こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は、新卒就活向けに志望動機の書き出しの効果的な書き方や例文を紹介します! 志望動機において書き出しは非常に重要です。企業へ自分の熱意を伝えるためには端的にまとまった文章を書く必要があります。書き出しの例文やNG例をぜひ参考にしてみてください。
<目次>
●志望動機では「書き出し」が重要!
・文章を最後まで読んでもらえるようにするため
・全体の印象が決まるため
・論理的に説明できるか判断されるため
●企業が志望動機で見ているポイント
●志望動機の書き出しを書く際のポイント
・簡潔に結論から書く
・独自性のある文章を書く
・自分の能力や熱意を盛り込む
・企業が重視する人物像に合うようにアピールする
●志望動機の作成方法
・自分の志望理由を簡潔に書く
・志望するに至った経緯やエピソードをまとめる
・入社後の展望を含め、熱意を伝える
●志望動機の構成とテンプレート
・志望動機は200〜300文字程度
・志望動機のテンプレート
●【新卒向け】志望動機「書き出し」例文7パターン
・志望理由をシンプルに伝える
・自分のスキルや経験をアピールする
・企業に感じた魅力を伝える
●書き出しを書くときのNGポイント
・結論が後ろになる
・抽象的で漠然としている
・志望理由がどの企業にも当てはまる
・条件や待遇面を理由にしている
・企業研究ができていない
●まとめ
志望動機では「書き出し」が重要!
ここでは、志望動機の中でも特に「書き出し」が重要な理由について詳しく解説します。志望動機の書き出しは、文章全体の印象を左右し、採用担当者の興味を引くための重要な要素です。以下のポイントを押さえて、志望動機の書き出しを工夫することで、採用担当者に強い印象を与えられます。
文章を最後まで読んでもらえるようにするため
採用担当者は、多くのエントリーシート(ES)を短時間で確認するため、最初の数行で採用担当者の興味を引けなければ、そのあとの内容を読み飛ばされる可能性が高いといえるでしょう。
書き出しを具体的でインパクトのある内容にすることで、採用担当者の興味を引き、最後まで読んでもらえる確率が高まります。例えば、自分がその企業に強く引かれた具体的なエピソードや、独自性のある志望理由を簡潔に盛り込むことで、採用担当者の関心を引きやすくなるでしょう。
全体の印象が決まるため
志望動機の書き出しは、文章全体の印象を左右する重要な部分です。採用担当者に好印象を与えるためには、第一印象が鍵を握ります。最初の数行で、誠実さや熱意、独自性を感じさせることができれば、文章全体の評価が高まるでしょう。
逆に曖昧で冗長な書き出しは、文章全体の印象を悪くする可能性があります。読み手に「この人に会ってみたい」と思わせるような魅力的な書き出しを心がけることで、面接への道が開けやすくなります。
論理的に説明できるか判断されるため
志望動機の書き出しは、応募者が論理的に自分の考えを説明できるかどうかを判断する材料にもなります。採用担当者は、限られた時間の中で多くのESを評価するため、文章の構成や論理展開に注目しています。
書き出し部分で明確な結論やポイントを示すことで、論理的思考力やコミュニケーション能力の高さをアピールできるでしょう。さらに、論理的で分かりやすい書き出しは、読み手に信頼感を与え、説得力を持たせる重要な役割を果たします。
企業が志望動機で見ているポイント
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
- 入社意欲がどれほど強いか
- 自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか
