面接マナーは、就活生の印象を左右する大切な要素のひとつです。マナーに反する行動や言動は、面接官からのマイナス評価につながることもあります。
「面接の場にふさわしい立ち居振る舞いや、言葉遣いができるか自信がない」と、不安に感じる就活生も多いのではないでしょうか。
本記事では、受付~入退室の流れや身だしなみ、話し方など、就活生が押さえておくべき面接マナーについて詳しく解説します。
<目次> ●【受付〜入室・退室編】面接の流れとマナー ・受付 ・待機 ・入室 ・面接 ・退出 ●【集団面接編】個人面接とは異なるグループ面接のマナー ・入室 ・面接 ・退出 ●【オンライン面接編】Web面接でのマナー ・事前に接続確認をする ・静かな場所で受ける ・ミュートを適切に使う ●【言葉遣い編】就活の面接中のマナー ・敬語の基本 ・【例文付き】就活で頻出の敬語・言葉遣い ・敬語の間違い例 ●【身だしなみ・服装編】就活面接への準備とマナー ・身だしなみマナー:男性編 ・身だしなみマナー:女性編 ●【話し方編】就活の面接中のマナー ・具体的かつ簡潔に回答する ・発言するタイミングに気を付ける ・言葉遣いに気を配る ・相手の目を見て話す ●【時間・持ち物編】就活面接への準備とマナー ・10分前に到着する ・忘れ物をしない ●この記事のまとめ
【受付〜入室・退室編】面接の流れとマナー
就活の面接は、自分をアピールする大きなチャンスです。しかし、面接のマナーが守れていなければ、面接官にマイナスイメージを与えてしまいかねません。そのため、就活生は、面接の基本的な流れやマナーを押さえておく必要があります。ここでは、以下の5つのシーンに分けて、基本的な手順やマナーを解説していきます。
・受付
・待機
・入室
・面接
・退室
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
受付
面接を受ける就活生は面接開始予定時間の10分前に会場へ到着し、受付をします。受付が予定時間より早過ぎても失礼にあたります。なお、コートを着ている場合、会場に入るときはコートを脱ぎ、畳んで腕にかけて入ります。マフラーや手袋などの小物は、カバンの中にしまっておきましょう。
受付では、「学校名・氏名」と「要件・担当者の名前」を伝えてください。要件を伝える場合は、簡潔に分かりやすく伝えることを意識しましょう。
(例)こんにちは、◯◯大学の◯◯と申します。本日◯時から◯◯様と面接のお約束で伺いました。
待機
受付が済んだ後、面接室や控室に案内されます。面接室に案内された場合はすぐに面接が始まるため、気を引き締めて臨みましょう。
控室に案内された場合は、指示があるまで静かに待機します。
入室
担当者から名前を呼ばれたら、速やかに控室から移動し、面接室に入室します。入室するときは、以下に紹介する基本的な流れとマナーを忘れずに行いましょう。
1. 面接室のドアを3回ノックする
2. 面接官から反応があった場合は「失礼いたします」とあいさつをする
3. 静かにドアを開く
4. 入室したら、面接官に完全に背を向けないようにして、静かにドアを閉める
5. ドアの前に立ち、一礼をする
6. 用意されている椅子の横に立つ
7.「学校と名前をお願いします」と言われたら「◯◯大学の◯◯と申します。よろしくお願いします」とあいさつをする 8. 面接官の指示に従い、着席する
面接室に入室するまでは落ち着いた行動を心がけてください。途中、体調不良などの予期せぬ事態に陥った場合は、担当者にその旨を伝え、指示に従いましょう。名前を述べるとき、自己紹介をする必要はありません。簡潔に大学名と名前だけを伝えてください。
面接
面接中は背筋を伸ばし、正しい姿勢で座りましょう。また、面接官と話をするときは、笑顔を保ち、はっきりとした口調で伝えることが大切です。緊張すると早口になったり、声が小さくなったりしてしまいがちです。小さな声でモゴモゴとしゃべると、自信がない印象を与えてしまいます。
面接は第一印象を決める重要な場面です。悪い印象を与えないよう、座り方・話し方には注意しましょう。
まれなケースですが、名刺を渡してあいさつをする面接官もいます。名刺の受け取り方は、以下のポイントを押さえましょう。
1. 両手で受け取り「頂戴いたします」と伝える
2. 名刺をさっと確認する
