「新卒から、伸びているマーケットに行け」。就職活動をしていて、この定説を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか? 転職が当たり前となった今、伸びている環境に身を置いた方が新しい仕事が回ってくるチャンスが増え、自身も成長できるからです。
ただ、もし「伸びているマーケット」以上に成長できる場所があるとしたら、どうでしょうか?
2010年に創業したギフティが目指すのは、マーケットそのものの創出。ネットを通じて気軽に贈り物ができるeギフトサービス「giftee」を主力に急成長を遂げつつ、単なる「ギフト」の枠に収まらない事業やM&Aを展開しています。2020年には東証1部(現・東証プライム市場)への上場を果たし、近年は大企業で経験を積んだメンバーが次々とジョインしています。
なぜギフティのビジネスは、優秀な人材を惹(ひ)きつけるのでしょうか。事業開発の中枢を担う社員3人にお話を伺いました。
<目次>
●ギフトは縁を育むための「手段」でしかない
●多様なキャリアを経たからこそ感じた、「想像がつかない」ギフティの可能性
●パン屋のDXにギフトはどう関わる? マーケットに潜む可能性
●「新しい機会」が生まれ続けるギフト✕ビジネスの世界
●知的好奇心を原動力に、トライアンドエラーで成長へ近づく
ギフトは縁を育むための「手段」でしかない
──ギフティといえば「eギフト」の印象が強い学生も多いかもしれません。そもそも、ギフティにとって「ギフト」とはどういった存在なのでしょうか?
水谷:私たちは「人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というビジョンを掲げています。ギフトは、あくまで「縁」を育む手段でしかないという認識です。
CtoCのサービスであるeギフトは、人から人へ贈られることで縁を育みます。また、法人向けサービスである「giftee for Business」は、販促キャンペーンなどを通じて企業と人をつなぎます。さらに、地域振興を目的とした地域通貨や、GoToトラベル地域共通クーポンといった、自治体と人を結びつける取り組みもある。人や企業などをつなげる手段として、「ギフト」というものを捉えています。
水谷 圭佑(みずたに けいすけ):経営企画(M&A担当)
上智大学経済学部卒。大手電子部品メーカーである村田製作所に新卒入社後、経営企画部に配属。予実管理、海外案件を含むM&Aやベンチャー投資業務を経験後、2020年4月にギフティにジョイン。ギフティ入社後はM&A・出資案件の実行/全社予算策定・管理/IR(投資家向け情報提供)/コーポレート特命案件(東証1部市場変更など)といった、CFO(最高財務責任者)直下で守備範囲広くコーポレート業務に従事。
影澤:つなげる手段としての「ギフト」を、ギフティでは「機能」として提供しています。さまざまな関係性に介在することで、どのような価値を発揮できるかを常に考えているのです。たまたま「eギフト」という手段をベースに事業展開をしてきましたが、リアルな商品や、体験サービスなど、ギフトの形も多様に広がっています。
影澤 司(かげさわ つかさ):コーポレートディベロップメント
法政大学経営学部卒後、三菱UFJ銀行へ入行。法人営業経験後に投資銀行部門に出向、M&Aアドバイザリー業務を経験。PwCコンサルティングへ転職後は、PMI戦略立案/実行支援に従事し、アドバイザリー業務を経て、ディー・エヌ・エーへ。ディー・エヌ・エーでは資金調達やM&A含めたグループ会社全体における投資・ファイナンス業務に従事後、2022年10月にギフティにジョイン。現在は代表鈴木のもと、アライアンス/投資・M&A検討および推進を担当、企業価値最大化に向けたオプション探索を推進。
水谷:私たちはあらゆるものがギフトになり得ると考えていまして、社内ではその思想を「giftify everything.」という言葉で表現しています。いま影澤が着ているギフティのロゴが入ったスウェットもそうですね。社員のエンゲージメント向上などを目的に、企業から従業員に渡すギフトです。ギフティでは「スワッグ(SWAG)」と呼び、昨年から力を入れています。
──なるほど。こうしたノベルティ的なグッズは、コロナ禍でオンライン化が進んだ今だからこそ、求められていそうですね。
水谷:そうですね。出社の頻度が減ったことで、社員とのつながりをより意識する必要が出てきましたから。実際、コロナ禍以降は、福利厚生の用途でeギフトを贈る企業も増えています。
篠塚:対面で商品券を渡すことが難しくなりましたし、社員食堂や自動販売機など、出社を前提に福利厚生も機能しなくなった。そうした状況下で、従業員に還元する手段としてeギフトに着目していただいています。
篠塚 大樹(しのづか だいき):執行役員・プロダクト責任者
