こんにちは、ワンキャリ編集部です。
味の素の本選考対策のポイントをまとめてお伝えします。エントリーシート(ES)から、Webテスト、面接それぞれのポイントを解説するので、選考前にぜひ一読ください。
<目次>
●味の素の社風
●味の素の選考ポイント
●味の素の本選考のフロー
・1. エントリーシート(ES)
・2. Webテスト
・3. 1次面接
・4. 2次面接
・5. 3次面接
・6. 最終面接
●おわりに
味の素の社風:「開拓者精神」と「人を大切にする」文化
国内トッププレイヤーの座に甘んじない「開拓者精神」
味の素は、甘味、塩味、酸味、苦味に加えて新たに「うま味」を世界で認知させた(※1)日本を代表する総合食品最大手企業であり、食品事業では主に調味料、加工食品、冷凍食品、コーヒーを手掛けています。
味の素は早くから海外でのシェア獲得を果たしていますが、それを実現したのが三現主義(現地、現物、現金)に代表される泥臭く頑張る力です(※2)。味の素は、現在でも国内トッププレイヤーの座に甘んじることなく、果敢に海外に打って出ています。粘り強くチャレンジしていく「開拓者精神」は「味の素グループWay(※3)」の一つになっています。
(※1)参考:味の素「うま味について」
(※2)参考:プレジデントオンライン「1袋たった0.58円で利益をどう確保するか」
(※3)参考:味の素 新卒採用サイト「採用担当からのメッセージ」
「人を大切にする」ホワイト企業
味の素は「味の素グループWay」を重んじており、その中の一つでもある「人を大切にする」文化が根付いている企業です。そのことは離職率1.6%前後という数値にも表れています(※4)。
希望勤務地を申告できる「エリア申告制度」や従来の育児休職などに加え、配偶者転勤帯同や不妊治療を事由とする「WLB休職制度」などの手厚い制度が整備されており(※5)、商社と同じようにグローバルな土壌がありながら、ワークライフバランスも大切にできる企業といえるでしょう。
(※4)参考:味の素「人事・労務データ」
(※5)参考:味の素「味の素グループ サステナビリティデータブック2018 P.106」
「グローバル健康貢献企業グループ」を目指して
味の素グループは「グローバル健康貢献企業グループ」を目指しています(※6)。
現在はアミノ酸を用いて、事業の多角化を推進することに力を入れており、実際に、味の素では既に全体営業利益の1/6を占める、210億円をアミノサイエンス分野が稼ぎ出しています(※7)。
調味料のイメージが強い味の素ですが、これらのことから時代のニーズや社会課題に対し、アミノ酸をコアとしつつ、人々の健康で安心な生活を支えられるヘルスケア先端企業といえるでしょう。
▼選考におけるポイントやクチコミを詳しく見たい方はこちら!
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
【クチコミ】説明会/インターン/選考の評判
(※6)参考:味の素「事業紹介」
(※7)参考:味の素「2017-2019(for 2020)中期経営計画」
味の素の選考ポイント:「人格形成と一貫性」を語れるぐらい深い自己分析
味の素の選考の特徴として6回~7回にも及ぶ個人面接が挙げられます。
それぞれの選考で求められることは各選考ステップの編集からのアドバイスに詳述していますので、こちらでは全ての面接を通じて必要とされる【1】自己分析、【2】味の素グループWayの2つのポイントを解説します。
【1】ポイントは人格形成と一貫性。自己分析を徹底しよう
味の素では実際の業務を見据えて社風とマッチした人材を採用しており、そのために学生の人柄を深く尋ねる傾向があると考えられます(選考対策ページより)。
また、複数の内定者が「人を大切にする社風が徹底されていて、温厚で一緒に働きたいと思える人ばかり」と語っていることにも裏付けられているでしょう。実際の選考では特に3次面接で顕著ですが、「小さい頃はどんな子だった?」などのように、幼少期から小中高まで長期的なスパンで徹底した人物像の深掘りが行われます。
したがってこうした質問に対しては、一貫性を持って人物像や価値観を語れると良いでしょう。実際に内定者はこうした質問に対し、以下の2点を意識していました。
(1)当時の頑張りや行動が、今の自分の人格形成にどう影響を与えているか
