銀行業界の特徴から、志望動機の作り方を解説します。
志望動機は、「熱意」「マッチング」「企業理解」など、さまざまな視点から人物像を見られます。選考を通過したESから、内定につながる志望動機の書き方を学んでいきましょう。
<目次>
●一般的に志望動機が問われる理由と志望動機の書き方
・【志望動機が問われる理由】
・【志望動機の書き方】
●銀行の志望動機で特に重要なポイント:行風と合うか
・志望動機に必須の要素1:幅広い業務を完遂できることをアピールする
・志望動機に必須の要素2:行員の生の声を引用しつつ、行風への興味を証明する
・志望動機に必須の要素3:学生時代の経験と入行後のありたい姿とのリンク
●メガバンクのエントリーシート(ES)10選:突破した志望動機の例文集
・三菱UFJ銀行の志望動機:ES例文3選
・三井住友銀行の志望動機:ES例文4選
・みずほフィナンシャルグループの志望動機:ES例文3選
●その他銀行のエントリーシート(ES)13選:突破した志望動機の例文集
・信託銀行の志望動機:ES例文3選
・地方銀行の志望動機:ES例文5選
・政府系銀行の志望動機:ES例文5選
●まとめ:銀行ごとの価値観を調べて対策を
一般的に志望動機が問われる理由と志望動機の書き方
【志望動機が問われる理由】
企業が志望動機を問う理由は、学生が求めるニーズと、企業が求めるニーズが一致しているかを見るためです。ここで言う「企業が求めるニーズ」とは、「会社で活躍できる人材」です。そのため、学生側はエントリーシート(ES)や面接の中での志望動機を通じて、自分が「会社で活躍できる人材」であることを示す必要があります。
ここでは、志望動機の書き方をご紹介します。 さらに詳しく書き方を知りたい方は、以下の記事も合わせてご確認ください。
・志望動機の書き方と例文集|人気8業界のES通過例文と王道の回答例
【志望動機の書き方】
どのような企業の選考でも、志望動機において答えるべきポイントは決まっています。以下の5つの質問に答えることで、一貫性を持った志望動機を作成することが可能です。
・質問1:将来成し遂げたいことは何か └将来の目標を考え、抽象的なイメージを持つこと ・質問2:1を成し遂げたいと思ったきっかけ └成し遂げたいことのきっかけを具体的に示すこと ・質問3:なぜ、他の業界ではないのか ・質問4:なぜ、他の企業ではないのか └応募企業と将来の目標をリンクさせ、その理由を説明する ・質問5:入社したら何をしたいか └応募企業について十分な情報収集を行い、将来の活動とリンクさせる
銀行の志望動機で特に重要なポイント:行風と合うか
メガバンクのESの志望動機を作るポイントは以下の3つだと考えます。それは、「幅広い業務を完遂できることをアピールする」「行員の生の声を引用しつつ、行風への興味を証明すること」「学生時代の経験が、入行後にありたい姿とリンクしていること」です。これらを含んだ志望動機は説得力があり、評価を受けやすいことが過去の選考参加者や内定者のESから分かります。
志望動機に必須の要素1:幅広い業務を完遂できることをアピールする
銀行の業務、特に総合職になると、全国で転勤をしながら幅広い業務に携わります。また、海外進出が進んでいるため、活躍する拠点が国外の可能性もあります。志望動機では「○○をやりたい」と明言しがちですが、それだけでは「他の業務にあたったときにやっていけないのでは?」「今後入行しても希望の部署に入れないと頑張れないのではないのか」という危惧につながります。仕事内容への理解や熱意とともに、「どこでも、どのような業務でも完遂できるタフさ」をアピールすることが大切です。実際の選考では、「志望の業務に携われないときはどうしますか?」という質問を面接官から何度もされることもあるようです。そのような質問に、いつでも答えられるよう準備しておきましょう。
志望動機に必須の要素2:行員の生の声を引用しつつ、行風への興味を証明する
「行風」をある程度正しく理解しているかどうかも、志望動機で見られるポイントのひとつです。メガバンクの業務は銀行ごとに大きく変わる部分は少ないため、各行の文化へのカルチャーフィットが重要です。従って、企業研究をした上で「行風への興味があるから貴行を志望します」という文脈が必要なのです。行風への理解度を証明するには、行員との交流や、生の声を聞いた経験が有効です。セミナーでの行員の話や、行員との交流から感じたことをもとに志望動機を書くことで、納得感のある内容になるでしょう。