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2017年4月に株式会社ギフティに入社。giftee Campaign Platformやgiftee Boxなど複数の新規プロダクトの立ち上げをリードした後、現在はgiftee for Business事業部の責任者として既存事業の推進や新規事業の探索に従事している。
水谷:コロナ禍に限らず、人がコミュニケーションを取る上で何かギフトを付けたいシーンは普遍的に存在します。ただ、環境や用途が実態とそぐわないと、せっかく用意したギフトは機能しません。どのような状況で、どのような物を、どのような手段で渡すのか──あらゆるものをギフトとするためにも、ギフトを構成する、さまざまな軸をセットで考えることを大事にしています。
多様なキャリアを経たからこそ感じた、「想像がつかない」ギフティの可能性
──水谷さんと影澤さんは中途入社、篠塚さんは新卒でギフティに入社されたと伺いました。改めて、ギフティに入社するまでの経緯についてお聞かせください。
水谷:新卒で大手電子部品メーカーに入社し、経営企画に携わっていました。海外案件を含むM&Aなどを任される中、ベンチャー投資業務で起業家の方々と会う機会も多かったです。限られたリソースの中で変革を起こそうとする姿に触れるうちに、大企業よりもスタートアップの方が、機動力が高く、新しいものを生み出せるのでは、と考えるようになりました。
転職を前提にいくつかの企業と会う中で、ギフティに惹かれた理由は、全く想像がつかない事業だったから。独自性が高く、似たような事業の会社はない。それなのに、きちんと利益を出して成長を続けている。「なぜ?」と興味を引かれたのが大きかったですね。
もちろん、「想像がつく事業」の方が、先の展開もイメージしやすく、安心感もあるでしょう。でも、全く想像がつかないからこそ、事業が多面的に拡大する予感があった。一言でいえば「面白そう」と感じて、2020年4月に入社しました。現在はCFO直下で、M&A案件の実行や全社予算策定などのコーポレート業務に従事しています。
──影澤さんはいかがですか?
影澤:私は新卒でメガバンクに入社し、5年ほど法人営業を経験したあと、グループの証券会社に出向を希望しました。銀行に留まらず、マーケットで広く評価されるスキルを身に付けたいという思いがあったからです。
ただ、出向先でM&Aアドバイザリー業務に携わるうちに、「このM&Aはこの企業にとって本当に必要なものなのだろうか」と考えるようになりました。本質的に価値のある投資に取り組みたいと思い、外資系コンサルを経て、前職は大手IT企業でファイナンス領域の業務に従事していました。
そんなとき、登録していた転職エージェントから「ぜひ会わせたい人がいる」と連絡があり、ギフティ代表の鈴木と面談をしたのです。すぐに転職するつもりは全くなかったのですが、この面談が私にとっては衝撃的でした。
──衝撃的?
影澤:それまで自分は、マーケットというものは「当たり前に存在しているもの」と思っていました。既に確立した市場の中で、いかに戦うかを考えていた。ところが、鈴木はマーケットの創出にこだわっていました。マーケット自体をいかに形成して、その中で自分たちがどうあるべきかを考えていたのです。
これまでのキャリアでは全くなかった観点に打たれ、気が付いたら2週間後にはメンバーに会っていましたね(笑)。2022年10月に入社し、現在はアライアンス推進や、新規事業の探索などに携わっています。
──篠塚さんが新卒で入社されたころは、ギフティはどのような状態だったのでしょうか。
篠塚:私が入社した2017年は、「giftee for Business」が立ち上がる前夜で、まだC向けの事業がメインでしたね。社員は10名程度で、オフィスはマンションの一室。初めて訪れたときは「本当にここなのか」と不安になったのを覚えています(笑)。
ギフティでは、大学4年生のときにデザイナーのインターンをしていました。デザイナーを目指していたわけではなく「デザインやビジネスなど複数の領域にまたがりながら仕事をしたい」と考えていたのですが、一緒に働いている人たちが面白いだけでなく、事業にも魅力を感じるようになりまして。「この人たちと一緒に事業に取り組んだら、どんな景色が見えるんだろう」、入るなら今のタイミングしかないと思い、入社を決めました。ギフティの新卒入社第1号でしたね。入社後はプロダクトの立ち上げなどに関わり、2022年から「giftee for Business」事業全体の責任者を務めています。
パン屋のDXにギフトはどう関わる? マーケットに潜む可能性
──ギフティのマーケット戦略として、ギフトの新たな価値やマーケットを創出するために、現在どのような取り組みが進められているのでしょうか。