例:幼少期を過ごしたフランスでは、異なる人種が当たり前のように共同で社会を構築しており、その経験が就活の軸にも大きく影響している。具体的には、海外駐在で異なる人種の仲間とともに仕事をして、世界の人々の暮らしを支えていきたいと思っている。
(2)小中高でのぞれぞれのエピソードでの一貫性
例:小学校時代ではピアノの発表会、中学校では演劇部での役者経験、高校では生徒会での活動を頑張ってきたが、今思い返すと全ての活動で「人前に立って自己表現をするのが好き」だったから頑張れたと思う。
このことから、事前準備段階での精緻な自己分析が望まれることが分かります。
したがって、モチベーショングラフを書く、パワーポイントで自分史を整理する、「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」を繰り返しロジックツリーを作成するなどの手段を講じ、自分が「何を考えて生きてきたのか」「どういう人生を歩んできたのか」という問いに答えられるようになりましょう。
なお、「小学校のころどんな子だった?」などの質問に対し、最初から全て答えてしまうのではなく、あえて答えを小出しにして面接官に「なぜ?」「具体的には?」と尋ねさせるといった深掘りの誘導ができるとさらに良いでしょう。
【2】味の素グループWayを体現したエピソードを用意しよう
上述したように、社風にマッチしている学生を採用している味の素。その社風を端的に表したのが「味の素グループWay」(※2)であり、これに沿った回答を面接でも心がけると良いでしょう。事実、内定者が口をそろえて「味の素グループWayが大事」と語っていますし、OB・OG訪問に際し社員も同様のことを述べていたそうです。
以下、「味の素グループWay」を4つの要素に分け、それぞれ以下のような体験を交えると良いでしょう。
(1)人を大切にする→「人を巻き込んだ経験」
(2)開拓者精神→「粘り強くチャレンジした経験」
(3)新しい価値の創造→「他者目線での価値を提供した経験」
(4)社会への貢献
なお、これら4つの要素を全て兼ね備えた経験を語るのは難しいかもしれません。
内定者の実例では複数の要素を絡めつつ、特に胸を張ってアピールしたい点(例えば「人を大切にする」)を押し出していました。無理に全てを網羅するよりも、一点突破を図ってみてはいかがでしょうか。
味の素の本選考のフロー
味の素の本選考フローは以下の通りです。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. 1次面接
4. 2次面接
5. 3次面接
6. 最終面接
それでは選考ごとに見ていきましょう。
1. エントリーシート(ES):3分しか読んでもらえない? 通過率が非常に低い難関
味の素の2020年卒のエントリーシート(ES)は通過率が非常に低いのが特徴です。
ESとWebテストの結果次第で面接へ通すかが決まりますが、人事いわくESの内容の方が重視されており、学歴で判断するということがほとんどないそうなので内容勝負です。
学生時代の経験での「課題」と「課題解決」が別項目になっていることで、全てをまとめて書くより字数を確保できます。
「課題に対してのアクションは、なぜそれを選んだのか」、そして「解決前と解決後にしっかりと『変化』を示せているか」を必ず明記しましょう。第一志望の学生は、自己分析まで入念な準備をした上で、過去にひもづく自分を伝えるのに最適なESだと言い切れる、納得の質のESを書き上げましょう。
内容は以下の通りです。
<質問内容>
(1)学生時代に力を入れて取り組んだこと(注力度合いの高い順に3つ)(それぞれ35字)
(2)これまでの活動の中で実践した「味の素グループway」を教えてください(200字)
※味の素グループway
・新しい価値の創造
・開拓者精神
・社会への貢献
・人を大切にする
(3)学生時代に最も力を入れて取り組んだテーマ(50字)
(4)直面した課題(100字)
(5)課題を解決するために自身が取り組んだこと(400字)
(6)周囲の人を巻き込みながら取り組んだ経験(50字)
(7)上記テーマにおける挫折経験(100字)
(8)挫折の乗り越え方(200字)
(9)あなたの「忘れられない味」は何か(味、理由それぞれ50字)
(10)あなたをひとことで表現してください(20字)
