こんにちは、ワンキャリア編集部です。
今回は、インターンシップの志望動機を作成するための対策記事をお届けします。インターンシップのエントリーや選考が本格化するこの時期、この記事を参考にして志望動機を作りましょう。
<目次>
●企業がインターンシップの志望動機を問う理由
・インターンシップへの参加目的を知るため
・インターンシップへの参加意欲を知るため
・企業と合う価値観を持っているかを知るため
・早期接点を持ちたい、飛び抜けた「何か」を持っているかを知るため
●インターンシップの志望動機の書き方【4ステップ】
・【ステップ1】結論ファーストで書く
・【ステップ2】参加理由の根拠となる具体的なエピソードを述べる
・【ステップ3】インターンシップで学びたいことを述べる
・【ステップ4】インターンシップを通して達成したいことを示す
●【業界別】インターンシップの志望動機例文
・公務員
・広告・マスコミ
・印刷
・インフラ・交通
・食品メーカー
・化学メーカー
・金融
・IT・通信
・コンサル
・不動産・建設
・商社
・人材
・旅行会社
・化粧品メーカー
・医療
●【動機別】インターンシップの志望動機例文
・仕事内容・業界に興味がある
・社風・社員に魅力を感じた
・商品・サービスに魅力を感じた
・経営方針・理念に魅力を感じた
・専門知識を生かしたい
・自分の経験からその企業に志望したい
●【文字数別】インターンシップの志望動機例文
・500字
・400字
・300字
・200字
・100字
●インターンシップの志望動機を書く際の注意点
・誰が読んでも理解できる内容を心がける
・他社でも使えるありきたりな内容を避ける
・給与・福利厚生に関する内容を含めない
・専門用語を使わない
・誤字・脱字に気を付ける
・指定された文字数に従う
・記入欄の8割程度を埋める
●インターンシップの志望動機を書く事前準備
・自己分析を行い過去の経験を整理する
・業界研究・企業研究を行う
・ワンキャリアの体験談から先輩の志望動機を参考にする
●まとめ
企業がインターンシップの志望動機を問う理由
インターンシップの選考における志望動機には、いくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを理解し、適切にアピールすることが選考の通過につながるでしょう。以下では、インターンシップの志望動機における評価ポイントについて詳しく解説します。
インターンシップへの参加目的を知るため
インターンシップの志望動機では、参加目的が明確であることが非常に重要です。企業は、学生がなぜインターンシップに参加したのか、インターンシップを通じて何を学びたいのか、どんな経験を得たいのかを確認しているためです。
具体的に「インターンシップを通じて◯◯を学びたい」といった形で目的を明確に示しましょう。例えば「マーケティングの知識を深めたい」「マネジメントのスキルを身に付けたい」といった具体的な学びの内容を記載することが重要です。これにより、企業は学生の目的意識がはっきりしていると判断できます。
さらに、企業の事業内容や業務に対する関心を示すことも重要です。たとえ現時点で強い興味を持っていなくても、「少しでも知ってみたい、学んでみたい」と思う要素を見つけ、その学習意欲があることをアピールしましょう。例えば、「御社の新規事業開発のプロセスに興味があり、実際の業務を通じて理解を深めたい」といった具体的な関心を示すことが重要です。
一方で、「就活を有利に進めるため」といった目的は、企業に対して「なぜ自社である必要があるのか」と疑問を抱かせるため、記載するのは避けましょう。
インターンシップへの参加意欲を知るため
インターンシップの志望動機では、企業に対する参加意欲を示すことも重要です。企業は、インターンシップに対する熱意と意欲が高い学生を選びたいと考えています。特に、長期インターンシップではインターン生が会社の業績に影響を与えることもあるため、意欲の高い学生が求められます。
志望動機では、なぜその企業のインターンシップに参加したいのかを具体的に記述しましょう。例えば、「貴社の◯◯事業のプロジェクトに関心があり、その経験を通じて◯◯のスキルを磨きたい」といった具体的な理由を示すことで、企業に対する深い理解と強い意欲をアピールできます。
また、インターンシップでの学びや成長意欲を強調することも重要です。「インターンシップを通じて得た経験を、今後のキャリアにどう生かしていきたいか」を明確に記述し、自分の成長に対する意欲を伝えましょう。例えば、「インターンシップで得た知識を生かして、将来的に◯◯の分野で活躍したい」といった具体的なキャリアビジョンを示すことが効果的です。
加えて、簡潔で分かりやすい文章で伝えることを心がけてください。具体的なエピソードとそれに関連した業務内容を簡潔にまとめることで、読みやすく熱意が伝わりやすい志望動機となります。
企業と合う価値観を持っているかを知るため
学生が企業と合う価値観を持っているかどうかといった点も、インターンシップの志望動機で重要な評価ポイントの1つです。
企業は、自社のビジョンに共感し、社風や社員との人間関係に適応できる学生を求めています。企業の価値観と合う学生であれば、入社後のコミュニケーションが円滑になり、将来的に正社員として採用する場合の早期離職の防止にもつながるためです。
志望動機では、自分の人柄や価値観が企業とどのようにマッチするかを具体的に記述します。例えば、「チームで協力することを重視し、◯◯のプロジェクトでリーダーシップを発揮した経験があります。貴社のチームワークを大切にする文化に非常に共感しています」といった具体的なエピソードを通じて、自分と企業のマッチ度を示しましょう。
また、応募する前に企業についてよくリサーチすることが重要です。「有名だから」という理由で応募するのではなく、企業の事業内容・理念・文化を理解し、自分に合っていると感じた企業に応募しましょう。リサーチをもとに、「◯◯の取り組みに共感し、そこで自分の◯◯の経験を生かしたい」といった具体的な内容をエントリーシート(ES)に盛り込むとよいでしょう。
