就職した企業がキャリアを作ってくれる時代ではなく、自分自身でキャリア形成していく時代だという考え方が、多く語られ世の中に広く浸透してきました。
学生の頃から、長期インターンをはじめ、ビジネス経験を積むことも珍しくない昨今、ワンキャリアでも多くの長期インターン生が活躍中です。
また、社内だけでなく、「市場全体で、学生時代からのキャリア形成を応援したい」という背景もあり、ワンキャリアはgood luck株式会社が運用する仕事塾とともに、この時代を生き抜くための解決策として「学生時代からキャリアをつくる」をテーマに、特別イベント「INTERN SUMMIT 2023 SUMMER」を共同企画しました。
このイベントには、学生が注目する13の企業と、全国のチャレンジ精神に溢(あふ)れた学生にご参加いただき、2つのセッションが開催されました。
・長期インターンに取り組む学生が今知りたい「仕事」「キャリア」「就活」に関するトークセッション
・学生のうちから長期インターンに取り組んでいる熱量の高い仲間同士のネットワーキング
「仕事」「キャリア」「就活」に関するトークセッション
トークセッションでは、日頃から学生に向き合っている採用担当者や業界著名人が登壇。
パネルディスカッション形式で長期インターンに取り組んでいる学生に向けた「仕事」「キャリア」「就活」に関する対談が行われました。
オープニングトーク
「これからの大学生が『職歴』を持つべき理由とは?」
トークセッション
1.「長期インターンと働く大人の本音! インターン生で成功する人としない人の特徴は?」
2. 「令和のキャリアロールモデル! 長期インターン→新卒入社キャリア設計について」
3. 「若手起業家が語る! 学生のうちから働くことについて」
4. 「勘違いインターン生になるな! インターン市場の変遷から見る長期インターンの本質」
5. 「Z世代の大学生に伝えたいキャリアの開拓方法」
この記事では、本来なら当日参加した方のみが聞くことのできたトークセッションの一部「長期インターンと働く大人の本音! インターン生で成功する人としない人の特徴は?」について、その内容を特別にレポートします。
長期インターンと働く大人の本音! インターン生で成功する人としない人の特徴は?
このセッションでは、Beyond Cafeの伊藤さん、キュービックの荒木さん、ワンキャリアの石川さんの3人が、モデレーターの平田さんを交えてクロストークを展開しました。
【登壇者プロフィール】
・伊藤 カルロス 朗誠:新卒で教育とITのベンチャーに入社して約1年勤務。その後Beyond Cafeを起業。
・荒木 珠里亜:大学3年時に長期インターンを始めたキュービックに新卒入社。現在は長期インターン生の採用などを担当している。
・石川 広華:新卒でマッキンゼーに入社して約3年勤務。その後、大学時代に長期インターンをしていたワンキャリアに転職。
1. 学生でも企業に価値貢献できる? 働く大人から見た、長期インターン生と働く意義
平田さん(モデレーター):まずは、インターン生と働く面白さややりがいを教えてください。では最初に石川さん、お願いします。
石川さん(ワンキャリア):社員と違ってインターン生と働くからこその面白さという点では、一緒に模索ができて、積み上げ式では至らなかった世界が見えてくるところだと思います。
正社員と働いていると、どうしても積み上げ式で、きちんと考えて結果を出す仕事が多くなります。一方で、インターン生とだと「やってみたらうまくいくかもしれない」というやや不確実なことにも挑戦しやすいんですね。
そうすると、インターン生の馬力や素直さで、積み上げ式では絶対に見えなかった新たな成果を生むことがあります。これは社員と働いていては味わえないので、面白さを感じますね。
平田さん:ありがとうございます。では、次に伊藤さんにお聞きしたいです。
伊藤さん(Beyond Cafe):僕の場合、インターン生の成長が期待を超えて、信頼に変わっていくことに面白さを感じます。
「期待」「信用」「信頼」という3つの似た言葉には、実は違いがあります。まず、とりあえず応援されているのが期待。次の信用とは実績のことで、数字としてわかりやすく結果や成果を出すこと。そして最後の信頼が、定量的だけでなく定性的に「任せていい」と思われること。
この3つ目の信頼のフェーズになると、インターンかどうかに関係なく仕事を任せられるようになるんですね。3つ目の信頼フェーズに到達するスピードが速いインターン生がいると、自分も負けられないなという気持ちになります。
余談なんですが、事前打ち合わせで平田さん(モデレーター)の改善力とスピードに驚かされ、一気にファンになりました。
平田さん:嬉しいです。ありがとうございます。では、次に荒木さんにお伺いしたいのですが、これまで累計400名のインターン採用に関わってきてらっしゃるんですよね?
