※こちらは2017年1月に公開された記事を、一部内容を変更して再掲しています。
そろそろ就活生の皆さんも、スーツを着る機会が増えてきた頃ではないでしょうか。大手町や丸の内、はたまた大学のキャンパスを歩いていると、おそらくインターンや面接を前にした多くのリクルートスーツ姿の学生とすれ違います。
今回は、金融機関に内定した私が「なぜ就活生は、こんなにもダサいのか?」という疑問を基に、ダサい就活スタイルを改善する簡単なハウツーをお伝えします!
<目次>
●就活スタイルの「ダサさ」に耐えられない
●おしゃれをして、お硬い企業から内定をもらった!
●おしゃれな就活生になるための4つのハウツー
・1. 髪型は、髪の量と傷み具合で決めよう
- 髪が多くなく毛先がきれいな人は「ダウンスタイル」か「ハーフアップ」
- アップスタイルは誰でもOK
- ショートヘアやボブなら耳に掛ければ大丈夫
- 前髪は目にかからないように意識する
・2. チークやリップはピンクをチョイス。笑顔が映えるメイクをしよう
・3. まつげを上げると「目がキラキラして」見える
・4. たまにはブラウスやカラーシャツでテンションを上げてみる
●「第一印象がきちんとしている→地味でダサい」とは限らない。
就活スタイルの「ダサさ」に耐えられない
それまで茶髪でサークル活動にいそしんでいた学生たちが、3年の夏ごろになると示し合わせたように一斉に髪色を黒くしはじめます。
日本の就活においては、「黒髪」「黒スーツ」「白シャツ」が定番……というよりマストスタイルといわれています。私が訪れたスーツショップの店員さんも、「シャツは白、スーツは黒以外できません」と言っていました。
しかし、私はいわゆるこの「就活スタイル」が本当に嫌いでした。理由は簡単、「とにかくダサくて仕方ない」からです。真っ黒なスーツに白シャツ、黒髪に黒ゴムで髪を結わえ、控えめなメイク。どんなに寒くても、羽織るのはベージュのトレンチコート。
なぜ自分が、こんなにも「ダサい」スタイルをしなければならないのか。疑問で仕方ありませんでした。
「就活中はダサくあるべき、って本当なの?」
少なくとも私の周りでは、「就活中でもおしゃれを気にし、きれいに就活ファッションを着こなせている女性」の方が、志望する会社に入れていたのです。
もちろん、就活において「第一印象」は最も大切な要素でしょう。
この記事(※)によると男性のデータではありますが、就活生の身だしなみを気にする企業は92%。見た目採用を行ったことがある企業は40%。見た目や印象が採用に大きく関わっていることは、誰が見ても明らかです。
(※)参考:PRITIME「2017年卒の就活本番、男子も「身だしなみ」を侮れない!」
おしゃれをして、お硬い企業から内定をもらった!
私が見る限り、就活を楽しんでいた子は、「おしゃれ」な女性が多かったです。
例えば、CAを第一志望にしていた友人は、CA志望ならではの華やかな就活スタイルを楽しんでいました。髪はいつもアップスタイルで写真映えのする明るいカラーメイク。彼女は第一志望のCAだけでなく、IT企業やマスコミの内定も獲得していました。
また、抜群のスタイルの持ち主だった友人は、いつもフリルブラウスで就活をしていました。メイクもばっちりで、黒スーツでも目を引くほどおしゃれに見えました。彼女は商社総合職に内定しました。
私も就活時、黒のリクルートスーツを着たことは数えるほどしかありません。ダークグレーのスーツを愛用し、カラーシャツやブラウスを着て就活をしていました。「黒スーツでないと落とされる」といわれている金融機関や政府系機関から、無事内定をいただきました。
相手にとって、一番自分がよく見える格好を研究する「おしゃれ」。おしゃれをすることは、第一印象が重要な就職活動において、プラスの効果をもたらすはずです。
また、リクルートスーツのダサさに耐えられない人とっては、「ダサくなくてもいいんだ」と考えることで、少し就活が楽しくなるかもしれません。
おしゃれな就活生になるための4つのハウツー
おしゃれな方が就活は楽しい……とはいえ、できることが限られているのもまた事実。花柄のワンピースを着て、銀行の面接に臨むわけにはいきません。
そこで今回は、「おしゃれな就活生」を実現するための4つのハウツーを解説したいと思います。
