今回の記事では、エントリーシート(ES)の書き方を網羅的にご紹介します。ESをこれから初めて書くという方やESを通過するコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、ワンキャリアでは、内定に近づくポイントや業界ごとの例文集など、あらゆるノウハウを無料公開していますので、こちらもご活用ください。
<目次>
●ESの基礎編:選考の概要と対策の全体像
・ESとは?
・新卒採用の選考におけるESの位置づけ
・ESと履歴書の違いとは?
・ESの種類と提出方法
・「です・ます」と「である」どちらでも問題なし
●ESのよくある質問と企業が見ているポイント
・能力や性格を問う質問
・熱意や志望度を問う質問
・思考力や知識量を問う質問
●ES対策の全体像
●ESの書き方の基本
・1. 結論ファーストで書く
・2. 行動の背景を順序に沿って明らかにする
・3. 数字を用いて定量的に書く
●【設問別】ESの構成やテンプレート
・志望動機
・自己PR
・ガクチカ
●ESを書く際の注意点
・会社の求める人物像を把握する
・話し言葉を使わない
・大きな余白はないように
・誤字・脱字に注意する
・期限ギリギリではなく早めに提出しよう
●ESでよくある質問への回答例と書き方のコツ
・(1)志望動機で差をつけ、企業にアピール
・(2)とりあえず応募してしまった企業の志望理由の書き方・回答例
・(3)「挫折経験は?」への回答例とアピール方法
・(4)「自分を動物に例えると?」の質問の意図と答え方
・(5)「学生時代頑張ったことは?」への回答例と書く際のコツ
・(6)自己PRの書き方とは? 自分の強みを一言でアピールする極意と自己PR例文集
・(7)【自己PRの書き方】企業の強み・弱みと自分をつなぐアピール方法
●【職種別】ESにおける志望動機の例文
・営業職
・技術職
・事務職
・エンジニア職
・コンサルタント職
●【エピソード別】ESにおける自己PRの例文
・アルバイト
・インターン
・部活
・留学
・研究・趣味
●【エピソード別】ESにおけるガクチカの例文
・アルバイト
・インターン
・部活
・留学
・研究・趣味
●ESを書くスピードや質を磨き込む
・自己分析
・ESを添削してもらう
・ESの達人を活用してESを書く
・ONE CAREER体験談を活用する
●まとめ:ESの書き方としておくべき準備
●おわりに:ESの書き方を学んで実践する就活生へのエール
ESの基礎編:選考の概要と対策の全体像
ESとは?
ESとは、選考に応募した企業に対して、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機などを記入し、主にウェブで提出する書類のことを指します。自分という人物を読み手に伝えることの難しさから、就活における最初の関門であるといえるでしょう。
新卒採用の選考におけるESの位置づけ
ESとは、就活における最初の課題です。ESを通過しなければ、面接はおろかWebテストや筆記テストも受けられません。
まずは、最初の関門であるESの選考を突破することを目指しましょう。
ESと履歴書の違いとは?
まず、ESと履歴書では問われている内容が異なります。
履歴書:コンビニエンスストアや大学の生活協同組合(生協)など、市販で入手可能。名前、住所、学歴などの「自分の基本情報」が問われる。
ES:原則企業のホームページや企業から送られてきたフォームでしか入手できない。自己PR、志望動機などの「自分の人柄や熱意」が問われる。
ESの種類と提出方法
ESには「Web」「手書き」「白紙」といった種類があります。ただ、現在はウェブ上でESを提出することがほとんどで、例外的に、ESを郵送したり、説明会や選考会の会場で執筆したりすることもあります。志望企業がどのようなESの形式を課しているのかをワンキャリアの選考対策ページを使って事前に調べておくと良いでしょう。
ES・体験談一覧はこちら
「です・ます」と「である」どちらでも問題なし
ESには、「ですます調」と「である調」のどちらを使っても大丈夫です。しかし、一貫性を持たせることが非常に重要です。
「ですます調」を選ぶと、読み手に対してより丁寧で親しみやすい印象を与えられます。一方、「である調」はよりフォーマルな印象を与えられます。
どちらを選ぶにせよ、文中での語尾の統一は必須です。混在していると、文章全体の一貫性が乱れ、読み手に混乱を与える可能性があります。
自分の性格や志望する企業の文化に合わせて選ぶのも1つの方法です。丁寧さや柔らかさを強調したい場合は「ですます調」、正確さや専門性を強調したい場合は「である調」を選択することが考えられます。
ESのよくある質問と企業が見ているポイント
ESでよくある質問は大きく分けて以下の3つがあります。
1. 能力や行動特性を問う質問 2. 熱意や志望度を問う質問 3. 思考力や知識を問う質問
能力や性格を問う質問
・あなたが学生時代一番力を入れたことは何ですか ・自己PRをしてください ・長所と短所を教えてください
ここでは、過去の経験や学生が考える強み・弱みを知ることで、企業の求める人物像にあてはまるかを「人柄」の観点から見ています。
熱意や志望度を問う質問