荒木さん(キュービック):そうなんです。私がインターン生と働いていて面白いと思うことは2点あります。1点目は、一緒に働いていて新しい視点をくれること。バイアスや前提を考えずに「もっとこうしたらいいんじゃないですか?」などと無邪気に発言してくれることがあり、社会人の凝り固まった思考を解いてくれます。
みなさんは、「社員さんにこんなことを言っていいのかな?」と思うかもしれませんが、自信を持って発言してほしいです。
2点目は、キュービックでインターンをしたことによって、「社会人になるのが楽しみになった」と言ってもらえること。働くことに対してポジティブなイメージを持った人が1人でも多く増えると、日本がもっと良くなると思っています。ですので、インターン生が働くことをポジティブに捉えてくれていると、私もやりがいを感じますね。
平田さん:次の質問なんですが、企業側はなぜインターン生を採用しているのでしょうか? 経営視点で、まずカルロスさんにお伺いしたいです。
伊藤さん:ぶっちゃけて話しますと、インターン生を採用する理由には、合理と非合理という2つの側面があります。
初めに合理的な理由について4つほどお話しすると、まずは人件費が安いことです。マネジメントのコストはかかりますけどね。次に、インターン生が新卒/中途入社するなど会社の採用につながることがあります。
さらに、組織カルチャー面でも利点があります。事業と組織の成長はどちらかだけではうまくいかないのですが、インターン生はカルチャーを理解しているからこそ、事業も組織も良いサイクルで回るんです。他にも、ビジネスモデルとして若い人にインターン生として、内部から関わってもらった方がいい事業もありますよね。
一方で、非合理の要素も結構あります。例えば僕の場合、実体験から、インターン生の成長の場を一緒に作っていきたいと思っています。僕は約10年前の学生時代、関西でフルコミットの営業をしていました。二度と戻りたいとは思わないけど、そのときのメンバーがめちゃくちゃ熱くて、今でも人生を共にしています。しかも当時のメンバーの約8割が、いまや経営者になっているほどです。自分がホットスポットにいたからこそ、そういう場所を今のインターン生にも作ってあげたいという気持ちがあります。
平田さん:そうなんですね、ありがとうございます。では、次に石川さんにお伺いしたいです。先ほどの伊藤さんのお話で、インターン生を採用する理由の1つとしてビジネスモデルの話がありましたが、これはワンキャリアにも当てはまりますか?
石川さん:当てはまりますね。ワンキャリアの社員は、事業の考え方としてユーザーファーストで動けばビジネスが回るという概念を持っています。そのため、ユーザーである学生が常に会社の中にいて、事業を一緒に作ってくれることは大切だと思っています。
また、インターン生を採用する理由は組織の面からも説明できます。事業がうまくいって勝ちパターンが分かっていくと、組織の構成員も一辺倒になっていく傾向があるんです。
一方で、ワンキャリアには、いろいろな異なるスキルや性格を持つ長期インターン生がいます。そうすると、組織の広がりや新たな気づきをサイエンスできるんですよね。それが新卒採用で「実はこういうタイプの人がいると良いのかも」という気づきにつながることもあります。
平田さん:なるほど。企業側にもいろいろな理由があるんですね。最後に、荒木さんにもインターン生を採用する理由をお伺いしたいです。
荒木さん:はい、お2人がいろいろと話してくださったので、それ以外の視点で3つほどお話ししますね。
まず1つ目として、社員への機会提供という面があります。キュービックでは、若手社員がインターン生のマネジメントをやっているので、マネジャーになる前の社員がマネジメントの経験を積む機会になっています。うちはインターンの人事制度が社員とほぼ一緒なので、社員がマネジャーに上がったときにもすぐに慣れるというのが合理的な部分ですね。
2つ目はシンプルに、インターン生がたくさんいると若さで組織が明るくなって、活気が生まれるのが企業にとってのメリットかなと思います。
そして3つ目として、うちの会社では、学生と企業、社会の三方よしを掲げています。日本で働き手が減り、生産性が低下していく中、1人でも多くの若者が前向きに生産性高く働けるようになれば、社会にもプラスですよね。このような背景からも、インターン生の採用は意義があると思っています。
2. インターン先で活躍したい方へ。採用の裏側と、結果を出すインターン生の特徴とは?
