就活の履歴書には、自己PRを書く欄があります。しかし、自己PR欄に記載することが見つからず「自己PR欄に何を書けば良いのか分からない」「自己PRってなぜ必要なの?」「エントリーシート(ES)との違いは?」と、悩む方もいるでしょう。
そこで、本記事では履歴書の自己PR欄の効果的な書き方を、強み別・職種別に例文付きで解説します。ぜひ参考にしてください。
<目次>
●自己PRとは?
・そもそも自己PRとは? 企業が聞く目的
・履歴書とESの自己PRとの違い
・「長所」との違い
●自己PRで企業が評価するポイント
・学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
・学生と企業の相性が合うかどうか
・その強みに具体性・説得力があるか
・入社後の再現性があるかどうか
・自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
●履歴書の自己PRに書く内容
・ESの要約文にする
・ESとは別の強みをアピールする
●自己PRが簡単に書けるテンプレート【4ステップ】
・【ステップ1】自分の強み
・【ステップ2】強みを発揮した具体的なエピソード・経験
・【ステップ3】強みを発揮して得られた結果
・【ステップ4】将来への展望
●他の学生と差別化できる自己PRの書き方のポイント4つ
・1. 企業が重視するポイントをキーワードとして入れる
・2. 具体的な数値で伝える
・3. 第三者からの客観的な意見を盛り込む
・4. 内定者の自己PRから企業に評価される自己PRの要素を把握する
●履歴書の自己PRを書く時のポイント8つ
・履歴書の自己PRの文字数:100~200文字
・ESや面接と矛盾した内容を伝えない
・エピソードが中途半端にならないようにする
・文字サイズやバランスなど読みやすさを意識する
・誤字脱字に注意する
・改行を適度に使う
・一文を長くしすぎない
・アピールポイントは絞る
●【強み別】自己PRの書き方例文25選
●【業界別】自己PRの書き方例文10選
●【職種別】自己PRの書き方例文10選
●履歴書での自己PR欄以外でもアピールする方法
・趣味
・特技
・資格・免許
●履歴書・ESと面接での自己PRの伝え方のポイント
・履歴書での自己PRのポイント
・ESでの自己PRのポイント
・面接での自己PRのポイント
●こんな自己PRはNG! 落ちないための注意点
・後ろ向きな表現を使う
・誇張してしまう
・内容に一貫性がない
●この記事のまとめ
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自己PRとは?
履歴書の自己PR欄は、あなたの強みや経験をアピールするための重要なポイントです。ここでは履歴書において自己PRが果たす役割と、ESとの違いなどについて掘り下げて説明します。
そもそも自己PRとは? 企業が聞く目的
自己PRとは履歴書・ES・面接などの場で自分の強みやスキル、過去の経験が具体的にどのように仕事で生かせるかをアピールすることです。企業が自己PRを聞く目的は、自己PRの情報を通じて就活生が持っている能力や将来性を評価し、組織のニーズにどれだけマッチしているかを判断するためです。企業が自己PRを聞く目的も理解することで、より効果的な自己PRを形成できるといえるでしょう。
企業は、応募者のスキルや性格が実際の業務にどう生かせるかを重視するため「この人が企業にどのように貢献できるか」という観点で自己PRを読んでいます。したがって、自己PRは単なる自己紹介で終わるのではなく、企業に対する具体的な提案と捉えるべきです。
言い換えれば、自分の強みを企業で生かす方法を具体的に説明することで、面接官に入社後の活躍イメージを与え、選考を突破するための鍵となります。
2024年、新卒でワンキャリアに入社。
学生時代は国際系の学部に所属し、ケニアで2か月間インターンをしたりインドで1か月間一人旅したりとアクティブに過ごしていた。
大学で教職課程を履修しており、ワンキャリアでは内定者インターンとしてキャリア教育事業に携わったのちに、新卒入社後1年目から新規事業「ワンキャリア新卒紹介」にアサイン。
・得意な領域:ガクチカ・自己PRの整理・言語化/面接対策(深掘り質問への対策)/就活軸の整理(特に海外軸・社会貢献軸)
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履歴書とESの自己PRとの違い
ESの自己PRと履歴書の自己PRは記載する内容と方法に違いがあります。ESの自己PRでは詳細に自己分析を行い、企業の求める資質や能力に対して自分の経験や強みがどう関連しているかを深く掘り下げて記載します。
一方、履歴書の自己PRでは記載するスペースに限りがあるため、より簡潔に自分のな強みを提示する必要があります。ESはよりカスタマイズされた内容が求められ、履歴書は強みなどを簡潔にまとめて伝えることが求められる点に留意しましょう。
「長所」との違い
自己PRと長所はしばしば混同されますが、明確な違いがあります。自己PRは「仕事での強み」に焦点を当て、自己の能力や過去の実績を企業のニーズと結びつけて提示します。一方、長所は「人柄や性格のよさ」のことを指し、必ずしも直接的な仕事のスキルとは関連しないことがあります。例えば、「協調性が高い」「ストレス耐性がある」といった性格の特徴が長所として挙げられることが多いでしょう。
なお、「強み」は自分の能力やスキルそのものを指します。強みは自己PRで提示する要素の一部であることを理解しておきましょう。
▼ESの書き方について詳しく知りたい方はこちら ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
自己PRで企業が評価するポイント
それでは、新卒採用担当は、「学生が会社で活躍する学生かどうか」をどのようにして判断しているのでしょうか? 新卒採用担当が自己PRを通じて見ている評価ポイントをご紹介します。
自己PRにおける評価ポイントは大きく分けて以下の5つです。
それでは、これらの目的を達成するために企業はどのような観点で自己PRを見ているのでしょうか?
例えば、リーダーシップを発揮したエピソードでは、「いつ」「どのような場面で」「何に対して」「どのようなリーダーシップを発揮したのか」を具体的に伝え、「企業でどう生かせるか」を論理的に示すことが重要です。
つまり、ただのエピソード自慢で終わらず、なぜその経験が自分にとって重要で企業でどう生かせるのかを説明する必要があるといえます。こうすることで、採用担当者に「この人は企業にとって価値がある」と納得してもらうことができるでしょう。
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学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
企業側は、「企業に対して利益を生み出してくれる学生」を求めており、自己PRにおいて学生がアピールする強みが企業の求めるものと合致するかを見ています。そのため、企業にとって必要な強みやスキルの有無を評価項目として設定し、自己PRでも確認していると考えられます。
つまり、企業研究を通じて企業が求める強みやスキルを分析し、それらを自身が兼ね備えていることを自己PRを通じてアピールすることが大切です。
学生と企業の相性が合うかどうか
企業側は、企業が求める強みやスキルだけでなく、社風にあった人柄を持つ人材を採用したいと考えています。企業の社風にマッチしない人材が入社してしまうと、短期離職につながりやすいためです。
特に、新卒採用では中途採用とは異なり、面接などの時点で持っている実績やスキルより、「入社後に社員たちとうまくやっていけそうか」といった相性の面が重視される傾向にあります。そのため、企業側は自己PRから学生の人柄を知ることで企業との相性を確かめています。
その強みに具体性・説得力があるか
企業側は、自己PRで「本当に学生がその強みを持っているのか?」を確認しています。つまり、学生がアピールした強みに対して、明確な「根拠」があるかどうかを評価項目として設定していると考えられます。
そのため、自分の強みが生かされた具体的な経験や、強みが形成された過程・エピソードを簡潔に分かりやすく伝えることが重要です。
入社後の再現性があるかどうか
新卒採用担当は、学生がアピールした強みが入社後の仕事に生かされるかどうかを見極めようとしています。それは、企業は社員に継続的に活躍することで利益を創出し続けてもらいたいと考えるからです。
そのために、学生が自己PRで示すべきポイントは「再現性」です。言い換えると、「どのような環境でも強みを発揮できることを示す」ということです。新卒採用担当は、選考を通じて「本当にこの学生の強みゆえの結果なのだろうか」「たまたま周囲の環境や運に恵まれただけではないのか」という考えを持って学生を見ています。そのため、社会に出てからも活躍できる人間であることを新卒採用担当に納得させるために、自分の強みに再現性があることを新卒採用担当にアピールしましょう。
再現性を印象付けられるか否かは、自分の強みやエピソード自体よりもどう伝えるかが大きいです。
自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
いくらアピールポイントを持っていたとしても、それを新卒採用担当に示せなければ意味がありません。ここでは、「自分の強みやその根拠を理解すること」「明確に強みを伝える論理的な思考」の2つが重要です。
そのため自己分析を綿密に行い、自己PRの書き方のコツを押さえることで自分の人物像を明確に伝えられるようにしましょう。
履歴書の自己PRに書く内容
履歴書の自己PR欄を書く際は効果的な2つのアプローチ方法があります。1つ目はESに記載した内容を要約し、よりダイレクトにアピールする方法です。2つ目はESに記載した自己PRとは別の強みやスキルを記載する方法です。ここでは、それぞれの方法の具体的な記載内容を解説します。
ESの要約文にする
履歴書の自己PRをESの要約文にすることで時間・労力の節約になるだけでなく、一貫性が保ちやすくなります。履歴書を読むだけで採用担当者が応募者の人物像や将来性をつかめることもメリットです。要約する際はESで述べた内容をもとにしつつ、最も影響力・説得力のあるポイントに焦点を当てることが重要です。特に具体的な数字や成果を用いて、自分の貢献を強調するといいでしょう。
なお、要約が苦手な人は「非常に」「とても」などの強調する語句を省いたり、企業の情報を省いたりすると簡潔な文章にまとめやすくなります。
ESとは別の強みをアピールする
ESの自己PR欄に300文字程度しか文章を記載できない場合、履歴書の自己PRでESとは異なる強みをアピールする方法もあります。ESと別の強みをアピールすることで、自身の魅力を違った角度から伝えられます。ただし、ここで重要なのはESの内容と履歴書の内容が矛盾しないようにすることです。
例えば、ESではリーダーシップに関する能力・経験を中心に記載した場合、履歴書の自己PRでは問題解決能力や創造性などの別の能力に焦点を当て、これらの能力がどのように連動しているかを記載しましょう。具体例としては「チームを率いる中で遭遇した予期せぬ問題に対して解決策を迅速に導き出し、プロジェクトを成功に導いた」といった形で記載するといいでしょう。
自己PRが簡単に書けるテンプレート【4ステップ】
自己PRは基本的に構造が決まっています。そのため、以下の4つのステップを踏むことで簡単に自己PRが作成できます。