企業側の基本的な姿勢は、「この学生と一緒に働きたいかどうか」です。インターンシップの選考時に、自分の価値観や人柄が企業と合っていることをしっかり伝えることで、本選考の際にも有利に働くでしょう。
早期接点を持ちたい、飛び抜けた「何か」を持っているかを知るため
他の学生と一線を画す特別な能力や経験を持っているかどうかも、インターンシップの志望動機で注目される評価ポイントの1つです。
企業はインターンシップを通じて、将来のリーダー候補や特定の分野で突出した才能を持つ人材を見つけたいと考えています。あなたの特別なスキルや経験をしっかりと伝えることで、企業にとって魅力的な存在となり、選考通過の確率が高まるでしょう。
志望動機では、あなたが持っている特別なスキルや経験を具体的に記述しましょう。例えば、「大学の研究プロジェクトでリーダーとして◯◯を達成した経験があります」や「◯◯コンテストで優勝した実績があります」といった具体的な成果を示すことで、あなたの能力が際立ちます。
また、過去の経験がインターンシップの業務にどのように生かせるかを具体的に述べることも重要です。例えば、「マーケティングの授業で学んだ知識を生かして、貴社の事業の◯◯に貢献したい」といった形で、あなたのスキルと企業の業務内容を関連付けることが効果的です。
▼インターンシップのエントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・インターンシップのエントリーシートの書き方|本選考との違いを解説
インターンシップの志望動機の書き方【4ステップ】
インターンシップの志望動機を効果的に書くためには、計画的なアプローチが求められます。ここでは、結論を先に述べ、個人的なエピソードを交えながら動機を明確にする4つのステップを解説します。
【ステップ1】結論ファーストで書く
志望動機を書く際は、結論を最初に伝えることが重要です。まず、あなたが「このインターンシップに参加したい理由」を端的に述べましょう。結論を冒頭に置くことで、読み手である企業担当者が、その後に続く内容の方向性を理解しやすくなります。
特に最初の一文は明確かつ簡潔に表現することを心がけましょう。企業の担当者は多くの応募書類に目を通しており、一人一人の動機を確認するのに割ける時間は限られています。最初の一文が分かりにくいと、その後の内容を読む意欲を失わせてしまう可能性があります。
結論ファーストで書くことは、社会人としての基本的なスキルでもあります。簡潔な一文で書き始め、担当者に対してスムーズなコミュニケーションが図れることをアピールしましょう。
【ステップ2】参加理由の根拠となる具体的なエピソードを述べる
志望理由の次に、具体的なエピソードを通じてその根拠を説明しましょう。企業は志望理由を聞いて「なぜそのように考えるのか?」という疑問を持ちます。それに対して説得力のある答えを用意することが重要です。
エピソードでは、以下の2点を重視してください。
- 結論が何か:エピソードの結論と志望理由が一致しているかを確認しましょう
- 論理的整合性:エピソードに矛盾がないかをチェックし、説得力を持たせましょう
エピソードからあなたの個性や志向性が垣間見えることも重要です。あなた自身のオリジナルな体験を通して、企業があなたの強みや特性を理解できるように意識しましょう。
【ステップ3】インターンシップで学びたいことを述べる
次に、インターンシップで何を学びたいか具体的に述べましょう。ここでは、インターンシップの内容とあなたの学びたいことが一致していることを示す必要があります。
これまでのステップであなたの熱意が伝わっていても、インターンシップの内容があなたの目的と合致していなければ、企業にとってもあなたにとっても有意義な経験にはなりません。インターンシップのプログラムを十分に理解したうえで、どのようなスキルや知識を身に付けたいかを明確にしましょう。
具体的には、インターンシップを通じてどのようなプロジェクトや業務に関わりたいのか、また、その経験をどのように将来に生かしたいかを述べることで、企業側に対してあなたの意図をはっきりと伝えられます。参加希望の理由が具体的で現実的であることを示しましょう。
【ステップ4】インターンシップを通して達成したいことを示す
インターンシップは参加して終わりではなく、そこから何を達成したいかが重要です。明確な目標やゴールを設定することで、その達成に向けて主体的に取り組む姿勢を企業に伝えられます。これにより、企業側に「この学生は積極的にインターンシップを活用しようとしている」と期待を持たせられるでしょう。
例えば、特定のスキルの向上やプロジェクトへの貢献、あるいは業界についての深い理解を得ることなど、現実的かつ企業が提供する機会に合致した目標を設定してください。
ポジティブな姿勢を示しつつ、自分の成長を企業にどのように還元できるかを考え、その意欲を伝えることで、企業に好印象を与えられます。
【業界別】インターンシップの志望動機例文
以下では、業界別のインターンシップの志望動機例文についてご紹介します。
公務員
私は、◯◯大学のキャンパスがある◯◯市で暮らす方々の生活をより身近でサポートできる仕事に将来就きたいという思いから、インターンシップの参加を希望します。私は、昨年、◯◯でのインターンシップに、オンラインで参加しました。このインターンシップにおいては、こども◯◯課の方から貴重なお話を伺うことができました。加えて、◯◯で非常勤職員として勤務もし、データの入力や処理の方法を学ぶことができました。以上のインターンシップで得た学びを活かしながら、このたびは、中京区役所や元離宮二条城事務所で職場見学を経験させていただくことで、市民の生活や観光客の皆様をサポートされている仕事への理解をさらに深めたいという思いから、志望させていただいた次第です。 そして、職員の皆様とも交流しながら、京都市の未来をより良くしていくために現在行われている施策を実地で学び、将来に活かしていきたいと考えています。 ※出典:京都市役所|一般事務職(行政)2024年卒インターンシップ選考のES