志望動機に必須の要素3:学生時代の経験と入行後のありたい姿とのリンク
金融業界に限らず、どの業界の志望動機を書く上でも基本となることですが、やりたいことを「やれるかどうか」を志望動機で示しておくことも大切です。自分の経験から自分の長所を導き出し、その経験を生かして「○○を成し遂げたい」という構成がオススメです。
メガバンクのエントリーシート(ES)10選:突破した志望動機の例文集
では、以上のポイントをおさえながら、三菱UFJ銀行(旧:三菱東京UFJ銀行)(※)、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループで実際に通過したESを見ていきましょう。回答文の中で、該当箇所を、太字と下線と番号「(1)(2)(3)」で表記しています。
(※)……三菱東京UFJ銀行は、平成30年4月1日より三菱UFJ銀行に変更となりました。
三菱UFJ銀行の志望動機:ES例文3選
金融業界、中でも銀行を志望した理由を200字以内で記載してください。
<回答1> 金融面から地方、そして日本全体の活性化に貢献したいからです。私は住宅会社のインターンシップの経験からまちづくりに興味を抱き、将来は地方や国というより大規模な活性化に、住宅のみならずより多角的に取り組みたい(3)と考えております。この実現には資金の他、お客さまと信頼関係を築いて課題を引き出し、最適解を提供することで、一貫してパートナーとして課題解決に取り組むことが必須だと考え、これが可能な銀行を志望します。
<回答2> 私は、ある一場面における支援やサービスの提供で終わるのではなく、お客さまの人生のパートナーとして、長期的な信頼関係が築ける金融業界に惹(ひ)かれました。(1)中でも銀行を志望する理由は、お客さまのニーズに対して幅広いソリューションのご提案ができる事。そして商品である「自分自身」が自己研鑽(けんさん)に励むことで、その成果をお客さまへダイレクトに還元でき、個人や企業の方と二人三脚で未来を描いていける事に魅力を感じたからです。
<回答3> 私は困難な人々を支援する働き方ができると考え、銀行を志望する。学生時代に貧困や格差について勉強し、そこから社会を変えるような働き方をしたいと考えるようになった。(3)銀行は困っている人を助けるという業務内容から理想とする働き方と合致し、加えて国規模での大きなプロジェクトにもかかわれることが魅力(1)だとも感じた。日本国内のみならず、海外の生活を変えるチャンスがあるということだからだ。
三井住友銀行の志望動機:ES例文4選
三井住友銀行を志望する理由についてお答えください。(400字以内)
<回答1> 社会経済の心臓を担う銀行マンとして人々の豊かさを根底から支える(1)基盤になりたい。◯◯店アルバイトではお客さまに提供できる価値が目前の方々に限られ、かつそれが食という刹那的なものであったことに限界を感じていた。(3)もっと長い時間軸で大きな影響力をもつ仕事に携わりたいと考えていたところ、他人ごとではなく責任感をもって顧客と一蓮托生(いちれんたくしょう)の姿勢で接し、多岐にわたる企業活動の基盤となっている貴行のビジネス(1)を知った。裁量の大きい少数精鋭かつ数字がシビアに要求される貴行は、自分次第でどこまでも成長できるフィールドがある点で群を抜いている。高い負荷をかけた厳しい環境下で無形商材を扱うことで個として大きく成長ができると考えており、アルバイトを契機に培ってきた相手志向を本格的に磨き、モノではなく人で勝負する人材を目指す。グループ間の連携の陣頭指揮を執りながら、自分自身が付加価値となって顧客の課題解決に尽力したい。
<回答2> 「幅広いお客さまのために働きたい」、「岐路に立つ人の力になりたい」という私の2つの軸に一致しているため御行を志望致します。それぞれ、私が高校入学時に発生し◯◯大震災で、多くの人の優しさや思いやりに触れ、それを返したいと思っていることと、塾講師のアルバイトの経験から、人生の分かれ道の選択に携わる難しさと楽しさを学んだ(1)(3)ことに起因しています。