・弊社を志望する理由を教えてください ・就活の軸を教えてください ・10年後のキャリアプランを教えてください
ここでは、企業に対する志望度を確かめることで、「内定を出したら本当にうちに来てくれるか」を見ていたり、学生のやりたいことと企業の考えに共通点があるかどうかを見たりしています。
思考力や知識量を問う質問
・最近の気になるニュースを教えてください ・当社の◯◯という製品の売上を2倍にする施策を教えてください ・新しい広告を考えてください
ここでは、問題に対してどのような結論を出すかを知ることで、企業の求める人物像にあてはまるかを「スキル」の観点から見ています。
ES対策の全体像
ES対策における全体像は以下の通りです。
1. 熱意や志望度を問う質問 ・ESの書き方の基本を習得する ・ES提出における作法やNG行為に注意する ・ESでよくある質問への回答例や書き方のコツを学ぶ ・自己分析で自分の強み・弱みを知る
2. 志望企業/業界ごとに特化したES対策 ・受ける企業の評価ポイントや求める人物像を把握する ・先輩や内定者のES例文を参考にする
3. ESを書くスピードや質を磨き込む ・ESを添削してもらう ・Chat GPTを活用してESを書く
大きく分けると「全企業共通の基礎的な対策」「志望企業ごとに特化した対策」「完成したESをさらに磨く・ES作成の効率を高める」の3つのフェーズがあります。今回は、それぞれのフェーズにおける対策やコツをご紹介していきます。
ESの書き方の基本
ESの基本的な書き方は主に以下の3つです。
1. 結論ファーストで書く 2. 行動の背景を順序に沿って明らかにする 3. 数字を用いて定量的に書く
1. 結論ファーストで書く
志望動機や自己PRなど、あらゆる項目においてもESは「結論ファースト」で書くことが重要です。先に結論を示し、その後に結論に至る背景や根拠を記入するようにしましょう。
2. 行動の背景を順序に沿って明らかにする
問いに対する結論を示した後、行動の背景を以下の順序に沿って説明すると、新卒採用担当者に対して「読みやすいES」という印象を与えられます。
・経験のあらすじと結果 ・取り組んだ状況・背景 ・直面した困難や課題の特定 ・課題に対する解決策と工夫 ・工夫による結果
3. 数字を用いて定量的に書く
ESを書く際は、「端的かつ具体的」に書くことが重要です。そのために、数字を用いて定量的に設問に答えることをおすすめします。例えば、「大会で優勝した」という説明よりも、「100人が参加した大会で優勝した」と書いた方が、具体的にエピソードを示せます。新卒採用担当者にとっても「分かりやすいES」という印象を与えることができるでしょう。
【設問別】ESの構成やテンプレート
ESは企業ごとにフォーマットが異なることが多いですが、質問事項は基本的にどの企業も似たような内容になっています。特に頻出する質問には志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などがあります。
ここでは、これらの質問に対する構成やテンプレートをご紹介します。
志望動機
まず、どの企業でも必須といわれる志望動機の書き方について、解説していきます。
志望動機については、以下の6つの要素を洗い出しましょう。
最初に、その企業を志望していることやその理由を書きましょう。
続いて、自分が将来何を達成したいのか、どんなキャリアを築きたいのか、どんな社会人として成長していきたいのかについて書いてみましょう。
そして、そのビジョンを持った背景とする経験を書きましょう。
業界や企業をリサーチして、その業界や企業を選ぶ理由を書きましょう。「ここだと一番自分のビジョンが達成されそう」という視点で考えると良いでしょう。
最後に、志望動機を違う言葉で言い換えて、改めてその企業に志望している旨を伝えてください。
自己PR
続いて、自己PRについて解説します。
自己PRの書き方は、下記の5つのステップがあります。
まず、結論では、強みを一言で表現して書いてみましょう。
背景では、強みがどのように培われたかを詳しく書いてください。
そしてエピソードは、「当時直面した問題点→行動→成果」の流れで書くと書きやすいと思います。成果を具体的な数値やデータで示すことで、成果を出した経験について客観的に評価することが可能です。
最後に、その強みを生かして、企業でどのように貢献していきたいのかを具体的に書きましょう。その業界や企業で特に重要とされる業務や課題と結びつけることで、自己PRの説得力を高められます。
ガクチカ
次にガクチカの書き方について、解説していきます。
この6つの項目に沿って、論理的にわかりやすく伝えてみましょう。
最初に、ガクチカで何に取り組み、何を成し遂げたのかを一言でまとめてみましょう。
続いて、目標と課題について触れていきましょう。目標と課題は、何のためにこの活動をしているのか、そしてどのような課題があったのかについて書きましょう。
アクションに関して、その課題に対して適切なアプローチができているかが大切です。
そして、得られた成果やその経験で身についた能力について書きましょう。ここでは数字などを使って、定量的に表す表現を意識すると良いでしょう。
