こんにちは、2020年卒のドンドコマン(@dondocoman)です。
世渡り上手な学生の既得権益である「上っ面の就活ライフハック」を市場に流出させるため、ワンキャリアで記事を書かせていただいています。
▼前回記事はこちら
・OB・OG訪問の評価はついてます
今回紹介するのは見た目の印象に関するライフハックです。
面接で一番大事なポイントは何でしょうか。
「圧倒的な志望度」「質問にきちんと答えられるか」「ESと矛盾がないか」
うんうん、全て大事です。ただ一番ではない。
では、シチュエーションを変えて考えてみましょう。
皆さんは合コンに参加して3秒後に胸中で思うことがありますよね。
「今日はアタリだ……」「あの人すてき……」
「いや、私は内面重視なので見た目では判断しない」と言っているあなた。もし、30分だけの対面で相手を評価せねばならない面接官だったとしても、同じことが言えますか。
そう、面接で一番大事なポイントは外見なのです。
「メラビアンの法則」をご存じでしょうか。
話し手が聞き手に与える影響は言語情報・聴覚情報・視覚情報がそれぞれ7%、38%、55%を占めます。
極論、皆さんが必死に考えた面接Q&Aは、7%の押し上げにしかならないわけです。
では残りの93%の情報について、印象を良くする上で最も重要な要素は何か。
私が考えるに、それは「姿勢」です。
皆さんは面接で姿勢を褒められたことはありますか?
私は毎回褒められていました。
というのも、私は姿勢を重要視する活動に数年間従事した経験があり、面接にも一寸たりとも姿勢をぶらさない所存で臨んでいたからです。
姿勢が良いメリットとして
・自信を持っているように見える
・発声しやすい
・グループ面接で姿勢の悪い学生と並ぶと、有能そうに見える
・あまりにも姿勢が良いと、面接の最初に面接官から言及され、アイスブレイクにできる
など、枚挙にいとまがありません。
私の例ですが、某総合商社の最終面接において、過剰な姿勢アピールが役員の目に留まり、「緊張が姿勢に出てしまった」とのコメントが少しウケたことは記しておきましょう。
では、そのような姿勢をどのように作っていくのか、心・技・体のフレームワークで説明していきたいと思います。
心
まずはマインドからです。
面接中、考えることはたくさんあると思われがちですが、頭に留めておくべきことは「今の自分は姿勢が良いか」のみです。
ドアをノックする瞬間、面接官とのファーストコンタクト、質疑応答、終わりのあいさつ、そして会社を出るところまで、1秒たりとも姿勢のことを忘れてはいけません。
面接では、いつどの瞬間を見られているか分かりません。
少しでも気が抜けた瞬間、姿勢が崩れて評価は失墜します。
「姿勢の乱れは、心の乱れ。心の乱れは、姿勢の乱れ」
……若干、ふざけた記事になりかかっているような気がします。
一部の就活強者だけが知っている就活ライフハックを公開することをモットーとしている私が、「姿勢を良くしよう」という小学生でも知っているような話をしている。
いえいえ、ここからが本質情報ですよ。技の話に移りましょう。
技
姿勢を良くするには、意識するだけでは全く足りません。
なぜ姿勢の悪い状態=猫背になってしまうのか考えたことはありますか?
それは筋肉の付き方のバランスが腹部と背部で異なるからです。
筋肉は収縮する方向に力が加わるので、単純な話、腹筋が背筋よりも発達していると猫背になる傾向があります。
これはハードの問題です。この状態で姿勢を良くしようとソフト面で呼びかけても、「丸まった背中を伸ばすだけ」という形になります。
言語化は難しいですが、この状態はいわゆる「良い姿勢」ではありません。何か不自然さを感じさせますし、何より意識が途切れた瞬間に猫背に戻ります。
では、どのような体にすればよいのかという話は後述しますが、今すぐ面接に向かわなくてはならない人のために、ここでは即席の「良い姿勢」になる「技」を紹介します。
それは、「肩甲骨を背骨に向かって引き寄せ、そのまま(引き寄せたまま)下げる」というものです。
よく姿勢矯正グッズなどでもありますが、肩甲骨を背骨に向かって引き寄せることで、肩が内旋して背中が丸まることを防ぎます。その状態を保ったまま肩甲骨を下げることで、首から肩のラインをきれいに見せることができるのです。
背中だけのアクションですが、この姿勢を取ることで胸が上を向き、面接官が正面から見たときに非常に良い印象を与えることができます。
体
繰り返しになりますが、猫背の原因は体の前後でのアンバランスな筋肉の付き方にあります。
上述したような技術はあくまでも即席であり、意識だけで良くなるような姿勢は、いつ体に見放されるか分かりません。
そのため、体自体が「姿勢を良くしようという意思」を持たねばならないでしょう。
そんな体を恒常的に作るためにも、背中の筋トレ、具体的にはラットプルダウンをおすすめします。
男性の場合、自分の体重程度のウエイトを引けるようになれば、就活において十分に差別化可能です。
また、女性はデフォルトで筋肉が付きにくいといわれているため、トレーニングをしているだけでも差別化になり得ます。ほんの少しの努力によって、ライバルとの体格の差は歴然となるでしょう。
私の性別は伏せますが、就活に割く時間として、ES執筆よりは背中の筋トレの方が多かった気がします。
面接の準備は、付け焼刃でなんとかなる部分も少なくないと思っています。
姿勢まで付け焼刃! と言いたいところですが、体はなかなかうそをつけません。
しっかりと背中の筋トレをして、内定を勝ち取りましょう!
以上、ドンドコマンでした。
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※こちらは2019年11月に公開された記事の再掲です。
(Photo:Africa Studio, Khabarushka/Shutterstock.com)