こんにちは、商社無双のMARCH生です。
僕のシリーズ、MARCH生の「勝ち抜くための自己分析」は、もう読んでいただきましたか?
今回は、「三年生以降の具体的な就職活動」をお送りします。
【心得編】の「商社無双のMARCH生が説く!「悩む前に挑戦!」の精神。まず自分の原点を作れ!」を読んでなくても大丈夫!
インターン・自己分析・OB訪問といった就活の定番についてのアドバイス・心構えなどをご紹介します。
五章:キャパオーバーな大学三年生春
三年生になったこの時期は、ゼミの研究・ベンチャーでの事業立ち上げ・就活が同時並行で進み、正直キツい時期でした。
ですが、全ては「口に出した」こと(【心得編】:四章参照)から、他の人への紹介や結成につながり、さまざまなことに挑戦する機会となりました。
ここでは、
「無理してでも頑張るタイミング」、「そこでの頑張りがどう評価されたか」などを紹介します。
MARCH生の学生時代の挑戦を後押しできたらと思います。
歯を食いしばれ! MARCH生
正直言って三年生のこの時期は「いっぱい動きました」。
ええそれはもういっぱい。
バイトの掛け持ち、ゼミの活動、サークルなど。
睡眠時間が3時間、なんてことはザラにありました。
周りには中途半端になるのでは、器用貧乏感あるよね、なんて言われたこともあります。
単純に「しんどそう」と言われてます。
でも、僕は行動力を武器にする、と決めた。
なら動かないといけません。
その「他の人がやらない」ことを「やる」のが本当の行動力だと。
実際、僕の周りのMARCH生で就活を一般的に見て「成功させている」人は、同時並行でいっぱいやっていることが多いです。
僕も海外インターンやそのほかの活動で、めっっっっっっっちゃ動いていることを周りにアピールしました。
六章:就活スタートダッシュの大学三年生夏
就職活動の本格的なはじまりの夏。
自分の興味ある分野を無駄に選んだりする就活生がいます。
でも、三年生の夏はとにかくたくさんインターンを受けまくって下さい。
業界・企業を一つに絞るにも、一度自分の目で見て聞いてからでないと、第一志望の面接で納得感のある内容を話せません。
僕がここで主張するのは「早めにスタートダッシュをきる意識の高さの必要性」です。
インターンは試験慣れのために。
うおおおっ、三年生だ! 夏だ! インターンだ!
インターンすげーやべー!
こう思っているMARCH生諸君。
インターンはやったらおわりではないです。
『「インターンがはじまる」=「マジの就活がすぐそこまで来ている」』
という意識を持ってください。
自分が◯◯業界に入りたい(または◯◯社に入りたい)って思った時に、面接やグループディスカッション(GD)に慣れておきたくないですか?
インターンシップはそういった試験慣れ・面接するために使うことをオススメします。
いくつもの企業に行くと「学生時代の◯◯の話はこういう反応が返ってくるんだな」といった風に分析できるようになります。
進学校で二年生の三学期を「三年生0学期」なんて言うように、就活は3月1日よりも前から、夏が就活0学期だということ、認識しながら動いていきましょう。
七章:自己分析で見つめ直す大学三年生秋
僕は夏のインターン選考にかなりの数落ちました。
この時期は自分を見直した時期でした。
そこで始めたのは自己分析。
ここでの自己分析期間が11月以降のインターン無双に繋がります。その詳細はこちらの記事をご覧ください。
・商社無双のMARCH生が説く!これが本当の「就活を勝ち抜くための自己分析」だ!
面接で話す時に、「経験」比較で優劣を示す話し方をするとMARCH生はだいたい負けます。
いかに面接官に自分の人柄を伝え、自分の価値観や自我形成の過程が、現在の強みにひもづいているか示し、納得感を生み出し勝つ方法をご紹介します。
テンプレじゃ、勝ちにいけないです
学生時代に頑張ったことはなんですか。
アルバイト?
サークル活動?
みんな似通った経験を話しますよね。
同じような内容を話しているとMARCH生はトップの大学生には負けてしまいます。
◯◯サークルで××をして△△という経験を得た。
このテンプレートはしない方がいいでしょう。
アピールするのは過去から変わらない「思いの原点」についてです。
私の強みは◯◯です。
高校の時は××という経験をしました。
大学の時も△△ということを実践しました。
だから私は◯◯な人間です。
という風に一つのアピールポイントに対して複数の経験を交えて話すことを心がけましょう。
そうすることで一貫した人間性を示すことが可能です。
加えて高校・大学を選択する時、自分がどうしてそこに決めたか、一度振り返ってみましょう。
何で弊社に来たいのか? の質問に答えるためです。
この質問にただ「◯◯に興味があるからです」だけではダメです。
自分のターニングポイントとなった過去を振り返れば、会社選びの軸を見つけることがかならず出来るはずです。
・どうして◯◯高校/大学を選んだのか
・どうして◯◯部は続けられたのか
などをまとめてみましょう。
そして先ほどの自分自身はこういう人間だということを表した上で、
・自分自身はこういう経験があり
・だからこの能力があって
・弊社を通して将来自分自身こういう人間になりたい
といった風に志望理由を人間性の軸で話すと効果的です。
八章:OB訪問の開始、大学三年生12月
夏のインターンも一段落したこの時期の僕はひたすらにOB訪問を行いました。
できれば3月、商社就活は3月以前から行っておきましょう。
今就活に奮闘しているあなたは、今からでも行いましょう!