- 入社後に活躍してくれそうか
これら3つのポイントを全て満たす志望動機を作成できれば、入社意欲も伝わり書類選考は突破できるといえるでしょう。
志望動機の書き出しを書く際のポイント
志望動機の書き出しは、第一印象を決める大切な部分です。採用担当者が興味を持ち、続きを読みたくなるような書き出しを工夫することが求められます。以下に、書き出しを書く際の具体的なポイントを紹介します。
簡潔に結論から書く
志望動機の書き出しでは、まず結論を簡潔に示すことが重要です。採用担当者は多くの ESを短時間で評価しなければならないため、最初の数行で要点を把握できるかどうかが鍵です。
例えば、「私は貴社のグローバルなビジネス展開に強く引かれており、そこで自分の語学力と国際経験を生かしたいと考えています」といった具体的で明確な結論を冒頭に持ってくると、読み進めるモチベーションが高まり、詳細な内容に目を通してもらえる確率が上がります。
さらに、結論を先に述べることで、論理的な思考能力や要点を押さえる力をアピールすることもでき、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
独自性のある文章を書く
志望動機の書き出しでは、ほかの応募者との差別化を図るために独自性のある文章を書くことが重要です。ほかの応募者との差別化を図るためには、自分だけの体験やエピソードを盛り込み、採用担当者に強く印象付けることが大切です。また、キャッチフレーズを使ったり、具体的な数値や英語を用いたりすることで、文章にインパクトを与えられます。
印象的な体験やエピソードを加える
志望動機に独自性を持たせるためには、印象的な体験やエピソードを加えることが効果的です。具体的な体験は読み手に共感を呼び起こし、記憶に残りやすくなるためです。
例えば、「学生時代に参加した被災者支援のボランティア活動を通じて学んだリーダーシップの大切さ」などを取り上げることで、あなたの人柄や個性が伝わります。このようなエピソードを加えることで、ほかの応募者とは一線を画せ、採用担当者に強い印象を与えることができるでしょう。
キャッチフレーズをつける
志望動機にキャッチフレーズをつけることで、文章全体にインパクトを与えられます。特に短くて覚えやすいフレーズを用いることで、あなたの志望動機や価値観を端的に表現できます。
例えば、「挑戦する心・変化を恐れない」といったフレーズを用いることで、あなたの積極的な姿勢や前向きな考え方を強調できるでしょう。
具体的な数値や英語を使う
志望動機に具体的な数値や英語を取り入れることで、文章に説得力を持たせられます。具体性かつ印象的な文章を通じて、採用担当者に自分の志望動機や目標、展望などを明確に伝えられます。
例えば、「大学時代に執筆した論文が全国学生コンテストで、150人の候補者の中から優秀賞を受賞しました」や「アルバイトで飲食店の売上を10%上げることに貢献しました」といった情報を盛り込むことで、あなたの実績や能力を明確に伝えられるでしょう。
自分の能力や熱意を盛り込む
志望動機の書き出しに自分の能力や熱意を盛り込むことは、採用担当者にあなたの魅力を効果的に伝えるために非常に重要です。
具体的なスキルや経験を示すことで、あなたがその企業にとってどれほど有益な存在であるかを明確に伝えられるでしょう。例えば、「私は大学時代に培った3年間のアルバイト経験で磨いた顧客対応スキルを生かし、御社の顧客満足度向上に貢献したいと考えています」といった具体的な記述は、あなたの強みと熱意をダイレクトに伝えられます。
熱意を示すことで、あなたのモチベーションが高いことや、長期的に企業に貢献したいという意欲が伝わり、採用担当者にとって好印象を与えられるでしょう。