たとえば「部活動でリーダーを務めました」という話でも、具体的にどのような課題に直面し、それをどう解決したかを掘り下げることで、ありきたりな内容から唯一無二のPRに変わります。
また、選んだエピソードが企業の業種や職種に関連しているかどうかも重要です。企業が求める人物像に合致したエピソードを選ぶことで、面接官に強い印象を与えることができます。
たとえば、営業職を希望する場合は、交渉やコミュニケーション能力を示すエピソードを選ぶと、企業が求めるスキルと直接的に結びつき、説得力が増します。
エピソード選びの段階で企業研究を意識し、自分の強みと企業のニーズがマッチすることを確認しましょう。
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【ステップ1】自分の強み
私の強みは◯◯です。/私の強みは◯◯のような◯◯(強み)です。
まずは、一言で強みを述べます。簡潔に結論から述べることで相手に分かりやすく伝わります。さらに、この一言にインパクトを追加することで面接官の印象に残る自己PRになります。
例えば、「私の強みは◯◯のような◯◯(強み)です」というキャッチフレーズが考えやすいでしょう。有名なものだと、「納豆のような粘り強さ」などがあります。他にも、「みんなのおかんと呼ばれるほど面倒見がいいこと」など、強みをさらにインパクトのある言葉で修飾することで、他の学生と差をつけられるでしょう。
【ステップ2】強みを発揮した具体的なエピソード・経験
学生時代は、熱心に◯◯に取り組んでいました 〜エピソードについて詳細に話す〜
次に、その強みを発揮した具体的なエピソードについて述べましょう。
ここでは「差別化」がキーワードです。あなたの独自の経験談を分かりやすく伝えることで、他の学生と差別化し、強みをアピールしましょう。
大学時代に頑張ったことについて述べるのがベストですが、思いつかなければ高校時代や中学時代などのエピソードでも大丈夫です。特に、学業やアルバイト、課外活動などがよく用いられますが、趣味についてや性格に関する内容でも問題ありません。
【ステップ3】強みを発揮して得られた結果
◯◯の経験では、強みの◯◯を発揮して、◯◯という結果を残しました。
強みを発揮したことで得られた結果を述べましょう。
結果はプラスのものを選びましょう。ただし、大会優勝や学年1位など、分かりやすく大きな成果でなくても問題ありません。そして、「成績」だけでなく、「学んだこと」「身についたこと」など自分にとってのプラスの結果であれば何を結果としても構いません。
自身の強みが発揮されたことで事柄がプラスになったことを伝えられれば、十分アピールになります。
【ステップ4】将来への展望
この経験から◯◯という強みを、貴社の◯◯で生かしていきたいです。
最後に、自身の強みを入社後どう生かすのか、将来の展望を伝えましょう。採用担当者に「入社後の活躍」をイメージさせることで、印象に残るだけでなく、すでに入社して活躍するビジョンが見えていることを伝えられます。
ここまでで、大体300字程度、口頭で伝えると1分間が目安です。以上のテンプレートを使用して、長すぎず、短すぎず、要点を絞った印象に残る自己PRを作成してみてください。
他の学生と差別化できる自己PRの書き方のポイント4つ
ここでは、他の学生と差別できる「受かる」自己PRの書き方のポイントをご紹介します。
まず構成に関しては、初めに自分の強みを簡潔に伝え、その後に根拠となるエピソードを述べて、その経験がどのように企業で生かせるのかを示します。そのため、自己PRを作成する際には企業の求める人物像を意識しながら書くのが望ましいでしょう。
次に時間配分については、面接の場では、1分以内で自己PRを終わらせることを目指しましょう。自己PR全てを読み上げると1分以上かかることがほとんどなため、時間内に要点を絞って伝える練習が必要です。
面接前に何度も練習を重ねることで、簡潔に自信を持って自己PRを行えるようになります。
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1. 企業が重視するポイントをキーワードとして入れる
自己PRは自分の強みをアピールする場ですが、企業が求める人物像に合った強みでなければアピールにはなりません。企業が求める人材であることをアピールするためには、企業が重視するポイントをキーワードとして盛り込むことが効果的です。
例えば、コンサル業界の大手企業である「デロイト トーマツ コンサルティング」では、コンサルタントとして「意見の柔軟性」を求める傾向にあります。
ここから、デロイト トーマツ コンサルティングに採用される自己PRを書きたいのならば、「柔軟性」や「論理的思考力」をアピールすることが効果的だと考えられます。このような重要ポイントをキーワードとして自己PRに入れることで、評価されやすい自己PRになるでしょう。
企業が重視するポイントや求める人物像は、企業のホームページや募集要項だけでなく、ワンキャリアの【合格の秘訣】からも調べられます。ワンキャリアの【合格の秘訣】では、企業の魅力だけでなく、業界の動向や選考のポイント、内定者の感想も見られるため、自己PRだけでなくすべての選考対策に生かせます。気になる企業の【合格の秘訣】をぜひ調べてみてください。
デロイト トーマツ コンサルティング(コンサルタント職)の【合格の秘訣】 <選考のポイント> ・他者の意見を取り入れる柔軟性をアピールしよう ・コンサル共通のポイント:高い論理的思考力を示せるか ※出典:デロイト トーマツ コンサルティング|コンサルタント職2025年の選考対策ページ
2. 具体的な数値で伝える
自己PRは「端的かつ具体的」に書くことが重要であるため、数字を用いて定量的に伝えることをおすすめします。
例えば、「大会で優勝した」という説明よりも、「2,000人が参加した県大会で優勝した」と書いた方が、具体的にエピソードを示せます。新卒採用担当者にとっても「分かりやすく強みが伝わる自己PR」という印象を与えられるでしょう。
3. 第三者からの客観的な意見を盛り込む
自己PRを作成するにあたって、第三者から見た意見を盛り込むと、より説得力のある具体的な強みをアピールできます。
例えば、「面倒見がいい」ということをアピールするために、「毎週複数人の後輩から相談を受けており、後輩たちから面倒見がいいといわれることが多い」といったように、第三者からの評価を伝えると、より信ぴょう性が増すといえるでしょう。
4. 内定者の自己PRから企業に評価される自己PRの要素を把握する
実際に選考を通過した内定者の自己PRを複数見ることで、評価されやすい自己PRの要素を抽出するという方法も、魅力的な自己PRを作成する1つです。
内定者の自己PRを見るには、ワンキャリアの「体験談」を活用することをおすすめします。「体験談」では以下のような先輩たちの自己PRを見ることができます。
デロイト トーマツ コンサルティング(コンサルタント職)の自己PR例 私の強みは、相手の立場に立って物事を考え、行動に移せるところだ。◯◯制作サークルでの編集長としての経験を挙げる。入会して間もないメンバーに対して、不安や疑問点が解消されるまで話を聞き、自分の新人時代を思い出して相手の気持ちに寄り添った。頻繁にコミュニケーションを取り、技術面、精神面共に全力でサポートした結果、彼女は新人ながら次期編集長に抜擢されるまでに成長した。 ※出典:デロイト トーマツ コンサルティング|コンサルタント職2025年卒本選考のES
履歴書の自己PRを書く時のポイント8つ
効果的な自己PRを書くためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下では、特に注意すべきポイントを詳しく解説します。
履歴書の自己PRの文字数:100~200文字
履歴書の自己PR欄は、100〜200文字程度の文字数にするのが一般的です。この短い文字数で自分の強みやこれまでの経験を端的に伝える必要があります。文字数制限がある中で効果的に自己PRを行うためには、具体的な成功体験やスキルを簡潔に述べ、どのようにその経験が応募する職種に生かせるかを明確にすることが重要です。
ESや面接と矛盾した内容を伝えない
履歴書の自己PRは、ESや面接で話す内容と一貫性を持たせる必要があります。
例えばESで「チームワーク」を強みとして説明した場合、履歴書の自己PRで「1人でプロジェクトを進めるのが得意」と記述してしまうと、これは矛盾する内容と見なされます。このような矛盾が発生すると、採用担当者に対してあなたの性格・能力の一貫性や納得感が損なわれる可能性があります。自己PRを書く際は事前にESや面接で話すポイントを整理しておくといいでしょう。
エピソードが中途半端にならないようにする
自己PRで使用するエピソードは、結果までしっかりと説明することが大切です。
例えばチームのプロジェクト成功を挙げる場合、単に「プロジェクトを進行した」というだけでなく、具体的な成果やその過程でどのような行動を取ったかといった結論までしっかりと記述しましょう。
文字サイズやバランスなど読みやすさを意識する
自己PRを記載する際は、文字サイズや行間を統一するなど、読みやすさを意識しましょう。重要なポイントは下線を引いたり少し太字にしたりするなど、一目で内容が分かるような工夫をするのも1つの方法です。
誤字脱字に注意する
誤字脱字は非常に印象を悪くするため、提出前に何度かチェックを行い、可能であれば第三者にも読んでもらうことをおすすめします。誤字脱字の他にも尊敬語・謙譲語の使い方や貴社・御社の使い分けなど、正しい日本語で記載されていることを入念に確認しましょう。
▼履歴書の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・【就活の履歴書】学歴・志望動機の書き方と封筒・写真などの準備方法
改行を適度に使う
自己PRに限らず、履歴書やESを書くときには、改行を適度に使いましょう。相手が読みやすい文章を意識することが大切です。記入欄の8割以上を埋めるように作成します。
パソコンで作成するときにも手書きで作るときにも、適切な位置で改行を行い、文字を詰めすぎないように気をつけましょう。欄内にぎっしりと文字が詰められていると、視覚的にも圧迫感を与えます。
採用担当者は数多くの応募書類を読む中で、あなたの履歴書にも目を通しています。読む人の立場に立って書くことが大切です。
一文を長くしすぎない
記入する内容は、一文を長くしすぎず、要点をまとめて簡潔にしましょう。まとまりのない文章では、採用担当者にアピールポイントがうまく伝わりません。特に、就活の場面では丁寧に書こうとするあまり、文章が長くなる傾向があります。
一文が長すぎると、内容が理解しにくくなってしまいます。たくさんの情報を詰め込みすぎるとまわりくどい印象を与えてしまうため、端的に表すことが大切です。一文の中に主語は1つにし、余計な単語は削ります。長すぎる場合は2文に分けましょう。伝えたい重要な部分だけを簡潔にまとめて、分かりやすい文章を目指しましょう。
アピールポイントは絞る
アピールポイントは、1個もしくは2個の項目に絞りましょう。多くのアピールポイントを記入すると、焦点がぶれてしまい、内容が薄くなってしまいます。また、採用担当者の印象に残らず、評価が下がることもあるでしょう。
複数のアピールポイントがあったとしても、最終的には最大2個の項目に絞り、深掘りして記載していきます。
自己PRは、履歴書やESによって書き方が異なります。そのため、それぞれの違いやコツを把握した上で、自己PRを作成することをおすすめします。
【強み別】自己PRの書き方例文25選
就活生が履歴書の自己PR欄で自分の強みを効果的にアピールするためには、その強みを具体的な行動や結果と結びつけて表現することが重要です。ここでは、強み別に自己PRの書き方の例文をご紹介します。
