれた。任されることになった店舗の方針について話をしたところ、大学時代に調査したことを思い出してまた興味を持ってくれたようで、協力したいと言ってくれている。好奇心が強く物怖じしない性格で、在学中の大学院の教授ともよく世間話をするという。 ●村山佳乃 主人公より2年早く入社した先輩社員で、入社してすぐに彼女のチームに配属されてからはずっとお世話になってきた。今回第2号店舗の店長を任されることになったと話をしたところ、自分のことのように喜んでくれた。新店舗では社会課題の解決がコンセプトとされると知り、「最近テレビでもよく特集されているよね。私も興味があるし、今後の企画立案にも活かせそう。私に協力できることがあれば何でも相談して」と言ってくれている
(a)
小田勇也さんには現在大学院で学んでいる経済と経営の知識と積極的なコミュニケーション能力を活かして商店街及び老人ホームとの円滑な関係の構築を行ってもらい、村山佳乃さんには自社での経験とメディアへの関心を活かしてカフェと商店街の宣伝を担当してもらう。
詳細な計画は
(1) フードロス...
設問(1)~(2)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。 協力者である小田のつながりから、彼の通う大学院教授の上田教授に会う機会を得た。彼の専門はフードシステム論やマーケティング論で、フードロス問題やフードビジネスにも詳しいという。ちょうど第2号店舗のコンセプトと合致しており、うまく話ができれば2号店を発展させられるかもしれない。小田によれば、「教授は話しやすい人で、研究の合間によく世間話をしていたよ。君が店長になることを知ってそのコンセプトを話していたら、『それは素晴らしい取り組みだね。それに、私の専門とぴったり合うなんて凄い偶然だ。聞いたところその彼は昔から社会課題に興味を持っていたようだし、面白い話が聞けそうだ。良ければ一度会って話してみたい。』と言っていたよ。これを足掛かりに新店舗の計画が進むといいよね。情報収集だけでもできるといいよね。」とのこと。(a) あなたはどのような情報を上田さんから引き出したいと思いますか。
主に3つあります。
・フードロス問題を解決した過去の成功事例
フードロス問題は地球単位での大きな課題であり、様々な場所や国でフードロス問題解決に向けた活動が行われている。自社と同じような活動を行った事例があれば良いが、たとえ規模や方法が違っていても過去の成功事例から学べることはあり、自社の...
<設問(4)>設問(1)~(3)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。設問(3)の結果、上田教授とは有意義な話ができ今後につながりそうだ。だが、第2号店舗は開店2ヵ月目で月次赤字。立地があまり良くなく、周辺での知名度も上がらない。このまま初年度を終えるようであれば間違いなく閉店となるだろう。そんな時、協力者である村山から連絡があった。開店から働いてくれていた学生アルバイトが次々に退職するらしい。店舗は赤字な上、アルバイトの退職が重なってしまうと、大きな打撃を受けることは間違いない。もちろん、小田や村山との協力関係も強くしていきたいと思っていたところだ。おまけに社長への報告会までの日付が迫っている。(a)この状況をどう乗り越えようと思いますか。(b)また、小田と村山の2人に対して、引き続き協力してもらうために、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
(a)
まず赤字の最大の原因はもちろん来客数が少ないことである。来客数を増やすためには宣伝、発信することが最も重要であり、改善の余地はここにある。
広告方法を見直したところ、当初のSNSによるカフェや活動の発信はある程度のお客様が増えSNSのフォロワーが増えてきた後に大きな効果が期待できる...
<設問(5)>設問(1)~(4)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。設問(4)の結果、アルバイトの退職が重なった問題も解決し、店舗収益も少しずつ伸び始めた。そんな時、チャンネル登録者数を数万人抱えるカフェやグルメを紹介するYouTuberのフジオが来店し、周辺のおすすめカフェ3選として紹介したいとの申し出があった。YouTuberフジオのファンである村山によれば、「フジオの動画は毎回めちゃくちゃバズっているんだよ。私も紹介されていたカフェに行ったことがあるけど、動画の影響でかなり混んでいた。少し辛口評価だけど紹介する内容はとても丁寧で、我々に興味を持ってくれたことは凄いことだよ。」という。フジオがどのような雰囲気の動画をアップロードしているのかを聞くと、「最近の傾向としてやっぱりフードロスに着目しているかも。グルメ紹介が多いからね。今のところしっかり取り組んでいると紹介されたお店はなかったかな…。もしかしたらそういう点で注目してくれたのかもしれないね。」という。既に会社には許可を取り、社長から直々に「この動画がうまくいけば、間違いなく収益増が見込めるだろう。フードロスについての取り組みについても紹介してもらえるといい。」と言ってもらった。 ほんの10分ぐらい、もっと短いかもしれないが、第2号店舗の取り組みについてプレゼンテーションをさせてもらえる機会を得た。(a) 「YouTubeフジオ」を味方に付けるとしたら、どんなプレゼンテーションをしますか。その後に議論する時間もあるとして、プレゼンテーションではどう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)
自分
「フジオさん。こんにちわ。本日はこのような機会を頂きありがとうございます。事前に私たちの活動について説明させてもらおうと思います。」
フジオ
「宜しくお願いします。私自身も最近フードロスに関心があり、楽しみにしています。」
自分
「当初私たちのスーパーマーケットでは海外の商品を...