篠塚:まず基盤事業として、法人向け事業の展開があります。国内のギフト・金券市場の規模の大きさを考えれば、「giftee for Business」は伸びしろが十分にある状態です。法人向けギフトの領域において、「ギフトのことならギフティに相談しよう」と真っ先に頭に浮かぶ存在となることが、大きな方針のひとつです。
法人にとってギフトは普遍的な施策なので、業種業態を選びません。ただ、業界ごとに扱いは異なります。「インセンティブ」として扱う業界もあれば、「景品」として扱う業界もありますし、受け渡しに法律が絡むケースもある。各業界のマーケットに向き合い、ルールや文脈に照らし合わせながら、プロダクトを作り込まなくてはなりません。
──業界が多岐に渡る中、それぞれのルールに合わせてプロダクトを作り込むのは、膨大な作業になるのではないでしょうか。
篠塚:業界ごとの個別開発はせず、汎用的な機能をモジュール化(※1)して提供する形ですね。例えば、抽選をしたい企業には、基本機能と抽選機能のモジュールを組み合わせてサービスをリリースする、というような。
1対1で贈り合う個人間のギフトに対し、企業が配るギフトは多数のユーザーが相手であり、ともすれば「バラマキ」になってしまいます。本来、法人向けギフトは企業とユーザーをつなぐ大事な接点となるべきもの。そうした観点の施策をスムーズに実現できるようなプラットフォームは、まだ日本にはありません。記憶に残るギフトを手間なく贈れるサービスを実現することが、私たちの目標であり、チャレンジであると考えています。
(※1)……巨大なシステムやプロセスを、機能的なまとまりのある「モジュール」に要素分割すること
──マーケットの創出には、投資やM&Aも重要な役割を果たすのではないかと思います。
影澤:そうですね。新規事業の探索のため、さまざまな企業と面談させていただいています。どのような事業が考えられるのか、仮説を立てて検証していく中で、心がけているのは固定観念をできる限り排除すること。ギフトのマーケットは広大で、一見ギフトとは無関係に見える事業にも、マーケット創出の可能性が秘められているのです。
水谷:例えば、弊社の出資先にパン屋のDXに取り組んでいる企業があります。「パンの新たな経済圏を作り、地域経済に貢献する」というミッションに対し、私たちに何ができるのかを一緒に考えてきました。新規来店を促すために全国のパン屋で使える電子商品券「全国パン共通券」を共同で開発・リリースしたり、ファンになってもらうために電子回数券の仕組みを提供したりといった形ですね。現在はM&A先が3社、出資先が20社ほどあり、それぞれの担当が互いのメリットを鑑みながら協業施策を回しています。
──海外への展開についてはいかがでしょうか。
水谷:マレーシア、ベトナム、インドネシアに拠点があり、日本と同様のeギフト事業の立ち上げを進めています。また上記3カ国の立ち上げと並行して、新しい国への新規進出に関しても日々検討を進めています。
日本とは商習慣やギフトに対する考え方がまったく異なりますし、同じ東南アジアでも国ごとに特徴があります。それぞれの事情に合わせてシステムを実装していくのは簡単ではありませんが、どの国においてもマーケットに向き合うことは変わりません。企業やお客さまが喜ぶことはなにか、そのためにどんな方法があるのか、日々議論を重ねています。
「新しい機会」が生まれ続けるギフト✕ビジネスの世界
──マーケット創出というチャレンジの中で、どのようなところに大変さや面白さを感じていますか?
水谷:出資先やパートナーとの連携を踏まえて、これまでにない新しいものを創りあげていくのは、やはり手応えがありますね。ひとつの領域にとらわれず、可能性に広がりがあるところに面白みを感じています。
一方で、マーケット創出は抽象度が高いテーマも多く、ひとつひとつ具体的にかみ砕きながら進めていくには、かなり大きい負荷がかかるもの。大変といえば大変ですが、これをやり遂げたところに短期的・中期的なゴールの達成が待っているのも、他社にはない魅力ではないかと思います。
影澤:「組織として面白い世界にたどり着きたい」という思いが強いので、個性的なメンバーたちと、日々さまざまな議論を通じて物事を進めていけるのが、今はとても楽しいですね。ギフティは、これからさらにスケールアップを目指していく段階にあります。個人として、そしてチームとして、どのようにして企業価値を最大化させるかを考えられることに、大きなやりがいを感じています。
篠塚:「giftee for Business」は会社の中でも多くの売上を占めている事業ではあるので、短期・中期・長期のすべての視点でチャレンジをしていかなければなりません。
もちろん大変なことではあるのですが、これを苦に感じて仕事をしているメンバーはいないのではないでしょうか。「マーケットを創る」とは、こうしたチャレンジを続けることだと思いますし、好奇心がどんどん満たされていく感触があります。
──今のタイミングでギフティに入社するからこそ得られるチャンスとは、何だと思いますか?