広告・マスコミ
テレビと技術を融合させた新しい視聴体験を提供する方法を学びたいからです。きっかけは、メタバースイベント制作会社の長期インターンにあります。そこで、テレビ局と共同でテレビとメタバースを掛け合わせたコンテンツの制作・発信を行い、多くの人々から称賛の声を頂き、充実感を得た事から、テレビと技術を融合させた今までにない心躍る体験を多く発信したいという夢の実現を志しました。 特に貴社は、TBS BELL、もじこ、XRステージ等の最先端技術を用いたシステムを開発し、テレビに新たな価値を創造していると認識しています。テレビの枠を超えた取り組みを行っている貴社のイベントで学び、上記の夢の実現に繋げたいです。 ※出典:TBSテレビ|技術職2025年卒インターンシップ選考のES
印刷
私がこのインターンシップを志望する理由は2点ある。第1に「人々の支える存在として、多くの人を笑顔にできる存在になる」というビジョンを貴社で実現させたいからだ。私は将来、進化し続ける印刷業界で、時代のニーズに合わせて提供し、老若男女問わず様々な人々に貢献したいという思いを持っている。書籍・辞書などの印刷だけでなく、情報を駆使して様々な技術を掛け合わせ、常に最先端へと挑戦し続ける貴社でなら、私の想いを叶えることができると考える。第2に、インターンを通して私の強みである「何事にも屈しない挑戦力」を貴社の幅広い業務内容の中のどの分野で活かせるかを学び取りたいからだ。インターンでは「スマートシティビジネス実現に向けた新たな事業構想の提案」をテーマとし、インターンの課題ではなく本物の事業課題と深く向き合うことが可能なことから、貴社の業務において欠かせない課題解決力能力を養うことができると考えている。また将来印刷業界に携わる上で必要な資質を今回のインターンで社員の方々からのアドバイスを主体的に吸収し学びたい。そして将来的に貴社で活躍する自分の姿を明確にすると共に、貴社の「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する」という思いと自分の強みを合致させ、貴社の注力分野に貢献していけるように学びたい。そして、グローバル化やデジタル化が急速に進み、変化に対応していくために社員の方々がどのようなビジョンを持って事業構成を立案しているのか肌で感じたい。 ※参考:大日本印刷|事務系総合職2025年卒インターンシップ選考のES
インフラ・交通
私は社会に欠かせないものとなった鉄道業界に携わることで、より多くの人々に快適で便利な移動サービスを提供したいと強く思っています。中でも貴社は三大都市圏の高速大量旅客輸送を担っていて、仕事の一つ一つに使命感ややりがいを強く感じられると思ったため今回のインターンシップを志望します。また、私は以前から超電導リニアに興味を持っていて、ユーザーとして実用化を心待ちにしている一方、その開発や設計に技術者として貢献したいため車両・機械系統という部門を選択しました。インターンシップでは、業務についての理解を深めるとともに、貴社で働くうえでの課題を明確にすることで今後の学生生活に生かしたいと考えています。 ※出典:JR東海(東海旅客鉄道)|総合職(車両・機械系統)2025年卒インターンシップ選考のES
食品メーカー
貴社のセールスについて理解を深め、自身の適性を見極めるためだ。私は◯◯部での活動で培った「常に上を目指す挑戦姿勢」と「課題解決のための対話力」を自身の付加価値にし、それを武器にした仕事をしたいと考えている。貴社には、社会情勢の変化に伴う顧客ニーズの多様化に徹底的に向き合いながら、常に独創的な発想でブランド価値を高めてきた挑戦の姿勢がある。またその中でも、売り場のエンタメ化を掲げ、消費者目線から価値創造を追求するセールスの対話力に惹かれている。インターンシップへの参加を通じ、貴社独自のセールスのノウハウを学習すると共に、貴社の一員として私の強みを発揮できるかイメージをしたい。 ※出典:日清食品|セールス2025年卒インターンシップ選考のES
化学メーカー
貴社の生産技術職について知り、プラントエンジニアリングへの理解を深めたいです。私は普段ラボスケールで合成を行っているため、本インターンシップで安定生産に必要なスケール設計について知り、モノづくりに携わる仕事への知見を広げたいと考えています。モノづくりを通して社会貢献したいという思いを持つ中で、様々な側面から多様な製品で社会を支え、サステナビリティを掲げたモノづくりをされている貴社に強く惹かれました。そのため本インターンシップを通じて、プラントエンジニアリングと貴社の生産技術職に求められることについて学ぶとともに、生産技術の面から環境保護と豊かな社会づくりに貢献することへの理解を深めたいです。 ※出典:DIC|生産職2025年卒インターンシップ選考のES
金融
「人の役に立ちたい」という想いを貴行で実現するために、貴行の業務内容及び貴行への知識理解を深めたいからだ。学生時代に塾講師として受験生の第一志望合格に向けて指導した経験から、人に寄り添って挑戦を支える仕事にやりがいを感じており、金融サービスを通じて人々の生活や挑戦を支える金融業界に魅力を感じた。なかでも貴行は日本唯一の中央銀行として国民経済の健全な発展のために尽力しており、日本国民の生活・民間のイノベーションを側面から支えている姿に非常に魅力を感じている。しかしながら、貴行の業務は他のどの機関も代替することのできない業務であり、金融政策という高度な業務を行うために必要な思考能力も貴社でなければ養うことができない。そこで、貴行のインターンシップを通して実務に即した課題解決方法を体感すると共に、貴行の業務内容と中央銀行で働くうえで必要な姿勢や価値観を学びたいと考えている。 ※出典:日本銀行|総合職2025年卒インターンシップ選考のES