3. 机上の左手側に名刺を置く(ない場合は、カバンにしまう)
退出
面接官から面接の終了の旨を伝えられたら、正しい姿勢で座ったまま「本日はありがとうございました」とお礼を伝え、お辞儀をします。退室時の流れは、以下のように進めましょう。
1. 椅子の横に立ち、再びお辞儀をする
2. ドアの前まで移動し、面接官の方を向く
3.「失礼します」と伝え、お辞儀をする
4. 静かにドアを開け、退室する
面接室から退室するときは、物音を立てないよう静かに移動します。退出後、速やかに建物の出口へと向かいましょう。
【集団面接編】個人面接とは異なるグループ面接のマナー
集団面接では、個人面接とは異なる「集団面接ならでは」のマナーがあります。集団面接ではほかの就活生と比較されやすく、マナーが守れていなければ評価が下がってしまう恐れもあります。
ここでは、入室から退出までのシーン別に、押さえておくべき集団面接のマナーを紹介します。面接官から高評価を得られるよう、事前にチェックしておきましょう。
入室
面接会場の入室時に気をつけるべきマナーは、以下のとおりです。
・最初の入室者:ドアを3回ノック、返答の後に開ける ・2番目以降の入室者:あいさつ後に30度の角度で一礼して入室する ・最後の入室者:ドアを閉めてからあいさつし、30度の角度で一礼する
最初に入室する人がドアを3回ノックします。「お入りください」との返答を待ってから、ドアを開けましょう。
「失礼します」というあいさつの後、30度の角度で一礼して部屋に入ります。イスが用意されている場合、着席の指示があるまでイスの横(スペースがなければ前)に立って待ちましょう。
2番目以降に入室する人は、ノック不要です。「失礼します」とあいさつしてお辞儀をします。入室後は、先に入室した就活生の隣のイスに向かいましょう。
最後に入室する人は、静かにドアを閉めます。このとき、なるべく面接官に背中を見せないよう注意しましょう。ドアを閉めたら、「失礼します」とあいさつし、一礼します。あいさつ・お辞儀の後にドアを閉めても構いません。
面接
集団面接中に注意すべきポイントは、次のとおりです。
・ほかの就活生の話をきちんと聞く ・自分の回答に時間を使い過ぎない ・正しい姿勢を保つ
ほかの就活生の話には、しっかり耳を傾けましょう。集団面接では、自分の回答時間ではない待ち時間も発生します。ただし、待ち時間も評価対象に含まれるだけでなく、「あなたはどう思いますか?」と意見を求められるケースもあります。
発言中の面接官や就活生の方を向いて適度に相づちを打つなど、傾聴の姿勢を示すことも大切です。
また、自分の回答に時間を使い過ぎないよう注意しましょう。自分の順番がまわってきたからといって、チャンスとばかりに長々と話し過ぎてしまうことは避けるべきです。集団面接では、個人面接に比べて1人あたりの回答に使える時間が短くなります。質問に対する回答は、できる限り簡潔にまとめるよう意識しましょう。
正しい姿勢を維持することも大切です。イスには深くもたれかからず、背筋をしっかり伸ばして話を聞きましょう。
退出
面接が終わったら立ち上がり、「本日はありがとうございました」とあいさつしてから45度の角度で一礼します。
特別な指示がなければ、最もドアに近い就活生から順番に退出します。一般的には、入室時とは逆の順番になります。
・最初の退出者:あいさつ・30度の角度で一礼後、ドアを開けたまま退出する ・2番目以降の退出者:あいさつ後に30度の角度で一礼して退出する ・最後の退出者:あいさつ後に30度の角度で一礼し、ドアを閉める
最初の退出者は、ドアの前まで進み、面接官に向き直ります。「失礼します」とあいさつしてから30度の角度で一礼し、ドアを開けて退出しましょう。次の退出者のために、ドアは開けたままにしておきます。
2番目以降の退出者も、前の退出者に続いてドアへ向かい、あいさつとお辞儀をして部屋を出ます。
最後の退出者は、あいさつとお辞儀を終えたら、静かにドアを閉めましょう。
【オンライン面接編】Web面接でのマナー
Web面接を導入している企業も多く見られます。Web面接は対面と異なるため、独自のマナーを押さえておく必要があります。
・事前に接続確認をする
・静かな場所で受ける
・ミュートを適切に使う
Web面接の3つのマナーについて、詳しく見ていきましょう。