金融業界では、不特定多数にとって不可欠な金銭を取り扱うことができ、中でも銀行であれば、新しいビジネスの開始や軌道修正といった岐路に立つ人のパートナーとして助力することができます。
そして、御行は数ある銀行の中でも1人当たり利益率が高く、1人ひとりが自覚とプライドを持って仕事をしているのだと考えています。実際に御行の行員の方のお話を伺う際、いつも熱く思いを語っていただき(2)、利益率が高い理由を垣間見ると同時に、私も一員として働きたいと思うようになりました。
<回答3> 銀行を志望する理由は、目の前の人をサポートできるからです。塾講師や家庭教師を通じて、生徒の悩みや目標に耳を傾け、悩みを解決したり、目標を達成したりするにはどうしたらいいかを一緒になって考え、納得して目標とする志望校や将来に進むための手助けをすることに非常に喜びを感じました。(1)(3)その中でも貴行を志望する理由は2つあります。
一つ目は、行員の方に魅力を感じたからです。行員の方にお話を伺った時に、仕事に対してとてもやりがいや充実感を持って働いているという印象を受け、私も貴行の一員として働きたい(2)と思いました。
二つ目は、「よく知り、役に立つ」提案ができることです。
夏のインターンシップの中で、企業に対して提案を行う中で、常にその企業について深く理解できているかを問われました。(2)まずは目の前のお客さまのことをしっかりと理解した上で、お客さまと向き合うことでよりお客さまに寄り添った質の高い提案ができると感じました。
<回答4> 人々にとって必要不可欠な存在になるという目的達成のために貴行を志望いたします。私はアルバイトなどの経験から、周囲と密にコミュニケーションを取り信頼関係を築くことの大切さ、また主体的に行動し、問題を解決するやりがいを学びました。(3)そこで、お客さまと真摯に向き合い、信頼を構築することが求められる金融業界、中でもお客さまに提案だけでなく、問題解決手段まで提供できる銀行に魅力を感じています。(1)また、この目的のためには自身の成長が不可欠です。そのため、若手でも仕事を任せていただけ、自分次第でいくらでも成長し、活躍の場を増やすことができる貴行は、まさに理想の環境であると感じました。加えて、OB訪問をした際に先輩行員の熱い気持ちと誇りを肌で感じ(2)、身近に憧れられる存在がいる環境で自分を高めていきたいと思いました。その中で日々勉強を重ね、それをお客さまへ還元することで、多くの人に頼られる存在になりたいです。
みずほフィナンシャルグループの志望動機:ES例文3選
当グループを志望した理由(300字以内)
<回答1> 私が貴グループを志望する理由は、あらゆる切り口から包括的に法人のお客さまを支えたい(1)からです。所属ゼミで中小企業30社にヒアリング調査をし、お客さまの抱える悩みは百社百様であることを学んだ経験から、法人RMとしてお客さまそれぞれの悩みを解決したいと考え、銀行に興味を持ちました。中でも「銀・信・証」一体体制を取り、他社に先駆けてカンパニー制を導入している貴グループこそが「真の意味で」お客さま第一を実行しており、包括的にお客さまを支えられると感じました。また、インターンシップなどで出会った社員の方が皆誇りを持って働いており、一緒に働きたいと強く感じました。(2)以上の理由から、みずほFG、特にみずほ銀行を志望致します。
<回答2>自分が商品として会社の経営に携わり、社会に貢献したいという軸があります。その中でも若手のうちから大企業との関わりを持つことができ、経営に関する知識を蓄えられるという魅力がある点(1)で銀行業界を志望しています。その中でも全国屈指の支店数をもち、社会に多大な影響を与えている貴行に惹かれました。また宝くじの専門販売権を持つなどの特徴を持ち、消費者の購買意欲を高める施策を幅広く行なっていることにも魅力を感じ、志望いたします。
<回答3>私の就職活動における軸は、人の人生や生活に深く関わる仕事に携わりたい(1)という思いです。私は家族をとても大切にしているので、お客さまを自分の家族に置き換えた時に自信をもって勧められる、お客さまの人生やお取引を頂いている企業の発展に寄り添った商品を提案できる金融業界に興味を持ちました。(1)就職活動を通して、金融業界の中でも御行では、グループ一体となって多様なアプローチからお客さまの発展を支え、なおかつ自身の専門性を磨けることを知りました。また、御行の社員の方から若いうちから仕事の裁量権が大きく与えられることを伺い、(2)私は御行で前向きに努力を続ける姿勢を忘れず、お客さまと御行の発展のために働きたいと思いました。