<設問(6)>設問(1)~(5)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。設問(5)のプレゼンテーションでは良い感触を得られた。そして、フジオの動画を視聴して興味を持ってくれた客の来店が大幅に増えた。来客数の増加とともに、賞味期限や消費期限の近い食品を使った日替わりのテイクアウトメニューを開発したことで、フードロスの削減にも効率的に取り組むことができている。だが、動画効果での来客は徐々に減少していくだろうし、いつまでテイクアウトメニューに頼れるかはわからない。来客が増えたことで人材面でもひっ迫しており、現在はスーパーマーケットの方の店員に臨時でカフェ勤務へと当たってもらっているが、どちらも忙しく、人材不足は否めない。紹介された動画のコメント欄を見ると、「この店の取り組みを見習いたい」「参考にして、自分にもやれることからやってみる」といった声が上がっていた。現在は店舗を回すことで精いっぱいだが、フードロスの削減以外にも、社会課題の解決に向けて、この店舗で取り組めることがあるかもしれないと考え始めている。(a)これをあなたの仮説(設問(1))の検証結果として捉えると、どのようなことが言えますか。(b)今後、更に活動を広げることを目指すとしたら、どのような改善方法が考えられますか。
(a)
一番の目的でありフードロス解決と商店街振興の鍵である来客数が増加したことは、戦略が成功したと言える。しかし来客数の増加だけに捕らわれてしまい、増加後の戦略を考えていなかったことが反省点である。また人材の問題に対しての戦略が甘かったといえる。配達商品に同封するチラシだけでは新たな人材の...
<設問(7)>設問(1)~(6)の設定を続けます。あなたが株式会社グローバルフードの2号店店長だったとしたら、どうしますか。これまでの設問へのあなたの行動の結果、展開に光が差してきたとします。そんな時、協力者である小田からメッセージが送られてきた。「君が店長を務める店舗がやっていることには凄く意味があると思うし、協力したいんだけど、店舗でのフードロスの削減について僕ができることってあまりないんじゃないのかな。SDGsに興味はあるけど、詳しいわけでもないし、何をしたらいいのか…僕は経済学や経営学について研究を続けているけど、将来のことも考えると、自分が何をやりたいのか、何ができるのか、よく分からなくなってきちゃったんだよね。」(a)小田に対して、どう語りますか。(実際に語るように回答をお書きください。)(b)あなたの意図を解説してください。
(a)
自分
「勇也の気持ちはわかったよ。大学院生で忙しいなか開店当初に商店街のお店の人や老人ホームの人と積極的にコミュニケーションをとって、食品提供やコラボ商品の検討をしてくれたことには本当に感謝しているし、勇也が妥協せずに検討してくれたから、いままで商店街のお店と利益やコストの面でも円...
設問(1)~(7)まで、お疲れ様でした。これまでの回答を振り返って、「自信をもって答えられた」と思うようなことや、「もっと改善したい」と思うようなことがあれば、ぜひざっくばらんにお書きください。その際、「自信をもって答えられた」 と「もっと改善したい」を分けて、お書きください。(a)「自信をもって答えられた」(b)「もっと改善したい」 ※ネガティブなことを書いたからと言って、それだけでネガティブに評価することはありません。率直にあなたがご自身を振り返って思うことをお書きください。
(a)
・仮説と戦略
設問に対する仮説の設定とその仮説での適切な戦略には自信をもって答えることができた。また設問1から4までの回答内容が、5から7の設問内容とやや重複してしまったが、そこからさらなる戦略や展望を考えることができた。
(b)
・文章の構成
戦略などの説明をする際に自...
基本的にONE CAREER事務局でES設問/選考フローの漏れがないことを確認済みのコンテンツですが、一部チェックできなったものはユーザーからの申告に基づいたコンテンツです。
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