事前に接続確認をする
Web面接を受ける場合は、事前にインターネット環境を確認し、音声・カメラなどが正しく動作するかを確かめておきましょう。通信機器が正常に起動しなければ、最悪の場合、Web面接を受けることができません。
また、予期せぬ回線トラブルが起こることも考えられます。接続確認を行ったときに不具合が見つかった場合は、速やかに担当者に連絡を入れましょう。Web面接が開始する10分から15分前に、接続状況を確認しておくことをおすすめします。
静かな場所で受ける
Web面接を受ける場合は、周囲の雑音が入らない静かな場所を選びましょう。にぎやかな場所を選ぶと雑音が入ってしまい、双方の会話が成り立たないケースがあります。また、面接官の集中力を欠き、円滑に面接を行えない恐れがあるでしょう。
周囲の騒音が入る環境の場合、双方の声が届きにくいなどのトラブルが生じます。周囲の音が入りにくく、余計な背景が映り込まないよう、適切な環境を整えることが重要です。自宅を使用する場合には、家族にWeb面接を受ける旨を伝えて、生活音や会話が入り込まないよう協力を求めましょう。できるだけ静かな場所を選び、自分自身も落ち着ける状況でWeb面接に臨むことをおすすめします。
ミュートを適切に使う
集団でWeb面接が実施されるときは、適切にミュート機能を使いましょう。複数人が面接に参加すると、声が重なり聞きづらくなってしまうトラブルを防ぐためです。
例えば、複数人に同じ質問を行った場合、数人が同時に答えてしまうことがあります。また、周囲の雑音が入り、面接を妨げる事態になりかねません。面接担当者から、ほかの人が発言するときにはミュートを利用する指示があったときは、必ず従いましょう。
【言葉遣い編】就活の面接中のマナー
就活の面接中のマナーとして、「言葉遣い」も重要なポイントのひとつです。面接官に好印象を与えられるよう、敬語を適切に使いこなしましょう。
ここでは敬語の基礎知識のほか、面接でよく用いる表現や間違い例などを具体例とともに紹介します。ぜひ参考にしてください。
敬語の基本
敬語とは、立場・役割・年齢・経験などが異なる相手に敬意を表す言葉です。主に、以下の3種類に分けられます。
・尊敬語 ・謙譲語 ・丁寧語
尊敬語とは、相手を高めるために用いる敬語です。相手や第三者の動作・状態を表す際など、「目上の方が主体になるとき」に使用します。
謙譲語とは、相手を敬い自分をへりくだるために用いる敬語です。自分の動作・状態を表す際など、「自分が主体になるとき」に使用します。
丁寧語とは、相手に対して言葉を丁寧に表現する敬語です。主に、「です・ます調」が丁寧語にあたります。
同じ言葉を「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」で表現した例が、下記の表です。
言葉 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
言う/話す | おっしゃる | 申し上げる/申す | 言います |
聞く | お聞きになる | 伺う/拝聴する | 聞きます |
見る | ご覧になる | 拝見する | 見ます |
する | なさる | いたす/させていただく | します |
行く/来る | いらっしゃる/お見えになる | 伺う/参る | 行きます/来ます |
思う | お思いになる | 存じる | 思います |
知る | お知りになる/ご存じ | 存じる/存じ上げる/承知する | 知っています |
読む | お読みになる | 拝読する | 読みます |
【例文付き】就活で頻出の敬語・言葉遣い
面接をはじめとする就活シーンでは、以下の3つの表現が多く使われます。
・自分を指す表現 ・相手の会社を表す表現 ・同意を示す表現
それぞれ解説します。
自分を指す表現について
発言のなかで自分を指すときは、「わたくし」または「わたし」と表現することがマナーです。
以下のような表現は避けましょう。
・自分 ・僕 ・俺 ・あたし ・うち
相手の会社を表す表現について
相手の会社のことは、以下のように表現します。
・話し言葉:御社(おんしゃ) ・書き言葉:貴社(きしゃ)
面接では、「御社」を使用しましょう。銀行の場合は、「御行」「貴行」と表現するなど、業界や組織によっては敬称が異なるケースもあります。