(11)味の素に入社して実現したいこと(200字) ※出典:味の素|セールス&マーケティング2020年卒本選考のES
以下それぞれのポイントを見ていきましょう。
人事が3分で流し読みしても、内容が理解できる簡明さを心がけよう
内定者によると、味の素の人事は全てのESをきちんと読んでいるようです。
ただし、高倍率な選考でありますので、1通のESにかけられる時間はわずか3分だそうです。したがって、例え流し読みをされたとして、一読して内容がすぐに理解できる分かり易さ、読みやすさを重視すべきでしょう。内定者はサークルでの経験を語る際に「広報局」というワードを「資金調達を行うために必要な場所」と書き換えていました。
また、ストーリーの構造化にも注力し、「経験の概要→困難→困難に対する工夫→結果」などと仕立てていました。
必ず聞かれる学生時代に力を入れたこと/自分の原体験にひもづけて経験を伝える
このESで書いた学生時代に力を入れた経験は毎回の面接で必ず聞かれます。
選考のポイントでも述べましたが、味の素には「人を大切にする」というグループ理念があり、選考では組織の中でリーダーシップを発揮し、人を巻き込んだ経験を重視していると考えられます。全てのテーマにおいて、立場を必ず明記させられるのはそのためと考えられます。
実際に内定者の中にも、部活の主将やサークルの代表、企業の社長などリーダーとして取り組んだ経験をアピールした方が内定を獲得しているそうです。
そしてその経験のみに留まらず、「経験における自分の行動の源泉は過去のどんな出来事にあるのか、幼少期から今まで変わらない価値観は何か」など、過去にさかのぼった自己分析の上に成り立つエピソードを構築しましょう。その他に、「なぜ一人一人と向き合う方法が最適だと考え、それが可能だったのか」や「なぜ自分は人がやらない仕事に積極的になれるのか」など、人間性にひもづく内容まで深掘り対策を行っていたようです。
▼味の素のES・志望動機について詳しく知りたい方はこちら
【ES・体験談】選考通過者の事例と対策法
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2. Webテスト:ボーターは標準レベル
味の素のWebテストは「TG-WEB」形式で内容は「言語、非言語、性格診断」です。ボーダーラインも高くはありません。
内定者によると「他の日系企業などでも使用したものを使いまわし問題なく通過したが、仕上げるために問題集1冊はしっかり取り組んだ」そうです。
よって、オススメ書籍で1冊程度練習をしておけば突破することは難しくないでしょう(選考対策ページより)。
・必勝・就職試験! 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法[2]【2021年度版】
3. 1次面接:倍率は高くないので基本を徹底しよう
味の素の1次面接は「社員1人:学生1人」で、所要時間30分程度の個人面接です。主な質問内容は「学生時代に頑張ったこと」が中心で、相応のコミュニケーションが取れれば選考通過は難しくないと考えられます。
質問内容は以下の通りです。
<質問内容>
・自己紹介
・学生時代に頑張ったこと
・志望動機
など
※出典:味の素|セールス&マーケティング2020年卒本選考の1次面接
30分と面接時間も限られており、厳しい深掘りというよりかは、「サークルでまとめていた人数って何人くらい?」などのように答えにくくはない深掘りが中心です。内定者によると、今後6回の面接が控えているので、ここでそこまで落とされることは少ないそうです。
あまりに準備不足な人や、味の素に合わない人以外は面接での受け答えがスムーズであれば通過するので、しっかり準備して臨みましょう。実施場所も研修センターの食堂で行われ、周りの学生たちも自分の近くで別の社員と話している環境なので、大きな声でハキハキと簡潔に言葉のキャッチボールをすることを心がけてみてください。
それそれの質問に対するポイントは以下の通りです。
学生時代に頑張ったこと:「人を大切にする/開拓者精神/新しい価値の創造」を体現したエピソードを端的に
選考のポイントでも述べましたが、味の素では社風に合致した人間を特に好んで採用していると考えられます。
