内定先
バンクオブアメリカ・メリルリンチ(投資銀行部門/資本市場部門)、三菱商事、三井物産、など
就活サマリー
附属校は就活に有利? 一貫したグローバル志向を武器に外銀・商社に内定
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
早稲田大学4年 Aさんの就活ストーリー
幼い頃から志していた世界という舞台、就活はあくまで通過点だった
外銀の投資銀行部門、そして財閥系総合商社2社から内定を獲得したAさんは紛れもない就活強者である。
そんなAさんに就活のコツを聞いたところ、「正直、自分は今までの人生経験とその一貫性で受かったと思います」という回答が返ってきた。
Aさんの両親は共に商社勤めであり、Aさんは幼い頃からグローバルに働く両親の姿を間近で見ていたそうだ。故に、Aさんも世界という舞台には幼い頃から興味を抱いており、「世界で活躍できる人材」という自身の目標に従って行動を行うことを心掛けていたという。
具体的には、高校時代には海外への短期留学を経験するとともに、大学時代にはヨーロッパの難関大学院へ留学し、海外での勉学や現地でのインターンに励むことで、世界と言う舞台で戦うことの出来る人材へと自分を鍛えていったそうだ。
そんなAさんは就職活動にも早期から興味を持っており、早くも2年次から説明会やインターンへと参加し経験を積むことで結果的に難なく複数企業から内定をもらうことが出来たという。
以上よりAさんは、就活はあくまで通過点であり、大事なのは、将来の目標から逆算して今何すべきかを考え、行動を起こすこと。この「逆算思考」こそが自身の強みであり、それが結果的に就活の成功へとつながったと語る。
よく就活とは1つのゴールであり、そこに向かって盲目的に進んでしまう学生も見受けられるが、大切なのはその先で何を成し遂げたいのか、自分がどのような人間になりたいかであり、Aさんの主張はそれを強く印象付けるものであった。
留学でぶつかった自己分析の壁、周囲に誰もいない中で助けてくれたのは「自伝」だった
「就活で一番きつかったのは、3年次の留学中の8~10月。自己分析の答えが見えず苦しんでいましたね。」とAさんは語るが、留学中に進めた自己分析は困難の連続だったという。
まず自己分析を始めようと思ったが、周囲に就活生はおろか日本人も少なく、どの様に自己分析を始めるのか、そしてそれをどの様に自己PRや志望動機につなげるのかが全く分からなかったAさん。
何度も考えては直し、やっと形になっても何となくモヤモヤが残り、腹落ちがしない日々が続いたという。
そんな中でAさんを助けたのはビジネス界の各著名人やコンサルタントの自伝であった。
「ずっとアウトプットをしていたので、インプットをしてみようと数冊読み始めたのですが、これが効果抜群でしたね。」
今までロールモデルが全く居なかったAさんにとって、本で語られる種々のキャリアや著名人の人生は、これ以上ない参考例であったとAさんは語っており、多くの人の人生を知り、比較できたことで、自身という人間や自分の人生を俯瞰できたそうだ。
いくらネット環境等が整っているとはいえ、留学中の就活・就活準備は困難を極めることが多いとは思うが、そんな時には一度、誰かの人生を覗いてみること、それが自己分析の近道になるかもしれないだろう。
受験が無い分、付属校出身は有利。しかし、将来に向けて何か行動を起こしている人は少ない
「付属校出身でそのまま大学に入る学生は、入学までに何をしているのか?」という旨の質問をAさんにしたところ、確かに受験が無い分時間は豊富にあり、多くの学生は課外活動等に傾倒すると述べていた。
ここにおいてAさんは、将来的に海外で通用する人材になる為には早期に海外を経験することが重要だと感じ、高校3年次の夏には短期留学を行っている。そして、この時の経験を踏まえた上で卒業前から人生設計を考え、大学卒業時に海外で通用する人材になる為には、大学在学中に何をすべきかを計画していったという。
そしてAさんは、目の前の何かに傾倒する学生が多い中で、上記の様に将来を見据えて行動を起こすことの出来ている学生は少なく、そこが差別化のポイントになったと語る。
高校時代の今しかできない部活や課外活動に傾倒し、思い出を作ること、はたまた将来を見据え、語学や留学等、他の学生とは違った環境に身を置くこと。
上記のどちらが良いかということは一概には言えないが、大切なのは「自身の目標や達成したいことに向けて、能動的に日々活動をしているかどうか」であり、その意識の差がその後の大学生活、ひいては就職活動の結果を左右するのではないか。
早稲田大学4年 Aさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | ||
3年夏 (M1) |
【ジョブ/インターン】 バンクオブアメリカ・メリルリンチ(投資銀行部門/資本市場部門) |
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3年秋 (M1) |
三井不動産、ユーグレナ、 みずほフィナンシャルグループ(基幹職(総合):GCFコース)、 PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー、 ブルームバーグ(Bloomberg) ブラックロック・ジャパン、 GEジャパン(経営企画・管理部門) ボストン コンサルティング グループ A.T.カーニー、楽天、 ワークスアプリケーションズ |
ユーグレナ PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー みずほフィナンシャルグループ(基幹職(総合):GCFコース) |
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3年冬 (M1) |
J.P.モルガン(投資銀行部門)、 シティグループ(投資銀行本部/資本市場本部)、 バークレイズ(投資銀行部門)、 バンクオブアメリカ・メリルリンチ(投資銀行部門/資本市場部門) |
バンクオブアメリカ・メリルリンチ(投資銀行部門/資本市場部門) |
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4年春 (M2) |
伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、丸紅 | 伊藤忠商事、三井物産、三菱商事 |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)6月 |
対策期間 | 2週間以内 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 0回 (平均3.11回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 0回 (平均4.81回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB訪問
訪問時期 | 3年(M1)12月以前 |
訪問回数 | 7回〜10回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
早稲田大学4年 Aさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | 筆記テスト対策 |
7 | ー |
ー |
8 |
【インターン】 バンクオブアメリカ、メリルリンチ(投資銀行部門/資本市場部門) |
留学(海外インターン) |
9 |
【本選考】 ユーグレナ、PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー |
留学(海外インターン) |
10 | ー |
留学(海外インターン) |
11 |
【インターン】 みずほフィナンシャルグループ(基幹職(総合):GCFコース) |
OB訪問開始 |
12 | ー |
ー |
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ー |
2 | ー | ー |
3 | ー |
ー |
4 | ー |
ー |
5 | ー |
ー |
6 |
【本選考】 伊藤忠商事、三井物産、三菱商事 |
ー |
7 | ー | ー |