6月1日になると、サマーインターンのエントリーが解禁となります。
しかし、2021年卒の皆さんはこう思っていませんか?
「サマーインターンに参加するためには、どんな選考を突破しないといけないの?」
「選考の対策は、いつ、何をすればいいの?」
「そもそもサマーインターンって参加した方がいいの?」
そんな悩みを抱えた皆さんに向け、今回は「インターン募集情報」と「サマーインターンのメリットと対策法」をご紹介します。サマーインターンで早期内定した就活生の声をもとに、知っておきたい情報を総まとめでお送りします!
【インターン募集中の企業はこちら】 NEW▶︎2019年5月締め切り
・フジテレビ(アナウンサー):締切 5月22日(水)
・フリークアウト・ホールディングス:締切 5月23日(木)、6月6日(木)
・ソフトバンク(エンジニアコース):締切 5月29日(水)
・厚生労働省:締切 5月29日(水)
・日本IBM:締切 5月31日(金)
・ビズリーチ:締切 5月31日(金)▶︎2019年6月締め切り
・経営共創基盤(IGPI):締切 6月3日(月)
・フロムスクラッチ:締切 6月4日(火)、6月9日(日)、6月15日(土)、6月18日(火)
・令和元年度女子学生霞が関インターンシップ:締切 6月9日(日)
・旭化成(技術職):締切 6月10日(月)
・野村證券(IB):締切 6月13日(木) ※その他の情報はこちら
・デロイト トーマツ コンサルティング:締切 6月14日(金) ※その他の情報はこちら
・KPMGコンサルティング:締切 6月15日(土)
・アビームコンサルティング:締切 6月16日(日)
・ヤフー(Yahoo! JAPAN):締切 6月17日(月)
・アクセンチュア:締切 6月17日(月)
・三菱重工業:締切 6月17日(月)
・P&G Japan(営業統括部門):締切 6月19日(水) ※その他の情報はこちら
・トヨタ自動車@愛知:締切 6月21日(金)
・三井住友カード:締切 6月23日(日)
・ローランド・ベルガー:締切 6月24日(月)
・バンクオブアメリカ・メリルリンチ:締切 6月26日(水)
・三井住友銀行:締切 6月30日(日)▶︎2019年7月締め切り
・JR東海(東海旅客鉄道):締切 7月1日(月)
・読売新聞:締切 7月7日(日)
・日本製鉄(旧:新日鐵住金):締切 7月14日(日)▶︎2019年8月締め切り
・ドリームインキュベータ:締切 8月30日(金)
▶その他、インターンシップ募集一覧はこちら
サマーインターンの種類まとめ:内定への最短ルート!?
企業がサマーインターンを行うのは、「早期に優秀な人を囲い込みたい」という狙いがあるためです。そのため、インターンへの参加が本選考の優遇や、内定につながることもあります。
以下、インターンの代表的な3つのパターンをお伝えします。
1. インターン参加者対象の特別ルートで選考が有利になるパターン
インターンの成績によって、特別選考に進める場合があります。アクセンチュア、野村総合研究所などがこれに該当します。特別選考を受けることができれば、一般的な選考が始まる前に内定を獲得できることもあります。
2. そもそもインターンに参加していないと内定を獲得できないパターン
ボストン コンサルティング グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーなどの外資コンサルをはじめとして、内定獲得には一般に「ジョブ」と呼ばれるインターンへの参加が必須の企業もあります。
3. インターンの成績によって内定が出るパターン
インターン中の成績が良ければインターン直後に内定が出る場合があります。例えば、ベンチャー企業のワークスアプリケーションズでは、インターン最終日に成績を発表し、その場で内定を出します。
自分の行きたい企業では、インターンに参加にどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。以下の記事で詳しく解説しています。
・内定につながる夏インターン一覧:30社以上のサマーインターン情報を完全公開!
