TOKグループのフォトレジストに代表される「e-Material」(電子材料)は、自動運転や遠隔医療など、新たな価値を生み出す半導体の製造に欠かせない材料として、世界中で使われています。5Gの登場に発端する通信革命などにより、今後、半導体需要はさらに伸び、TOKの「e-Material」への需要はますます拡大するでしょう。
顧客にしっかりと寄り添いながら、「微細加工技術」「高純度化技術」を進化させ続け、ニッチで技術転換スピードの速い市場に世界最高水準の高付加価値製品を投入し続けるというビジネスモデルは今後も不変ですが、私たちは、家族的な企業風土などの美点は引き続き大切にしつつも、大胆不敵、勇猛果敢なチャレンジが社内のあちこちからどんどん湧き出てくるような、より「自由闊達」で、活気と意欲にあふれるTOKグループにしていきたいと考えています。
TOKは2040年に“100年企業”となりますが、私たちは、さらにグローバルで存在感のある企業への進化をめざすあゆみに、「社会の期待に化学で応える」という信念をもって参加していただける、新たな“家族”を求めています。
企業名 | 東京応化工業株式会社 |
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設立日 | 1940年10月25日 |
企業URL | |
事業内容 | 半導体・ディスプレイ等のフォトリソグラフィプロセスで用いられる感光性樹脂(フォトレジスト)・高純度化学薬品を中心とした製造材料、その他無機・有機化学薬品等の製造・販売 |
所在地 | 神奈川県川崎市中原区中丸子150 |
従業員数 | 1950名(連結) |
“人類の英知を結集した闘い”に欠かせない武器
その“闘い”に役立つ最も有効な武器の一つがコンピュータです。例えば国内研究機関に設置されている世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」はビッグデータを高速で解析し、気象および地球環境予測を高度化・加速化して、防災を含むより有効なソリューションを導き出すことでしょう。それには携帯電話やIoT機器などビッグデータを供給する側のエッジコンピューティング、データセンターなど高速処理する側のクラウドコンピューティングの高度化も貢献します。パンデミック・ソリューションでは、ゲノミクス分析テクノロジーの革新が早期のワクチン開発に欠かせませんが、それにはハイパフォーマンス・コンピューティングが威力を存分に発揮することでしょう。
これらのテクノロジーのキーファクターとなるのが半導体であり、上記製品を含む半導体の高度化を支え続けているのが、私たち東京応化工業(以下TOK)の技術と製品です。5G、そして6G の普及による通信革命で、今後10 年の間に社会の在り様は大きく変化していくことでしょう。売上高の多くが半導体製造関連分野を占めるのが現在のTOKですが、社会の在り様とともに私たちも柔軟に変化していきます。新たな製品・技術分野にも挑戦します。
でも、決してブレないことが一つ・・・。
「TOK」のロゴには、当社のあるべき姿が表現されています。「T」の横棒は多くのお客さまに手を拡げる営業力、太い縦棒は骨太の開発力と製造力、それらが三位一体となってお客様の課題解決に挑みます。そして、ベンゼン環の形をした「O」は化学を、「K」の縦棒は数字の1を表わし、「化学でナンバーワンになる」という意気込みがそこに込められています。化学の力で、お客さまが抱える課題ひいては社会が抱える課題の解決に取り組んでいくことは当社が果たすべき社会的使命。
TOKグループはいつの時代でも、常に、「高純度化技術」と「微細加工技術」という、「世界トップレベルの化学のチカラで社会の期待に応える」企業集団であり続けます。