企業が重視する人物像に合うようにアピールする
志望動機の書き出しでは、企業が求める人物像に自分を合わせてアピールすることが重要です。
例えば、チームワークを重視する企業には、「私はゼミ長としてゼミをまとめ、成果を出した経験があります」といった具体例を挙げることで、企業の期待に応えられる人材であることを示せます。
また、創造性を重視する企業には、「私は学園祭実行委員会の企画局長として常に新しいアイディアを考え出し、課題解決に役立ててきました」といったエピソードを加えると効果的です。
志望動機の作成方法
志望動機を作成する際は、単に自分の希望や熱意を伝えるだけでなく、具体的なエピソードや経緯を含めることで説得力を増すことが重要です。以下に、志望動機の効果的な作成方法を紹介します。
自分の志望理由を簡潔に書く
まずは、自分の志望理由を初めに記載します。志望理由の結論になるため、簡潔かつ、分かりやすい文章を心掛けてください。
【就活生が志望理由に挙げる内容の例】
- 企業の社会的貢献度
- 企業の成長性や将来性
- 業界での競合優位性
- 企業が提供する研修制度やキャリアパス
- 企業のグローバル展開や海外事業
- イノベーションや技術開発に対する取り組み
- 社員の多様性や働きやすさ
これらを参考にして、自分が志望先企業のどこに魅力を感じるのかを書き出してみましょう。具体的なエピソードや経験を交えながら、自分がその企業でどのように貢献できるかを明確に示すことで、採用担当者に強い印象を与えられます。
志望するに至った経緯やエピソードをまとめる
次に、志望するに至った具体的な経緯やエピソードを述べることで、説得力を持たせられます。
このとき、志望理由とエピソードがつながっていることが大切です。例えば、企業のグローバルなビジネス展開に引かれている場合、海外留学や国際ボランティアで異文化理解を深めた経験を述べると説得力が増します。
以下は、新卒の就活生が志望するに至った経緯やエピソードとして挙げられる内容の一覧です。
- 学校の授業や研究
- アルバイトでの特別な経験
- 部活動やサークルでの経験
- 地域社会や海外でのボランティア活動
- 留学での異文化理解や語学力の向上
- インターンシップでの実践的な経験
- 家族の影響や幼少期からの興味・関心
- 長年続けている趣味や特技
これらを参考に、自分がどのような経験を通じて志望先企業に興味を持つようになったのかを具体的に書き出してみましょう。
入社後の展望を含め、熱意を伝える
志望動機の最後は、入社後の具体的な展望を示し、あなたの熱意を伝えることが重要です。「入社後は◯◯の分野で活躍し、貴社の成長に貢献したいと考えています」といった具体的な目標を明示することで、採用担当者にあなたの意欲と将来のビジョンが伝わります。
例えば、新製品の開発に興味がある場合、「入社後は、製品開発部門で新しい市場を開拓する製品を企画・開発し、貴社の売上向上に貢献したいです」といった具体的な展望を述べます。また、国際事業に関わりたい場合、「入社後は、海外営業部門で国際市場の拡大に取り組み、貴社のグローバル展開をサポートしたいです」といった目標を示すといいでしょう。
このように、入社後の具体的な計画や貢献したい分野を明確にすることで、あなたの熱意と意欲が採用担当者に伝わりやすくなります。自分のキャリアビジョンと企業の成長戦略を結びつけることで、より説得力のある志望動機を作成しましょう。
志望動機の構成とテンプレート
どの企業に出す志望動機も、基本的に文字数や構成は変わりません。ここでは、文字数の目安やそれに合わせた構成、そしてテンプレートをご紹介します。今までご紹介した例文をヒントにしながら、自分自身で志望動機を考えてみましょう!