1. 髪型は、髪の量と傷み具合で決めよう
就活中は多くの方が黒髪なので、野暮ったく見えてしまいがちです。「おしゃれな就活生」に近づけるヘアアレンジのポイントをお伝えします。
髪が多くなく毛先がきれいな人は「ダウンスタイル」か「ハーフアップ」
髪の毛の量が少ないか普通くらいで、かつ、毛先が傷んでいない人は、髪を下ろした「ダウンスタイル」または「ハーフアップ」がオススメです。爽やかに見えて、スーツにもぴったりです。
アップスタイルは誰でもOK
髪の毛の量が多い方や毛先が気になるという方にオススメなのが、CAさんのようなアップスタイル。難しい結い方をする必要はなく、髪をゴムで結びアップにして飾りクリップで留めるだけ。アップにするだけでこなれた雰囲気になりますし、1日中崩れません。また、セットも簡単なので時間のない忙しい朝に重宝します。
ショートヘアやボブなら耳に掛ければ大丈夫
ショートヘアやボブの場合は、そのまま下ろせば良いので楽です。面接中だけは、髪を耳に掛けるようにしましょう。
前髪は目にかからないように意識する
前髪を下ろしたとき、目にかかってしまうほど長い方は、カーラーを使いましょう。
メイク中にカーラーを前髪に巻いておけば、目にかからない長さにきれいにカールできます。
一日中カールがキープできるか不安な方は最後に髪型を維持できるヘアスプレーなどをかけましょう。不自然にピンで留めるよりも、ずっと大人っぽい雰囲気になります。
2. チークやリップはピンクをチョイス。笑顔が映えるメイクをしよう
就活中、チークやリップのカラーはピンクがオススメです。カジュアルな服装には、オレンジのチークやリップも似合いますが、フォーマルな格好の場合はピンクの方がよく映えるのです。
コーラルピンクからベビーピンクのチークを、大きめのブラシでふんわりと乗せていきます。笑ったときに頬が高くなる部分に乗せれば、生き生きとした表情になります。つけすぎると派手になり、子供っぽくなってしまうので「少し足りないかな?」程度で仕上げるのがコツです。
リップカラーも肌なじみのいいピンクをチョイス。面接直前に丁寧に塗って、気合いを入れましょう。
3. まつげを上げると「目がキラキラして」見える
「メイクが派手になるから」と敬遠されがちなマスカラですが、就活中でも塗ることをオススメします。面接中、まつげがしっかり上がっていると目がキラキラと輝いて見えるという効果があるからです。ビューラーでまつげを上げて、丁寧にマスカラを塗りましょう。
もちろん面接前には、パンダ目になっていないか、お手洗いで確認しておきましょう。
また、眉毛が不自然になっている就活生がたくさんいます。眉毛の手入れが難しく感じる方は、一度理容室や眉サロンを訪れてみましょう。自分に似合う、きれいな眉の形を知ることができます。
4. たまにはブラウスやカラーシャツでテンションを上げてみる
最後に紹介するのは、「たまには白シャツを変えてみる」ということです。
毎日白シャツでは、気がめいってしまうことも。合同説明会やOB・OG訪問などでは、ジャケットの中にブラウスやカラーシャツを着てもいいのではないかと思います。スーツがきちんとしていれば、十分礼儀正しいスタイルになります。
実際、先ほどもお伝えした通り、私はカラーシャツやブラウスで日系金融の就活をしていましたし、面接でもカラーシャツを着ていました。シャツの色はほとんど関係ないと思います。
たまにでも好きなカラーシャツやブラウスを身に着けると気分が上がります。「オフィスカジュアル」を着ている気分になり、リラックスできましたし、社員に紛れて、働いている自分を想像することにもつながりました。
「第一印象がきちんとしている→地味でダサい」とは限らない。
就活中は、「地味にしなければいけない」「リクルートスーツを着なければいけない」と思ってしまいがち。
しかし私は、就活中であっても、「第一印象をよくしよう!」と自分なりに工夫を重ねてみることをオススメします。むしろその方が、生き生きとして明るく見えるでしょう。また、就活にもポジティブに向き合うことができます。
おしゃれ就活生になるためのハウツー、ぜひ意識してトライしてみてくださいね。
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