内定者は、1次面接において「人を大切にする」「開拓者精神」「新しい価値の創造」において少なくとも1つには合致するエピソードを話していました。
また、面接では深掘りというよりは経験の概要が聞かれるそうです。理由として、面接時間が30分と短くしゃべりすぎると時間切れになってしまう可能性があるためです。したがって、過度に過去の経験や人柄とひもづけるのではなく、あくまでどういう背景で何に課題を設定し、どんな工夫をしたのかというエピソードを簡潔に話せると良いでしょう。
志望動機:「社会への貢献」を体現できるとベター
味の素では深い志望動機が求められる企業ではないと内定者が語っていますが、ここでも味の素グループWayに沿った回答ができると良いでしょう。
実際に内定者は、「日本の食文化を守りたい」「日本の食文化を海外に広めたい」など巨視的な観点から志望動機を述べていました。したがって、味の素だからこそ与えられ得る社会への大きなインパクトを活用した志望動機を述べられると良いでしょう(選考対策ページより)。
4. 2次面接:最難関の鬼門。とっぴな質問にも冷静に対応しよう
味の素の2次面接は「社員1人:学生1人」の所要時間が30分程度の個人面接を2回行います。社員が入れ替わりで2回面接するのが特徴です。
1回目は「学生時代に頑張ったこと」などの深掘り、2回目は逆質問がメインです。2次面接から一回の面接につき二人ずつ面接を行いますが、内定者によると、ここの2次面接で多くの学生が落ちるそうですので、「最難関の面接」と考えられます。
質問内容は以下の通りです。
<質問内容>
【1回目】
・「学生時代に頑張ったこと」の深掘り 【2回目】
・逆質問
・入社後にやりたいこと
など ※出典:味の素|セールス&マーケティング2020年卒本選考の2次面接
全体的な傾向として、1回目は鋭い質問、2回目は基本的な質問と逆質問がされます。
それぞれ以下の点に注意して面接に臨みましょう。
【1回目】自分の最も自信のある経験の深掘り。具体性と一貫性を重視
2次面接の1回目は、主にESに記載のある「学生時代に頑張ったこと」の深掘りです。
例えば「どういう工夫をしたの?」「それはなぜ?」「他に注意したことは?」などの質問がされます。内定者によると、実際の業務を見据えて困難にぶつかったときにどう対応するかを人事は知りたいそうです。
したがって、ESで書いた中で最も自分が自信を持って話せる経験を話しましょう。
その経験においては(1)具体的なアクション(実際に取った行動の詳細)と(2)その行動の裏の考え方(その行動をなぜ、どういう目的で取ったのか)の両方を話せるようにしましょう。
【2回目】鬼の逆質問。質問を最低4個以上準備しよう
2回目は、「学生時代がんばったことなど基本的な質問」と「面接時間の半分以上を占める逆質問」で構成されています。
大部分が逆質問や雑談形式で進められるので、自分から話を振っていく必要があります。そのため、味の素への興味が薄く、入念な企業研究が行われていないとすぐ面接官に見破られてしまいます。
ここで大きく学生をふるいにかけているので、企業研究・逆質問の準備などやれることはやって面接に望みましょう。面接時間を考えると、この面接前に少なくとも4個は逆質問を準備しておきましょう。
逆質問も面接の一環ですので、その中で自己アピールをすることが大切です。アピールすべきことは以下の3点です。
(1)企業分析をしていること
企業分析をしっかりしていることをアピールすることは、すなわちその企業に興味があることを面接官に理解させることに直結します。
例:「近年、アフリカのメーカーやトルコの大手食品メーカーを買収するなど、積極的に海外に進出する動きがありますが、買収先の事業先への出向などはあるのでしょうか?」
(2)人の話をちゃんと聞いて理解していること
自分の質問への面接官の回答に対して、それに絡めたさらなる質問や、「それはこういうことですか?」などと相手の話した内容を自分の言い方で確認することで、相手の話をきちんと聞いて理解していることをアピールできます。
自分の言っていることを正確に理解しているんだと面接官に思わせることは面接官の心証を良くし、好印象を残せます。
気持ちの良いコミュニケーションを取れる学生だ、と思わせましょう。
(3)自分の強みを絡めた質問
さらに、もう一点気を付けるとしたら、自分の強みを質問に組み込みましょう。