水谷:「仕事の機会」だと思っています。先ほどM&A先が3社、出資先が20社ほどという話をしましたが、これらはすべてここ2、3年で始めたものです。この先もどんどん拡大していけば、若手にもチャンスが巡ってくる。
出資先との協業内容を考え、調整して合意して……と実際にドライブさせるところまでを、新卒がいきなり担当することもあります。もちろん、最初からできないのは当たり前ですし、メンバーもサポートをしますが、こうした機会に主体性を持って取り組めるチャンスは、他社ではなかなかないのではないでしょうか。
篠塚:うちのチームでも、新卒2年目のリーダーが中途採用のメンバーを率いながら新規領域の探索に挑戦しています。仕事に対する信頼が積み重なっていけば、新しい機会を任される文化であると思います。
加えて、その「新しい機会」がどれだけ存在するのかも重要です。どの会社も新規事業の創出に取り組んでいますが、そこに「新しい機会」が生まれ続けているかどうかは、また別の話だと思うんです。
──どういうことでしょうか?
篠塚:例えば一口に新規事業といっても、既存事業と全く異なる領域で新たに事業を作るケースもあれば、既存事業のアセット(※2)を活用しながら新たな事業を立ち上げていくケースもあります。でも前者には多くのリソースが必要になるため、必然的に新事業の機会は少なくなるでしょう。
一方でギフティは「ギフト」という拡張性の高いアセットを生かした新規事業のトライが中心になるため、展開可能性のあるマーケットが広く、必然的に新規事業検討の絶対量も多い。例えば法人向けギフトはもともと「販促キャンペーン」の用途が中心でしたが、今は自治体向けや福利厚生、株主優待などさまざまな領域へと探索が広がっています。
さらに今のギフティは、私が入社した頃よりも既存事業が大きくなったので、既存アセットを活用した次のチャレンジの機会はより広がってきています。「新しい機会」が生まれる続ける会社であることは、自信を持っていえますね。
(※2)……(個人や会社の)資産、有利なもの、利点、強み。転じてビジネスシーンでは、企業独自の強み、知的財産などを指す
知的好奇心を原動力に、トライアンドエラーで成長へ近づく
──ギフティでは、どのような学生が活躍できると思いますか?
影澤:興味関心のアンテナが広く、自分で立てた問いを深掘りするのが好きな方は、とても向いているのではないでしょうか。いろいろ試して、失敗して、その失敗を経験値にして次のステップにつなげる、そうしたマインドを持っている方なら活躍できると思います。
水谷:トライアンドエラーの機会も多いですからね。「最初の2、3年は下積みだから打席には立たせない」みたいなことはなく、下積みをしながら打席に立って、トライアンドエラーを繰り返しながらブラッシュアップしていくイメージが近い。ギフティの場合、お客さまに会わないとマーケットの感覚がつかめないところがあるので、勉強と実践の両輪で能力を高めていきたい人には合っていると思います。
篠塚:一言でいうなら、「知的好奇心のエンジンがどれだけ積まれているか」だと思っています。知的好奇心こそ、私たちの仕事において一番の原動力ですから。もし「このマーケットに対して、こういうことができるのでは」と思ったら、自ら動いて構わないのがギフティの特徴。「営業は営業の仕事だけやる」といった制限はありません。
中途採用のメンバーにも、カスタマーサポートとして入社したのに、最終的にプロダクトのディレクターを担当するなど、キャリアが途中で変わった人がたくさんいます。自分の仕事の枠を決めずに働ける環境で、チャレンジしてみたいと思う方なら、とても向いているのではないでしょうか。
──ありがとうございます。それでは最後に、就活生の皆さんに一言ずつメッセージをお願いします。
影澤:あまり自分自身の思考に閉じずに、いろいろな人に会ってみてほしいですね。私も学生時代に「この人と話したことで考え方が変わった」という経験がありますし、社会人になってから「もっと早くこの人に会いたかった」と思うこともたくさんあります。
「この人に会うことは自分にとってプラスか否か」と考えすぎず、さまざまなタイプの人とコミュニケーションを図ってみる。自分の思考の「外側」を知ることで、「内側」の理解も深まりますから。
水谷:意志決定の場面で「運と縁と勘」という言葉を使うことがあるのですが、迷ったら最後は勘で決めてしまってもいいと思うんです。運や勘といったロジカルではない部分には、これまでの経験が凝縮されて表れるもの。論理的にプロセスを積み上げることも大切ですが、最後は直感に任せてみるのもいいのではと思います。
篠塚:分かります。僕自身も、直感を信じて良かったと思っていますから。就職活動では「この決断が今後の人生を決める」と考えてしまいがちですが、そんなことはありません。無理に正解を探そうとしなくていいですし、そもそも正解というものは存在しない。むしろ、自分が決めた道を正解にするつもりで、考えてみてはいかがでしょうか。
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【ライター:井上マサキ/編集:黒木貴啓(ノオト)/撮影:百瀬浩三郎】