その他銀行のエントリーシート(ES)13選:突破した志望動機の例文集
こちらでは、信託銀行・地方銀行・政府系銀行に内定した先輩が選考で話していた志望動機をご紹介します。
信託銀行の志望動機:ES例文3選
当グループを志望した理由(300字以内)
<回答1> 個別指導塾の講師の経験から「自分自身が付加価値となり、お客さまの挑戦を後押しして、成長を支援したい」と考え、金融業界を志望している。中でも、専門的で幅広いソリューションを提案することで、お客さまに最大限の満足度を提供できると考え、信託銀行を志望している。そこで、貴行を志望する理由は2点ある。1点目は、MUFGグループの顧客基盤を生かすことで、より多くのお客さまの幅広いニーズに応えることができるからである。また、融資業務の移行により信託業務に専念できる点も非常に魅力的である。2点目は、社員の方々の雰囲気から自分が働いているイメージを想像できたからである。インターンシップや説明会を通して、社員の方々が誇りを持って働いていることを実感し、一貫してお客さま目線で業務に取り組んでいる姿に惹かれた。入行後は、私の強みである信頼関係構築力を生かし、リテール業務において経験を積み重ね、提案力や知見を磨いていきたい。その後は法人向けコンサルティング&ソリューションにおいて、企業の挑戦と成長を支援したいと考える。
※出典:三菱UFJ信託銀行|総合職(地域特定コース)2024年卒本選考のES
<回答2> お客さまの個別のニーズに応え、信頼できるパートナーになりたいと考えているからです。私には接客アルバイトで培った、お客さまごとに接客方法を変える「臨機応変に対応できる力」があると考えています。この力は個人事業において、お客さまの人生におけるさまざまなニーズに、専門性を持って的確なソリューションを提案することに生かせると考えています。貴社はワンストップでソリューションを提供できるため、お客さまの変わりゆくライフイベントに適し、かつその方だけに向けた提案ができる環境があり、信頼関係を構築する上で大きな強みであると感じました。貴社の多彩な専門性を生かし、バンカーとしてお客さまの人生を支えていきたいです。
※出典:三井住友信託銀行|Aコース(地域限定型)2024年卒本選考のES
<回答3> 潜在的なニーズを引き出すことができるという自身の強みを生かし、お客さまの生涯のパートナーとして最適な提案を創造したい。私は予備校のアルバイトで、生徒と信頼関係を築き、第一志望校合格という目標に対して一緒に努力していくことにやりがいを感じた。この経験から、自分自身のスキルや人間力を生かして、会社の発展やお客さまの人生を豊かにするサポートができる銀行業界を志望している。中でも貴行は、テーラーメイド型の事業を展開しており、お客さま一人一人に最適な提案ができる。入行後は、この貴行の強みと自身の強みを生かして、リテール営業としてお客さまにとって「一番に相談したい人」を目指したい。そのために金融に関する知識を付け、お客さまに商品のメリットやリスクを分かりやすく説明できるようになる必要がある。5年後は、ホールセールビジネスに携わり、リテール営業で得た知識を基に企業経営のサポートをしたい。
※出典:SMBC信託銀行|総合職2024年卒本選考のES
地方銀行の志望動機:ES例文5選
当グループを志望した理由(300字以内)
<回答1> 金融と地域活性化のかけ合わせによりお客さまの強固な生活基盤を構築し、◯◯◯◯地のさらなる発展に寄与したいです。このように思う背景には、◯◯や学外の組織で地域活動に取り組んできた経験があります。そこで感じたことは、人とのつながりの温かさと同時に街の活性化に携わることへのやりがい、そして人や地域に近い立場で人々や街を活気づけたいということです。中でも貴社は金融機関としてお客さまの人生を経済面から支えるとともに、強靭(きょうじん)な支店ネットワークや神奈川銀行との経営統合など、地域に寄り添う力を持っています。そして地元企業の後押しやデジタル戦略などの大規模な経営だけでなく、地域イベントへの参加といったミクロな点も併せ持つ貴社であれば、取りこぼしなくお客さまのニーズに向き合えると考えます。貴社に入行後には、私の強みである自ら課題や使命を探求して行動する力を生かし、愛着のある街神奈川の活性化に貢献してまいります。