平田さん:ありがとうございます。では、次の質問に移ります。これからインターンを始める学生にとって気になる内容だと思うのですが、インターン生の面接の際は、何を見ますか? では、まず石川さんお願いします。
石川さん:ワンキャリアでは2つ見ています。1つ目は、価値観やカルチャーにフィットするかどうか。現段階でスキルがなくても、フィットすれば伸びるという確信があります。
2つ目に、そもそも学生にとってこのインターンが何になるのかも見ています。新卒採用でも同じなのですが、「アサインメントどうしようか?」「ワンキャリアがあなたにとって最適な選択なんだっけ?」などを話し合って擦り合わせていきます。実際、能力値が高くても、その学生にとってワンキャリアがベストなポジションでないと判断したらお断りすることもあります。
平田さん:なるほど。それでは次に伊藤さん、他に見ている点などあればぜひ教えてください。
伊藤さん:一般論と僕の個人的な観点をお話ししますね。
まず一般的な観点では、面接の際に見ているのは「スキル」「ビジョンフィット」「カルチャーフィット」の3つだと思っています。
1つ目のスキルに関しては、自分がどのような職種の採用を受けるかに合わせて、面接対策をするのがおすすめです。
2つ目のビジョンフィットに関しては、学生時代から解像度を高くする必要はありません。ただ、何をモチベーションに頑張るのかということは重要です。インターンとして入社することが大事なのではなく、入社してから成果を出せるかが大事じゃないですか。だから、目的をしっかり持って頑張っていこうという気持ちを持つことは大事ですね。
3つ目のカルチャーは、石川さんがまさにおっしゃったように、その会社が大事にしている考え方とフィットしているかという観点です。
これらとは別に、個人的な感覚として面接の際に大事にしていることがあります。それは「この子に裏切られたとしても納得できるか?」ということです。経営者からすると、インターンでも正社員でも契約社員でも、一緒に時を過ごした人が抜けると寂しいんですよ。もし仮に不義理があったとしても、「俺の目が節穴だったんだな」と納得できるところまで見ることができているかというのも、観点としてあると思っています。
平田さん:そうなんですね、ありがとうございます。荒木さんも数多くの面接をされてきていると思うので、ぜひ聞きたいです。
伊藤さん:ですよね、何回くらい面接経験されているんですか(笑)?
荒木さん:面接の数だけでいうと、1,000回は余裕で超えていると思います(笑)。
お2人の話を聞きながらいろいろと考えていたのですが、一言で言うと、学生を採用することで、学生と会社がwin-winになるかどうかが大事だと思います。そのためには、学生が活躍することが大前提であり、活躍できるかどうかを判断するために今お2人がおっしゃったような観点を見るのかなと思っています。
うちの会社の場合も、カルチャーマッチは重要視しています。うちは、会社のほとんどのチームにインターン生がいるのですが、各チームでカルチャーが少しずつ違うんですね。そこで、面接を通して、「この子に一番合うチームはどこなんだろう?」と考えています。面接の際は、実際にチームの上司に面接官になってもらい、この学生のことを育てることにコミットできそうかを最後に判断してもらっています。
平田さん:なるほど、ありがとうございます。次の質問は、聞きに来てくださっている皆さんが、このセッションで一番気になるところかなと思っています。ずばり、結果を出すインターン生の特徴とは何でしょうか? まず伊藤さんにお伺いしてもよろしいですか?