最後に、自己PRと同様にその強みを生かして、企業でどのように貢献していきたいのかを具体的に書きましょう。
ESを書く際の注意点
ESを書く際、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
会社の求める人物像を把握する
ESは、自分が「企業が求める人材である」ということをアピールするためのものです。
自社の企業理念や求める人材像に合致する人が、採用担当者の目に留まるのです。
そのため、ESを作成する際、企業のホームページや採用情報を通じて、企業の理念や価値観を理解します。そして、自分の経験やスキル、性格などを客観的に見つめ直し、それが企業の求める人材像にどの程度合致しているかを考えます。自分の強みや特長を生かしつつ、企業のニーズに沿ったアピールポイントを明確にします。
▼ONE CAREERに掲載されている合格の秘訣をご紹介します
・「マーケティング部門の風土はPVPに加えて、業務で必須の『論理的思考力』が選考で重視されるため、『何もかも論理的に考えてしまうが、心は非常にアツい人間』という自覚のある学生にフィットすること間違い無しです」
※出典:P&G Japan|マーケティング2021年卒の選考対策ページ
・「人事の社員は『mature(成熟した)』という言葉をよく使うらしく、『成熟していること、落ち着いていること』がBCGのカルチャーフィットを見る観点の1つになっていると推測されます」
※出典:ボストン コンサルティング グループ|経営コンサルタント2025年卒の選考対策ページ
・「『なぜパナソニックか』に明確な回答、周囲の人と協働する姿勢を持っていること、自ら考え粘り強く物事に取り組む力、物事を分かりやすく伝える力、誰とでも隔たりなくコミュニケーションを取ることのできる姿勢が求められている」
※出典:パナソニックグループ|技術系2024年卒の選考対策ページ
話し言葉を使わない
ESはビジネスの場で使用されるような正式な文章が求められるので、話し言葉は避けるべきです。
特に最新のスラングや流行語はビジネス文書では不適切な場合がありますので、古典的かつ一般的な言葉を選ぶよう心がけましょう。
ESを下書きする際には、普段の話し言葉が混じっていないかを確認することが重要です。
ここでは、話し言葉と書き言葉の例をご紹介します。
話し言葉 | 書き言葉 |
ちゃんと | きちんと |
やっと |
ようやく |
だから |
そのため/したがって |
どんな |
どのような |
こんなに/そんなに/あんなに |
これほど/それほど/あれほど |
大きな余白はないように
ESを書く際、できるだけ余白はないようにしましょう。
余白があまりにも多いと意欲不足や情報不足と受け取られる可能性があります。その結果、選考を通過する確率が低くなってしまうことがあります。
内容を充実させるために、抽象的な表現や一般論だけでなく、具体的な事例や経験を挙げて説明を補完します。ただし、冗漫な表現や不要な繰り返しにならないよう注意し、要点を的確に伝えることを心がけましょう。
また、文字のサイズや配置についてもバランスを考え、適切な大きさや配置で文章を記載します。ただし、文字を大きくして全体のバランスを崩すことは避けましょう。
誤字・脱字に注意する
ESの場合、誤字や脱字があると大きな減点になってしまいます。
誤字や脱字があると、注意力が足りないか、雑な印象を与えてしまう可能性があり、信頼を失いかねません。
記入後は何度も見直しをして、細かな点もチェックしましょう。
期限ギリギリではなく早めに提出しよう
エントリー数が多く選考のスケジュールが立て込むと、ESの提出が締め切り間際になってしまうことも。
しかし、ESの内容や質以上に、スピードを重視して提出した方が好結果を生むケースもあります。質を維持しながらスピード感を持ってESを提出するコツを参考にしてみてください。
・【エントリーシート(ES)提出時期の正解】早く提出した内定者が得たメリットと書き方
留学を武器にしたESの書き方
ESに書く材料として留学経験は強力な武器になるイメージがありますよね。しかし留学経験者数が右肩上がりとなっている昨今、もはや留学そのものはレアな体験とはいえないかもしれません。
ESを書く際には、留学経験を通してあなたが具体的にどのような成長を遂げたのかを具体的にアピールすることが重要です。
・【留学の自己PR】例文付き!通るESの書き方とアピールできる3つの強み
ESでよくある質問への回答例と書き方のコツ
(1)志望動機で差をつけ、企業にアピール
志望動機は、新卒採用担当者が最初に着目するポイントであり、面接でも掘り下げて聞かれます。ESで志望動機を書く際に重要なのは「内容をうまくまとめて、書き方・伝え方のコツをつかむ」ことです。
・【志望動機の書き方】職種・業界・動機別内定者の例文17選!
(2)とりあえず応募してしまった企業の志望理由の書き方・回答例
就活中は「なんとなくいいな」という直感で応募する企業もあるかと思いますが、そこでネックになるのが志望動機です。
ワンキャリアでは、「優先順位の高くない企業」へ「質の高い志望動機を書く方法」をお伝えします。
・志望動機がない?とりあえずエントリーした企業への志望理由の書き方を例文付きで解説!