例文
・わたくしが御社を志望した理由は、◯◯です。
・わたしは、御行の◯◯に魅力を感じております。
▼御社・貴社について詳しく知りたい方はこちら ・御社と貴社の違いとは?ESや履歴書、メールでの使い分けも徹底解説
同意を示す表現について
同意を示すときは、「かしこまりました」「承知いたしました」という表現を用いるのがマナーです。
以下のような表現は避けましょう。
・わかりました ・了解しました
その他
その他、就活でよく使う表現をまとめて紹介します。
頻出表現 | 解説 |
申し訳ございません | ・目上の方に対する謝罪に「すみません」 ・「ごめんなさい」は不適切 |
問題ございません | 肯定・否定が分かりにくい「大丈夫です」という表現は避けたほうがよい |
よろしいでしょうか | 過去形になる「よろしかったでしょうか」は誤り |
本日・先日 | 「今日」「この間」のビジネス表現 |
恐れ入りますが/お手数おかけしますが | 依頼時のクッション言葉になる |
敬語の間違い例
敬語のよくある間違い例としては、以下の4つが挙げられます。
・尊敬語・謙譲語の混同 ・二重敬語 ・「させていただく」の多用 ・さ入れ言葉
尊敬語・謙譲語の混同について
「相手を敬う尊敬語」と「自分をへりくだる謙譲語」を併用すると、おかしな表現になってしまいます。両者を混同しないよう注意しましょう。
間違い例 | 正しい例 |
◯◯様はおられますか? | ◯◯様はいらっしゃいますか? |
ご拝受いただければ幸いです。 | ご覧いただければ幸いです。 |
二重敬語について
二重敬語とは、ひとつの言葉に対して敬語を重ねることです。これは敬語として誤った使い方です。
間違い例 | 正しい例 |
◯日の◯時にお伺いさせていただきます。 | ◯日の◯時に伺います。 |
社長様のおっしゃられることに感銘を受けました。 | 社長のおっしゃることに感銘を受けました。 |
「させていただく」の多用について
「させていただく」は丁寧な言葉遣いである一方、多用すると違和感や聞きづらさにつながるため使い過ぎるのは控えましょう。
また、「させていただく」という表現を使用するには、次の2つの条件を満たす必要があるため注意しましょう。
1. 相手または第三者の許可を受けている 2. 自分が恩恵を受けている
間違い例 | 正しい例 |
先日、御社の◯◯工場にて工場見学をさせていただきました。業務内容や現場の目標などを伺わせていただき、勉強させていただきました。 | 先日、御社の◯◯工場にて工場見学をさせていただきました。業務内容や現場の目標などを伺い、非常に勉強になりました。 |
大学では◯◯を専攻させていただいています。 | 大学では◯◯を専攻しております。 |
さ入れ言葉について
さ入れ言葉とは、「する」の謙譲語「させていただく」をほかの動詞に使用する、誤った表現のことです。不要な「さ」が入らないよう、正しい表現を把握しておきましょう。
間違い例 | 正しい例 |
行かさせていただきます | 伺います/参ります |
送らさせていただきます | お送りいたします |
話させていただきます | 申し上げます |
【身だしなみ・服装編】就活面接への準備とマナー
就活における身だしなみは、面接官や採用担当者に与える第一印象を左右する要素です。清潔感のある身だしなみにすることにより、好印象を与え、志望先の合格につながります。男女別に、身だしなみのマナーを解説します。
身だしなみマナー:男性編
男性の身だしなみでチェックしておくべきポイントは以下の9つです。
・スーツ ・シャツ ・ネクタイ ・コート・マフラー ・靴・靴下 ・小物(バッグ・時計・ベルト) ・髪形 ・メイク ・爪
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身だしなみマナー:女性編
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【話し方編】就活の面接中のマナー
就活の面接は、合否を左右する重要な選考の1つです。面接のときはやみくもに話さず、以下のマナーを守ることを意識しましょう。
・具体的かつ簡潔に回答する
・発言するタイミングに気を付ける
・言葉遣いに気を配る
