就活生(2019年卒、2020年卒)向けに、カゴメ株式会社(総合職)の 本選考ステップ(ES、面接、Webテスト等)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
カゴメの採用選考フロー
カゴメの選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(ES)
2. 筆記テスト
3. 1次面接
4. グループディスカッション(GD)
5. 2次面接
6. 決起会(社員とともに、最終面接の対策)
7. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
カゴメの選考全体のポイント:「素直さ」と「食・健康への興味」をアピールしよう
1. 素直さを前面に出そう
カゴメには、「感謝・人を大切にする文化」があります。実際の選考においても、「アルバイト先で何か嫌なことはなかった?」「なぜそこでアルバイトをしているの?」という質問がよくなされるようです。個々人をよく見ることで、その人の本質・人柄を見ようとしていることがわかります。
したがって、嘘はつかずに素直で自然な自分を出しましょう。最終面接で不必要に見栄を張り、嘘をついてしまったがために不採用となった学生もいます。
2. 食・健康への興味をアピールしよう
カゴメは、「自然の恵みを活かした食で、人々が楽しく健康管理をできる環境づくりをする」ことをモットーとしています。そのため、ESや面接では「健康・食・社会貢献」といったキーワードを積極的に盛り込みましょう。志望度の高さをアピールすることにも繋がります。
カゴメの選考の各ポイント
3. エントリーシート(ES):「ラブレター」のつもりで
カゴメの選考における最初の難関が、このESです。例年、6割程度の学生が落とされており、高倍率となります。
2017年卒のカゴメの本選考では、2枚のESで、以下の設問が課されました。
(1枚目)
(1) 学歴
(2) 自慢
(3) マイブーム
(4) 好きな食べ物
(5) カラオケの持ち歌
(6) クラブやアルバイト
(7) 志望度の高い業界
(8) カゴメ以外の志望動機
(2枚目)
(1) あなたはどういう人ですか?
(2) あなたの持ち味、勉強を活かしてどのような仕事をしたいか?
(3) カゴメでないといけない理由は?
※出典:カゴメ|総合職2017年卒本選考のエントリーシート
特に2枚目は、A4の白紙に自由に記入するというもので、カゴメ本選考の大きな特徴の一つです。カゴメの人事は「ES=ラブレター」と表現しており、自分の気持ちを面接官に伝えることが大切といえます。紙はすべて埋めるつもりで書き、必要に応じてマーカーを引くなどしましょう。
2017年卒のES回答例はこちらです。
4. 筆記試験:形式はSPI、性格テストが重要!
カゴメの筆記試験はSPI形式です。1時間程度で、非言語・言語・性格の試験が行われます。内定者によると、この筆記試験も難易度は高くないため、別途対策が必要です。また、「個性・人」を大切にするカゴメだからこそ、性格テストも重要となります。ある内定者によると「自分よりも高得点をとっていたと思われる友人が落ちていた」とのことなので、性格も判断材料になっているのは間違いありません。能動的で前向きな自分をアピールしましょう。
5. 1次面接:3回の面接の中で一番大切
1次面接は15分程度で行われます。
2017年卒の場合、以下のような質問がなされました。
(1) 志望理由
(2) 学生時代に頑張ったこと
(3) 頑張ったことの、あなたのポジション
※出典:カゴメ|総合職2017年卒本選考の選考対策ページ
カゴメの本選考の面接は3回ありますが、この一次面接が最も大切です。人事によると、この一次面接で最終面接までいく人の目星をつけているそうです。一方で面接時間は15分と短いのも特徴で、短い文でハキハキと返答することが重要となります。
6. グループディスカッション(GD):最大の山場
2時間程度で行われるグループディスカッション(GD)。学生6〜7人のグループが4つで、全体を3人の社員が見回ります。テーマは毎年共通で、「新入社員に必要な能力」となっています。
倍率の面ではこのグループディスカッションが最大の山場で、人事によるとここで多くの人が落とされているようです。毎年、同じテーマなので事前の準備が重要となります。あらかじめ自分の意見を紙に書き出しておくなどして、意見をすぐに言えるようにしておきましょう。
カゴメのグループディスカッションでは、結論よりも議論の進め方が評価されます。同じテーマで毎回行なっていることもあり、アイディアの面では大した差がつきません。だからこそ、議論しているときの態度が重要となります。
7. 2次面接:実質的な最終面接
本社にて、10分程度で行われます。学生一人に対し、社員3人が評価を担当します。
毎年、
(1) 志望動機
(2) 学生時代に頑張ったこと
※出典:カゴメ|総合職2017年卒本選考の選考対策ページ
の2点を1分以内に説明するよう求められます。また、このほかに「好きな歌は?」といった個人的な質問もなされます。
この面接は実質的な最終面接であり、ここを通過すれば内定を獲得できるとのことです。しかし、2017年卒でこの面接に参加した関東の学生が10人だったのに対し、次の決起会に呼ばれたのは3人だったため、倍率は低くないのが現実です。最終面接だと思い、相応の準備で臨みましょう。
8. 決起会(社員とともに、最終面接の対策):和気あいあいと
決起会は、カゴメの本選考の大きな特徴です。丸一日かけて、最終面接の対策をするというもので、和気あいあいとした雰囲気のなか行われます。
二次面接を突破すれば、基本的に内定したのと同じ状態です。人事社員も「人事部としては君たちと一緒に働きたい。社長からのOKをもらうためにESや面接の準備をする。」と言っていたようです。
最終面接で聞かれる質問を教えてもらい、ESを社長好みに最初から書き換える作業を行います。
9. 最終面接:落ち着いて、嘘をつかずに
本社にて10分程度で行われる最終面接。学生1人に対して社員2人がつきます。ここでも、「志望動機」「学生時代に頑張ったこと」を1分で説明するよう求められます。面接の最初に「苦手な科目」「趣味」など個人的な質問がなされます。
内定はほとんど確定しており、アットホームな雰囲気のもとで行われます。最終面接は1人落ちるか落ちないか、というレベルの倍率のようです。ここで不採用になってしまったのは、嘘をついてバレてしまった人です。具体的な数値を問われたが、嘘をついていたがために返答できなかった、というケースのようです。
人柄が見られる最終面接。嘘はつかずに、正直に自然な状態で受け答えすることを心がけましょう。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、カゴメの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
カゴメの選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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