(1)粘り強さ (2)分析力 (3)責任感 (4)行動力 (5)協調性 (6)リーダーシップ (7)継続力 (8)忍耐力 (9)気配り (10)マネジメント力 (11)チャレンジ精神 (12)計画力 (13)負けず嫌い (14)向上心 (15)コミュニケーション力 (16)明るさ (17)真面目 (18)集中力 (19)素直 (20)傾聴力 (21)好奇心 (22)チームワーク (23)論理的思考力 (24)課題解決能力 (25)創造力・発想力
たとえば、「ゼミの教授から◯◯能力を高く評価されました」や「アルバイト先の店長から◯◯とのお言葉をいただきました」といった内容を盛り込むと、周囲の人からも強みを認めてもらっているということが面接官に伝わります。すると、自己評価だけでなく、客観的な視点も提供できるため、採用担当者に「この人は本当に実力がある」と感じてもらいやすくなります。
このように、自己PRには自分の実績や強みを第三者からの評価で裏付けることで、より現実性と信頼性を高めることができるのです。
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(1)粘り強さ
粘り強さを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学時代に、1年間かけて準備した学園祭の実行委員長として、多くの困難に直面しながらも最後まで諦めずに取り組み、過去最高の来場者数を更新しました。この経験から培った粘り強さを生かし、貴社の目標達成にも貢献できると確信しています」 「部活動での厳しいトレーニングに耐え、全国大会での優勝を経験しました。目標に向かって努力を続けるこの粘り強さは、職場でも同様に発揮できるものであり、チームの目標達成に貢献できると考えています」 「バイト先のカフェで売上不振を打開するために、新しいプロモーションの提案と実行を行い、結果として売上を前年比20%増加させました。どんな困難も乗り越えるこの粘り強さを、貴社のさまざまな課題解決にも生かしていきたいと思います」
粘り強さを強みにする場合は、どのくらい粘り強いのかを定量的な表現を使って伝えるといいでしょう。そして、その上でどのような成果を得られたのかまで書く必要があります。このような場合、エピソードを選ぶ際は良い成果を得られたものを選ぶのが最適です。
(2)分析力
分析力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「分析力を駆使し、ゼミの市場調査で消費者行動に関する深い洞察を得ました。このプロジェクトで具体的なデータ収集と分析を行い、有効な情報を抽出できました。貴社に入社後、この能力をマーケティング戦略立案に生かし、精度の高い消費者ニーズの把握と戦略的な意思決定を行います」 「留学中に異文化間で起きたコミュニケーションの障壁を分析し、解決策をクラスで共有しました。この経験で得た分析力を用いて、貴社のグローバルチームでコミュニケーションの質を向上させる方法を提案し、チーム間の効果的な情報共有と問題解決を促進します」 「インターンで競合分析を任され、主要競合の戦略を詳細に調査・分析しました。この分析から導き出された新たな営業戦略を提案によって成果につなげられました。貴社でもこの分析力を生かし、競合に対する有効な戦略を提案し、業績向上に貢献します」
分析力を強みにする場合は、市場調査やデータ分析をもとに課題解決を行った経験をアピールできるといいでしょう。そして、その経験を通して得たスキルを、「志望企業のどこでどのように生かしたいか」を明確に伝えられると高評価につながります。
(3)責任感
責任感を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「学生団体の会長として、イベントを全面的にリードし成功に導いた経験があります。具体的には、企画から運営までの一連のプロセスを管理し、無事にイベントを成功させました。この責任感を貴社のプロジェクト管理に生かし、確実に目標を達成します」 「サークルで新入生歓迎イベントの責任者として、計画から実施までを一貫して担当しました。その結果、イベントは参加者から高評価を得る大成功を収めました。この経験を生かして貴社のチームプロジェクトにも同様の成功をもたらします」 「地域の子どもたち向けの教育プログラムをボランティアで企画・運営し、定期イベントへと発展させました。計画的かつ責任をもってプロジェクトを推進した結果、継続的な成功を収めています。この責任感を貴社の任務にも応用し、高い成果を創出します」
責任感を強みにする場合は、責任者としての経験をアピールできるエピソードを用意することが最適です。責任者を担当した際に属していた団体の規模感は、そのまま責任感の大きさを表す指標として認識されるため、より規模が大きい団体での経験を選ぶといいでしょう。
(4)行動力
行動力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学の研究で新たな問題を特定し、積極的に解決策を提案・実行しました。この取り組みにより、研究室の成果を大幅に向上させられました。貴社で遭遇する課題に対しても同じように迅速かつ効果的に対応し、チームの成果向上に貢献します」 「サークル活動の低迷を打開するため、新しいイベントを企画・実施し、サークルのメンバーを倍増させ、活性化に成功しました。この行動力を用いて、貴社のチームのモチベーション向上と活性化に寄与したいと考えています」 「インターン中、非効率な作業プロセスを発見し、積極的に改善策を提案・実施して作業時間を30%削減しました。この経験から得た行動力と問題解決能力を貴社で生かし、業務効率の向上に直接的に貢献します。さらに、プロセスの継続的な改善を通じて、部門全体の生産性向上にも寄与します」
私には行動力があり、新しい取り組みにも積極的に参加できます。学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。繁忙期の状況によって他店の手伝いに行ったり、新メニューを考えたりするなど業務は多岐にわたり、大変なこともありました。 しかし、何事にも興味を持ち積極的に行動して、周囲の助けを得ながらも続けられました。最終的には、私がアルバイトとして関わった年は店舗の売上が前年よりも20%増し、やりがいを感じました。 入社後は、新たな環境であっても積極的に行動して成果を出したいと思っています。
私の強みは向上心をもとにした行動力だ。この強みは◯◯のアルバイトで発揮した。勤務開始4ヶ月目に学生勤務者の中で月間売上1位になれた。しかしこの現状に満足せず、100名程いる同じエリア勤務の学生の中の月間売上トップ5を目標に設定した。しかしトップ10にすら入れない状況が続いていた。その現状への悔しさからランキング入賞常連者へのコンタクトを行った。実際に会いに行き接客で意識するポイントを聞くことや接客の観察を通じて、目標達成に不足する要素を炙り出した。そして、不足要素がお客様との関係性構築とヒアリングだと分析した。分析結果を元に、接客中の自己開示を通じた雑談量の増加とお客様の自宅にある家電全てへのヒアリングを実行した。その結果、ニーズを引き出せるようになり、複数製品を含めた購入件数の増加に繋がった。その後トップ10に入れるようになり、最終的に勤務開始10ヶ月目で4位入賞を達成できた。 ※出典:スローガン|事業部門2025年卒本選考のES
行動力を強みにする場合は、行動を起こした目的と行動した内容、そしてその行動によってどのような変化があったか明確に記載しましょう。さらに、入社後その行動力を何のために生かすかまで伝えられると高評価につながります。
(5)協調性
協調性を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「アルバイトリーダーとして、メンバーとの相談や業務内容のすり合わせを行ったことで、サービスの質を向上させました。この協調性を生かし、貴社のチームの運営を支援し、業務効率とチームワークの向上に貢献します」 「留学中に多国籍のチームでプロジェクトを進行し、文化的な違いを乗り越えて成功を収めました。この経験から得た協調性を用いて、貴社のグローバルなプロジェクトにおいても効果的なコミュニケーションと協力を実現します」 「大学でのプロジェクトチームにおいて、異なる専門分野からのメンバーと密接に協力し、新しい研究テーマの開発を共同で行いました。この協力を通じて、チームは目標を達成し、研究の成果が向上しました。この協調性を貴社のプロジェクトチームにも持ち込み、多様な専門知識を活用して成果を出します」
私は、協調性に自信があり、周囲に気配りしながら、物事を進める力があります。大学では野球部に所属し、大会で勝利できるようにチーム一丸となって練習に励みました。しかし、練習場所や試合のチーム編成では意見が合わず、部員同士が対立することもありました。 そこで、私が部員の間に入り、意見を聞きながらチームの方向性を決めました。全員の意見を聞くために、常に気を配りながら進行したことで傾聴力を養えました。
御社では、部署やプロジェクトメンバーが納得できるよう話し合いの場を設けたり、一人一人に意見を聞いたりして、まとめ役として業務を推進したいと考えています。
協調性を強みにする場合は、どのような関係性のチームの中で、協調性を生かしてどのような行動と結果を得られたかを、明確に記載しましょう。協調性をアピールするエピソードとしては、最終的に成功に導いた経験を選ぶことが望ましいです。人間関係をプラスに持っていくことだけでなく、それを成果や利益につなげられることをアピールする必要があるため注意しましょう。
(6)リーダーシップ
リーダーシップを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「学生団体の代表として、30人のメンバーを率いて年間イベントを計画・運営しました。リーダーシップを発揮して団体をけん引し、参加者数を前年比で倍増させる結果を達成しました。このリーダーシップと組織運営の能力を貴社のプロジェクト管理に応用し、目標達成に向けてチームを効果的にけん引します」 「サークルのキャプテンとして、新入生のトレーニングプログラムを整備し、チームの結束力を高めることに成功しました。このリーダーシップ経験を生かして、貴社のチームワークとパフォーマンスの向上に寄与したいと考えています」 「ボランティアグループのプロジェクトリーダーとして、地域イベントの企画から実施までを主導しました。このリーダーシップを活用して、貴社のチーム運営においても効果的な方向性と動機づけを提供し、全員が一致団結して目標に向かえるよう導きます」
私には、チームを引っ張っていくリーダーシップ力があります。大学時代、サッカー部に所属し、3年生のときにキャプテンを任されました。50人を超える部員がおり、一人一人と接する時間はあまり取れず、時折、問題が発生することもありました。 そこで、練習だけではなく、休憩時間や部活以外の時間でコミュニケーションを取ることを心がけ、各部員との人間関係を深めました。また、悩んでいる部員にはアドバイスを行った結果、部全体の雰囲気がよくなり、結束力が高まりました。 入社後は、部活で学んだコミュニケーション力を生かして、営業職でチームの方々と積極的にやりとりを交わしながら業務にあたり、ゆくゆくはチームをまとめるリーダーのポジションを目指したいと考えております。