日系志望も要チェック! 早期内定で「箔(はく)」が付き、日系大手の選考が有利になる
早期のインターン参加が、別のところで役立つこともあります。外資系コンサルや投資銀行のインターンに参加した実績を持っていると、商社をはじめとする日系大手企業の座談会など、クローズドなイベントに参加できることもあるようです。実際に、選考が有利になったコンサル内定者のエピソードはこちらです。
・「商社志望者こそ外資系企業を受けよう」〜商社内定者の就活1年間〜
他にも早期から対策をすすめることで選考慣れできたり、インターンの参加者同士で情報網を築けるメリットもあります。サマーインターンが今後の選考に有利になることは間違いありません。
ただし、選考は倍率が高く、突破するには入念な準備が必要です。特に難関といわれる外コン・外銀・日系大手などのサマーインターンに参加する人は、4月から各種セミナーに参加したり、筆記試験対策をしていた方が多いようです。今すぐに対策を始めましょう。
サマーインターン参加までのスケジュール
ここからは、サマーインターン参加までに必要な対策を紹介します。
まずはスケジュールを確認しましょう。フローは、以下の表の通りです。
この表のように、多くの企業のインターン選考は以下の順に進むことが多いです。
エントリー→エントリーシート(ES)→Webテスト・筆記試験→グループディスッカション(GD)→面接
それでは、選考ごとに必要な対策を見ていきましょう。
エントリー:まずは企業探しとプロフィール登録
まずは、インターンのエントリー先を探しましょう。情報収集には、ワンキャリアをはじめとした就活サイトの企業ページや、合同企業説明会を利用することが多いです。
エントリーは、(1)ワンキャリアなどのナビサイト、もしくは(2)各社の採用ホームページから行います。エントリー時にはプロフィールの登録を求められることが多く、大学名・学部・所属している団体などを記入します。
エントリーシート(ES):面接での質問を見越して作成しよう
エントリーシート(ES)の項目は企業によってさまざまですが、面接では「学生時代に頑張った・挑戦したこと」「チームの中で結果を出した経験」「今後のキャリアについて」の3つについて問われることが多いです。例えば、過去に以下のような設問が課されています。
<ボストン コンサルティング グループ>
(1)学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい(100字)
(2)あなたの一番大事にしている事は何ですか(200字)
(3)今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したい話は何ですか(200字)
(4)一生のうちに必ず成し遂げたい夢は何ですか(200字)
※出典:ボストン コンサルティング グループ|アソシエイト2020年卒本選考のES
<ベイン・アンド・カンパニー>
(1)あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200文字以下)
(2)あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200文字以下)
※出典:ベイン・アンド・カンパニー|アソシエイトコンサルタント2020年卒インターンのES
面接でESを用いて質問されることも多いため、ESそのものの合否だけでなくその先の面接までイメージして書くと、面接に自信を持って臨めるでしょう。
対策:端的かつ読みやすい文章を心掛ける
エントリーシート(ES)を書く際には「伝わる」文章を書くことを心掛け、文章の基本を大切にしましょう。誤字脱字に加え、日本語表現・文法などに気を配る必要があります。間違えた表現が習慣になっていることに気付けないこともあるので、先輩や友人などに添削してもらいましょう。
ESはサマーインターン以降も何度も書くことになります。よく問われる設問については早めにモデルケースを作っておくと良いでしょう。特に、上述した3つの設問については、本選考が始まるまでに何度も考えておきましょう。
ES作成の際に注意すべきことを知るにはこちらの記事を参考にしてください。
・エントリーシートで落ちた理由?内定レベルの志望動機と自己PRの書き方&例文集
・エントリーシートは中身じゃない!普通の学生も必ず通るエントリーシートの作法
Webテスト・筆記試験:就活早期で高得点を取ると後が楽
Webテスト・筆記試験はエントリーシート(ES)提出後に課されることが一般的です。
多くの企業では、「SPI」「玉手箱」「テストセンター」などの形式がWebテストや筆記試験に使われることが多いです。ただし、外資コンサルなどではオリジナルの問題を課す場合があります。一度問題に慣れておくとそれ以降は楽に解けるようになるため、夏インターンの選考対策の時点から入念に対策しておきましょう。
特にテストセンターでは、一度受けた点数を、1年間使い回すことができるので、余裕のあるこの時期に高得点を取っておくと後の選考が楽です。
対策:早めの対策が功を奏す
どの会社でどの試験が行われているかを知り、それに合わせて対策を講じる必要があります。SPIとテストセンターの内容はほぼ一緒です。多くの企業で実施されるので、早めの対策が功を奏します。
上述の通り、テストセンターは一度受験すればその点数を1年間使うことができます。ただ、点数は開示されないため、出来を把握するためには「どの企業の選考を突破できたのか」で測るしかありません。
合格点数が高い企業として、外資コンサルのゴールドマン・サックス(GS)やボストン コンサルティング グループが有名です。ゴールドマン・サックスはES・SPI通過倍率が50倍ととてつもない数字です。それと並び、ボストン コンサルティング グループは全企業の中で最もボーダーが高いと言われています。 「BCGを通った回を使いまわせば、すべての企業の選考で通る」 といわれるほどです。
どの企業でどの試験が課されるかを知るにはこちらの記事を参考にしてください。
・【保存版:120社分】企業別:過去出題された筆記試験/Webテストの種類・形式と対策法一覧
・【就活スタート時必見】主要Webテスト9種類:問題形式の見分け方と対策本一覧
