<上智大学 経済学部4年 Aさん(男性/文系)>
内定先
住友商事、キーエンス、楽天
就活サマリー
3種の神器「体育会・留学・長期インターン」を武器に、質の高いOB訪問を重ねて内定
#どんな就活?
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
上智大学 Aさんの就活ストーリー
「OB訪問は少人数×複数回」トップ就活生が考えるOB訪問の必勝法とは
OB訪問。総合商社や広告代理店の内定には必須と言われるこの通過儀礼についてAさんに意見を求めた際、Aさんからは通常の学生とは少し違った角度からの回答が返ってきた。
「よくOB訪問の人数を自慢したり、人数の多寡で一喜一憂する人いるじゃないですか、僕、あれに凄い疑問を感じるんですよね。」
上記の様に発言する背景として、彼はまずOB訪問とは以下の目的に従って行われると語る。
1. 社員から仕事の詳細を聞き、自分の経験や特性を業務にどう生かせるかを確かめる。
2. 自分を推薦してもらうために、一緒に働きたいと思ってもらう。
そして、上記を踏まえた上で、以下の理由から多人数にOB訪問を行って人数を稼ぐよりは、「少人数に複数回行う」ことが合理的であると語る。
1. 大企業の中には社員は多数おり、その中の十数人の第一印象をもって「社風・人」と断言するのは説得力が薄い。ならば、数人を深く知った上で出てきた共通する思考や価値観を照らし合わせる方が合理的である。
2. 多人数にあった場合、どうしても自分と合わず、そこで低評価をされるリスクも存在する。
Aさんは最初に5大商社✕2人ずつ=計10人程度に会い、その中で自分と似たタイプや経歴・感性を持った2、3人に何度もOB訪問をすることで、エントリーシート(ES)のブラッシュアップや業務理解を重ねていったという。厳選したOB訪問のメリットはこれだけではない。自分と似たタイプの社員と何度も会うことで関係が深まり、その社員から自分を推薦してもらえたそうだ。これが選考での評価につながったのではないかとAさんは分析している。
他校の優秀な就活生と交流機会を持つべき。上智大生よ、井の中の蛙になるな!
Aさんに上智大生へのメッセージを求めると「他大学の優秀な学生と接することが最も大事」との一言が返ってきた。
Aさんいわく、留学に行くまでは「危機感」を感じなかった。しかし、留学でのとある出会いが彼を変え、それがなければ今の自分はなかったとAさんは語る。
Aさんはとある体育会の所属であり、3年次に留学へ行くまでは部活中心の生活であったそうだ。しかし、海外への漠然とした憧れから留学を決意し、そこで彼はある京大生と遭遇する。
その京大生は当時大学4年生であり、とある外資系戦略コンサルからの内定を獲得し、そこで内定者インターンをしている合間で短期留学をしていたそうだが、Aさんいわく、恐ろしく頭の切れる学生であったそうだ。
「こんな頭のいいやつがいるのかという感じで衝撃でしたね。それまで自分は結構頭の切れる方だと思ってたんですけど、これじゃダメだと思いました。」
そこで感じた「危機感」、そして、彼との会話の中で得た「物事を抽象的に考える楽しさ」をモチベーションに帰国後彼はベンチャー企業のインターンを開始した。
その後に就活が始まり、「体育会・留学・ベンチャーでの長期インターン」という3種の神器を持った彼は難なく第一志望から内定を獲得したが、彼いわく、都内の大学には、「就職よりも勉学が大事」との理念から就活支援の体制が整っていない大学も多く存在し、上智大学も同様だったそうだ。
その様な環境にいながらも行動を起こしたAさんが語る、「自分から動かなければ結果は残せない。特に自大学の学生には早期から大学外に出てさまざまな刺激を受け、成長してほしい」というメッセージは、筆者の胸に強く残ったように感じる。
仕事は人生の暇つぶし。その環境を選ぶなら「理念」を重視すべき
「あなたなりの就活での勝ちや成功の定義は何ですか」との質問を行ったところ、Aさんは少し考えた後に「でも、正直この段階で勝ちとか成功とか分からない気がするんだよなぁ」と言葉を漏らした。
Aさんいわく、突き詰めれば「仕事とは人生の暇つぶし」だという。その中での「正解」とは、その仕事が自分にとって楽しく満足できることであって、就職とは暇つぶしのための環境選びだと、Aさんは分析する。
そのため、Aさんは就活の軸を「企業理念に共感できるか」と「その企業理念が社員一人ひとりに浸透されているのか」と置いたそうだ。そして、内定を獲得し面談を重ねた中で「自利利他公私一如」など、他者を重んじる企業理念に強く共感するとともに、社員全員が上記理念を重んじ、実践していると感じた住友商事への入社を決めたそうだ。
Aさんは最後にこう語っていた。
「やっぱり自分が共感できる理念の下、そこでその信念に従って他の社員と働くことこそが楽しいと思うんだよね。正直今は正解かどうかは分からないけど、その会社のビジョンをより学んだり、社員の方と話す度に、やっぱりこの会社を選んで良かったなって思うよ。」
上智大学 Aさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
ー | ー |
3年秋 (M1) |
ー | ー |
3年冬 (M1) |
【本選考】 キーエンス、楽天 |
キーエンス、楽天 |
4年春 (M2) |
【本選考】 三井物産、住友商事 |
住友商事 |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)1月 |
対策期間 | 1ヶ月以内 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 1〜3回 (平均3.11回) |
練習内容 | 友人と練習 |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 1〜3回 (平均4.81回) |
練習内容 | 選考を受ける中で |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB・OG訪問
訪問時期 | 3年(M1)12月以前 |
訪問回数 | 11回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
上智大学 Aさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
8 | ー |
ー |
9 | ー |
ー |
10 | ー |
OB・OG訪問 |
11 | ー |
WEBテスト/筆記試験対策 |
12 |
【本選考】 楽天 |
ー |
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【本選考】 キーエンス |
WEBテスト/筆記試験対策 |
2 | ー |
ー |
3 | ー |
ー |
4 | ー |
ー |
5 | ー |
ー |
6 |
【本選考】 三井物産、 住友商事 |
ー |
7 | ー |
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