こんにちは、ワンキャリ編集部です。
2020年卒向けに、日本航空(JAL)業務企画職(地上職 事務系)のインターン各選考ステップ(ES、面接、Webテストなど)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
日本航空(JAL)インターン選考のポイント:リーダー経験と明確な志望動機を語ろう
ここからはインターンシップ選考突破に必要なポイント2点をお伝えします。
1. 組織をまとめ、誰かのために頑張れるか
日本航空(JAL)のインターンシップ選考では、本選考と同様に「組織をまとめ、誰かのために頑張れるか」が見られていると考えられます。
過去にはインターンのエントリーシート(ES)では「リーダーシップを発揮して何かを変えることができた経験を」が問われ(体験談より)、面接でも、ある過年度の内定者は学生時代頑張ったことを語る中で、「サークル活動の中で自分に仕事を任せてくれた周りの為にも、期待以上のことをしたいと思った。そのため音楽サークルの中で新しいジャンルを設立し、サークル間の新規投票でもそのジャンルが好きで入部する人を増やした」ことを話し、所属する組織が好きで、周りの期待以上の成果を出そうと努力しそれを実現したことを示しています(選考対策ページより)。
さまざまな利害関係者をまとめた経験と、その際のコミュニケーションで気を付けたことをまとめると良いでしょう。
加えて、JALは全社の行動規範として「JALフィロソフィ」という考え方を掲げています(参考:日本航空(JAL)公式HP「JALフィロソフィ」)。顧客と共に社員やJAL自身を大事にする意識が持てる人が好まれるといえるでしょう。本選考内定者も、本選考で「サークル活動の中で自分に任せてくれた周りのためにも、期待以上のことをしたいと思った」と語ったようです。組織内外で周りの人を大切にし、頑張り抜く力をアピールしましょう。
2. なぜ日本航空(JAL)志望? 全日本空輸(ANA)と比較した志望動機を示そう
国内の航空業界は日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)の2トップ。JAL志望者の多くが、ANAも併願していると考えられます。そのため「なぜJALを選ぶのか」と問われる可能性が高いといえます。
実際に過去のインターンシップ選考でも、エントリーシート(ES)の1問目に「インターン先としてJALを選択した理由」を設けたり、面接で「今の日本航空が抱えている課題は何か」などの質問が課されることから、インターンの段階でJALへの志望度と企業理解が試されています(体験談1/2より)。
「お客様に最高のサービスを提供する精神」や「JALフィロソフィを貫徹する社員の魅力」など、JALでこその魅力を語ることが必要です。JALとANAの違いをまとめ、質問に備えておきましょう。JAL・ANAの比較については、業界研究記事も参考にしてください。
日本航空(JAL)インターンのフロー
2019年卒の日本航空(JAL)のインターンシップ選考フローは以下のように進みました。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. インターンシップ選考会(集団面接)
4. インターンシップ※参考:日本航空(JAL)|業務企画職(地上職 事務系)2019年卒インターンのES
以下、それぞれの選考ステップについて解説していきます。
1. エントリーシート(ES):志望理由と挫折を乗り越えた経験がカギ
2019年卒の日本航空(JAL)のインターンシップ選考では、手書き形式のエントリーシート(ES)で以下の設問が課されました。
設問(1)インターン先としてJAL業務企画職事務系を選んだ理由を教えてください
設問(2)リーダーシップを発揮して何かを変えることができた経験を教えてください
設問(3)10年後の航空業界はどのようになっていると考えますか。ITの進化や市場動向、各社の事業戦略など、自由に記述してください※出典:日本航空(JAL)|業務企画職(地上職 事務系)2019年卒インターンのES
ESの内容は、例年出題される「インターンの志望理由」と「リーダーシップを発揮した経験」に加え、JALおよび業界への理解を問う設問が課されました。
(1)の「志望理由」については、選考のポイントでもお伝えしたとおり「なぜJALを選ぶのか」という理由を話せるようにしておきましょう。実際に選考を通過したESは、リーディングカンパニーとしての姿勢やJAL独自の取り組みを具体的に挙げていました。ANAにはないJALだからこその魅力を伝えるのがベストです。