伊藤さん:超シンプルなんですが、自己開示力が高いことですね。インターンをしている方の中には、上司に相談したら詰められそうだから質問しづらいとか、上司が忙しそうだから話しかけるのは気まずいとか、そういった感覚がある方も多いと思います。
でもそれだと仕事が止まってしまうし、インターン生の成長にもつながらないんです。結局、人の成長はインプットとアウトプットの掛け算だと思っています。
インプットは2つで、本を読んだり自分で学んだりする内的なものと、誰かから教えてもらったりする外的なものです。自分から自己開示をして周囲を頼れる人は、気づいたら他の社員やインターン生とコミュニケーションをとっているので、良質な外的インプットを受け取りやすいんですよね。
このように、自己開示をして周囲から気にかけてもらえる存在になるということが、見落としがちだけど大事なことだと思います。
平田さん:私もインターンをしていると、社員さん忙しいかなと遠慮がちになってしまうので、心に刺さりました。
伊藤さん:そうですよね、でも、みなさんの成長が会社にとって一番重要なんですよ。「上司の時間を奪いたくない」と遠慮して仕事が止まるよりも、分からないことをすぐに上司に聞いて成長し、良質のアウトプットを出せるようになる方が絶対に良いです。
平田さん:ありがとうございます、明日から実行します。次に石川さんにお伺いしてもよろしいですか?
石川さん:自己開示力は働いていても大事だと実感しますね。
私は、結果を出す人の一番の特徴はオーナーシップだと思っています。オーナーシップは2つのパートに分かれていて、1つは自分で思考するか、もう1つは思考したことをアウトプットしてアクションに落とし込むところまでコミットしているか、だと思っています。
例えば、上司からタスクはもらったけどどのようなアウトプットが期待されているのか分からないとき、まずは自分で「このタスクは何につながっているのか?」を思考している。かつ、考えるだけでなく「この解釈で合っていますか?」と上司にぶつける。ここまでできて、オーナーシップだと思います。考えずに仕事をする方が楽ですけど、そこできちんと考えられる人はすごいなと思います。
ちなみにオーナーシップを持つことは、先ほど伊藤さんがお話しされていた、自己開示力を高めてかわいがられる存在になろうという話ともつながっている気がしますね。私の場合、自分が愛着を持って所属している会社に対して、オーナーシップを見せてくれる人に投資したいと思うからです。私自身も、常にオーナーシップを見せ続けようと思いながら仕事をしています。
平田さん:石川さんご自身も普段からオーナーシップを意識されているんですね。次に荒木さんにお伺いしたいのですが、もしあまり活躍できないインターン生の特徴などもあれば、併せて教えていただきたいです。
荒木さん:前進できるかどうかが、活躍するかどうかの分かれ目だと思います。
そもそも活躍するとはどういうことか? を考えたとき、私としては前進するということなのかなと思ったんです。前進にはいろいろなパターンがあるので、まずは自分の前進の仕方を自己認知することが大事です。
対話などを通して自己認知して、「自分はこういう風に前進しよう」と決めてやり切って前進する。そして実際に、前進して成果を積み重ねていくと、「こいつはやれるやつだ」と周りが思うようになります。すると、機会が集まってさらに成長していきますよね。ですので、まずは前進することが大事で、そのために自分のことを知る必要があります。
逆を言えば、あまり活躍しないインターン生の場合、インターンをすること自体が目的になっていて、前進や事業の成果まで見えていないことが多い気がしますね。
3. 「働く目的」「失敗と成功」「顧客」……インターン生が日頃の業務で意識すべきこと
平田さん:ありがとうございます。次は最後の質問です。インターン生は、普段何を一番意識して業務に臨むことが重要ですか? では石川さんお願いします。
石川さん:インターンで一番意識すべきなのは、目的かなと思います。大人に「大学生のうちに何をしておくべきですか?」と聞くと、本を読めとか遊べとか言われると思うんですね。それは、時間のある大学生のうちしか、思う存分できないことだからだと思うんです。
一方で、働くこと自体は社会人になってからもできるわけじゃないですか。だから、働くことそのものを目的にしちゃうとズレてしまうと思うし、私としてはそんなに生き急ぐ必要はないと思うんです。
そこで、「こういう目的で働いてみるのはどうですか」っていう提案なんですけど。新卒就活の前に、キャリアの仮説検証をするチャンスとしてインターンを使ってみるのはどうでしょうか。