IT・通信
私は「パートナー企業との共創と5Gにより、無限の可能性を実現する」という本気度を感じたため、貴社でITによる課題解決や新たな価値提供を学びたく志望した。特に私たちに身近な店舗での課題を考えるにあたり、現場目線での課題やアプローチが学べると考えた。私は◯◯◯◯や◯◯インターンにおいて、ゲストやお客さまへ向け、+αの価値提供を行いたく、様々な取り組みをしてきた。将来も常に+αの挑戦をし続けたい私は、将来入社を希望する貴社の理念や業務などの理解を深めたい。そして実践的なインターンシップを通じ、貴社のビジネスについても深く理解し、貴社で活躍するための基礎づくりに励みたい。 ※出典:KDDI|ITエンジニア(アプリケーションエンジニア)(WILLコース)2024年卒インターンシップ選考のES
コンサル
貴社のコンサルティング業務を生身で体感し、理解を深めると共に自身の成長機会としたいからである。これまで3年間集団塾の講師を務める中で、自身が持つ経験や価値を通じて生徒の目標達成に伴走することに大きなやりがいを感じた。クライアントの抱える様々な課題解決を通して間接的に社会の発展を担うコンサルタントは非常に魅力的であり、その中でも貴社はグローバルな視点から最適な提案及び実行が可能である。絶えず進化し社会と向き合う貴社で自身の価値を創造したいと考えており、インターンシップでその想いを体現したい。 ※出典:デロイト トーマツ コンサルティング|コンサルタント職2025年卒インターンシップ選考のES
不動産・建設
【地域の未来を切り開く突出したプロフェッショナルになりたい】 このことが、貴社のインターンシップに応募した理由である。デベロッパーを志望する理由は二点あり、一点目は私の地元が暮らしやすく開発されていく過程を体感したことである。地元を離れ別の地域に住んでいることで、地元の暮らしやすさやそれに伴う幸福感が私を支えていたことを実感し、人を豊かに、幸せにするまちづくりに関心を持った。二点目は◯◯の代表として組織を主導する中で、多くの関係者と協働しながらその中心として役割を果たすことが、自身のモチベーションの源泉だと理解し、様々な関係者を牽引し空間作りの中核となれるデベロッパーで活躍できると考えたためである。人に快適さ・幸せさを届ける輝かしい街の未来を作りたいという大きな夢は、誠実で革新的な事業を手がける御社でこそ叶う。インターンではこれまでのリーダー経験を発揮し、チームをまとめ全員の力を引き出しながら率いたい。また、その強みを発揮するだけでなく、強みの具体的な活用法やデベロッパーに必要とされる素質、思考方法についても学び、夢に向かって走る第一歩としたい。 ※出典:三菱地所|総合職2024年卒インターンシップ選考のES
商社
商社業界を志望する中で、貴社の強み、特に「ユニークな総合商社」という点に強く惹かれため、貴社への理解をより深めたいと考え応募に至った。私は、世界とつながることができるグローバルな環境に身を置き、かつ大学院での専攻から、特に◯◯で社会を根底から支えることができる仕事がしたいと考えている。ゆえに、◯◯にて◯◯での規模拡大などに注力する貴社が、今後どのように独創的な付加価値を生み出していくのかということに大変興味がある。本インターンシップでは、業務体験と社員の方との交流を通して貴社で働くということに対してよりイメージを明確にしたいと考えている。 ※出典:兼松|プロフェッショナル2025年卒インターンシップ選考のES
人材
私が貴社のインターンシップに応募した理由は、貴社のインターンシップを通して自分を見つめ直し、更に成長したいと思ったからです。以前参加した貴社のインターン説明会でのグループディスカッション練習では、自分の得意、不得意、そして改善点を見つけることができました。その後の振り返りでは、自分の中で確立されていたメンバー間で共有する前提についての考えを払拭する、新たな考えを提供してくれました。また、貴社の就活支援面談を受けた際、就職とは何か、就活が成功したとはどういうことか、自己分析を行う時の軸について説明していただいたのですがどれも大変腑に落ちるものでした。そして面談を受けたことによって私のモチベーションも上がりました。これまでの貴社のプログラムに参加した経験から、このインターンはリアルな体験ができ、そして自分の成長につながると確信しました。よって、貴社のインターンシップへの参加を強く希望します。 ※出典:リンクアンドモチベーション|総合職(コンサルタント、ITエンジニア)2025年卒インターンシップ選考のES
旅行会社
旅行業界に興味を持っているからです。友人や家族と旅行に行くことが趣味で、美しい景観やグルメ、アクティビティといった体験、そして、解放感や非日常感を得られる点に魅了されています。それだけではなく、旅行へ行く際のプランを立てる作業は私にとって胸を高鳴らせるものであり、非常に楽しいひと時です。また、友人や家族の満足している姿を見ることで達成感や充実感を得ることができ、やりがいを感じています。このような姿を見たことで旅行を通して大勢の人々の人生を豊かにしたいと考えるようになりました。大学卒業後は旅行会社に勤め、プランナーとして数多くのお客様を相手にツアーを企画し、利用者様からご満足のいただけるものを作り上げていきたいです。そのため、インターンシップに参加することで実際の業務に触れ、旅行会社で働くことへの理解を深めるとともに、現在の私に足りていないスキルや知識を学ばせていただきたいと考えています。 ※出典:エイチ・アイ・エス|全職種(旅行コンサルタント)2025年卒インターンシップ選考のES
化粧品メーカー