リーダーシップを強みにする場合は、「どのような団体の中で、どのような目標を達成するために動いたのか」を共有することが必要です。さらに、リーダシップを発揮する上で自分自身が強みとしている部分を具体的に分析し、そのスキルを入社後生かしたいという内容で文章を締めくくるとより具体的に強みをアピールできるでしょう。
(7)継続力
継続力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学入学から卒業までの4年間、毎週末に地域の環境美化活動に参加し続け、最も貢献したボランティアに選ばれました。この長期にわたる継続力を貴社の長期プロジェクトに生かし、持続可能な成果を生み出すための一翼を担います」 「学業とアルバイトを両立させながらも専攻の研究で学部賞を受賞するなど、長期間の努力が認められました。この経験を生かし、貴社で新たな挑戦に取り組む際も、同様の継続力を発揮してプロジェクトを成功に導きます」 「3年間にわたり学生新聞の編集長を務め、新聞の質と発行周期の改善を積極的に行いました。この一貫した努力で得た継続力を貴社のマーケティング部門で生かし、効果的な広告キャンペーンの設計と実施を通じて、ブランド価値の向上に寄与します」
学生時代、私は地域のボランティア活動を継続的に行い、忍耐力や継続力を身につけました。取り組んでいたボランティアは、主にエリアごとの清掃やイベント行事の準備に参加しながら、地域に貢献する活動でした。活動中は、力仕事や長時間同じ体勢を保つなど、肉体的・精神的にも負担がかかることがあったためランニングを習慣化し、体力づくりに励みました。結果的に、一度も休むことなく活動が続けられ、イベント行事のリーダーも任されるようになりました。
入社後は、持ち前の忍耐力や継続力を生かし、長期的なプロジェクトなどに参加したときにも、地道な努力を続けながら成果を出したいと考えています。
継続力を強みにする場合は、継続した期間を定量的に伝えることが重要です。また、「何を継続したのか」「何のために継続したのか」さらに、「継続中にどのような努力をしたのか」まで詳しく記載できると十分な自己アピールになるでしょう。
(8)忍耐力
忍耐力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学での厳しい研究環境にも屈せず、国際学会での発表を成功させました。この過程で培った忍耐力は、プレッシャーが高い状況でも持続的に成果を出す力につながっています。貴社のでのプロジェクトにおいても、この力を生かし困難を乗り越え成功に導きます」 「アルバイト先での顧客クレーム対応において、難しい問題を冷静に解決し続け、顧客満足度の向上と店舗表彰を達成しました。この忍耐力を生かして、貴社の顧客サービスの質を向上させ、顧客ロイヤルティーの確保に貢献します」 「趣味のマラソンでフルマラソンを完走し、長期的なトレーニングの成果を実証しました。この長期にわたる目標達成のための忍耐力を、貴社でのチャレンジングなプロジェクトにも生かし、持続的な成功へと導きます」
忍耐力を強みにする場合は、どのような苦しい環境でどのように努力を続けたかを明確に伝えることで、より忍耐力の強さをアピールできます。さらに、忍耐力が成果に実を結んだ経験であるとなおいいでしょう。
(9)気配り
気配りを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「サービス業でのアルバイトを通じて、顧客の細かなニーズを敏感に察知し、それに応えることで顧客満足度を大幅に向上させました。この気配りの能力を貴社のサービス部門に生かし、顧客からの高い評価を獲得してブランドの信頼性を強化します」 「学内の国際交流イベントで運営ボランティアを務め、多様な文化背景を持つ参加者への対応を行いました。この経験から得た気配りを用いて、貴社の国際的な業務においても効果的なコミュニケーションと顧客関係を構築します」 「ゼミの代表として、メンバーの意見を適切に反映させるための調整役を担い、ゼミ活動の活性化に貢献しました。このような細やかな気配りで、貴社のチームワークを向上させ、プロジェクトの成功に貢献します」
気配りを強みにする場合は、相手にどのように気を配ったのかという部分をより明確に記載し、チームや成果全体にどのような影響を与えたかまで記載することを心がけましょう。この際、気を配った相手との関係性が入社後の環境と近いものを選ぶと、より入社後の活躍をイメージさせやすく、採用担当者の印象に残る自己PRになります。
(10)マネジメント力
マネジメント力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「アルバイトのシフトマネジャーとして、20名のスタッフのスケジューリングとトレーニングを効率的に管理しました。このマネジメント経験を生かし、貴社のチーム管理と業務効率化に貢献し、プロセスの最適化を実現します」 「学生プロジェクトのリーダーとして、目標設定から進行管理まですべてを指揮し、プロジェクトを成功に導きました。この実績を通じてマネジメント力を磨きました。貴社のプロジェクトにおいても、これらのスキルを生かして効率的な運営と成果の最大化を目指します」 「インターンでプロジェクトのアシスタントマネジャーを務め、複数タスクを効率的に管理し、プロジェクトを期限内に成功させました。このマネジメント力を貴社のプロジェクトにも生かし、効率的かつ効果的な成果を実現します」
マネジメント力を強みにする場合は、どのような規模のマネジメントをしたのか、定量的に伝える、または想像しやすいように詳しく書くことが重要です。また、アルバイト経験などのエピソードを持ってくることで、マネジャーを任せられる程の信頼や実績が伴っていることも同時にアピールできます。
(11)チャレンジ精神
チャレンジ精神を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「留学で新しい言語と文化に挑戦し、流ちょうな会話能力を習得しました。この経験から得た適応力とチャレンジ精神を貴社の国際プロジェクトでも生かし、多様な文化背景を持つチームの架け橋として機能することを約束します」 「新設された大学の研究プロジェクトに自ら志願し、未探索のテーマに挑んで顕著な成果を出しました。この経験により、リスクを恐れずにイノベーションを推進する力を身につけました。このチャレンジ精神を貴社の新規事業開発に生かし、未開の市場や新技術への進出を積極的にリードします」 「学生時代に起業し、新たな市場を切り開いた経験があります。このときに得た未知の領域に挑戦し結果を残す能力を生かして、貴社のチームやプロジェクトが直面する課題に対して効果的な解決策を提案・実行し、業績向上に貢献します」
チャレンジ精神を強みにする場合は、他の学生がチャレンジしないようなことにチャレンジした珍しいエピソードを選ぶと、採用担当者により強い印象を残せるでしょう。そして、チャレンジした結果得た経験やスキルを詳しく記載し、それを入社後どこでどのように生かしたいかまで明確に記載することが重要です。
(12)計画力
計画力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「ゼミのプロジェクトで全体のタイムライン・ロールを効率的に管理し、計画通りに研究を完了させました。この計画力を生かして、貴社のプロジェクト管理においても時間とリソースを最適化し、効率的な目標達成を支援します」 「学生団体のイベントオーガナイザーとして、100人規模のイベントをゼロから企画・実行しました。細かなスケジュール管理と効率的なタスク割り当てでイベントを成功に導き、参加者からの高い評価を得ました。この経験を貴社の大規模プロジェクトやイベントにも応用し、同様の成功を目指します」 「バイトリーダーとして、シフト管理と業務の効率化を積極的に行い、スムーズな業務フローを構築しました。この計画力を生かして、貴社の運営効率を向上させるための戦略を設計し、問題解決能力をもって日々の業務プロセスを最適化させ、コスト削減と生産性向上に寄与します」
私の強みは計画性があることです。私は学部生時代の◯◯演習で、◯か月間の中で作品を完成させるために、事前に各段階の目標を定め、それに沿って作業を進めていきました。合計◯回の◯◯演習を通じて、体調を崩すことや急なバイトなども考慮しスケジュールをつくることで、先を見据える視野を身につけ、スケジュール通りに作業をこなし、可能であればより良い作品にするために前倒しで次の段階に取り掛かることで、計画性を身につけることが出来ました。私は一人一人が当事者意識をもって事業推進をするにあたって、先を見据える視点を持つことは会社が成長していくためには不可欠であると考えています。貴社に入社したのちには業務スケジュールの徹底した管理を行い、事業の責任者として中長期的な視点を持ってビジネスを展開していくことで、滞りなく貴社の事業を進められるペースメーカーとしての価値を発揮し、安定した収益基盤の拡大を達成します。 ※出典:ヒューリック|総合職2021年卒本選考のES
計画力を強みにする場合は、何を達成するためにどのような計画を立て、どのようにその計画を遂行したかを詳しく記載することが重要です。その上で、入社後どのようなことに対して、どのように計画を立てて取り組んでいきたいかまで明確に伝えられると高評価を得られるでしょう。
(13)負けず嫌い
負けず嫌いを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学のディベートコンテストで4年間連続で優勝し、常に最高の成果を追求しました。この経験から磨かれた競争心と目標達成への執着を貴社の営業チームにも持ち込み、営業目標の達成に向けてチームをけん引していきます」 「部活動でレギュラーに選ばれるために日々の厳しいトレーニングを乗り越え、全国制覇を成し遂げました。この負けず嫌いな性格と困難を乗り越えた経験を生かして、貴社のプロジェクトに同じ勝利への執念と努力をもって臨み、チームを目標達成へ導きます」 「成績優秀者のための奨学金を獲得するために大学生活では研究と学業に専念し、他の候補者を出し抜きました。この熱意と努力を貴社の業務にも持ち込み、目標を達成するために必要なエネルギーと創造性を発揮します」
負けず嫌いを強みにする場合は、何のためにどのような努力を重ね、どのような成果を得られたか詳しく記載することで、負けず嫌いな性格だけではなく、物事に取り組む姿勢や情熱もアピールできるでしょう。エピソードは最終的に成功・目標達成したものを選ばなければ、逆にマイナスの印象を与えてしまうため注意しましょう。
(14)向上心
向上心を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「技術的なスキルを向上させるため、自主的にオンラインコースを受講し、複数のプログラミング言語を習得しました。この継続的な学習と向上心を貴社の技術開発に生かし、新しいソリューションの開発と業務効率の向上に寄与します」 「専攻外の分野にも積極的に関心を持ち、経済学の追加課程を受講しました。このように知識の幅を広げることで、多角的な視点から問題解析を行えるようになりました。この能力を貴社の戦略立案やプロジェクト管理に生かし、より広い視野で意思決定を行います」 「アルバイトでのカスタマーサービス経験を通じて、顧客の期待を超えるサービスを提供するために、定期的に接客スキルの研修を受けています。この向上心をもって、常に貴社のサービス品質を高めるための新しい方法を模索し続けます」