※出典:横浜銀行|総合職(オープンコース)2024年卒本選考のES
<回答2>人々の挑戦を支えるパートナーとして仕事がしたいという思いから志望する。その思いは、塾講師として生徒が前向きに挑戦するサポートをしたことに由来する。その思いを実現する上で、顧客との深く長い信頼関係、そして幅広いノウハウが必要だと考えている。千葉県のリーディングバンクとして強固な顧客基盤を持ち、DXをはじめとする顧客目線の新たな挑戦を続ける貴行で思いを実現させたい。中でも、法人渉外を担当し、経済的成長性のある千葉県を中心に、企業の挑戦を持続的に支え、二人三脚で社会をより豊かにしていきたい。そして、塾講師で培った信頼構築力を生かし、顧客と共に歩み、顧客にとっての唯一無二の銀行員として活躍したい。
※出典:千葉銀行|総合職/エリア総合職(オープンコース)2024年卒本選考のES
<回答3>顧客の期待に応えることを目指す貴行の理念実現に貢献できると考えたからだ。貴行は地域金融機関のリーディングカンパニーとして、「あなたのいちばんに。」の心構えのもとに顧客ファーストの商品やサービスを展開していると認識している。そしてこの理念の実現のためには、顧客一人一人に寄り添う姿勢が大切だと感じた。そこで私の長所である他者理解力が、貴社のサービス実現の一端を担うのに役立てられると思い志望した。
※出典:福岡銀行|F【フリー】コース職2024年卒本選考のES
<回答4>私は、「誰かの望む未来を実現するための手助けをしたい」という思いから、銀行を志望する。その中でも貴行を志望する理由は、地元である静岡に貢献することができることにある。地方銀行の中でも特に地域に密着し、幅広い提案力をもってお客さま本位で堅実な運営を実現し、信頼を得ている貴行ならば私の思いを実現できると確信している。私は、幼いころから常に周囲の人々を気にかけ、思いやりを胸に人生を歩んできた。それが相手の喜びにつながることが最大の喜びであり、人を通じて自分の存在意義がそこにあると感じている。入行後は、お客さまの思いを尊重し多様なニーズに応えることで、静岡とお客さまの夢と豊かさを広げていきたい。
※出典:静岡銀行|ホームスタイル職2024年卒本選考のES
<回答5> 私は、北海道経済の持続的発展を金融面から支えたいため志望する。北海道で最も多くの顧客を抱える貴行は、地域の人々や企業からの信頼に加えて、グループネットワークによる情報量の豊富さを有していて、多方面から北海道の発展を支援できると考える。しかし、北海道は全国平均よりも10%近く中小企業の後継者不在率が高いという問題を抱える。この課題に対して、地域の中小企業に対して支援、育成を行い、経済発展を通じて北海道のこれからを支えていきたい。貴行に入行した際には、法人事業本部で中小企業に対してコンサルティング業務や融資を行い、企業の抱える課題に対して直接尽力して道内企業を支援していきたいと考える。また、部活動の経験より得た結果が出るまで諦めない粘り強さを生かして、相手の話をよく聞き必要な情報を正確に引き出して、契約後も継続的に人々のフォローをすることで貴行の北海道における信頼を充実させる。
※出典:北洋銀行|総合職2023年卒本選考のES
政府系銀行の志望動機:ES例文5選
当グループを志望した理由(300字以内)
<回答1> 社会を根底から支える一助になりたいと考え貴行を志望する。所属するゼミで、◯◯に触れ、普段は意識しない「当たり前」に関わることにやりがいを感じた。そこから、社会に大きな影響力を持つ仕事に携わりたいと考える。日本経済のインフラとして高い社会貢献性を有する貴行であれば、自分の仕事に誇りを持って働けると確信する。中でも特定職を希望しているのは、自分がひとつのことにじっくり取り組むことで力を発揮できる性格だからだ。趣味の◯◯は始めてから10年以上たつが、今でも新しい発見がありその度に作品の幅が広がる。約3年間続けている塾講師のアルバイトでも、多くの生徒と関わり、講師として成長できたと感じる。また貴行で仕事をする上では、専門家同士が議論を通じ高め合うチームプレーが重要と伺った。立場の違う相手と協力する時に、大学で学んだ法的思考力と、私の強みである対応力を生かせたらと思う。