志望動機は200〜300文字程度
志望動機は履歴書に書くことが多く、履歴書のサイズや形式によって書ける文字数は異なりますが、一般的には200〜300文字を目安に書くといいでしょう。
文字を読む・話すとき、300文字で大体1分程度かかります。そのため、面接で実際に質問されることも想定して300文字程度の志望動機を書くといいでしょう。
志望動機のテンプレート
書き出し
書き出し部分は、分かりやすく簡潔な結論を書くことが最も大切です。さらに採用担当者の興味を引き、その後の内容も興味を持って読んでもらえる印象的な文章を作れるといいでしょう。反対に、一文が抽象的だったりありきたりな文章になったりしてしまうと、採用担当者の興味を引きつけられません。
そして、書き出しでは「なぜ志望するのか」という質問に対して、「入社したい最も大きな理由」に当たる部分を一文で記載しましょう。個別特異性を意識し、その企業でしか当てはまらないことを書けるとさらに良い文章になります。
本文
本文には、200文字程度で「志望したい理由」を裏付けるエピソードを書きましょう。エピソードは、書き出しで書いた「入社したい最も大きな理由」を持った経緯や考え、行動した経験などです。
経験をもとに今の考えに行きつき、その上で企業を志望していることが伝わるよう具体的に書くといいでしょう。
締めくくり
最後に「だから貴社で働きたい」という文章で締めくくりましょう。ここで重要になるのは、具体的な希望職種やそこでどのように活躍したいかも記載することです。
例えば「◯◯を生かして◯◯職で◯◯で貢献したい」といった文章や、「◯◯の実績を残して、5年後には◯◯に貢献したい」といった文章で締めくくることで、志望理由だけでなく入社後に何をしたいのかも伝わり、採用担当者に強い印象を残せるでしょう。
しかし、具体的に職種ややりたいことを限定しすぎてしまうと「他の部署では頑張ってくれないのかもしれない」といった良くない印象につながってしまう場合もあります。企業の情報をよく調べ、入社後複数の部署での経験や横断的なスキルを身につけていくことが求められる会社では、やりたいことを限定しすぎないよう注意しましょう。
【新卒向け】志望動機「書き出し」例文7パターン
新卒向けの志望動機を書く際には、書き出し部分が特に重要です。採用担当者に響くような書き出しの例文を参考に、自分なりの表現を工夫しましょう。ここでは、新卒向けの志望動機の書き出しの例文を7パターン紹介します。
志望理由をシンプルに伝える
志望理由を短く簡潔に伝えることで、採用担当者に強い印象を与えられます。例えば、「将来◯◯をしたいため」「◯◯にやりがいを感じるため」「◯◯の経験をきっかけに志望しました」といったシンプルな表現が効果的です。
将来◯◯をしたいため
「社会貢献を通したやりがいを顧客に感じてもらえる事業計画に携わる」この私の将来像を実現するために貴社を志望する。私は◯◯◯◯のアルバイトで、◯◯◯◯や◯◯◯◯使用推進による脱プラスチックの貢献に努めている。店頭での声かけや店舗で◯◯を作成し可視化することで、人々の意識の変化を肌で実感し、自分の発想が社会に還元されることの楽しさを知った。このことからコンサルタントとして、事業を通してSDGsを浸透させる戦略立案に携わりたいと考えている。貴社はサステナビリティ課題の解決に注力しており、世界に幅広いネットワークを持っていることから、これまで培ってきたノウハウを生かしながら長期的なサービスを提供できると確信している。このことから、グローバル案件に携わることで世界の現状を知り、それを日本に還元するという橋渡しのような存在になるというキャリアを実現するために貴社を志望する。※出典:KPMGコンサルティング|コンサルタント2025年卒本選考のES
◯◯にやりがいを感じるため
私は貴社の研究開発職にて、世界中の人々の日常を彩るものづくりを行いたいからです。私は◯◯の授業やアルバイトで◯◯一人一人に寄り添った経験から、人々の日常に寄り添い、人々のヘルスケアに貢献する楽しさとやりがいを感じました。この経験から、人々の心身ともに健康な毎日に貢献したいと思うようになりました。特に、貴社は世界中の人々のウェルビーイングの実現を目指しており、健康的な食生活の支援や衛生面だけでなくメンタル面にも焦点を当てている姿勢に共感しました。これまでのバイオロジーのバックグラウンドで培ってきた粘り強さと、目的に基づき仮説を検証するサイクルを回す能力を生かし、5年目までには、人々のニーズを正確に把握しそれを具体化する能力を身につけたいです。5年後には、一人一人を心身ともに健康な毎日に導く、時代のニーズに合ったサステナブルな商品の開発を、自ら周りを巻き込んで行いたいです。※出典:ユニリーバ・ジャパン|R&D(研究開発)2024年卒本選考のES