私の強みは新たな物事にも物怖じせず挑む「挑戦心」と、目標に向かって努力し続ける「向上心」だ。所属していたダンスサークルではこの強みを活かして自主練習によるスキル向上を図り、リーダーを務めるという目標を成し遂げた。具体的な取り組みとしてはプロの動画を見て研究し、ダンススクールのレッスンや作品への参加に挑戦した。それに加えて成長するには現状理解が重要だと考え、自分の踊りを動画で何度も確認し、常に改善点を発見することに努めた。その都度課題を発見することは1度の練習に対する向上心を高め、より多くの知識や技術の吸収へと繋がった。それらの取り組みが結実し、2、3年と2年連続でリーダーを務めることが出来た。故に、私の強みは強い挑戦心と向上心だと考える。今後も常に挑戦心を持ち、地道な努力による確実なキャリアの積み重ねで社会に貢献したい。 ※出典:オンワード樫山|総合コース(総合職)2022年卒本選考のES
向上心を強みにする場合は、他の就活生に比べてより高く向上心があることをアピールするために、難易度の高いことにチャレンジしていることが分かるエピソードを選ぶことを心がけましょう。
(15)コミュニケーション力
コミュニケーション力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「留学経験を通じて、異文化の中でも積極的に交流を行い、国際的な学生ネットワークを構築しました。このコミュニケーション力を貴社のグローバルチームで生かし、異文化間の協力を促進し、プロジェクトの成功に貢献します」 「アルバイト先で顧客対応を担当し、問題を迅速に解決することで顧客からの信頼を得て、接客評価で常に高評価を受けました。この経験を生かして、貴社の顧客サービスの質を向上させ、顧客満足度のさらなる向上を図ります」 「新入生のオリエンテーションリーダーとして、100人以上の新入生を迎え、情報提供と相談対応を行いました。この経験から培った円滑なコミュニケーション能力を貴社のチーム内で生かし、チームメンバー間の橋渡し役として効果的なコミュニケーションを推進します」
コミュニケーション能力を強みにする場合は、コミュニケーションを取る相手の年齢の幅が大きいエピソードを選ぶことで、よりコミュニケーション力の強さをアピールできるでしょう。その際、相手との関係性が入社後の環境と近いものを選ぶと、より入社後の活躍をイメージさせやすく、採用担当者の印象に残る自己PRになります。
(16)明るさ
明るさを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「常にポジティブな姿勢を保ち、チームメンバーを励ますことで困難な状況を乗り越える力を持っています。以前、課題の締め切りに追われる厳しい時期にも、この明るさでゼミ全体の士気を高め、結果として期限内に質の高い成果物を提出できました。貴社に入社した際には、この強みを生かしてチームワークを促進することで、組織全体の生産性向上に貢献したいと考えています」
「サービス業での経験を通じて、笑顔とポジティブな対応で顧客のリピート率を大幅に向上させられました。具体的には、接客時の明るいあいさつや親しみやすい態度が顧客から高く評価され、店舗のリピート率が20%向上しました。貴社においても、この経験を生かし、顧客満足度の向上に努め、ブランドイメージの強化に貢献します」
「学内イベントのMCとして、観客を引きつけるエネルギッシュなプレゼンテーションを行い、イベントの成功に貢献しました。この経験から、人前で堂々と話す能力と聴衆の関心を惹(ひ)きつける力を身につけました。貴社においても、この力を生かし、顧客へのプレゼンテーションを通じてプロジェクトやチームの目標達成に貢献します」
明るさを強みにする場合は、自身の明るさが物事を成功に導いたエピソードをもとに、どのような結果やスキルを得られたのかという部分を詳しく記載するようにしましょう。その上で、入社後どこでどのように明るさを生かして働いていきたいかという意志を明確に伝えることで、志望動機にもつなげられます。
(17)真面目
真面目なことを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学で研究アシスタントとして、細部にわたる注意力と責任感を発揮し、研究成果の質を高めることに貢献しました。この強みを生かして、貴社の研究成果の向上に貢献し、チームの一員として価値を生み出したいと考えています」 「図書館でのボランティア活動を通じて、書籍の整理と資料の管理を担当し、常に正確な情報提供を心がけることで、訪れる人々の学びと探求を支援しました。私はこれらの能力を活用して、貴社の情報管理をより効率的かつ正確に行い、業務の流れをスムーズにすることに貢献します」 「アルバイトでのカスタマーサポート業務を通じて、細かな顧客の要望に応え続けることで、顧客満足度の向上に貢献しました。この経験から学んだ真面目な取り組みと顧客への配慮は、貴社のサービス品質をさらに高めるために生かせると確信しています」
私には、最後まで物事をやり遂げる責任感があります。学生時代、演劇部の部長を任されました。個性的なメンバーが集まっていたため、話がまとまらないことが課題でした。しかし、個々のメンバーと話をする機会を作り、最終的には全員が納得できる答えを見つけられました。結果として、部員同士の仲は深まり、より完成度の高い演技ができるようになったと確信しております。サークル活動で培った経験を生かし、業務を中途半端に投げ出すことはせず、責任感を持ってやり遂げたいと考えています。
真面目なことを強みにする場合は、どのようなことに重点を置いて物事に取り組んだか、そしてどのようなことを、その成果と経験から得られたかについてを詳しく記載しましょう。さらに、より定量的な結果を伝えることで、結果にコミットし真面目に努力できる部分をアピールできます。
(18)集中力
集中力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「大学での長期的な研究プロジェクトにおいて集中してデータ分析を行い、研究論文を作成しました。この集中力を生かし、貴社のデータ分析業務においても、精度の高い分析を提供し、意思決定の質を向上させられます」 「試験期間中には効率的な学習計画を立て、集中して目標を達成することで、優れた成績を維持しました。この集中力を貴社のプロジェクトにも応用し、期限内に高品質な成果を出すことで、チームの目標達成に貢献します」 「趣味の絵画で長時間の制作活動に没頭し、地域展覧会で賞を受賞するなど、持続的な集中力を発揮してきました。この力を貴社の創造的なタスクにも生かし、革新的なアイデアを形にすることで、企業価値の向上に貢献したいと考えています」
集中力を強みにする場合は、物事に没頭し集中できることや、短時間で集中して物事を進められることなど捉え方は多様ですが、その集中力によって結果がどう変わったのか、通常と比べてどう良くなったのかという部分が伝わるように文章を構成することを意識しましょう。
(19)素直
素直さを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「研究室で教授からフィードバックされたことを真摯(しんし)に受け入れ、研究の質を一層高められました。この素直さは、貴社の成長環境においても新しい知識や技術を迅速に習得し、チームの一員として貢献するために生かせると考えています」
「アルバイト先の上司からの助言を受け入れ、接客スキルを大きく向上させた経験があります。この素直な姿勢を貴社に持ち込み、提供される指導やフィードバックを活用して、業務の質をさらに向上させることができます」
「インターンでさまざまな部署の業務を経験し、それぞれの業務に必要なスキルや知識を柔軟に吸収したことで、幅広い視野を持てました。この素直で学習意欲の高い姿勢を貴社においても発揮し、新しい課題に対して柔軟な対応を行い、チームの一員として貴社の発展に貢献します」
私の強みは目標に対し地道に取り組める粘り強さです。私は大学の◯◯部に入部し、レギュラーになるという目標を掲げました。しかし、私が2年次に入部したことや、高校始めの私と違い小中学校始めの部員が多く、他部員と同じ練習では競技歴による差を埋められないと感じました。そこで私は本練習後に毎回2時間の自主練を行いました。誰よりも練習量をこなしつつ、本練習で取り組む基礎の部分に応用を加えた実践的な練習にも時間を使うことができました。また、隙間時間に自身のプレー動画の分析を行いました。自分のプレーにおける得意・苦手部分を原因の部分から理解し、おのおのの伸長や改善を意識することで練習の質を向上させることができました。時折スランプに陥りながらも以上の取り組みを1年以上欠かさず続けた結果、団体戦出場を果たし目標を達成することができました。そこから私は何事も最後まで諦めず取り組み続けることを大切にしています。 ※出典:倉敷紡績(クラボウ)|事務系総合職2025年卒本選考のES
素直さを強みにする場合は、素直に物事を受け入れたことによってどう好転したのか、それによってどのようなスキルを習得できたのかという部分を詳しく記載しましょう。また、「素直さ」を求める人物像に置いている企業が多いため、強みが思い浮かばないという人は、素直さが求められた場面や発揮できたエピソードなどを振り返ってみても良いかもしれません。
(20)傾聴力
傾聴力を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「カウンセリングのボランティア経験を通じて、相談者の話を丁寧にヒアリングし、適切なアドバイスを提供する傾聴力を身につけました。この経験から、貴社のチーム内での円滑なコミュニケーションを促進し、職場の調和と生産性の向上に貢献します」 「マーケティングのインターンとして顧客インタビューを担当し、顧客のニーズを深く理解することで効果的なキャンペーンを提案できました。この傾聴力を生かして、貴社の顧客理解を一層深め、市場に合った戦略を展開します」 「教育支援団体での活動を通じて、子どもたちの意見をしっかりと聞き取り、彼らのニーズに応じた教育プログラムを企画しました。この能力を生かし、貴社の内部コミュニケーションの質を高め、より良い組織作りに貢献します」
傾聴力を強みにする場合は、どのような相手からどのような意図をくみ取り成果につなげたのか詳しく記載するようにしましょう。その上で、入社後どこでどのように傾聴力を生かして働きたいか明確に伝えることで好印象を残せます。
(21)好奇心
好奇心を強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「新しい技術・トレンドに常に目を向け、自主的に関連セミナーに参加することで、最先端の知識を習得しています。この好奇心を生かし、貴社の技術革新に対する取り組みに積極的に貢献し、業界をリードする製品開発を支援します」 「留学中に5カ国を旅行し、異文化に対する深い興味から各地の文化や歴史を学んだ経験があります。この広い視野を生かして、貴社の国際事業に新たなアイデアを提供し、グローバルな市場での競争力を高めることに寄与します」 「常に新しいことに挑戦する好奇心が強い人間です。専攻とは異なる分野のプログラミングのオンラインコースに自主的に登録し、半年間で基本的なウェブ開発スキルを身につけました。この未知の領域にも果敢にチャレンジし、短期間で成果を出した経験を生かして、貴社の問題解決に貢献したいと考えています」
好奇心を強みにする場合は、好奇心にしたがって新たなことや難易度の高いことにチャレンジした経験を中心に、どのようなスキルを身につけられたのか詳しく記載しましょう。その上で、志望企業のどのような事業・業務に好奇心を持って取り組むのか、どのような成果を出したいのかという部分を明確に伝えられると高評価を得られるといえます。
(22)チームワーク
チームワークを強みにする場合の自己PRの例文は以下のとおりです。