・相手の目を見て話す
項目ごとに紹介します。
具体的かつ簡潔に回答する
面接官から質問されたら、具体的かつ簡潔に回答することが大切です。相手が質問した理由を考慮したうえで、自分をアピールする必要があります。また、エントリーシート(ES)に記載していない情報を伝えることで、相手の興味を引き出しやすくなるでしょう。
例えば、学生時代に最も力を入れたことを聞かれた場合、自分がどのような立場で役割を担いながら遂行したのか、具体的な過程も加えて説明します。ただし、話が長くなり過ぎると逆効果です。質問の受け答えは、具体的かつ簡潔に行うことを意識しましょう。
発言するタイミングに気を付ける
面接官が話を続けているときは、最後まで聞きましょう。話に割り込んでしまうと相手の印象を悪くし、評価に悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、面接官が会社概要を説明している場合、疑問が生じたからといって話の途中で割り込んでしまってはいけません。「人の話をしっかり聞かない人」という印象を持たれてしまう可能性もあります。相手の話を最後まで聞いてから自分が答えるという、会話のキャッチボールを意識しましょう。
言葉遣いに気を配る
面接では、言葉遣いに気を配ることが大切です。間違った言葉遣いをすると、面接官に不快な思いをさせてしまいかねません。難しい言葉を使う必要はありませんが、丁寧な言葉遣いを心がけ、正しい敬語の基本を身に付けておきましょう。
以下に、面接で気を付けたい言葉遣いのポイントを紹介します。
・男女問わず、一人称は「わたし」「わたくし」
・「確かに」「なるほど」は、「おっしゃる通りです」
・企業の呼び方は「御社」、貴社は書き言葉にあたる
・語尾は「です・ます調(敬体)」
・「了解しました」は、「承知しました」
相手の目を見て話す
面接官の質問に答えるときは、相手の目を見ながら大きな声で話しましょう。対面で会話する場合は、話している人の目を見ることが大切です。目を逸らしたり、下を向いたりすると、相手に失礼な印象を与えてしまいます。また、暗い表情はしないように気をつけてください。
目線を合わせると緊張が高まってしまう人は、相手の口元やネクタイなどの位置を見て話しましょう。相手が違和感を覚えない範囲で、目線に近い位置を設定して話してください。
【時間・持ち物編】就活面接への準備とマナー
面接では、いくつかの気を付けるべきポイントがあります。以下の2つのポイントを押さえることで、後悔のない就活を進められるでしょう。
・10分前に到着する
・忘れ物をしない
ここでは、2つのポイントを紹介します。
10分前に到着する
先ほども触れましたが、面接会場に到着する目安は、面接の10分前くらいです。もちろん、遅刻は相手に迷惑をかけてしまうため、避けなければなりませんが、早すぎるのもNG。企業によっては、就活生が早く到着してしまうと、業務を中断せざるを得ない状況になることも考えられます。
面接日当日、就活生が予定時刻より1時間前に到着した場合、会場の準備が整っておらず、対応などで手間を増やしてしまうこともあります。会場に早く到着してしまった場合は、周囲を散歩したり公園のベンチで待機したりして、時間を調節しましょう。
忘れ物をしない
面接当日、持参するものを忘れないようにしましょう。忘れ物をすると、一般常識や仕事への熱意を疑われてしまうかもしれません。
また、持ち物として指定されていなくても最低限必要なものはそろえておきましょう。例えば、今後の選考に関する内容を書きとめるために、メモやペンを準備しておくと良いでしょう。面接会場に向かう途中で忘れものに気付いたときは、自宅に引き返さずにコンビニエンスストアなどで購入することをおすすめします。
購入できないものを忘れたときには、必ず担当者に伝えましょう。事情と謝罪の気持ちを丁寧に伝えることで相手にも理解してもらいやすくなります。
この記事のまとめ
本記事では、受付~入退室の流れや身だしなみ、話し方など、就活生が押さえておくべき面接マナーについて詳しく解説しました。Web面接や集団面接に特有のマナーも紹介したので、必要に応じてチェックしてください。
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