貴社のサステナビリティ経営を取り入れているところ、社会、消費者のニーズに応えた製品を出し続けているところに惹かれたため応募しました。私は◯◯に向けて◯◯を生成する研究をしており、サステナビリティが身近で重要な課題であることを認識しております。また貴社の365日人と暮らしに寄り添うというブランドコンセプトの通り、貴社の製品には私が日常的に使用しているものが多くあり、私の日常に必要不可欠なものです。このように製品を通して持続可能な社会の実現と顧客の需要に応えることを両立している貴社の研究開発に対する姿勢に感銘を受けました。この研修を通して持続可能な社会に対する責任感を再認識して自身の研究活動に活かしていきたいと思っており、また消費者の需要に応え続けている貴社の開発現場を見ることで貴社の社員の方々の思いに触れたいと思い応募しました。 ※出典:花王|技術系2025年卒インターンシップ選考のES
医療
患者志向を叶える戦略を学び、貴社で働くイメージを明確にするためです。◯◯の販売を行った際、他の販売員の、お客様のことを考え無理に勧めない姿勢が、再来店につながった光景を目にしました。そこで、周囲と話し合い、必要な商品のみを勧めるよう提案した結果、売上◯◯倍を達成しました。この経験から、お客様の利益と売上のつながりと、チームワークの重要性を学びました。インターンシップ参加の機会を頂くことができた際には、同期や上司になれる可能性がある方と積極的に交流し、貴社の戦略や、貴社を志望する方の熱意と理念に対する社員の方々の姿勢を実感させて頂きたいです。 ※出典:アステラス製薬|MR職(医薬情報担当者)2025年卒インターンシップ選考のES
【動機別】インターンシップの志望動機例文
以下では、動機別のインターンシップの志望動機例文についてご紹介します。
仕事内容・業界に興味がある
世界中の社会基盤を支える航空業界の整備業務に魅力を感じ、志望しました。大学で流体力学を専攻する中で、飛行機がいかに多くの人々の技術と努力が集約されているのかを痛感し、私も機体の品質向上に貢献する技術者を目指したいと感じました。貴社では一人一人が採算性を意識し、会社全体でフライトの質を高めようとしています。そのような、飛行機に本気で向き合う社員の方々と共に、貴社の未来を中長期的に見据え、整備の中核的な役割を担う整備企画や生産管理という仕事に魅力を感じました。インターンシップでは、より安全で快適なサービスを提供するための熱意や考え方、技術を学び、今後どのように貴社に貢献できるかを明確化したいです。 ※出典:日本航空(JAL)|業務企画職(エアラインエンジニアコース)2025年卒インターンシップ選考のES
社風・社員に魅力を感じた
飲料業界についての理解を深め、貴社の魅力や社風を感じ取り、働くイメージを鮮明にしたいと考えています。私は◯◯の経験から、チーム全体をまとめるためにはメンバーひとりひとりに真摯に向き合いつつ、目標に向けて努力していくことが大切だと学びました。顧客のニーズに応え、一人一人に寄り添いつつ豊かな生活を支えることが不可欠な飲料業界では、この学びを最大限に活かすことができると考え、中でも「誠実」「努力」「信頼」を主軸とし、商品を通じてお客様の健康に貢献する貴社に大変魅力を感じています。インターンという実際の職場に近い環境に身を置くことで、飲料業界や主な業務内容についての理解を深め、貴社で活躍する社員の方々との交流を通じて社風を肌で感じ、働く上で必要とされる価値観、考え方を吸収し、自らの成長に繋げたいと考えています。 ※出典:伊藤園|事務職2025年卒インターンシップ選考のES
商品・サービスに魅力を感じた
世界最高峰の製品を生み出す最先端技術を体験し、貴社で働く上で必要な能力や考え方を学びたいと思い志望した。私は将来、モノづくりを通じてニーズに応えた製品や技術を世の中に提供し、人々に驚きと喜びを提供することができる技術者になりたいと考えている。貴社はイメージング技術を活かして4つの事業を展開し、各事業の技術を組み合わせることで新たな付加価値を生み出し続けており、その技術力に強く魅力を感じた。なかでも、貴社が手掛ける「綴プロジェクト」作品の一つである、風神雷神図を鑑賞した際には、作品の迫力とそれを再現する技術力の高さに大きな衝撃を受け、貴社のデジタルプリンティング事業に興味を持つようになった。「綴プロジェクト」は入力から出力を一貫して開発している貴社だからこそできる活動であり、私もこのような高い技術力を生かした社会貢献や製品開発に携わることで、自身が目指している技術者としての目標を達成したいと考えている。そのためインターンシップを通して、最前線で活躍する貴社の技術者から「モノづくり」に対する考え方や働き方を学ぶことで、技術者として現在の自分に不足する能力を認識し、自己の成長につなげたい。 ※出典:キヤノン|技術系2025年卒インターンシップ選考のES
経営方針・理念に魅力を感じた
自身の「食を通して人々の健康を支えたい」という想いが、貴社の企業理念と一致したからだ。小さい頃から両親が働き詰めで、私が弟の食事を作り続けてきた。ある時、弟から「兄ちゃんのご飯を食べると安心する」という言葉をもらった。この時に、食は人の栄養面を支えているのと同時に精神面を支えていることを知り、自分も携わりたいと考えた。ベビーフードから、介護職まで幅広い年代の方を対象とした食品を扱っている御社で、私の想いを実現できると考え、志望しています。また、マヨネーズの圧倒的シェア率を誇る貴社を根底から支える営業を学び、貴社で活躍できる人材になるための成長機会にしたい。 ※出典:キユーピー|総合職コース2023年卒インターンシップ選考のES
専門知識を生かしたい
