こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は、商船三井・川崎汽船と並ぶ海運業界の雄、日本郵船(陸上職/事務系)2017年卒本選考のポイントを7点にまとめてお伝えします。選考前の確認にぜひご一読ください。
日本郵船の特徴
安定感のある海運業界のリーディングカンパニー
日本郵船は売上高が約2.3兆円と、2位の商船三井(約1.7兆円)に大きく差をつけており、日本トップを誇っています。
また、海運業界が経済状況に左右されやすいことを背景に、日本郵船は安定した収益を目指し、陸運・空運にも着手しています。その割合は、売上高ベースで海運:68%、陸運:20%、空運:4%、その他:8%となっています。業界2位の商船三井(海運:95%、陸運:4%、空運:0%、その他:1%)と比較しても、ポートフォリオが多角化しており、安定性が高いといえます(選考対策ページより)。
グローバルな職場環境
日本郵船は物資の輸出入などが主な業務であり、日々海外と関わります。海外駐在に加え、日本オフィスで外国人と協働することが多くあり、入社後10年目までのうちに1度、3〜4年間の駐在を経験し、10年目以降も、海外拠点の支店長クラスとして海外に行く可能性があるようです。
そのため、常に海外との関わりを持ちながら働きたい学生にオススメの企業だといえます(選考対策ページより)。
日本郵船の選考フロー
2017年卒日本郵船(陸上職/事務系)の選考は以下のフローで行われました。
・エントリーシート(以下:ES)
・筆記
・1次面接
・2次面接
・3次面接
・最終面接
それでは、各選考のポイントについて見ていきましょう。
日本郵船本選考のポイント7選
1. 「日本郵船が絶対的な第一志望」であること明確に伝えよう
選考では、日本郵船が第一志望であることを明言することが必要です。
総合商社を併願していたある学生は、3次面接後に「もし日本郵船から内定をもらったらどうするか」と人事担当者に聞かれ、「それでも総合商社の面接を受けに行く」と話したところ、日本郵船から内定をもらえなかったようです(選考対策ページより)。
この発言だけで合否が決まることは考えにくいですが、落ちるリスクを減らすためにも、このような場合には無難に日本郵船が第一志望であることを理由と共に明確に伝えましょう。
ある内定者は、「多様なビジネスに携われる」という点に魅力を感じたことを、以下の2つの視点で語っていたようです。
(1)業界比較
併願していた総合商社は最初に配属された部署で基本的にキャリアを歩んでいく一方、日本郵船はジョブローテーションがあるので魅力に感じた。
(2)競合他社比較
日本郵船は、商船三井と比較して事業ポートフォリオのバランスが良く、さまざまな部門で働くことができる可能性が高いことが魅力である。
2. オーソドックスなESでは「誠実さ」を全面に押し出そう
2017年卒日本郵船のESは以下の内容が課されました。
(1)あなたが学生時代力を入れたこと(学業)(300字程度)
(2)あなたが学生時代力を入れたこと(学業以外)(350字程度)
(3)長所・短所・趣味・特技(各一行ずつ)出典:日本郵船|陸上職/事務系2017年卒本選考のエントリーシートより
ESでは、誠実な人間であることを示すことが重要です。日本郵船では、理念の一つに「誠意」というワードを掲げており、学生にもその素養があるかを判断していると考えられるからです(採用HPより)。
ある選考参加者は、短所は「優柔不断」であると書き、面接では「将来は経営判断を任されるポジションになりたい。そのためにも、入社後はオペレーションの積み重ねで自分の短所を鍛え直し、克服していきたい」と述べていました(選考対策ページより)。
このように、自身の弱さを認めた上で、それを克服する方法を考えていることを記載することで、誠実さを示せるでしょう。
過去の選考参加者のESはこちら。
3. 企業オリジナルのWEBテストは、落ち着いて解ける問題から手をつけよう
筆記試験は会場受検型で、科目は言語(GABの類似問題)・計数(SPI、玉手箱、四則演算などとの類似問題)・英語(TOEICの類似問題)だったそうです(選考対策レポートより)。
内定者は「7割程度しか終わらなかった」と話しており、全ての問題を解くことは至難の技だといえます。全問題を正解するのではなく、解ける問題から解いていきましょう。
オススメの書籍はこちらです。
・2021最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集
・必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法[1]【2021年度版】
・TOEIC(R)テスト 究極の模試600問 【新形式問題の完全模試200問(音声付)プレゼント】 (TOEICテスト 究極シリーズ)
4. 1次面接は、明るくハキハキ話し、好印象を与えることを心掛けよう
この面接では「お客様の前に出しても失礼がないレベルのコミュニケーション能力があるか」が評価されていると考えられます。日本郵船の仕事は、営業やオペレーション業務でもお客様や相手があってこそであり、最低限のマナーやコミュニケーションが取れることが求められるからです。
目線を配り明るくハキハキと話し、「結論ファーストで15秒以内に答える」「2人の社員それぞれに目線を配ることを意識してキャッチボールをする」といったことを意識するとよいでしょう。
5. 2次面接では、奇抜な質問に対して素早く答え「対応力」を示そう
2次面接では、突飛な質問がされます。これは、オペレーション業務などでは予測不能な状況下で働くことが多く、臨機応変に対応できる力が求められることが背景にあります。
実際に、ある内定者は「これまでの大学生活を漢字一文字で表すと何か」といった質問を受けたようです(選考対策ページより)。
これらの質問では、回答の内容よりも、難しい問いに対してどう対応するかを見ていると考えられます。そのため、焦らずに自分自身の考えをしっかりと伝えられればよいでしょう。
6. 3次面接では価値観の異なる人との協働経験を語ろう
この3次面接では、「多様な価値観を理解しながら仕事ができる人材かどうか」ということが問われます。日本郵船での仕事は、日本にいても外国人と共に仕事をする機会が豊富にあるためです。
ある内定者は、留学の話をしたようです。具体的には、語学や授業についてではなく「留学先で今までに出会ったことのない人々とどのように接してきたか」ということを中心に語ったそうです。(選考対策ページより)
エピソードは海外と関連したものでなくても構いませんが、価値観の違いを理解して互いに協力し合える関係性を築くことができた、という内容をアピールできるとよいでしょう。
7. 最終面接では、日本郵船で働くことへの理解を示そう
最終面接では、全ての時間が副社長への逆質問だったようです。ある内定者によると、逆質問を通じて「日本郵船で働くことへの具体的なイメージを持っているのか」「日本郵船についてしっかりと理解しているか」といったことが見られた気がしたと話していました(選考対策ページより)。
事前に、日本郵船についての知識と自分の志望理由について、今一度内容をまとめてから最終面接に臨みましょう。
おわりに
いかがでしたか。
2017年卒の日本郵船の選考は、日本郵船で働く適性があるかが各面接で問われていました。採用人数も少ないため、入念に対策してから選考に臨みましょう。
さらに詳しい選考の情報を知りたい方は、以下をご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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