グループディスッカション(GD):選考全体の中で行う意味合いを把握しておく
複数の学生でテーマに沿ったディスカッションを行います。その目的は、選考のどの段階で課されるかにより、意味合いが変わります。
選考の前半で課される場合(Webテスト後すぐ)
主に大人数を手早くさばくための「ネガティブチェック」的な意味合いを持ちます。人として基本的なコミュニケーション能力があるか、などを見るために行われます。
選考の後半で課される場合(ある程度人数が絞られた後)
その会社に必要な能力(論理的思考力・リーダーシップがあるかなど)について見極める意味合いが強いです。
お題・制限時間はさまざまです。具体的には以下のような問題が課されます。
<P&G Japan(マーケティング)>
テーマ:売上目標を達成する柔軟剤のマーケティング戦略の立案
時間:60分
※出典:P&G Japan|MKT(マーケティング)2020年卒インターンのGD
<野村総合研究所>
テーマ例:化粧品会社の1部門の売り上げが落ちている。 その部門を継続すべきか、それとも他企業に買収されるべきか。
時間:60分
※出典:野村総合研究所|経営コンサルタント2019年卒インターンのGD
対策:そのテーマの評価基準が何かを知っておく
GDは、テーマによって何が評価されるのか傾向を見ることができます。それぞれのテーマで何が求められているのかを知り、それを押さえた対策と経験を積みましょう。
上述したP&G Japan(マーケティング)では、「Conclusion First(端的に意見を述べる)」「Summary and Classification(議論の流れを整理、メンバー間のアイディアを抽象化)」が見られているので、上記の2点に気を付け、建設的な議論を心掛けましょう。
また、野村総合研究所では「資料読み取り型のGD」ということもあり、「複数のデータを結び付ける分析能力」「序盤での論点を設定がえきているか」「議論を前に進める意見出しができるか」などが見られてるため、企業によって見られるポイントが違うということを認識しておきましょう。
GDの種類・問われる内容・GDを採用している企業を知るにはこちらの記事を参考にしてください。
・グループディスカッション対策完全版!テーマ例と議論の進め方・役割の選び方
・グループディスカッション(GD)の評価ポイント:コミュ力・協調性・リーダーシップ徹底解剖
面接:企業ごとの評価基準を調べておく
面接には、グループ(集団)形式と個人形式がありますが、どちらもES・GDでは分からない部分を見定めることが目的です。評価基準は企業により異なります。
例えば、日系の東京海上日動火災保険では誠実な人間性(個性)、外資系のボストン コンサルティング グループでは論理的思考力、P&G Japanではリーダーシップといった点が見られています。
以下、グループ形式と個人形式の傾向をお伝えします。
グループ形式:志望企業の傾向を必ず調べる
一般的に、一人あたりの時間は10分程度と短く、ESの深掘りなどが主な内容です。例えば、東京海上日動火災保険では一人あたりの持ち時間が7分ほどで、さらに、自己紹介・ESに記載した内容の発表は「1分以内」ですので、短い時間でコンパクトに自分のPRポイントを伝えることが何よりも重要です。
個人形式:ESに関する質問・ケース対策が重要
グループ形式に比べ、一人あたりの時間は長くなります。日系では、その分ESや過去の経験への質問がより深くなります。幼少期にさかのぼっての質問をされることもあるようです。
例えば、論理的思考力を重要視する外資系コンサル・外資系投資銀行などでは、フェルミ推定・ケース面接が行われます。例えば、外資系戦略コンサルのベイン・アンド・カンパニーでは、「モスバーガー・フレッシュネスバーガー・バーガーキング3社合計の日本での売り上げの市場規模を求めよ」といった問題が2020年卒と2019年卒の2年連続で出題されています。
対策:WhyとHowで価値観を言語化する・志望企業特有の対策をする
「自分の価値観を明確にしておくこと」「その企業特有の対策(フェルミ・ケースなど)」が必要です。
価値観を明確するために、今まで何をしてきたのか(What)以上に、なぜその行動をしたのか(Why)、どのように目標を達成しようとしたのか(How)について考えましょう。特にサマーインターンの面接では、自分の価値観を言語化するだけでも、他の志願者との差別化につながるでしょう。志望動機・将来のキャリアプランについて聞かれた際も、価値観をもとに答えられると、相手に納得感を与えられます。
面接で気を付けるべきことを知るにはこちらの記事を参考にしてください。 「質問されそうなことリスト」の作り方と、その回答の仕方が書かれています。
・【面接前日に確認!】思わぬ質問からの失敗を防ぐ5つの準備・対策法
逆質問について知るにはこちらの記事を参考にしてください。なぜ逆質問を行うのか、タブーな質問はなにかについて説明しています。
・【面接対策】逆質問で不採用が決まる!?内定に近づく逆質問の極意
より詳しい情報は「選考対策ページ」でチェック!
いかがでしたか? サマーインターンの必勝法は早期から対策することです。ワンキャリアでは選考詳細をレポートした「選考対策ページ」というコンテンツも公開しています。
例えば、外資系戦略コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループの「3dayジョブ」の選考対策ページでこのように詳細な情報が掲載されています。
<ボストン コンサルティング グループ:「3dayジョブ」年度別テーマ>
2018年卒:大阪市の中長期戦略
2019年卒:10年後の食品市場の変化を踏まえ、日本がその分野で秀でるには誰をクライアントとしてどういう提案を行うべきか
2020年卒:テクノロジーの発展を踏まえて2040年のメディア業界を予測し、その上でメディア関連企業に戦略の提案をせよ
※出典:ボストン コンサルティング グループ|本選考のジョブ(2018年卒/2019年卒/2020年卒)
サマーインターンの選考対策を行う際には、ぜひ選考対策ページもご覧になってください。
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