新卒就活でいきなり自分が求める最高のキャリアに出会うことは難しいし、一発で出会う必要はないと思うんです。試行錯誤して仮説検証を繰り返し、徐々にブラッシュアップされていくのがキャリアだと思っています。
インターンで営業やマーケティングなどを経験していた場合、就活のときに自分のキャリアへの解像度が上がっていると思うんですね。実際に社会人として入社したときも、ブラッシュアップされたキャリア観で働いていると成長角度も高められると思います。このように、インターンを通して、キャリアの仮説検証を先取りしてやってみることは大事なのかなと思っています。
平田さん:たしかに、私自身もインターンでいろいろと挑戦してみて「この仕事向いているな」などと気づくことがたくさんありました。自分のキャリアを考える上での材料になりますね。では、次に伊藤さんお願いします。
伊藤さん:目的意識は本当に大事ですね。イエール大学のエイミー教授という人も、目的意識が大事だと指摘しています。
彼女はキャリアの3段階というのを提唱しているんですけど、1段目から、ジョブ→キャリア→コーリングという3ステップになっています。1段目からそれぞれ意味を説明すると、ジョブは金を稼ぐために働く、キャリアは自分の成長のために働くことです。そして3段目のコーリングは、自分が何のために働くのかという目的ややりがいをみいだすことです。1段目と2段目はあっても3段目のコーリングがないと、周りの遊んでいる人に流されてしまったりします。だからこそ、目的意識は大事な考え方だと思います。
他に付け加えるならば、インターン生が普段から意識すべきことは、とにかく失敗しまくることだと思います。みなさん、失敗と成功という言葉が2つに分かれていると認識していると思うんですよね。でも実際は、失敗があったからこそ頑張り続けて成功するケースもあるじゃないですか。逆に言えば、失敗の先にしか成功はないんです。だから、インターンでも行動の数を増やして、たくさんチャレンジと失敗を重ねてほしいと思いますね。
平田さん:たしかに、私も失敗したときは気持ちが沈みますけど、その分学びは大きいなと実感します。失敗を怖がらずに、トライすることが大事なんですね。では、最後に荒木さんにお伺いしたいです。
荒木さん:インターンのみなさんに一番意識してほしいことは「顧客」です。もちろん成長なども大事なのですが、それに加えて顧客を意識しないと絶対に成果は出ないと思っています。
逆に言えば、成果を出せる人は、実際に顧客の声を聞いたり、顧客のどんな課題を解決するために自社サービスが存在しているのかを徹底的に考えたりした人だと思います。ですので、インターン生のみなさんは、ぜひ明日から自分のサービスを利用している顧客の声を聞いてほしいなと思います。
平田さん:ありがとうございます。では、質問はここまでとさせていただきます。最後に、お三方から学生のみなさんに一言メッセージをお願いします。
伊藤さん:みなさん、今日はありがとうございました。働くことの根底にあるのは「シンプルに楽しむ気持ち」だと思います。働くことをポジティブにとらえて、楽しむ気持ちを大事にしていってほしいですね。
石川さん:今日話を聞いて分かったと思うんですが、社会人の考え方はいろいろで、正解があるわけではないんです。だからこそ、働く中で自分なりに「これを信じてやってみよう」ということを見つけることが大事だと思います。インターンから、自分の成果の出し方や自分の好きなことなどの、お土産を持ち帰っていただけたらなと思っています。
荒木さん:私から伝えたいことは1つで、伊藤さんと被ってしまうんですが、働くってすごく楽しいということです。うちの会社はインターンで働けるポジションがたくさんありますし、働いているインターン生も100人以上います。今日イベントに参加されているみなさんも、良いキャリアに出会えるように願っています!
イベントを終えて
前述の通り、近年は学生時代から長期インターンなどでビジネス経験を積むことも珍しくありません。だからこそ、長期インターンをされている/する予定のみなさんは、ただ働くだけではなく「なぜやるのか」という理由や「どう成果を残すのか」という戦略まで自ら考える必要があるのではないでしょうか。
今回のトークセッションには、働く大人から長期インターン生へ、「なぜやるのか」や「どう成果を残すのか」などの問いに対するメッセージが詰まっています。レポートを読んでくださったみなさんが、明日からの長期インターン生活に少しでも生かして、キャリア形成の糧にしてくださることを願っています。