(2)の「リーダーシップを発揮した経験」では、学生の人となりや考え方が見られています。組織のために頑張った経験や、周りの人の意見をくんで行動した経験を書けるとよいでしょう。実際の通過ESにも、「アルバイトでチームの取り組みを率先して行い、新人離職率を減少させた」「サークルにおいて、新歓活動に向けた環境改革を行った」などのエピソードが書かれています(体験談1/2より)。
2. Webテスト:ハードルは高くないが、油断せず対策を
2019年卒のJALインターン選考では、テストセンター形式のWebテストが課されたようです。出題科目は言語・非言語、英語、性格で、専門試験会場での受検でした(体験談1/2より)。
Webテスト自体のハードルはそこまで高くはないようですが、「英語は初めてだったので時間は足りなかった」と語る学生もいるため(体験談より)、万一の場合に備えて、あらかじめ問題集などでしっかりと対策しておきましょう。
3. 面接:事業理解が試される集団面接。端的な回答と深掘りに備えよう
2019年卒の日本航空(JAL)インターンシップ選考の面接は、社員2名に対し、学生2名の集団面接でした。20分~30分程度の企業説明会にが行われ、終了後、社員との座談会などもあったようです(体験談1/2より)。
主な質問は「学生時代頑張ったこと」や「志望動機」「インターンシップで学びたいこと」に加え、「もしJALに入社したらどんな活躍ができるのか」「今の日本航空が抱えている課題は何か」といった、業務・事業理解が求められる質問もなされました(体験談1/2より)。基本的にエントリーシート(ES)の設問に近い内容ですが、「学生時代頑張ったこと」と「今の日本航空が抱えている課題」はさらに深掘りされたそうです。面接に参加した学生も「和やかな雰囲気だが多少の深掘りはなされるため、細かい質問にも丁寧に考えて答える必要がある」と話しています(体験談より)。
また、「『JALに入社したら』という質問がいくつか飛んできたので、これは本選考を見据えてのインターンシップであると強く感じた」と語る学生もおり(体験談より)、事業内容や今後の展望についてしっかりと調べ、端的な回答ができるよう心がけましょう。
面接が終わったら再度別室に通され、社員2名・学生10名程度の座談会が行われるようです。選考の一環として行われている可能性もあるので、気を抜かずに挑みましょう(体験談より)。
4. インターン:優秀者は本選考優遇の可能性あり
2019年卒のインターンシップは4日間の期間で、講義とグループワーク、整備場見学や懇親会が行なわれました(体験談1/2より)。
講義は国内/国際路線計画、コーポレートブランド戦略、JALフィロソフィ、新規事業創造などに関する業務説明が行なわれ、グループワークは、1チーム5〜6人で行う新規事業立案型グループワークでした。
ワークでは各チームが「事業創造」と「デジタルイノベーション」のうちどちらか1つを選ぶび、各テーマの担当社員の指示に沿って、ディスカッションをしたり資料をまとめ、最終日にプレゼンテーションの時間があったようです。
JALフィロソフィ「一人ひとりがJAL」を掲げる日本航空(JAL)は自分だけではなく、皆を活躍させられる人材が求められるようです。上述の通り、本選考と同様で「組織をまとめ、誰かのために頑張れるか」が見られていると考えられるため、グループワークのディスカッションでは、皆の発言をまとめるなどの方法でリーダー性を伝えられるとよいでしょう(選考対策ページより)。
学生の感想としては「既存のFSC事業に関する深い理解とともに、今後どのような領域に進出していくのかということを学べたため、非常に企業理解が進んだ」などといった声が聞かれています。また、参加学生が50名程度と大規模だったため、「座談会での積極的な質問や対話などを通じて、なるべく印象に残るように心がけた。」と語る学生もいました(体験談1/2より)。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、日本航空(JAL)のインターンシップ選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
さらに詳しい選考の情報とクチコミを知りたい方は以下をご覧ください。
※本記事は主に2017年卒〜2019年卒インターンの体験談をもとに作成しております。インターンの時期により選考内容が異なる場合がございます。
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