「部活動でキャプテンを務め、チーム全員が一丸となって目標を達成できるよう意見を集約し戦略を立案しました。この経験を通じて、チームで一丸となって目標に向かう力が身につきました。貴社においても、この経験を生かし、チームメンバーと協力しながら共通の目標達成に向けて貢献したいと考えています」 「プロジェクトグループの一員として、メンバーそれぞれの強みを見極め、最適な役割分担を提案しました。この協調性と戦略的思考により、プロジェクトを成功に導きました。貴社のプロジェクトにおいても、この経験を生かしてチームワークを促進し、プロジェクトの成功に寄与します」 「サービス業でチームリーダーとして、効率的な業務分配とスタッフのモチベーション管理を行い、顧客満足度の向上に貢献しました。この経験から、チームワークを最大限に生かす方法を学びました。貴社においても、この力を生かし、業務効率の向上とチームの士気高揚に努めたいと思います」
チームワークを強みにする場合は、チームをまとめるためにどのようなことをしたかという部分を詳しく記載し、得られた成果やスキルまで伝えられるといいでしょう。また、チームワークを高めることで入社後どのような利益をもたらせるか詳細に伝えられると高評価につながるでしょう。
(23)論理的思考力
自己PRで論理的思考力についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは論理的思考力があることです。私はサークルで会議を行う際に、考えがまとまっていない人の意見や思考を聞いてその人が何を言いたいのか、何をしたいのかを的確に他の人に伝える役割をすることが多かったです。その際に、サークルのメンバーに「自分が何を言いたいのかが分かった」だったり「いつも私たちの意見をまとめて次に進めやすくしてくれてありがとう」といった言葉をいただいたりしことから自分の強みは論理的思考力があることなのではないかと思うようになりました。このことから、私の強みは論理的思考力があることであり、今後もさらに自分の強みを伸ばしていきたいと考えております。
(24)課題解決能力
課題解決能力についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは、課題解決力です。大学では、◯◯部に所属し、学生運営委員長を務めました。主に、重要書類の作成・提出や試合運営、社会人スタッフや幹部選手との連携など、◯◯外でのチームの昇格に関わる重要な任務を行っていました。今までの運営の進め方では、提出物の遅延や運営ミスが発生してしまう体制である事が課題でした。そこで、この課題を改善する為に、それぞれの委員の役割をより明確に細分化しました。また、提出物の期日管理についても、全員がタイムリーかつ正確に共有出来るようにTime Treeというアプリを取り入れて、都度共有と確認を行う等のコミュニケーションを増やしました。その結果、去年まで発生していた連携不足による運営ミスがほぼ無くなり、運営基準をクリアする事が出来ました。この経験は、貴社に入社後もチーム内の課題解決やお客様にとってベストなソリューションを提案する事に活かせると確信しております。 ※出典:大塚商会|技術職2025年卒本選考のES
(25)創造力・発想力
創造力や発想力などの強みは曖昧な印象を与えやすいので、強みを裏付けるエピソードをしっかり考えましょう。以下のような例文を参考にしてください。
◯◯の◯◯として、「繁忙時の従業員不足」という店舗課題を解決した経験だ。仕事を円滑に進めるため、従業員数を2倍にすることを目標とした。しかし、課題の本質的な解決には単に従業員数を増やすだけでなく、進んで勤務できる環境の整備が必要だと感じた。そこで勤務環境の改善に取り組み、従業員同士の良好な関係構築を目指した。これによって従業員が「働く=楽しい」と感じ、主体的な勤務に繋がると考えたからだ。具体的には、従業員1人1人と意識的に交流し、私自身が従業員間の結びつきを促進する役割になることで、職場全体の関係性を向上させた。結果、繁忙時の従業員数を2倍に増やすことができ、さらに店舗の売り上げ記録の更新にも貢献した。この経験から相手に寄り添い、相手視点で考えることがチームとして形になることを学んだ。この学びを活かしチームの活性化や関係者との良好な関係構築に尽力したい。 ※出典:NTTドコモ|WILLコース(WF確約型WILLコース)2025年卒本選考のES
【業界別】自己PRの書き方例文10選
(1)コンサル (2)金融 (3)メーカー (4)広告 (5)インフラ (6)商社 (7)不動産 (8)建築 (9)人材 (10)旅行・観光・旅行代理店
(1)コンサル
私の強みは、さまざまなことに臆せず挑戦する「チャレンジ精神」と、「多種多様な経験」を保有していることだ。小学生時代には、◯◯、◯◯、◯◯、◯◯、◯◯教室などさまざまな習い事をしていた。中学では、YouTube活動に挑戦し動画編集技術やニーズを捉える力を身につけた。また、◯◯県児童研究作品展において◯◯地区展に出品された。高校では、多くの検定試験に挑戦し、◯◯や◯◯、◯◯の資格を取得した。大学では、◯◯サークルの設立に挑戦し交友関係を深めたほか積極性を養った。また、個人ブログの運営に挑戦しHTMLの技術や実践的なマーケティングスキルを身につけた。このように私は、さまざまな経験を得ており、それらを生かすことで、物事を多角的な視点から思慮することができる。このチャレンジ精神とさまざまな経験から得た多角的な視点を生かして、貴社では「攻めの姿勢」で活躍していきたいと考えている。 ※出典:パクテラ・コンサルティング・ジャパン|コンサルタント職2023年卒本選考のES
(2)金融
私の強みは新しいことに挑戦する「行動力」とそれを支える「継続力」です。私は新しいことに挑戦することが好きで興味を持った事には迷わず挑戦してきました。具体的には、◯◯や◯◯です。◯◯の際は、部活動・学業・アルバイトと同時並行で◯◯をするのは精神面、体力面において容易なものではありませんでした。限られた時間を最大限に生かし目標を達成するため、受験日から逆算した予定表の作成し、時間の効率化を図りました。大学生活と両立させながら日々の勉強を継続した結果、合格を勝ち取りました。この経験から、私にはどんなに高い壁でも諦めずに挑戦し、結果を出す力があると確信しています。また、私の強みである行動力と目標を達成するために継続する努力は、基本的な力だからこそどんなことにも応用でき、課題や困難を乗り越えるために必要な力だと考えています。
※出典:SMBCファイナンスサービス|ナショナル職(全国型)2023年卒本選考のES
(3)メーカー
ここでは、以下のメーカー業界の例文を掲載しています。
・電機メーカー業界 ・自動車メーカー業界 ・化粧品メーカー業界 ・薬品メーカー業界 ・食品メーカー業界 ・消費財メーカー業界 ・重工メーカー業界 ・医療機器メーカー業界 ・精密機器メーカー業界
電機メーカー
私の強みは「挑戦すること」です。私の考える挑戦とは新たな価値を創造することです。そのように考える理由として、営業のアルバイトでの経験があげられます。アルバイトをしている中で、◯◯したいという問い合わせが多くありました。その際、私はお客様に改善案をお伝えすることでお客様の要望を満たしていましたが、お客様が満足している実感を得ることがありませんでした。そこで私は、自分の提案方法に2つの変化を加えました。まず1つ目は、◯◯を行うこと。2つ目はお客様の利用していないサービスを追加提案することです。この2点を加えた提案を行うことで、お客様の要望を満たしたことではなく、自身の利用しているサービスを把握しできたことや、新たな価値を知れたことに喜んでいただけるようになりました。 この経験から、私はお客様に新たな価値を提案することにやりがいを感じ、人の役に立つことが自分の原動力になると感じました。この強みを生かして貴社でも新しい価値の創造に挑戦したいです。
※出典:三菱電機|技術系総合職(自由応募)2023年卒本選考のES
自動車メーカー
私の強みは、創意工夫して実行する力です。この強みは◯◯へ留学し、リーダーとしてクラスをまとめた際に発揮しました。当初、クラスにまとまりがなく、意思決定をする際にもとても時間がかかる状況でした。二カ月の短い期間の中でいかにクラス全員が仲を深められるかが課題でした。そこで、クラスで賞を受賞する事を目標に掲げ、SNSを活用する施策を講じました。賞は、授業の発表や討論、クラス写真を判断材料に選ばれます。クラス写真を提出するだけでなく、クラスのインスタグラムのアカウントを作り、クラスの皆が写真を投稿できるようにしました。写真の提出を、課題ではなくクラスの思い出作りと捉える事が出来き、その後クラスの親睦が深まりました。結果、自分の意見を言いやすい雰囲気作りをした事で、皆の意見が反映された討論や発表ができ、クラスで賞を受賞できました。貴社でも創意工夫する力を生かして、組織に貢献したいです。
※出典:日産自動車|購買職2024年卒インターンシップ選考のES
化粧品メーカー
私の強みは、率先して環境の改善に取り組む行動力です。この強みをカフェのアルバイトで発揮しました。業務量が多く苦労している店長の姿を見て、力になりたいと思ったことがきっかけです。そこで、時間がかかっている業務を割り出し、対策を考え次の2点に取り組みました。1点目は、業務伝達の煩雑さの解消です。平易な変更点でも、店長自ら従業員一人ひとりに口頭で説明していました。そこで、マニュアル変更やメニュー更新の情報や詳細をノートにまとめ、従業員は出勤時にノートを毎度確認する体制づくりをしました。2点目は在庫管理表の作成です。棚卸し作業の際に、在庫量や食器数を毎回1から確認していることに疑問を感じていました。そこで、確認しやすいようにExcelで管理表を作り、棚卸し作業の効率化を図りました。その結果、店長から管理職に任命されました。この経験から相手の行動に目を配り、考える事が組織の貢献につながると実感しました。
※出典:コスモビューティー|研究2023年卒本選考のES
薬品メーカー
私の強みは未知の環境に飛び込む行動力です。これまでに◯◯での商品開発や◯◯の◯◯への◯◯に参加してきました。特に◯◯では2週間で立案から販売まで手掛け、◯◯チームの中で唯一採用を獲得しました。また、私は「迷ったらまずやってみる」というマインドを大切にしています。これは参加への意思決定に加え各活動中も意識しています。私は◯◯の◯◯コンサルタントをしており、そこではお客様の興味関心や有効な魅せ方など、正解がない中で適切な訴求が求められます。私は各提案の中で1つ軸を決め、それを「やってみる」ようにしています。そして提案後に内容を省みて修正を施し、次の「やってみる」につなげています。
※出典:アステラス製薬|臨床開発職2024年卒インターンシップ選考のES
食品メーカー
私の強みは、「変革へのチャレンジを恐れない」ということである。私は中学から現在まで所属している◯◯部に加え、大学2年の春から未経験の◯◯部を兼部している。当初は体育会である◯◯部に加えて未経験の◯◯部に挑戦することに対して、両方中途半端になるのではないかと反対されたが、「経験は最高の財産」という価値観からどちらの活動も全力で続けている。この価値観で両立し続けた結果、◯◯部として◯◯し◯◯を作成するという新たな取り組みを行うことができた。以上のように、私はチャレンジを恐れないことで変革をもたらすことが強みであり、変化し続ける社会において、就職後もこれを生かして行動していくことを約束する。
※出典:日清オイリオグループ|営業、企画・管理コース2024年卒インターンシップ選考のES
消費財メーカー