(3)「挫折経験は?」への回答例とアピール方法
ES内で頻出する「あなたの挫折経験を答えてください」という質問です。
採用担当者が評価したいのは挫折経験そのものよりも、目標に向け努力したことや、困難からの立ち直り方に見る人物像です。挫折経験というトピックを使って自分の人柄や長所をアピールするチャンスと捉えましょう。
・挫折経験の書き方【ES例文あり】面接での答え方・ないときの対策も解説
(4)「自分を動物に例えると?」の質問の意図と答え方
就活では度々「あなたを動物に例えると?」という少し変わった質問をされることがあります。こちらは想定外の質問への対処能力を問うものです。また、選んだ動物とその理由を通して、自分の性格や強みなどのアピールもできます。回答例の引き出しをいくつか持っていれば、真意を図りかねる質問にも柔軟に対応できるでしょう。
・就活面接の「自分を動物に例えると?」|レベル別/アピールポイント別回答10選
(5)「学生時代頑張ったことは?」への回答例と書く際のコツ
ESの代表項目といえば自己PR文。自己PRを制する者はESを、そして就活を制するといっても過言ではありません。
ポイントとなるのは「学生時代に頑張ったこと(力を入れたこと)」をいかにビジネスシーンで「再現」して「反復」できるのかを伝えることです。
・エントリーシート(ES)・面接で差がつく自己分析!「学生時代に力を入れたこと」の自己PR例文と話し方
・【例文あり】学生時代に力を入れたこと・ガクチカがない?今から作れる経験と内定者のエントリーシート(ES)例
(6)自己PRの書き方とは? 自分の強みを一言でアピールする極意と自己PR例文集
自己PRは、新卒採用担当者に「企業で活躍するイメージ」を抱いてもらう判断材料です。
企業が求めている基準や評価されるポイントを理解するだけで自己PRの質は向上します。
自分が自信を持ってアピールできるエピソードを用意しておきましょう。
(7)【自己PRの書き方】企業の強み・弱みと自分をつなぐアピール方法
学生が社会に出てからも活躍できる人間であることを新卒採用担当者にイメージしてもらうには、自分の経験や強みに「再現性」があることをアピールすることが大切です。
ワンキャリアでは、たった2つの質問に答えるだけで、自らの強みを知り再現性を伝えることのできるフレームワークを紹介しています。
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
【職種別】ESにおける志望動機の例文
営業職
「テクノロジーを通じて社会課題を解決し、誰もが活き活きと暮らせる世界」を実現したいという想いから、貴社を志望する。そう思う背景は、ベンチャー企業で1年間に渡ってインターンシップを行った経験からくる。プロジェクトに責任を持って関係者の利害を調整し、チームのコミュニケーションを円滑に進めることで、社会課題に対して一歩ずつ前進するやりがいを感じた。日本は少子高齢化が進む中、特に医療人材の不足や保険料の増大、医療領域におけるデジタル化の遅れが問題となっている。そのような流れの中、高いセキュリティが求められる金融分野において、長年培った技術を持つ貴社だからこそ、信頼を伴う新たな価値を提供できると考えている。私は営業として貴社の強みを背負い、本質的な課題を掘り起こして解決策を提供するコンサルティングの窓口として成長し、社会を動かすことに貢献したい。」
※出典:TIS|営業職2023年卒本選考のエントリーシート(ES)技術職
「私は◯◯技術の可能性に挑戦し、世の中に革新を与えたいです。◯◯事業は◯◯化の推進によりその規模が縮小傾向にあります。しかしその技術を他の業界で応用する動きが盛んに取組まれています。この応用先の開拓度は未だ◯◯%に留まっており、業界が残り◯◯%を創出する姿勢から私もそこに挑戦したいとの想いが起こりました。具体的には「もの」への◯◯を目指したいです。私はよく◯◯へ行く機会が多く、その際に商品に対して過分な包装がされる光景が散見されます。ここに私は◯◯の無駄を感じ、商品の素材や形状に合わせて◯◯を◯◯に◯◯することでこの課題を解決できるのではないかと考えます。また副次的には「◯◯」等の課題解決にも繋がると推察します。しかし、この実現には幅広い知識や高い技術が必要です。貴社では幅広く事業に取組まれ、更にはそれぞれに高い技術力を有しています。またその事業規模は海外にまで及び、世界に技術を反映できる土壌が形成されていると拝察します。したがって幅広い知識、高い技術そして、それを反映させる市場を持つ貴社でこそ私の想いが実現できると考え志望しました。」
※出典:キヤノン|技術系2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
事務職
「1つ目は、私の強みである「他者の成長を高め、リーダーとして挑戦できる」ところを活かすことが出来ると考えたからです。人事では、社内のあらゆる人間と関係を構築、社内全体を統括し、会社の今後を左右します。グループ調達部では、国内外との人間との関わりがあり、異なる文化的背景、バックグラウンドを持った人々と仕事をする力が必要になります。私は、高校◯◯部で主将を務め、部を全国大会に導いた経験、◯◯人規模の◯◯サークルで副代表を務め、部の体制を改革した経験、◯◯のアルバイトで合格率10%の社内試験に仲間◯◯名を合格に導いた経験などがあります。これらの経験による強みが、業務を遂行する上で他者に影響を与えながら活かすことが出来ると考え、志望します。
