午前8時。
スマートフォンの通知に届くニュースには「STAY HOME」「リモートワーク」の言葉が並ぶ。一方で、Twitterをのぞくと「満員電車」がトレンド入りをしている。
合理と非合理。前進と停滞。突如として現れた新型コロナウイルスは、こうした矛盾を内包しつつも、私たちが生きる世界を変えつつある。今はその過渡期なのだろう。
そして、その変化はビジネスの現場にも訪れている。就活生に人気の、あの業界にも。
コンサルティングファーム。早期から就活を始める学生の多くが、この言葉を聞く。「転職できるスキルが身に付く」「日系企業を受けるときも、箔(はく)が付く」「優秀な人がいる」。理由はさまざまだが、「とりあえず」で入社試験を受ける人も少なくない。6月に発表した東大・京大就活人気ランキングを見ても、コンサル人気は顕著だった。
では、新型コロナウイルスによってコンサルはどのような影響を受けるのか。そして、キャリアを考える上で変わらずに大事なテーマは何なのか。現役コンサルタントや経験者の言葉から考えたい。
ワンキャリアがお届けする新特集「コロナ時代のコンサル就活」。まずは、各回の記事で立てた「6つの問い」を紹介する。
【6月22日(月)公開】コロナ禍で「消えるコンサル」「生き残るコンサル」。そして変わらぬキャリアの問い。
初回は、現役戦略コンサルタントの秋田(@akita_consul)氏による寄稿。「新型コロナウイルスの影響で、コンサル志望が考えるべきキャリアの問いは何か?」という視点で、的確な分析と考察を提示してもらった。その後の記事への理解度を高める上でも、まず読んでほしい記事だ。
【6月24日(水)公開】傷だらけの就活エリートたちと、コンサルおじさんの憂鬱。「コンサル最強」は三日天下だったのか
第3回は、ワンキャリアきっての文筆家アサキヒロシが登場。「優秀」と言われてコンサルの門戸をたたいた人たちのその後について、彼が見聞きしたことをレポートしてもらった。「コンサルは転職で有利なのか」という問いを考えるヒントにしてもらいたい。
【6月25日(木)公開】BCGで手に入れた、誰かのビジョンを形にする力。NewsPicks野村高文が考える「新卒・畳み人」という選択
壮大なビジョンやアイデアを着実に実行へと移す「風呂敷 畳み人」の考えを広める活動を続けるNewsPicks野村高文氏はボストン コンサルティング グループ(BCG)出身だ。コンサルで経験を積み、自分のアイデアをビジネスにすることを考えている就活生には、「コンサルタントは大風呂敷を広げる人か、畳む人か」という問いを考えながら読んでもらいたい。
【6月26日(金)公開】新卒でMBBは、まだ賢い選択か。コンサルTOP企業を退職した本当の理由
「今でもファームのことは好きですが、これから入る人は覚悟した方がいい」。こう語ったMBB出身者へのインタビューを基に、この記事は作られた。コンサルタントの経験を生かして挑戦を続ける彼の言葉は、「コンサルで働く人は、どのような視座を持つべきか」という問いを突き付けている。
【7月7日公開】官僚「冬」の時代、BCG出身・片岡修平が見る霞が関。官民コラボで切り開く、アフターコロナのキャリアパス
最終回は、BCG出身で、現在は官僚として働く片岡修平氏が登場。東大・京大生のコンサル人気の裏で、近年叫ばれる「官僚不人気」。冬の時代になぜ彼は霞が関に飛び込んだのか。片岡氏のキャリア選択から「アフターコロナを見据えたキャリア戦略をどう描くべきか」という問いに迫った。
コンサル各社へのインタビュー記事、寄稿記事も公開中
ワンキャリアでは、コンサルティングファーム各社に取材した記事、寄稿記事も公開している。新型コロナウイルスの影響で就活の情報収集がオンライン中心になってきているからこそ、コンサルを志望する上で役立つ情報を多面的な視点から提供していく。
▼コンサル各社のインタビュー記事、寄稿記事はこちら
・「徹夜で解決」は時代遅れ。BCGの女性コンサルタントが明かす、ワークライフバランスの新常識
・熱も尖りもないコンサルタントで終わっていいのか。少数精鋭のローランド・ベルガーのあり余る熱量
・【現役戦略コンサル特別寄稿】経営コンサルに求められる価値とは何か。今こそ就活生に送りたいメッセージ
・戦略コンサル3年目。実際、どこまで成長できる? ベインの若手コンサルタントに本音を聞いてみた
・外コンから転職して分かった「コンサルタントとして成長できる環境の条件」 ・「セカンドキャリアへの踏み台だけで選ぶなら、コンサルはやめた方がいい」「総合コンサル」の本当の意味を知る会社がこう語る理由とは?
【特集:コロナ時代のコンサル就活】
・【コンサル特集スタート】コロナ時代を生きるコンサル志望者へ贈る「6つの問い」
・コロナ禍で「消えるコンサル」「生き残るコンサル」。そして変わらぬキャリアの問い。
・傷だらけの就活エリートたちと、コンサルおじさんの憂鬱。「コンサル最強」は三日天下だったのか
・BCGで手に入れた、誰かのビジョンを形にする力。NewsPicks野村高文が考える「新卒・畳み人」という選択
・新卒でMBBは、まだ賢い選択か。コンサルTOP企業を退職した本当の理由
・官僚「冬」の時代、BCG出身・片岡修平が見る霞が関。官民コラボで切り開く、アフターコロナのキャリアパス
・官僚とコンサル、ファーストキャリアでどちらを選ぶ?BCG出身のキャリア官僚 片岡修平と考える
(Photo:koya979 , jamesteohart , Shopping King Louie , skyNext/Shutterstock.com)