私は大学で化学工学を専攻しており、そこで得られた知識を活かして人々の生活を豊かにする製品の生産プロセスに携わりたいという思いがある。そのため、社会の変化に柔軟に対応し、人々の生活の質を向上させるような新たな価値を生み出し続けてきた貴社の製品の生産プロセスについて深く学ばせて頂きたいと考え、貴社のインターンシップに応募した。私は貴社のインターンシップを通して私の能力を貴社でどのように活かすことができるか、またより良い技術者になるためにどのような能力が必要かを学び、他の参加学生とのグループワークを通じて技術者として必要な思考や課題を解決する能力を向上させたいと考えている。 ※出典:富士フイルム|技術系2025年卒インターンシップ選考のES
自分の経験からその企業に志望したい
貴社の経理職の職務内容や働き方を理解するためだ。私は塾講師の経験から挑戦を根底から支えることにやりがいを感じ、現在は企業の財政基盤を担う経理職に興味を持っている。その中でも貴社は車の世界販売台数1位を保っており、拠点やステークホルダーの幅広さから、財政のかじ取りを担う経理が大きな影響を及ぼしていると感じ、大変魅力を感じている。そのため本インターンシップを通じ、貴社の経理職の幅広い事業内容を理解するとともに、分析を行い潜在的なリスクや可能性を発見することで、課題発見力や価値創造力を身につけたい。 ※出典:トヨタ自動車|事務職2025年卒インターンシップ選考のES
【文字数別】インターンシップの志望動機例文
以下では、文字数別のインターンシップの志望動機例文についてご紹介します。
500字
私が貴社のインターンシップに応募する理由は2点ある。1点目は業界に対する理解を深め、貴社で働くイメージを鮮明にするためだ。飲料は私たちが生活するうえで必要不可欠なものである。しかし、ただの水でも生活していくことはできる。それでも私たちが多様な飲料を飲むのは、美味しさ、味のバリエーションといった私たちの生活をより豊かにするプラスアルファの付加価値が飲料には込められているからだ。実体験として、私は部活帰りに貴社製品を飲み、疲れを吹き飛ばしていた。このように貴社製品は人々の日常に溶け込み、些細な彩りを供給している。また、貴社は飲料のみならず、医薬品や健康食品など顧客の多様なニーズに答えており、積極的に事業展開している点に惹かれた。インターンシップを通じて、商品やサービスにおける現場レベルでのマーケティングを体感し、業務における解像度を高めたい。2点目は貴社で働くうえで必要な素養を認識し、自己研鑽することだ。インターンシップを通じて視座の高い学生と共にワークを行い、自身のどのような能力や意識が不足しているかを学びたい。そして、貴社で活躍できる人材となるための糧とし、自己成長に繋げたい。 ※出典:キリンホールディングス|事務系 マーケティングコース2025年卒インターンシップ選考のES
400字
インターンシップを通して、業界内容とキャリアへの理解を深め、貴社で働くイメージを掴みたい。私は学生団体で◯◯を務めた経験やアルバイトリーダーとしての経験から、組織を内側から支えることにやりがいを感じ、人々の暮らしに必要不可欠な電力を取り扱い、社会の基盤となっているこの業界に興味を抱いた。その中でも貴社は高い品質や技術力をもって広範囲に安定的に電気を供給し、多くの人々の生活を直接的に支えている点で魅力を感じている。持続可能な社会づくりが求められる現代で、あらゆる人々の活動の拠点である街をどのようにつくり上げていくのかをインターンシップの中で体感したい。コースにおいては営業という業務への理解を深め、公共性の高い事業を行うことのやりがいや姿勢を学びたい。そして私が貴社で社会にもたらせることを自ら体感することで、貴社で働くイメージを明確にしたい。 ※出典:東京電力ホールディングス|事務系職2025年卒インターンシップ選考のES
300字
私が貴社インターンシップに応募した理由は、「世界のトヨタ」と称賛されている貴社の企画業務を実際に体験したいと思ったからです。貴社HPを拝見したところ、3つの製品で世界シェアNo.1を誇っているのに加え、SDGsやCO2削減などの環境に配慮した取り組みを実現されていました。現在の私は、良い企画を提案しようとすると環境への配慮を度外視した企画を提案してしまうと思います。そこで、貴社の社内ディスカッションや企画構想プログラムを体験し、「自分が実現したいこと」と「世界に求められていること」を総合的に評価し、それらをすり合わせた企画を考えられるような能力を養いたいと考えています。 ※出典:豊田自動織機|事務職2024年卒インターンシップ選考のES
200字
若いうちから業界横断的なスキルと経験を得られる環境に魅力を感じ、貴社のインターンに志望する。私は製薬開発研究をする中で社会実装までの壁の高さを痛感し、新たな科学技術の発展と社会実装のため分野に囚われない知見とスキルを身につけたいと考えている。2軸を基盤とし様々な業界に寄り添う制度や環境を持つ貴社のインターンで、意識の高い仲間と共に知見を広めながら自己研鑽を積み、将来のキャリアを明確化していきたい。 ※出典:野村総合研究所|経営コンサルタント2025年卒インターンシップ選考のES
100字
私の就活軸が貴社の事業と一致したためです。私の就活軸は、所得や地域に関係無く、全ての人達の生活を支えることであり、観光や地域貢献を通して地球規模の人々の生活を支える、貴社の事業と一致しました。 ※出典:JTBグループ|総合職2023年卒インターンシップ選考のES
インターンシップの志望動機を書く際の注意点
インターンシップの志望動機を書く際は、具体性と適切な表現が鍵です。ここでは、誤解を招かない明瞭な文章で書く方法や専門用語の使用を避けること、また誤字や脱字に注意を払う重要性について詳しく解説します。
誰が読んでも理解できる内容を心がける
インターンシップの志望動機を書く際は、誰が読んでも理解できる内容を目指しましょう。
まず、企業に提出する前に第三者に読んでもらうことをおすすめします。自分では気づかない誤字や表現の曖昧さがあるかもしれません。また、文章全体がしっかりと伝わるかどうかも確認することが大切です。自分の頭の中で完結しているつもりでも、他の人には理解しづらいことがあります。