2つ目は、自身が働くイメージを掴みたいからです。私は就職活動の軸として「人を巻き込んで、貢献する」を掲げている。人事・総務部の職務内容として、自身の考えが会社の回答となるため強い責任感と幅広い教養が必要になると考えています。また、調達部の職務内容として、自身の考えを現場や各拠点の調達部門へ伝え、あらゆるセクターの人々の意見を取りまとめる力が必要であると考えました。私のこれまでの経験として、◯◯部で主将として部をまとめた経験、中学◯◯部で◯◯してから◯◯を取得した這い上がり最後までやりきった経験、◯◯を全て◯◯した人生観から自分自身の持つ力を活かし働くイメージを掴めると確信したからです。
以上2点の理由から、強みを活かすことができるか見極め、そして、自分が仕事をしているイメージを掴みたいです。」
※出典:東芝|事務系2024年卒インターンシップ選考のエントリーシート(ES)
エンジニア職
「私は「パートナー企業との共創と5Gにより、無限の可能性を実現する」という本気度を感じたため、貴社でITによる課題解決や新たな価値提供を学びたく志望した。特に私たちに身近な店舗での課題を考えるにあたり、現場目線での課題やアプローチが学べると考えた。私は◯◯◯◯や◯◯インターンにおいて、ゲストやお客さまへ向け、+αの価値提供を行いたく、様々な取り組みをしてきた。将来も常に+αの挑戦をし続けたい私は、将来入社を希望する貴社の理念や業務などの理解を深めたい。そして実践的なインターンシップを通じ、貴社のビジネスについても深く理解し、貴社で活躍するための基礎づくりに励みたい。」
※出典:KDDI|ITエンジニア(アプリケーションエンジニア)(WILLコース)2024年卒インターンシップ選考のエントリーシート(ES)
コンサルタント職
「ビジネスコンサルタント職を志望する理由は2点ある。1点目はビジネスの上流から下流までをサポートできることだ。私は◯◯で◯◯の支援に取り組んでいる。◯◯の段階から、◯◯を達成するところまで、相手を導き併走し切ることに最大のやりがいを感じた。そのため、顧客との血の通った長期的な関わりを通じて、企業の強みや将来性を引き出し高めることで価値提供を行いたい。2点目は多様なソリューションを提供できることだ。顧客の抱える課題やその原因は様々であり、解決策に唯一解はない。そのため、最適な解決策を提案し実行するためには、提供できる案の幅の広さが重要であると考えている。先進テクノロジーなど社会の潮流に合わせた分野はもちろんだが、その他の分野にも精通し知見と経験を活用できるコンサルタントとなり、納得感と驚きがある魅力的な提案によって顧客に貢献したい。」
※出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング|戦略コンサルタント2025年卒本選考のエントリーシート(ES)
【エピソード別】ESにおける自己PRの例文
アルバイト
「私は【課題を解決するために現状を分析する力】という強みを持つ。この力は物事を要素ごとに細分化して考える思考によるものだ。私は塾のアルバイトにおいて40名を指導してきたが、一人も同じ指導方針を採っていない。なぜなら真の課題が一人一人違うからだ。宿題をやらない生徒には、学習環境や時間、目的意識、出題の妥当性などの要因が考えられる。課題に対して適切な要因を分析することで、真の課題に合う正しい解決策を選んできた。またゼミでのグループ研究でもこの力を活かした。個人の考え方の違いに対して、メンバーそれぞれの目的や強みを細分化することで効果的な巻き込み方を探し続けてきた。結果として、メンバー全員が納得できるよう週5日以上活動し、他大学との報告会で最優秀賞を獲得した。この力は働く上でも行動の第一歩として重要であると考える。目の前の業務を遂行する上で真の課題が何であるかを見極め、解決の手法を導く自信があります。」
※出典:コカ・コーラ ボトラーズジャパン|Commercial総合職2023年卒本選考のエントリーシート(ES)
インターン
「◯◯の学校でのインターン経験である。具体的には、その過程で◯◯人以上の日本人留学生のコロナのクラスターを統制し、帰国させたことだ。インターンの内容は、通訳や日本と現地校の仲介など主に留学の支援であった。帰国直前に、クラスターが発生し、◯◯人以上の日本人留学生が帰国できなくなるという事態が発生し、私がこの問題を担当することになった。まず、◯◯という見知らぬ土地で私もコロナに罹患しながら、滞在先、看護師、食糧など生活に不可欠なものを手配した。◯◯人以上の生徒の健康状態の管理は骨の折れるものであった。さらに、当時は、「PCRの陰性」か「陽性反応から10日経過」という帰国条件が水際対策としてあったことや、大人数のフライトの確保が帰国をさらに困難なものにしていた。そこで、大使館、旅行会社や航空会社に協力を依頼した。その結果、予定より早く全員無事に帰国させることに成功した。」※出典:ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ|マーケティング職2025年卒インターンシップ選考のエントリーシート(ES)
部活
「中学◯年生の時に部長に挑戦した経験から、自分のフォロワーシップの適正を学びました。