気を付けることは「御社で活躍するために必要な素質は何か」という質問をする場合は、「私は〜という理由で粘り強さが一番必要だと思うのですが、実際に働いてみて何が必要な資質だと考えますか」のように自分の意見を付け加えると淡泊な質問ではなくなります。自分が必要だと述べた資質が、実際に面接でアピールした資質であれば尚良いでしょう(選考対策ページより)。
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5. 3次面接:1回目との面接が合否の分かれ道
味の素の3次面接は「社員1人:学生1人」で所要時間が30分程度の個人面接を2回行います。2次面接と同様に社員が入れ替わりで2回面接するのが特徴的です。1回目は自己分析の深掘り、2回目は「就職後にやりたいこと」がメインです。
質問内容は以下の通りです。
<質問内容>
【1回目】
・学生時代に頑張ったこと(それぞれ別の経験の深掘り)
・幼少期に関する深掘り
【2回目】
・入社後にやりたいこと
など
※出典:味の素|セールス&マーケティング2020年卒本選考の3次面接
2次面接と同様の形式が行われます。それぞれの順番にポイントを解説していきます。
1回目との面接こそが最終面接への分かれ道。自己分析を徹底しよう
1回目は、これまでの面接形式とは違い、人柄について小学生の頃の原体験まで深掘りされるため、深い自己分析が必要です。
面接官は自ら、学生一人一人の「人生年表」を作成し、現在と過去の関連性を問いながら面接が進んでいきます。これは本当に「味の素グループWay」の考え方にマッチしている人間かどうかを、小さい頃からの話を聞くことで見極めるためです。
特に小学校からの自分について詳しく聞かれるので、短期間の経験を伝えるのではなく、長期間取り組み醸成された価値観を伝えることで一貫性のある人柄を伝えることが重要です。
選考のポイントでも述べましたが、実際に内定者は以下の点に気を付けていましたので参考にしてください。
(1)当時の頑張りや行動が、今の自分の人格形成にどう影響を与えているか
(2)小中高でのぞれぞれのエピソードでの一貫性
2回目はこれまでの面接の評価の確認
2回目は、これまでの面接での高評価が本物だったかの確認作業ですので、これまでの面接を突破してきた学生なら、問題ありません。
不安な方は、これまでの面接のポイントをもう一度見直しておきましょう。主に「就職後にやりたいこと」が尋ねられますが、これは1次面接で述べた志望動機を使用し、その際にはグループWayの1つである「社会への貢献」を意識しましょう。
また、その志望動機からどういう職種でそういう業務に就きたいかまで考えておけると良いでしょう(選考対策ページより)。
▼過去に配信した《面接対策ガイダンス @YouTube LIVE》を期間限定で公開中!
【全22卒就活生向け】『面接対策ガイダンス』−基礎から内定者の準備方法まで大解剖−
6. 最終面接:熱意を全面に出そう
味の素の最終面接は「社員1人:学生1人」で所要時間が30分程度の個人面接を2回行います。
<質問内容>
【1回目】
・学生時代に頑張ったことを含めた自己紹介
・入社後にやりたいこと
・夢は何か 【2回目】
・雑談
・入社後にやりたいことなど ※出典:味の素|セールス&マーケティング2020年卒本選考の最終面接
この最終面接で最も気を付けるべきポイントは「これまでの面接を振り返り、一貫した人柄をアピールすること」です。
面接の形式は1人目が「学生時代頑張った事の深掘り」、2人目が「小学生時代からの原体験の深掘り」です。これまでの面接と特に気を付けるべきポイントは変わりません。
ここまできた学生は能力面では十分合格点に達していると考えられるため、前回までの面接と一貫した回答を意識し、味の素とのフィットという点での高評価に間違いがないことを示しましょう(選考対策ページより)。
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おわりに
いかがでしたか? 皆さまの選考対策のお役に立てれば幸いです。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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