親や友人にチェックしてもらうのもいいですが、大学のキャリアセンターなど、就職活動に詳しい専門家に添削を依頼すると、より的確なアドバイスを得られるでしょう。志望動機の伝え方や適切な言い回しについて、具体的な改善案を提供してくれます。
特に、キャリアセンターの活用は非常におすすめです。専門家の意見を取り入れることで、より説得力のある志望動機を作成し、企業に対して自信を持ってアピールできるようになります。
他社でも使えるありきたりな内容を避ける
インターンシップの志望動機では、どの企業でも使えるようなありきたりな内容は避けましょう。一般的な表現や誰でも言える志望動機は、企業にとって魅力に欠け、他の応募者と差別化できない可能性があるため、志望動機はその企業ならではの理由を具体的に示すことが重要です。
まず、「企業分析」を行い、その企業の特性や強みを理解し、なぜその企業でインターンシップを受けたいのかを明確にしましょう。また、「自己分析」を通じて、自分がその企業のインターンシップで得たいものや貢献できることを深く考え、自分自身の経験やスキルと結びつけて説明することが大切です。
多くの企業がインターンシップを開催する中で、なぜその企業を選んだのか、どのように自分の目標と企業のビジョンが合致するのかを、具体的な言葉で伝えられるよう準備しましょう。これにより、企業に対してあなたの本気度と特別な関心があることを示せます。
給与・福利厚生に関する内容を含めない
インターンシップの志望動機に給与や福利厚生を含めるのは避けましょう。たとえ報酬や福利厚生がインターンシップ参加の目的であったとしても、それを志望動機として伝えるのは不適切です。企業への興味やインターンシップでの成長意欲が伝わらず、表面的な動機と受け取られてしまう恐れがあります。
意欲を示す志望動機を作成するには、「なぜこのインターンシップに参加したいのか」を中心に述べることが重要です。企業の特徴や業界におけるポジション、インターンシップの具体的な内容など、報酬以外の魅力的な要素を掘り下げて説明しましょう。自分の成長やスキルの向上、将来のキャリアにどのように役立てたいかを具体的に示すことで、企業に対して本気度をアピールできます。
専門用語を使わない
インターンシップの志望動機では、業界の専門用語を多用するのは避けましょう。専門用語を使うことで意識の高さを示したいと思うかもしれませんが、かえって内容が伝わりにくくなる可能性があります。また、特定の組織やコミュニティ内でしか通用しない用語を使用すると、誤解を招く恐れがあります。
志望動機は、あなたの考えや意欲を分かりやすく伝えることが最も重要です。そのため、専門用語を使わずに、自分の言葉で思いを表現することを心がけましょう。誰が読んでも理解できるように説明することで、あなたの意欲や目的がよりクリアに伝わり、企業に対して良い印象を与えられます。
誤字・脱字に気を付ける
インターンシップの志望動機を書く際は、誤字や脱字に十分注意しましょう。これらのミスが多いと、読み手に内容を理解させるのに時間がかかり、注意力が欠けている印象を与えてしまう可能性があります。就職活動の書類では、細部にわたる正確さが求められます。
自分では慎重に書いたつもりでも、見直すと誤字・脱字が見つかることは珍しくないため、志望動機を書き終えたら、必ず最終チェックを行いましょう。具体的には、書いた内容を声に出して読んでみたり、第三者に確認してもらったりすると効果的です。
これにより、自分では気付かなかったミスを見つけられ、より完成度の高い文章に仕上げられます。細かなミスを防ぐことが企業に対するあなたの印象を向上させるポイントです。
指定された文字数に従う
インターンシップの志望動機を書く際は、指定された文字数を守ることが重要です。書類選考では文字数制限が設けられていることが多く、その制限を超えてしまうと、書類がそもそも読まれない可能性があります。さらに、指定された文字数を守れないと、ルールに従えない人という悪印象を与えてしまう恐れもあります。
反対に、あまりにも短い文章は意欲が感じられません。枠いっぱいに志望動機を埋めたものと、簡単な一文で終わったものでは、どちらが熱意を感じさせるかは明らかです。指定された文字数の8割程度を目安に書くと、内容が充実し、やる気も伝わりやすくなります。
志望動機を書き終えたら、必ず文字数が制限内に収まっているか、十分に書き込まれているかを確認しましょう。適切な文字数で、あなたの熱意をしっかりと伝えられるように意識してください。
記入欄の8割程度を埋める
インターンシップの志望動機を書く際は、記入欄の8割程度を埋めるよう心がけましょう。書類を見た時に空白が多いと、「やる気がない」「熱意が足りない」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。十分な文量を記入することで、意欲や真剣さを示せます。
文字の大きさにも注意し、小さくなりすぎないようにしましょう。また、記入欄を埋めるために文字を大きくしたり、「はじめまして」といったあいさつや自己紹介、「どうぞよろしくお願いいたします」といった締めの言葉を付け加えたりする必要はありません。志望動機に必要な内容に集中し、具体的な理由や目標を簡潔に記述しましょう。
記入欄を適切に埋めることで、企業に対してあなたの熱意と誠意を伝え、選考においてより良い印象を与えられます。
インターンシップの志望動機を書く事前準備
志望動機を書く前にしっかりと事前準備をすることで、内容を具体的かつ魅力的にできます。以下では、インターンシップの選考で志望動機を書くための事前準備について詳しく解説します。
自己分析を行い過去の経験を整理する
自己分析は、説得力のある志望動機を書くための土台です。志望動機など説得力のある文章を書くためには、自分自身を深く理解することが不可欠です。自己分析を通じて自分の強みや価値観を明らかにし、それらを志望動機で効果的にアピールしましょう。