私は当時◯◯部に入っており、役職もない普通の部員でした。しかし、中3の春に顧問と同期の部員の間で意見が衝突すると、部長副部長含め大半の同期が部活に来なくなり、結果として一番部活に来ていた私が部長になりました。当初は初めてのリーダー経験であったため、どのように部長として部活を運営すべきかわかりませんでした。そこで「気を遣う」という自分の性格を振り返り、部活を引っ張るリーダーではなく、部活を支えるフォロワーとしての部長を目指しました。そして自ら部員に声をかけ、共に部活運営における意見形成を行うことで部員と同じ目線に立てるよう意識しました。結果として顧問から今までで最も良かった部長と言ってもらうまでになりました。」
※出典:サッポロビール|DX推進部門2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
留学
「15歳で◯◯に1年間交換留学した経験は「臆病で内気だった自分」を「勇猛果敢な自分」に変え、今の私の土台を形成した。当時私は英語が全く出来ず、留学先でスムーズにコミュニケーションが取れず、いつも「huh?」と聞き返されていた。私は、そのきつい返答に自信を無くし、無口になってしまった。しかし、英語力向上と友情関係の構築を課題点と設定し、以下の工夫を行った。第一に、私は毎日放課後、ホストシスターと一対一の会話、課題や映画視聴を通して英語力を磨いた。第二に、未経験のまま◯◯チームに所属しチームプレイを通した友達作りに励んだ。結果、半年後には英語力0から、人と会話して通じるまで成長し、家に遊びにいくほどの仲良い友達関係が構築出来た。この経験から私は、置かれた環境野の中で、自分から行動するようになった。また、どのような環境でも自分が「今」出来る事を探し実行する大切さを学んだ。」
※出典:三井不動産|総合職2023年卒本選考のエントリーシート(ES)
研究・趣味
「私の強みは傾聴力です。相手の話を聞き、本音を引き出すことができます。大学時代はボランティア活動を行い、児童福祉施設や老人ホームなどでレクリエーションを行いました。企画を考える際、子どもたちや入所者の方たちに直接話を聞こうと提案しました。聞き役に徹し、そこで見えてきた意見をもとに新たなレクリエーションを考えると、企画は大いに盛り上がり、多くの方から感謝の言葉をいただくことができました。貴社でも相手の意見に耳を傾けて本音を引き出し、積極的に仕事内容に取り入れることでより良い成果を出せるよう努める所存です。」
※出典:京セラ|営業管理コース2023年卒本選考のエントリーシート(ES)
【エピソード別】ESにおけるガクチカの例文
アルバイト
「○年間続けている○○○のアルバイトでお客様・スタッフ・店舗のいいね!を増やす取り組みに努めた。当初、フロントスタッフとして、日々お客様の案内に努めていた。しかし、毎月のキャンペーン更新・電話対応・手続き・在庫管理・清掃等の幅広い業務を担う上で、スタッフ一同、店舗の魅力である40超のレッスンを十分把握出来ず、お客様一人ひとりのニーズに添った提案ができないと考え、悔しい想いを抱いたことが動機。そして、まだ在籍して半年間の新人スタッフである私は、社員の方に各レッスン内容を可視化したPOP制作を考案したところ、採用され、取り組むことができた。具体的な取り組みとして、1つ目は、各インストラクターと交流したこと。専門的知識を持つ方々だからこそ、新しい情報を収集できると考え、各レッスン内容・参加者の特徴を聞き、POPにインパクトを出すため写真撮影にも協力していただいた。2つ目は、インターネットやスタッフのアドバイスをもとに制作したこと。他社の広告や経験ある先輩方から、デザイン・文字の大きさ・色等のノウハウを学び工夫を重ねた。3点目は、お客様と対話を図ること。レッスン終了後、お客様に直接対話し、レッスンの感想を伺うことで、参加意欲向上・店舗のサービス改善発見に繋がると考え、実際に集めた「お客様からの声」POPも掲示した。結果、担当に抜擢され、掲示物は多くなると共に参加者が以前の2倍となり、新規入会者増加にも繋がった。この経験から柔軟に状況把握し主体的に取り組むことで、結果に繋がる重要性を学べた。また周囲の意見・協力のおかげで、未経験のことでも失敗を恐れず、自身の無限の可能性を体感できた。入社後も、先輩方の意見をしっかり取り入れ、日々の業務に注力すると共に現状の自分に満足せず、常に進化し続ける人材として活躍したい。」
※出典:ソニーグローバルソリューションズ|IS/ITエンジニアコース2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
インターン
「テレアポ営業の長期インターンシップでアポイント獲得に奮闘した経験だ。私はアポイントを月◯件獲得する事を目標にし、月◯◯社に電話をかけた。しかし電話をむやみにかけるだけの営業をしたところ、1か月目のアポイント獲得数は0件という悲惨な結果だった。そこで私は「領収書をExcelに手入力していますか?」とヒアリングした結果を都道府県と業界別でまとめたところ、4県は領収書を手入力している割合が平均値と比べて◯%、業界別では商社と製造業が平均値より◯%高い事に気付いた。このデータを基に4県に籍を置く商社と製造業に絞った企業リストを作成し電話をかけた結果、「領収書の手動管理に追われていたので話を聞きたい」と話す企業に初めて出会う事ができるなど、3か月目には目標を上回る◯件のアポイントを獲得できた。この経験から、予め潜在的なターゲットの性質を理解するなど、戦略的に行動する事が大切だと学んだ。」
※出典:三井住友銀行|総合職2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
部活