ここでは、
・OB訪問の極意
・訪問終了15分以内に御礼メールを送る意味
・訪問の1時間の使い方
を解説します。
3月以降激戦となる訪問予約競争の中で勝ち抜くにはどうするか、
OB訪問のスタートを決めるためにご参考にして下さい。
OB訪問って何しよう
OB訪問、一体何を聞いたらいいか、難しいところですよね。
OB訪問に来ている社員さんは、はっきり言って「疲れています」。
それを何かHPにありそうな情報を聞いたり、コピペみたいなのを聞かれたりすると正直疲れは増します。
そう思った僕はOB訪問をこのようなスケジュールで進めています。
まず、前日には訪問のリマインドメールを必ず送ると同時に、自分の自己分析のシートをお送りしておきましょう。
そして、
・「最初の10分」:社員さんが携わっている事業でどのように利益を生み出しているのか
・「残りの50分」:自分の自己分析のフィードバックと雑談
という風に進めましょう。
「最初の10分」に何故事業内容を聞くかというと、その話は抽象的すぎないため、社員さんも話しやすいということが一つ。
就職の面接などで具体的に話すことができるようになるということが一つです。
他社との差別化を生の情報からできるようになるのでこれは非常にオススメです。
「残りの50分」は自己分析を行なったブラッシュアップについてのフィードバックをもらうとよいでしょう。
質問をするにせよ、「社員さんを疲れさせない」ことを念頭においてOB訪問を行うことが重要です。
さて、「OB訪問が終わったー! ちょっとくつろごう」
ではいけません。お礼メールは15分以内に送りましょう。
僕は必ず、
・どういう所が勉強になり
・次はどういうことを聞きたいか
を添えてお礼メールをすぐに送るように心がけました。
そうすることで社会人としての心意気や熱意・信頼などをアピールできるからです。
元はこのことはアピールするために行なっていたわけではありません。ごく普通に意識もせず行っていたことです。
しかし、就職先が決まりOB訪問をした社員全員に就職が決まったと報告の連絡をした時に、お礼メールの速さやリマインドメール(OB訪問前日に送る、確認メール)などが丁寧だと評価されていたことを知りました。
ぜひ丁寧さを心がけたOB訪問、参考にしてください。
最終章:足を使え。3月1日以降6月1日までの92日間の活動記
いよいよ就活解禁。
就活は情報戦。
ですが、だいたいの就活生は合説や単純なセミナーの情報しか持っておらず、武器にはなりません。
本当に必要なのは、「生の情報」つまりは「手間をかけないと得られない情報」です。
だからこそ、足を使って多くの人に会い、生の情報を仕入れ続ける。
人にとっての「特別」を自分にとっての「普通」に変え、学歴の差を埋められるように。
それが僕が就活を走り続けられた方法と行動、紹介します。
ガス欠になっても走り抜け! 怒とうの3月
【就活解禁時期の一日のスケジュール】社員とモーニング
→カフェで時間をつぶす
→OB訪問
→テスト
→自社セミナー
→自社セミナー
→テスト
→OB訪問
これが就活解禁時期の1日のスケジュールです。
合説はほとんど行ってないです。すでに業界研究というのはある程度済ませた状態です。
また、自社セミナーは業界・企業を完璧に絞ることはこの時期の時点では難しかったので積極的に参加しました。
OB訪問は昼と夜に1回ずつ行うこともよくありました。
基本的に夜はOB訪問は行なっていません。社員が仕事終わりに疲れている状態で学生に会うことも大変なので。
しかし、ここでお礼メールの丁寧さなどが評価されてか、「君になら夜会ってもいいよ」と言ってくれる社員さんがありがたいことに会ってくれました。
MARCH生は午前に1就活、午後に1就活、なんていうキャッチフレーズ聞いたことあるかもしれません。
僕はそれよりも多くした方が圧倒的にいいと思います。
僕がオススメするのは午前3就活、午後4就活です。
就活の靴は履き潰しちゃいましょう。
鬼のOB訪問:4〜5月
4・5月になると自社セミナーも落ち着き、ESもある程度出して間延びする時期です。
この時期にダレないように、僕はOB訪問をひたすら行いました。
多分OB訪問が入っていない日がなかったです。
この頃の僕のスケジュール帳は真っ赤。
OB訪問をたくさん行うことでアドバイスやお褒めの言葉をいただき、お祈りメールで荒んだ心をなんとか保っていました。
その様はまさに、マラソンランナーが給水ポイントを探しているようなもの。
給水ポイントが多いほど自分は安定して水を飲みながらゴールが出来る、と思いながら走り抜けました。
そうしてメンタルも無事に保ち、自己分析の修正も何度も重ね、6月1日を迎えました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
三年生・四年生から就活対策を開始しても、決して手遅れではありません。
みなさん、足を使って動くなら今です。
この記事が就職活動の参考に少しでもなればうれしいです。
▼「商社無双のMARCH生が説く!」シリーズ▼
【心得編】:「悩む前に挑戦!」の精神。まず自分の原点を作れ!
【準備編】:鬼のOB訪問!内定は「足」で勝ち取れ!
【実践編】:これが本当の「就活を勝ち抜くための自己分析」だ!