◯◯の経験をきっかけに志望しました
私が貴社を志望する理由は、インターンシップなどを通して、若いうちに様々なことに挑戦できる環境があること、企業グループの大きさから幅広い視点で建築を創り上げられることを知り、私がしたい働き方ができると感じました。貴社のビジョンより、持続可能な街づくりに対して新技術に挑戦していること、建築だけではなくまち全体を考える姿勢に共感しました。入社後は、地球環境の改善と環境調和型建築という目的のために培ってきた環境解析・設計の知見を生かし、貴社の建築を通じて社会に貢献したいと考えております。 ※出典:東急建設|総合職2024年卒本選考のES
自分のスキルや経験をアピールする
志望動機の書き出しでは、自身の強みや過去の経験をアピールすることが重要です。例えば、「◯◯の強みを生かせるため」や「これまでの◯◯の経験を生かせるため」といった表現が効果的です。
◯◯の強みを生かせるため
私は大学にて地域や社会が抱える課題を発見し、デザインすることで解決する方法を学び、実践してきました。そこで培われた「課題発見・解決力」や「デザイン力」という強みを生かして働くことができると考えたためです。そして様々な人や業界に関わることで刺激を受け、成長できる環境は強みをより高度なものにし、私の夢である「柔軟な思考を持った人材になること」と「変革の担い手になること」を達成できると考えます。 ※出典:アクセンチュア|デザイン職2023年卒本選考のES
これまでの◯◯の経験を生かせるため
大学時代にサークルのリーダーを務め、チームメンバーをまとめる役割を担ってきた経験を生かせると感じたため、貴社を志望しました。 サークルのリーダーを務めた際、プロジェクトの計画立案や進行管理を行い、複数のイベントを成功に導きました。この経験から、リーダーシップやチームワークの重要性を深く理解できました。 貴社はチームでの協働を重視しており、私の経験とスキルが貴社のプロジェクト運営に貢献できると確信しております。また、私は常に新しい挑戦を求めており、貴社の成長戦略や革新的な取り組みに強い共感を抱いています。貴社の一員として、これまで培ったリーダーシップを生かし、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。
企業に感じた魅力を伝える
自分がなぜその企業に魅力を感じたのかを明確にすることで、志望動機の説得力が増します。例えば、「貴社の◯◯に魅力を感じたため」や「貴社の◯◯に強い思い入れがあるため」といった表現が効果的です。
貴社の◯◯に魅力を感じたため
経理のスペシャリストとして、貴社の経営を支えたい。私には、特定領域の第一人者として活躍したいという想いがあり、高い専門性の獲得を就職活動の軸の一つにしている。中でも、事業の最前線で経営の意思決定に参画できることや、世界を舞台に活躍できることに魅力を感じ、貴社の経営経理職を志望した。また、同職種には高度な専門知識が求められる上に、制度変化に対してもアップデートし続けることが必要であるため、向上心が強く勉強熱心な私が活躍できる職種だと考えた。将来的には、海外拠点の事業運営に挑戦したい。自分自身の経験やキャリアの幅を広げる絶好のチャンスだと捉えており、積極的に参画したいと考えている。
※出典:パナソニックグループ|事務系2022年卒本選考のES
貴社の◯◯に強い思い入れがあるため
貴社が掲げるサステナビリティへの取り組みや環境保護に対する強いコミットメントに強い思い入れがあるため、貴社を志望しました。 私は大学時代に環境保護サークルのリーダーを務め、チームをまとめる役割を担ってきました。この経験から、環境保護活動に情熱を持つようになり、地域の清掃活動やエコイベントの企画・運営にも携わりました。これにより、プロジェクトの計画立案や進行管理のスキルを身につけるとともに、サステナビリティの重要性を深く理解できました。 これまで培ったリーダーシップと実行力を生かして、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。また、新しい挑戦を常に求めており、貴社の成長戦略や革新的な取り組みに強い共感を抱いています。貴社の一員として、共に持続可能な未来を創るために貢献できることを心から望んでおります。