「部活動の大会で遠征計画や選手のサポートに力を入れました。私は◯◯部に所属していましたが、初心者でした。幹部学年の3年次になり、私自身はレギュラーとしてではなく、試合に出る選手が存分に力を発揮し、部員全員が楽しめるよう行動することにしました。(場所)での大会だったため、(場所)から(場所)行のバスチケットを(人数)分確保しました。最安値となるようにバス会社や学生協の割引等の検討もしました。私自身は、バスは使わず◯◯などの道具と1年生(人数)をレンタカーで乗せていくことにしました。10時間ほどかかりましたが、無事到着できました。大会中は車で、人や荷物の移動に従事しました。また、試合のない日の遊びも力を入れて考えました。同期や後輩の意見を集め、(場所)へ行く計画を立て、実際に皆とても満足できました。遠征全体にかかるお金の計算をし、集金や返金も確実に行いました。同期マネージャーや部員全員の協力もあり、事件事故なく全員が楽しみ、試合は勝利こそありませんでしたが存分に力が発揮できた良い試合でした。試合では私も◯◯を打ち、大会遠征全体を通じ自分の役割を果たせました。」
※出典:日本ハム|研究職2023年卒インターンシップ選考のエントリーシート(ES)
留学
「私のこれまでの人生の中で最大のチャレンジは、◯◯留学です。私は元々◯◯に興味があり、高校時代は卒業後◯◯語学部のある国内の大学へ進学しようと考えていました。しかし、段々と「◯◯語を勉強したいなら、現地に行ったほうが一番早いのではないか?」という考えが大きくなり、よりハイレベルな環境を求め高校三年で◯◯への大学進学を決めました。そこから、読み書きの勉強を一から始め、周りの同級生はセンター試験や二次試験の勉強をしている中、自分なりに◯◯大学進学への準備をしていました。しかし準備が足りなかったせいか、行きたい大学には受かることが出来ず、そこで私は卒業後現地の語学学校に半年間通うことに決めました。当初は◯◯の大学に受かるという目的だけでしたが、生活していくうちに現地の文化に触れ、新しい環境を知ることに夢中になっていきました。放課後は毎日ルームメイトと外へ出かけ、積極的に現地の人とコミュニケーションを取るようにしていました。また、初めはネイティブのスピードをすぐに理解できなかったため華人の生徒にからかわれてしまうこともありましたが、そんな自分を変えたいという一心で、逆に彼らにしつこいくらいに話しかけにいったことで、自分の◯◯語のレベルも格段に向上しました。それらの努力もあり、受験した大学はすべて受かり、最終的には第一志望の大学へ進学することができました。また新しい環境でコミュニケーションを取ることへの抵抗もなくなり、自分自身に自信もつけることができたので、留学という選択は私の中で間違いなく最大かつ最良の選択でした。」
※出典:PwCコンサルティング合同会社|デジタルコンサルタント2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
研究・趣味
「私が今まで一番力を入れて取り組んできたことは研究室での活動です。研究室の活動の中では主に全員で意見を出し合って決めた自分たちのしたいデザインの提案を建築のCGソフトなどを用いて3Dモデルや画像にする役割と災害時の避難予想者数を概算する役割を主に行いました。避難者数を予測する際は川の近くにある駅の利用者数や電車の乗客数、街の昼間人口などの情報を調べて概算を行いましたそして、この活動では自分たちがデザインした場所を利用する人の気持ちや見える景を考えることを一番に意識して取り組みました。自分たちが作りたいと思ったモノが普段から利用する人たちの生活を今より楽しく、快適するとは限らないからです。」
※出典:良品計画(無印良品)|総合職2024年卒本選考のエントリーシート(ES)
ESを書くスピードや質を磨き込む
自己分析
ESを書く前の準備として、自己分析は必須です。自己分析とは、経験や考え方を振り返って整理し、客観的に自己理解を深める分析手法を指します。
ESを書く際に自己分析が必要なのは、考え方や価値観、人柄などを表すエピソードを探す際、そもそもどのようなエピソードが自分らしさを表すのか理解できていない可能性が高いためです。
自己分析は、以下のような手法で行うことをおすすめします。
- 「Why(なぜ)」で掘り下げる
- 自分史を書く
- マインドマップを作る
- ジョハリの窓を活用する
- モチベーショングラフで可視化する
自分史とはその名のとおり「自分の歴史」のことであり、マインドマップは思考を具現化するための手法です。
ジョハリの窓は、自分が見た自分と他人が見た自分のズレを理解するためのフレームワークで、モチベーショングラフとは、過去の出来事や気持ちを可視化するためのツールを指します。
自己分析は、ESを書く際だけでなく、志望企業が自分に合っているかどうかを判断する際にも必要です。ESを書くにあたって、必ず自己分析を行っておきましょう。
ESを添削してもらう
自分で完璧だと思っていたESが通らなかったとき、改善点や問題点が分からないまま、残るのは落ちたという事実だけ。
そんな時はぜひ、他の人の助けを借りてみてください。実は、ESの対策には「客観的な視点での添削」と「余裕を持ったスケジューリング」が不可欠です。仲間や先輩に添削してもらい、完成度の高い1枚を作りあげていきましょう。
・自分の中での「100点ES」が全然通らない、たった1つの理由
ESの達人を活用してESを書く
いきなりESを書こうと思っても何から始めたらいいか分からない……。そんな方にはChat GPTを使って書いてみることをオススメします!