自己分析の方法としては、自分の過去の経験や達成したこと、失敗したことを振り返り、それらがどのように自分の強みや価値観につながっているかを考えることが重要です。また、友人や家族、教授など第三者からのフィードバックを受け、客観的な視点を取り入れることも有効です。
さらに、自己分析ツールを利用することもおすすめです。例えば、ワンキャリアでは無料の会員登録をすることで適職診断を利用できます。自分の強みや向いている仕事内容・職業を把握できるので、自己分析の精度を高め、志望動機に具体的で説得力のあるエピソードを盛り込めるでしょう。
自己分析の結果、自分の強みや価値観を明確にしたら、それをどのように企業で生かせるかを考え、具体的なエピソードとともに志望動機に記載します。例えば、「リーダーシップを発揮して◯◯プロジェクトを成功させた経験があり、貴社のチームでそのスキルを生かしたい」といった形で、自分の強みを企業のニーズに結びつけてアピールすることが重要です。
▼自己分析のやり方について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
業界研究・企業研究を行う
志望動機を書く上で、業界・企業研究は欠かせないステップです。なぜその企業のインターンシップに参加したいのか具体的に説明するためには、企業の事業内容やビジョン、社風などを深く理解する必要があります。
志望動機を書く際は、業界全体の動向や主要な課題、成長分野についてリサーチし、志望企業の位置づけや競合他社との違いを把握します。これにより、志望動機に具体性と説得力を持たせられます。例えば、「◯◯業界の中で特に成長が期待される◯◯分野に注力している貴社に魅力を感じました」といった形で、具体的な情報を盛り込みましょう。
また、企業研究では企業のホームページやプレスリリース、企業説明会の資料などを活用して、企業のビジョンやミッション、具体的なプロジェクトについて詳しく調べます。また、社員のインタビュー記事やクチコミサイトなども参考にすると、企業の実際の働き方や社風についての理解が深まります。
深くリサーチしていることが伝われば、意欲の高さも同時にアピールできるため、業界・企業研究にしっかり取り組むことが重要です。
ワンキャリアの「合格の秘訣」を活用し企業が求める人物像を把握する
まずはインターンシップに参加する意義や目的を改めて確認し、参加したい企業が求める人物像をワンキャリアの「合格の秘訣」で把握しましょう。
合格の秘訣は、各社の「企業の魅力」と「選考のポイント」がレポート形式でまとまっているものです。内定者が社員から実際に聞いた情報も書かれており、現場の声を知ることもできます。
まず「企業の魅力」では、各社の概要や事業の特性、強み、社風、同業他社との違いなどが端的に掲載されており、選考対策のみならず企業・業界研究にも活用できます。「選考のポイント」では、選考全体を通じて特に重視されているポイントを総括し、それらが求められる理由や、具体的な対策方法、内定者による体験談などが詳しくまとまっています。「選考ステップ」と合わせて確認することで企業・業界研究にも選考対策にも役立てましょう。
コンテンツの詳細を、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の「合格の秘訣」を例に見ていきましょう。
ボストン コンサルティング グループの合格の秘訣をみる
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▼業界・企業研究のやり方について詳しく知りたい方はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較 ・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介
ワンキャリアの体験談から先輩の志望動機を参考にする
ワンキャリアの体験談を活用し、先輩内定者の志望動機を参考にして、自分の志望動機を効果的に書き上げましょう。
ワンキャリアには、先輩内定者が実際に内定を獲得するまでの選考過程や対策をまとめた体験談が豊富に投稿されています。これらの体験談には、志望動機の書き方だけでなく、WEBテストや筆記試験、面接、インターンシップなど、選考の全てのステップが詳しく記載されています。
実際の内定をもらった先輩の志望動機を活用し、より良い志望動機を作成しましょう。
まとめ
本記事でこれまでご紹介した内容をまとめると以下の通りです。
・企業がインターンシップの志望動機を問う理由 1. インターンシップへの参加目的を知るため 2. インターンシップへの参加意欲を知るため 3. 企業と合う価値観を持っているかを知るため 4. 早期接点を持ちたい、飛び抜けた「何か」を持っているかを知るため ・インターンシップの志望動機の書き方【4ステップ】 1. 結論ファーストで書く 2. 参加理由の根拠となる具体的なエピソードを述べる 3. インターンシップで学びたいことを述べる 4. インターンシップを通して達成したいことを示す ・例文 └業界別・動機別・文字数別 ・インターンシップの志望動機を書く際の注意点 1. 誰が読んでも理解できる内容を心がける 2. 他社でも使えるありきたりな内容を避ける 3. 給与・福利厚生に関する内容を含めない 4. 専門用語を使わない 5. 誤字・脱字に気を付ける 6. 指定された文字数に従う 7. 記入欄の8割程度を埋める ・インターンシップの志望動機を書く事前準備 1. 自己分析を行い過去の経験を整理する 2. 業界研究・企業研究を行う 3. ワンキャリアの「合格の秘訣」を活用し企業が求める人物像を把握する 4. ワンキャリアの体験談から先輩の志望動機を参考にする
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