※出典:日本銀行|特定職2024年卒本選考のES
<回答2> 私は、日本の将来性に資するかどうかを大事にしています。 大学で日本の経路依存的な産業構造、日本経済の抱える諸問題について学び「日本」の構造的疲弊を痛感し、日本経済の再生に寄与したいと考えるようになりました。そのため、営利性を追求するのではなく、公益性の高い職業に就きたいと考えています。具体的には、投融資などの金融ソリューションをもって、日本経済の持続的な発展を根幹から支えたいと考えています。 その中で、貴行の一員として日本企業のフロンティア開拓に寄与すべく志望しました。貴行のインターンシップを通じて、日本企業の海外進出には大きな不確実性が伴うことを理解しました。日本企業の海外進出に対して、◯◯や◯◯をもって、◯◯を可能とする貴行に魅力を感じました。貴行の一員として唯一無二の役割と使命を背負い、日本産業の将来発展に貢献するために志望します。
※出典:国際協力銀行(JBIC)|総合職2024卒本選考のES
<回答3> 私は、日本の経済の土台となる中小企業の成長のため、本質的な経営課題の解決をしたいと思っている。そのためにお客さまにとって「信頼できる経営パートナー」として担当企業との信頼関係を築きたい。なぜなら、◯◯での経験から、担当として人の役に立つことにやりがいを感じたからだ。そのためには、営業窓口としてふさわしい専門性を備え人間性も高める必要がある。私は粘り強さという強みを生かし一つひとつの案件に対して真剣に向き合い、専門性も人間性も高めていきたいと思う。 企業の成長に不可欠な資金だけではなく経営に関しても一気通貫して支援することができる貴庫において、良き経営のパートナーとして成長させていきたいと思う。
※出典:商工組合中央金庫|総合職2024年卒本選考のES
<回答4> 持続可能な地球環境を目指し、金融のプロフェッショナルとして第一線で農林水産業の発展に貢献する姿に魅力を感じたからである。貴庫のインターンシップでは、事業領域の幅広さや貴庫ならではの介在価値、そして第一次産業における社会的意義の大きさを実感した。また入庫後は食農ビジネスに携わりたいと考える。地方創生を通して食のバリューチェーン全体の付加価値を高めることで、農林水産業の変革に貢献していきたい。
※出典:農林中央金庫|総合職2024年卒本選考のES
<回答5> 私の志望動機は、人の役に立ちつつ地元経済の発展に貢献したいと考えたからです。 金融業界は、人々の生活を支える上でも最重要の分野の一つといっても過言ではないので興味を持ちました。特にただ融資を行うだけでなく、業務を通じて心も繋げていくという銀行業務に大変魅力を感じました。また貴行は、郵便局などを通じて支店数・ATM台数などが日本トップのため、他の銀行と比較してもお客さまとの距離が近くて寄り添いやすいという点が大変魅力的であると考えています。日本最大級のグループとしての規模を誇る貴行に入行して、お客さまに寄り添いそして地元経済の発展に貢献できる行員になりたいと考え、貴行を志望します。
※出典:日本郵政グループ(日本郵政・日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険)|エリア基幹職(ゆうちょ銀行・かんぽ生命)2024年卒本選考のES
まとめ:銀行ごとの価値観を調べて対策を
志望動機によって「幅広い業務をこなせること」「企業への熱意」「社風への理解」を自分の経験を交えて伝えることが大切です。
銀行がどのような価値観を大切にし、それを確かめるためにどんな質問を用いるかを知っておくことが大切です。自分の目で確かめる他に、過去のESを見ることも大切です。
メガバンク3社の「選考ステップ」「ES・体験談」「クチコミ」はこちらよりご覧ください。
【三菱UFJ銀行】
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【みずほフィナンシャルグループ】
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