書き出しを書くときのNGポイント
志望動機の書き出しには注意すべきポイントがいくつかあります。以下に、書き出しを書く際に避けるべきNGポイントをまとめました。これらを避けることで、より魅力的な志望動機を書けます。
結論が後ろになる
志望動機を書く際に、結論を後ろに回すと採用担当者に内容が伝わりにくくなります。一方で、冒頭で結論を明確に述べることで、採用担当者が文章の全体像を早く理解し、興味を持ちやすくなります。
例えば、「御社の成長戦略に強く共感し、貴社で働きたいと考えています」という結論を先に示すことで、その後の具体的なエピソードや理由がスムーズに伝わります。
結論を後ろに回すと、文章全体が冗長に感じられ、採用担当者が結論にたどり着く前に興味を失ってしまう可能性があるため、明確で簡潔な書き出しを心がけましょう。
抽象的で漠然としている
志望動機が抽象的で漠然としていると、採用担当者に強い印象を与えることができません。具体的なエピソードや数値を用いて、自分の考えや経験を明確に伝えることが重要です。具体性を持たせることで、自分の熱意や能力がしっかりと伝わります。
例えば、「私は貴社の先進的な技術に魅力を感じています」という抽象的な表現よりも、「私は大学時代に◯◯のプロジェクトで◯◯技術を学び、その応用に興味を持ちました。貴社の◯◯技術に触れ、さらに専門性を高めたいと考えています」といった具体的な内容を示すことで、より説得力のある志望動機になります。
志望理由がどの企業にも当てはまる
志望動機がどの企業にも当てはまるような内容では、採用担当者にあなたの本気度が伝わりません。企業ごとの独自性や強みを調査し、それに対して自分がどのように貢献できるかを明確にすることが重要です。
例えば、「私は御社のグローバル展開に興味があります」という一般的な表現ではなく、「私は◯◯での海外留学での経験を通じて、グローバルな視点を持ちました。貴社の◯◯市場での成長戦略に共感し、私の経験が貢献できると考えています」といった具体的な志望理由を述べることで、採用担当者に強い印象を与えられます。企業独自の特徴を踏まえた志望動機を作成しましょう。
条件や待遇面を理由にしている
志望動機として条件や待遇面を理由に挙げることは避けるべきです。給与や福利厚生の良さを理由にするのではなく、企業の理念やビジョン、仕事内容に共感していることを強調するほうが、採用担当者に良い印象を与えられます。
例えば、「貴社の充実した福利厚生に魅力を感じました」と述べるのではなく、「貴社の◯◯事業において、◯◯のスキルを生かして貢献したいと考えています」といった内容を伝えることで、あなたの熱意や具体的な目標が伝わります。
企業研究ができていない
志望動機を書く際に企業研究が不足していると、表面的な内容に終始してしまい、採用担当者に響きません。企業の歴史・ビジョン・現在の事業内容・業界での立ち位置などをしっかりと調査し、その情報をもとに志望動機を作成することが重要です。
例えば、「貴社の技術力に魅力を感じました」という曖昧な表現ではなく、「貴社が◯◯年に発表した◯◯技術に感銘を受け、その技術を生かしたプロジェクトに携わりたいと考えています」といった具体的な内容にすることで、企業研究がしっかりと行われていることが伝わります。企業の詳細な情報を盛り込み、説得力のある志望動機を作成しましょう。
まとめ
志望動機では、書き出しが非常に重要です。書き出しで志望動機全体の印象が決まり、論理的に説明できるかどうかも判断されます。また、志望理由を簡潔に述べたうえで、独自性を持たせ、自分の能力や熱意を盛り込み、企業が求める人物像に合うようにアピールすることが大切です。
本記事では、志望動機の書き出しを書く際のポイントや具体的な作成方法について詳しく解説しました。この記事を参考にして、採用担当者に強い印象を与えられるような効果的な志望動機を作成しましょう。
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