こんにちは、2020年卒のドンドコマン(@dondocoman)です。
世渡り上手な学生の既得権益である「上っ面の就活ライフハック」を市場に流出させるため、ワンキャリアで記事を書かせていただいています。
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今回紹介するのは、育ちの良さを演出するライフハックです。
「いよいよふざけてきたな?」と思う読者もいらっしゃるかもしれません。
ですが、私はこれまで真面目なことしか書いていませんし、今回もいたって大真面目です。
ミーハー就活生だった私はさまざまな人気業界・企業を見てきましたが、「育ちの良さ」という要因は多くの企業でウケがよく、面接官から歓迎されることに気付きました。
特に金融・総合商社・デベロッパー・広告代理店の内定者を見ていると、職種を問わずこの傾向が非常に強いと思います。
「コネ入社」という言葉を皆さんも聞いたことがありますよね。どちらかと言えば良くないイメージを持たれていると思いますが、企業の中ではコネ入社組の印象はむしろ良いそうです。
「人当たりが柔らかく、営業先の評判が良い」
「マナーが求められる会食での振る舞い方を心得ている」
といった声を社員訪問の場で聞くこともありました。「コネ入社枠」が存在するのは確かなビジネス上の強みがあるからなのです。
たとえあなたが良家の子弟でなくとも、「育ちの良さ」がビジネスで役立つことを理解していれば、面接での振る舞い方も変わってくると思います。
そんな育ちの良さを演出する手段をいくつか紹介します。
<目次>
●育ちの良さそうなコンテンツで勝負
●育ちの良さそうな身だしなみで勝負
●育ちの良さに裏打ちされた、あふれ出る自信で勝負
育ちの良さそうなコンテンツで勝負
まずは、話す内容によって育ちの良さを想起させる方法です。
育ちの良さそうなガクチカ
幼いころからスポーツや音楽、芸術に慣れ親しみ、一つのことを10年以上やっている、という話は育ちの良さを感じさせます。コミットした期間が長ければ出した成果も往々にして高いでしょうから、まさに最強のエピソードです。ピアノ、バレエ、お琴、馬術。とても強いと思います。
とはいえ、このような経験をしている方は、私に言われるまでもなくガクチカとして話していると思いますがw
育ちの良さそうな趣味・特技・資格
ESに趣味・特技・資格の欄があったり、面接の中で軽く聞かれたりすることがあると思います。チャンスです。
読書、映画鑑賞、ショッピング? そんなのダメです。せめて「夏目漱石全集をたしなむこと。1周回って三四郎が好きです」とか「昭和の名作映画鑑賞。三船敏郎はいつまでもスターです」とかにしてください。
……冗談です。失礼しました。
ここで私が言いたいのは「ありきたりな趣味を話すのはもったいない」ということです。
現実的な例を挙げると、語学、日本酒、ワイン、書道、茶道、華道、囲碁、将棋、チェス、秘書検定などはアピールになると思います。
育ちの良さそうな身だしなみで勝負
以前の記事でも書きましたが、人が感じる印象は視覚情報に大きく左右されます。特に「姿勢」は本当に大事で、育ちの良さを演出するには絶好の材料なので、ぜひ実践してみてください。
以下、その他のチェックポイントを紹介します。
髪形
男性目線で書かせていただきます。
資生堂が最も面接官受けの良い髪形と悪い髪形を調査しているのですが、「顔の表情が分かる額を出した髪形」が最も好評だったようです(※)。
この髪形にせよ! という掟(おきて)はないですが、少なくとも以下は押さえてください。
・前髪は短くするか、かきあげて額が見えるようにする。
・もみ上げと襟足は伸ばさない。
(※)参考:withnews「就活、面接官ウケする髪型はどれ? 資生堂が経験者に調査、傾向は…」
服装
特にスーツは一番差が付くところです。
前提ですが、リクルートスーツ着用を義務付けている会社は聞いたことがないですし、常軌を逸したものでなければ、どんなスーツでも問題ありません。私も薄いストライプの入った暗い紺のスーツを着用していましたが、金融・デベロッパー・商社・広告など、日系大手の堅そうな企業でも落ちることはありませんでした。
スーツで一番肝心なのは、身の丈に合っているかという点です。
スーツに着られてしまっているようでは学生感が漂ってしまいます。面接とは入社後の姿を想起してもらう場であって、社会人らしく着こなすのは当然です。
お金に余裕のある方は、身の丈に合わせたスーツをオーダーすることをオススメします。
もちろん既製品のスーツでも良いですが、既製品を買う場合、以下の点に注意すると良いでしょう。
・裾と袖は丈が余らないよう、不足がないようにサイズを選ぶ
・裾と袖は先端部分を詰めて細めにしてもらう
・ジャケットの尾が長すぎないようにする。お尻に少しかかるくらいが目安
・ジャケットは、第1ボタンを閉めた際に胸元が少し膨らむサイズにする。ただし、肩が盛り上がらないように
また、靴は紐(ひも)があり、ワイド過ぎないものを選びましょう。本革だとなお良いです。ローファーは厳禁ですよ。
育ちの良さに裏打ちされた、あふれ出る自信で勝負
最後は、育ちの良さそうな雰囲気を演出する方法です。
形から入ることも大事ですが、内面からあふれ出る自信こそが「こいつはしっかりしたやつ」という評価を勝ち取るためのキーになります。
「自信を持て!」というのはあまりに適当なアドバイスなので、一つ科学的な手法を紹介します。それは体内のテストステロンを増加させることです。
テストステロンとは体内で分泌するホルモンの一種であり、人が戦闘モードになったときに増大することが認められています。テストステロン値が高いと、メンタルはポジティブになり、自信たっぷりの雰囲気を演出できるということなのです。
テストステロン値を増大させるには、規則正しい健康的な生活が何よりも大事です。面接の時期は、きちんとした食事、十分な睡眠、適度な運動をして生活リズムを整えることを徹底してください。
また面接当日にできる即席の術としては簡単な筋トレやストレッチがありますし、太陽の光を浴びるというのも有効です。
いかがでしょうか。
最終面接で登場する重役のおじさんに「最近の若者は礼儀がなっておらん」などと言われないよう、古今東西・老若男女にウケる「育ちの良さ」で内定を勝ち取りましょう。
以上、ドンドコマンでした。
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