私がもし貴社に入社したとしたら、自身の強みである課題解決能力とコミュニケーション能力を発揮し、生活者に寄り添う営業として多くの顧客を勝ち取る事ができます。この強みは大学1年生よ◯◯で勤務し、店舗を統括するマネジャーとして働き、総合評価エリア一位という目標達成のために日々奮闘する中で培われました。また、私は現在大学で消費者行動論とマーケティング戦略を学んでいます。この知識は貴社製品の価値を、生活者の立場になって考え、伝える営業に生かす事が出来ると考えています。強みと知識を生かし、貴社製品の提供を通じて、健康課題の解決に努める営業となり、貴社の実績に貢献したいです。
※出典:サンスター|消費財営業職2024年卒本選考のES
重工メーカー
私の強みは「主体的にチャレンジする精神」です。私がこの特性を生かしたこととして、自分オリジナルの◯◯サイトを制作したことがあります。大学在学中、友人と「数式が表示できて理系の議論に特化した◯◯サイトが欲しい」と話していたのですが、私は「欲しいな」で終わらせるのではなく実際に作ってみようよと友人に提案し、PHPを独学して◯◯サイトの作成に取り組みました。◯◯サイトを作る上では各種処理の仕方、データベースなど初めて学ぶことも多く、検索しても分からないことが多々あり何度も挫折しそうになりました。しかし手探りで試行錯誤を積み重ねることで、毎日少しずつ開発を進めることができました。約半年後、当初の目的であった「数式が使える◯◯サイト」を完成させることができ、現在では◯◯名以上の利用者がいます。このような私の主体性は貴社の業務において新規プロジェクトの開拓をする際に生かせると考えます。
※出典:三菱重工業|技術系2023年卒本選考のES
医療機器メーカー
私の強みは目的達成まで諦めない粘り強さ、相手のニーズを引き出す傾聴力だ。これが発揮されたのが大学◯◯部での経験だ。当時のチームは20年ぶりとなる◯◯優勝を目標に掲げていたがコロナ禍のせいでトップダウンの指示が多く、幹部と後輩で目標共有ができていなかった。そこで私は両者の橋渡しを担いたいと考え二つのことを行った。一つ目に後輩に◯◯を配布し不満、要望を洗い出し幹部に共有した。また二つ目に幹部の指示の意図を私の口からかみ砕いて後輩に伝えることを繰り返した。これにより、大会は惜しくも準優勝だったが部に強い結束を生むことができた。貴社においても、この2つの強みを生かし活躍したい。
※出典:キヤノンメディカルシステムズ|グローバル事業企画・マーケティング2024年卒本選考のES
精密機器メーカー
私は、さまざまな分野の考え・手法を融合させて新しい価値・発見を生み出すことができる。研究では自身の専門である◯◯に加えて、◯◯実験(◯◯や◯◯工学・◯◯解析)・画像処理・機械学習を新たに積極的に学び、それらを組み合わせることで、◯◯に働く◯◯メカニズムを解明してきた。このような姿勢や考えは、貴社の研究開発製品開発でも生かすことができると考える。
※出典:島津製作所|技術系2023年卒本選考のES
(4)広告
私を漢字一文字で表現するなら「向」だ。 自分と他者の両方と徹底的に向き合うからだ。 自分に対しては、簡単には達成しえない目標を設定しこだわりを持って向き合い努力する。大学受験で、苦手から逃げず無我夢中に勉強した結果、この上ない達成感と大きな成長を得た。 他者に対しては、相手に時間をかけて向き合い他者と相乗効果をはかることを意識する。サークルではプロジェクトリーダーとして、メンバー全員に向き合い、個々の特性の理解に尽力してきた。結果多様な知を結集させ自分だけでは達しえない高次元まで到達できた。 このように自己にも他者にも徹底的に向き合い向上していくところからこの字が自分を的確に表現している。
※出典:JR東日本企画|総合職2023年卒インターンシップ選考のES
(5)インフラ
「計画的行動力」が私にはある。これは◯◯の長期インターンで発揮された。前月のビハインドのため入社直後から結果を求められた際に、まず目標と現在の自分とのギャップは何かを考え、自分の不足要素は何かを突き止めた。そしてそれに注力し努力した結果、新人最高記録となる結果を出しビハインド挽回に貢献することができた。このように私には計画的に行動する力があるので、この力を貴社での課題解決に生かしたい。
※出典:NTTインフラネット|技術・研究系2023年卒本選考のES
(6)商社
私の自己PRポイントは多様な関係者を巻き込む力です。人を巻き込む上で論理と感情が大事だと考えており、その配分を変えることで人を巻き込んできた。◯◯サークルにおいて新歓チーフという立場で入会者◯◯人を達成した際は感情でもってサークル員や新入生を巻き込むことができました。また、◯◯サークルにおいて新たに協賛班を立ち上げ協賛金を調達した経験においては論理でもって社会人を巻き込んでいくことができました。社会人になってもこの論理と感情の比率を変えながら相手に向き合うことで人を巻き込んでいけると確信しています。
※出典:三菱商事|総合職2023年卒インターンシップ選考のES
(7)不動産
pre>私の強みは、相手の状況に合わせて工夫して動ける行動力です。この強みは塾講師のアルバイトで発揮されました。英語を担当した、苦手意識が強くフィーリングで解く学生に対しては、これまでに学んだ文法同士の関連性を伝えながらかみ砕いて説明し、自作のテストでその時期と理解度に合わせた問題設定をすることで知識が定着するようにしました。また、学生が少しでも英語の勉強に興味を持てるよう、月1で洋楽の紹介、雑談ではことわざの紹介をするといった工夫を行いました。この結果、生徒は英語に興味を持ち始めるとともに、文学部へと志望校を変え、英語を猛烈に勉強し始めました。そして、それを見ていた保護者の方から「◯◯先生なら塾を続ける」といった言葉をいただきました。貴社でも、積極的に仕事に向き合い、お客様に寄り添います。そして、ニーズに合った開発や、お客様にあった提案をすることで、売り上げ増加に貢献できます。※出典:近鉄不動産|総合職2024年卒本選考のES
(8)建築
私の長所は2つの柔軟性があることです。1つ目は誰とでも柔軟に物事を進められる点です。研究活動で他大学の先生に意見を求める場面が何度かあり、私は自分の考えを明確に伝えた上で質問をすることで、忙しい先生にも意見を聞くことができました。2つ目は急な出来事にも柔軟に対応できる点です。体育祭でダンスの披露中に音が止まるハプニングが起き、群団長を務めていた私はすぐに大声でリズムを取り、結果的に声と手拍子だけで観客を巻き込んだ演技ができました。私はこの長所を生かし、皆に信頼される現場社員になります。
※出典:大林組|土木2023年卒本選考のES
(9)人材
私の強みは、スタミナ・実行力・責任感です。以前、所属する◯◯で、メンター育成を任されたことがあります。組織のビジョンをもとに、メンターのあるべき姿・現状・課題・育成内容・方法を考え実行するまで、一貫して担いました。初めての経験にもかかわらず、先輩と同期計◯◯人を前に3カ月間毎週1人で育成研修を行う必要があり、その重圧から何度も逃げ出したくなりました。しかし「今後の組織を担う人材を育てるのは自分しかいない」という使命感のもと、週1冊専門書を読むことや、コーチング知識を持つ方に助言をもらうこと、毎回全参加者から研修のフィードバックをもらうことを自分に課し、PDCAサイクルを回し続けました。その結果、参加者満足度は95%を超え、1年以上たった今でも「あの研修はすごくためになったよ!ありがとう」と言っていただいています。この「困難から逃げずに最後までやり切り、結果を出す力」を生かして御社に貢献します。
※出典:リンクアンドモチベーション|総合職(コンサルタント、ITエンジニア)2024年卒インターンシップ選考のES
(10)旅行・観光・旅行代理店
私は知的好奇心が強く順応性が高い人である。留学先の授業で、文系出身にもかかわらず◯◯と◯◯などの◯◯について学ぶ授業にチャレンジした。初めは飲料の◯◯プロセスで計算される◯◯式や原料の◯◯作用を理解するのに苦労したが、度重なる課題作成や調査を努力した結果、自身が先導して完成したグループ課題が講義内コンテストで◯位を獲得した。私は新しいことに挑み続ける姿勢と適応能力を御社で生かしたい。
※出典:JTB|総合職2024年卒インターンシップ選考のES
【職種別】自己PRの書き方例文10選
(1)営業 (2)事務・管理 (3)企画・マーケティング (4)サービス・販売 (5)クリエイティブ (6)コンサルタント (7)エンジニア (8)医療系 (9)金融系 (10)研究職
(1)営業
私の強みは反省しながら学び、成長しようとする姿勢です。私は人生で初めて本気で取り組んだ大学受験に失敗し、自信を失い、努力や挑戦することに消極的になっていました。社会心理学の授業で紹介された本がきっかけで、失敗よりも成長がない方が致命的であるという考えや、失敗してもくじけず、そこから学び成長しようとする前向きな姿勢が身に付けようと考えました。そこで、大学生活をダラダラと過ごしてしまったという悔しさをバネにして、一度失敗した勉強やダイエットに挑戦しました。まず、私は今までの失敗パターンを振り返り、苦手なものからの逃げが失敗の原因だったと考えました。そこで、ダイエットでは食事制限だけでなく、好きではなかった運動を取り入れました。勉強面では、社会人になる前に英語力があれば挑戦できることの幅が広がりチャンスをつかみやすくなると考え、TOEIC800点を目標にしました。そこで、苦手だったリスニングを毎日2時間通学・帰宅中に聴くようにしました。その結果、半年で◯◯キロの減量と三カ月で◯◯点のスコアアップに成功しました。これからも苦手なのに向き合い、成長のワクワク感を楽しみながら新しいことに挑戦し続けたいと考えています。
※出典:富士ソフト|営業職2022年卒本選考のES
(2)事務・管理
私の強みは、粘り強く物事に取り組むことです。短期留学を経験して以来もっと英語を学びたいと感じ、昨年「自信を持って日常英会話をこなす」という目標を掲げ留学に行く予定でしたが、新型コロナの影響を受け中止になりました。悔しい思いをしながらも、目標に近づくために日本で何ができるかを考え、オンライン英会話を始めました。実際に自分の口で英語を話すことが必要だと考え、授業内で必ず一つは講師に質問をしたり、気になった表現を積極的に使ってみたりなど、話す機会を増やす工夫を重ねました。また、ポッドキャストも聴き始め、日常会話でよく用いられる表現を音読、シャドーイングして学びました。これらの学習を始めた7月頃と比べると、現在は英語を話すことに対する抵抗感がかなり減ったと実感すると同時に、自分の意見が英語で相手に伝わることの達成感や楽しさを感じることができました。今後も目標に向けてさらに努力を重ねていきたいです。
※出典:大有建設|事務系2022年卒本選考のES
(3)企画・マーケティング
私の強みは物事に対する実行力と多様な価値観を持つことだ。サークル活動では長崎県の本土最西端から北海道の本土最北端まで7人の仲間と共に3週間かけて自転車で走り切った。また、学際系の学部での学びや、簿記や韓国語、世界遺産、旅行業務の勉強などを行ってきた。このようにさまざまな学問を学んで得た知識、さまざまな地域を自分の足で訪れた経験がある。これらを掛け合わせ多様な価値観を養った私は、人にはない力を持っている。
※出典:JTBグローバルマーケティング&トラベル|総合職2024年卒インターンシップ選考のES
(4)サービス・販売