ONE CAREERの「ESの達人」機能を使えば、学生時代頑張ったことのトピックや志望業界を選択していくだけでESの文章ができあがるので、まずは自動で生成してみて、自分なりに修正を加えてESを完成させましょう。
・Chat GPTで、就活ESを約30秒で作成!「ESの達人」
ONE CAREER体験談を活用する
ESの設問内容は、企業や業界によって異なるため、どのように準備すれば良いか迷うことがあります。そこで、ONE CAREERのサイトでは大手企業や業界別に過去のES選考体験談を公開しています。こちらを参考にすることで、どのような内容が求められているのかを把握し、効果的な対策を事前に立てられます。
▼体験談に記載されているES質問例
「あなたがキャリアを通して成し遂げたいこと・目指す姿は何ですか。その実現のために、ダイキンではどんなことに挑戦したいですか。」 「次の当社の経営理念のうち、共感したものを3つ挙げてください。※ホームページに詳しく紹介しておりますので、その内容を読んだ上で回答ください。」 「上記で選んだ3つの項目について、選択した理由を教えてください」 「あなたが学生時代に取り組んだ活動の概要を教えてください。(各50字以内。1つは必須、最大5つまで)」 「その中で、あなたが最も強みや特徴を発揮できたことについて教えてください。(300字以内)【ご記入いただきたい点】・具体的な取り組み内容 ・どのような行動を起こしたのか」
※出典:ダイキン|事務系コース2025年卒本選考のエントリーシート(ES)
「研究概要(200-400)」 「興味を持った当社のビジネスや製品について教えてください(一言50文字、理由200-400文字)」 「自己PR(200-400)」
※出典:島津製作所|技術系2025年卒本選考のエントリーシート(ES)
「AGFの商品で好きな商品を入力してください。」 「あなたがAGFに入社してから実現したいことを入力してください(300文字以下)」 「これまでに前例や慣習にとらわれずに、志を持って取り組んだテーマは何ですか。(50文字以下)」 「これまでに前例や慣習にとらわれずに、志を持って取り組んだ内容を教えてください。(300文字以下)」 「あなたはどんな時に『ふぅ』ってしますか。教えてください。(150文字以下)」
※出典:味の素AGF|事務系総合職2025年卒本選考のエントリーシート(ES)
まとめ:ESの書き方としておくべき準備
今回の記事をまとめると以下の通りです。
【ESでよくある質問と新卒採用担当者が見ているポイント】
1. 能力や行動特性を問う質問 学生時代に力を入れたこと、自己PR、長所と短所についての質問。これらの質問は学生の過去の経験や自己分析に基づいて、個人の人柄や特性を把握し、企業が求める人物像に適合するかどうかを評価する際に用いられる。
2. 熱意や志望度を問う質問 弊社を志望する理由、就活の軸、10年後のキャリアプランに関する質問。これらの質問は、学生が企業に対する熱意や志望度を確認し、内定を出した際に実際に企業に入社する意志があるかどうかを判断し、学生の目標と企業の理念との共通点を評価する際に用いられる。
3. 思考力や知識量を問う質問 最近のニュース、製品の売上向上策、新しい広告のアイデアに関する質問。これらの質問は、学生の問題解決能力や知識、スキルを評価するのに役立ち、企業が求める人物像に適合するかどうかを判断する際に用いられる。
【ES対策の全体像】
1. 全社共通の基本的なES対策 ・ESの書き方の基本を習得する ・ES提出における作法やNG行為に注意する ・ESでよくある質問への回答例や書き方のコツを学ぶ ・自己分析で自分の強み・弱みを知る
2. 志望企業/業界ごとに特化したES対策 ・受ける企業の評価ポイントや求める人物像を把握する ・先輩や内定者のES例文を参考にする
3. ESを書くスピードや質を磨き込む ・ESを添削してもらう ・Chat GPTを活用してESを書く
【ESの書き方の基本】
1. 結論ファーストで書く 2. 行動の背景を順序に沿って明らかにする 3. 数字を用いて定量的に書く
おわりに:ESの書き方を学んで実践する就活生へのエール
ESは就活の要です。企業側の視点に立って自分の強み・長所をアピールするのは、ESや面接をはじめ全ての選考に共通して重要なことです。
ESの作成は、それを最も体系的に整理する機会でもあるので、自分が入社後に活躍するイメージや、どんなメリットをもたらすのかを明確に企業に伝えられるように文章を洗練させましょう。それが結果的に、面接での自己PRや質問への回答のレベルを引き上げ、自分の自信にもつながります。
まずはこの記事でご紹介したESの書き方や例文集からそのコツを学んでいただき、ES通過、目標としている第一志望企業からの内定獲得につながれば幸いです。
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・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
※こちらは2017年10月に公開された記事の再掲です。