私の強みは、たとえどんなに苦手なことでも、少しでも興味があれば何でも取り組んでみる挑戦心である。私は大学1年生の冬休みに留学に行った。海外経験がない私は海外へ行くという事への不安や英語でコミュニケーションを取る苦手意識があった事から参加することを悩んでいた。しかし、実際に参加することで、拙い英語でも外国人と会話をする事ができ、自分の可能性や英語でのコミュニケーションの楽しさを知ることができた。この経験から、今まで経験したことのないことに挑戦をすることで新たな気づきを得ることができ、それらが自分自身の成長につながることを学んだ。この強みを生かし、現状に満足せずさまざまな仕事を体験し、経験値を高め、働く仲間やお客様から頼られるような人物になりたい。
※出典:アイングループ|リテール総合職(AINZ&TULPE)2023年卒本選考のES
(5)クリエイティブ
私の強みは、相手の立場に立って考えることで課題を可視化することである。この強みは、学生時代に部活動でマネジャーの組織体制を改革した際に、自分の視点でのみ考えていたことが原因で部員と何度も衝突する中で、相手の立場で考える大切さに気付いて培ったものである。この強みを生かして、将来は貴社の営業として、お客様や他の社員の立場に立って考え、お客様のニーズや課題を把握し、解決していきたいと考えている。
※出典:住友化学|クリエイティブスタッフ(総合職 事務系)2024年卒本選考のES
(6)コンサルタント
私の強みは「相手の感情をくみ取り課題解決につなげる力」である。 ◯◯部部長として◯◯未経験者の部員数向上に取り組んだ際にこの能力が生かされた。当時は未経験者の部員が極端に少ないことが課題であった。そこで、まずは入部・継続の動機について理解するために部員への聞き取りを行った。得られた意見から「◯◯への憧れを持ってもらうこと」と「安心して練習できる環境を作ること」の二点に注力する必要があると考え、以下の施策を実行した。1. 新歓体制の見直し。部員との交流だけでは◯◯の魅力を伝えきれないと考え、小規模の◯◯を頻繁に開催した。2. 練習環境の改善。人目を気にせず練習できる◯◯の導入、初心者向けの◯◯や◯◯の充足を行った。結果、前年はいなかった初心者を4人獲得・維持することができた。貴社のコンサルタントとしてこの「相手を思う力」を生かし、顧客の課題解決に貢献できると考える。
※出典:パクテラ・コンサルティング・ジャパン|コンサルタント職2024年卒本選考のES
(7)エンジニア
私は一年後の◯◯大会出場の目標に向けて継続的に努力をした経験から、困難な過程も諦めず取り組むことのできる人です。◯◯の時に◯◯に出るための制限タイムが自己ベストに対して◯秒程足りず、1年後その大会出場を目標にしました。単に練習に取り組むだけでなく、毎日の練習に目標をもって取り組むことに必要性を今までの練習を思い返して認識しました。そのために練習の振り返りやメニュー、明日の目標や改善点を日記に書き、自分に何が足りないのかを検討しました。コーチや仲間たちと一緒に動きを録画し、ペース配分の変更やフォームの改善に取り組みました。後半腕の動きが小さくなっていることから腕の筋力不足を悟り、◯◯トレーニングだけではなく◯◯トレーニングにも注力しました。この日記を部内で共有し仲間と意見交換なども行ったことで、一体感やチームのみんなでおのおのの自己ベストに向けて努力できたのではないかと感じました。結果1年間でタイムを◯秒短縮し、大会に出場することができました。この目標をもって継続的に努力できる強みを生かして、困難な過程を乗り越えていきたいと思います。
※出典:アイ・ティー・ワン|システムエンジニア2023年卒本選考のES
(8)医療系
私の強みは「誰かの笑顔のために」を原動力にひたむきに努力を続けることができることです。私は◯◯で宴会場キャストのアルバイトをしております。そこでは、ゲストが笑顔になるためにはどのような技術が必要か考え、努力し、実行しました。その結果、披露宴というタイトなスケジュールの中でゲストが今何を求めているか、会話やしぐさ、表情からニーズを汲み取り、臨機応変に察知して、ゲストを笑顔にさせるサービスを行うことができました。このことが評価され優秀キャストにも推薦していただきました。御社では私に関わるすべての人の笑顔のためにということを原動力に、自己研さんに励み、患者様だけでなく医療ニーズのある全ての人の健康と笑顔に貢献していきます。 ※出典:塩野義製薬|メディカル総合職2023年卒本選考のES
(9)金融系
目標に対しての計画を立て、努力を継続的に行える人間である。私はこれまで14年間◯◯を続けてきたが、壁にぶつかった時こそ、努力を重ねて乗り越えてきた。現在は、毎日練習の動画を何度も見返し、自身の弱点を分析するだけでなく、それを克服するための練習メニューも自分で考えながら取り組んでいる。またコミュニケーション能力にも長けている。私は小学校より◯◯に所属しているが、それがとても小さなコミュニティであることを理解している。親の方針もあり、習い事は◯◯の生徒が集まらない場所で行っていた。そこでバックグラウンドの異なる人たちとの交流を深めたことが、私のコミュニケーション能力の原点だと考える。大学では、部活動の同期に部として初めての外国人留学生がいるが、彼らと英語で会話をし、日本語も教えるなど、コミュニケーション能力を生かしながら、同じ目標に向かって日々練習に励んでいる。 ※出典:バークレイズ|投資銀行部門2023年卒本選考のES
(10)研究職
私の強みは「考え抜く力」だ。 疑問や違和感、問題点はささいなものであっても放置せず、考え抜き、自分なりに納得のいく答えを導いた上で行動することを大切にしている。 これまでに強みを発揮し、新たなコンセプトの◯◯サークルを設立した。 私は当時所属していた◯◯サークルでの活動を楽しんでいたものの、小さな違和感を抱いていた。その違和感を放置せず2年間にわたり原因を考え抜いた結果、自分が現状よりも「高い競技性」を求めていることに気づき、新たに競技性を重視したサークルの設立に踏み切れた。 このように何事に対しても現状に満足せず、考え続けながら取り組むことで、物事の本質を見失わずに進めると考えている。 ※出典:アステラス製薬|製剤研究職2022年卒本選考のES
履歴書での自己PR欄以外でもアピールする方法
「趣味」「特技」「資格・免許」といった履歴書の自己PR欄以外の項目でも、自分の魅力や能力を示す方法は存在します。以下では、これらの項目を活用して履歴書全体で自己アピールする方法を解説します。
趣味
趣味は、あなたの個性や生活スタイルを表現する重要な要素です。趣味を通じて創造性・継続性・チームワーク・リーダーシップなど、仕事に有用な長所やスキルを採用担当者に伝えることが可能です。
例えば、以下のようなアピールにつなげられます。
趣味のアピール例 ・山登り/マラソン(アウトドア) →計画性と持久力 ・バンド活動/写真撮影 →創造性と技術的スキル
これらの趣味を履歴書に記載することで、面接時に話のネタになる上、人柄をより深く伝える機会にもなるでしょう。
特技
特技は個人の能力を際立たせる要素として履歴書に記載する価値があります。特に、その特技が応募する職種や業界と関連がある場合、その人物の技能を強調できます。
例えば、以下のようなアピールに繋げられます。
特技のアピール例 ・速読 →情報収集能力が高い/研究職や編集職に応募する際に有利に働く可能性がある ・多言語を操れる →グローバルなビジネスを行う企業にとって魅力的
▼ESの趣味・特技について詳しく知りたい方はこちら ・ESの趣味・特技の書き方【例文31選】見つけ方やポイントを紹介
資格・免許
資格や免許は、専門的な知識や技能が正式に認められている証拠となり、履歴書において非常に強力なアピールポイントです。特に、応募する職種に直接関連する資格を持っている場合、その職務を遂行するための具体的な能力があることを示せます。
例えば、公認会計士の資格は会計職、TOEICの高得点は国際業務が求められる職種で大きなアドバンテージとなります。資格や免許を取得することは、その分野に対する深いコミットメントと専門性を提示できるため、履歴書でしっかりとアピールしましょう。
▼就活の資格について詳しく知りたい方はこちら ・就活で有利な資格10選!業界別・文理別のおすすめとESの書き方
履歴書・ESと面接での自己PRの伝え方のポイント
自己分析をして自己PRのアピールポイントが決まったら、書き方・伝え方を見ていきましょう。自己PRでは、論理的に文章を組み立てる力も見極められています。 そして、面接でも印象的な自己PRを行えれば印象に残りやすくなるでしょう。
ここでは、履歴書やESといったテキストベースの伝え方と、口頭で伝える面接での伝え方のポイントをそれぞれご紹介します。
履歴書での自己PRのポイント
履歴書における自己PRは記載できる量が少ないことが特徴です。そのため、自己PRは簡潔に記載する必要があるでしょう。
履歴書においては、具体的に作成した自己PRの要点を記載する程度の量が望ましいと考えられます。
ESでの自己PRのポイント
企業によって異なりますが、ESは履歴書に比べて自己PRに求められる量が多い傾向にあります。そのため、記事の序盤でご紹介した評価ポイントを網羅的に満たせるよう具体的な自己PRを作成することが重要です。
面接での自己PRのポイント
面接における自己PRでは、長くならないように簡潔に伝えることが重要です。300文字程度の文章を読むと、平均1分程度と短いため、自己PRは面接前に必ず練習しておきましょう。
また、周りに対して謙虚な姿勢を見せつつ、堂々と自信を持って話すといいです。
▼面接における自己PRについてさらに知りたい方はこちらから ・面接での自己PRの答え方【例文15選】長所別・エピソード別に紹介
こんな自己PRはNG! 落ちないための注意点
自己PRは企業の担当者にアピールする欄ですが、伝え方によってはマイナスの評価につながってしまうこともあります。自己PRを作成するときには、以下3つの注意点を押さえましょう。
・後ろ向きな表現を使う
・誇張してしまう
・内容に一貫性がない
それぞれの注意点を、項目ごとに紹介します。
後ろ向きな表現を使う
自己PRを書くときには、後ろ向きな表現を使わないようにしましょう。ネガティブな表現を使うと、文章全体のイメージに影響してしまいます。
自己PRの書き出しがマイナスポイントであった場合、その後で挽回する表現を用いたとしても、悪いイメージが先行してアピールポイントが薄れてしまうリスクがあります。
例えば、「うっかりミスが多い私ですが、持ち前の明るさで乗り越えていきます」などの書き方は避けた方が無難です。前向きな文章を心がけましょう。
誇張してしまう
アピールポイントを説明するときに、エピソードや得た結果を誇張しないようにしましょう。誇張することにより、相手に本来の意図が伝わりません。また、採用担当者がうその内容だと気づき、評価を下げる恐れもあります。
例えば、部活の成果を伝える場合、実際に起こっていない出来事を作ってしまうと信ぴょう性を失ってしまいます。人が驚くような大きな出来事を書く必要はありません。小さなことでも、実際に経験した出来事を詳細に書き、うそは書かないようにしましょう。
内容に一貫性がない
自己PRを書くときには、一貫性を持った文になるように気をつけましょう。アピールポイントとエピソードのつながりが見えないと、結果的にあなたの人物像や強みが分からなくなる可能性があります。
例えば、責任感があることをアピールしたい場合、チームを引っ張ったエピソードを説明するとリーダーシップが強みだという印象が残ります。「結論」「エピソード」「入社後に生かせる能力」に、一貫性を持たせましょう。
この記事のまとめ
本記事では自己PRの効果的な書き方を、強み別・職種別に例文付きで解説しました。
ご紹介したポイントや例文を参考にして、自己PR欄で強みを効果的にアピールし選考突破しましょう。
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