こんにちは、ワンキャリ編集部です。
インターンシップに参加した企業に学生からお礼状を送ることもあるでしょう。お礼状は必須ではないものの、送る際は、企業に失礼のないように適切な封筒を選ぶ必要があります。企業側は封筒を見るだけで、学生が基本的なマナーを身に付けているかを簡単に判断できるでしょう。
今回はインターンシップでお礼状を送るときの封筒の選び方・表裏の書き方・注意点をご紹介します!
インターンシップのお礼状を送る封筒の選び方
インターンシップのお礼状に適した封筒は、色や柄・種類・サイズなど、ある程度のルールに沿って選ぶべきです。それぞれ詳しく紹介していきます。
色
基本的に白色の封筒を選びましょう。
白色には「誠実」という意味があり、白色の封筒はフォーマルなシーンに使われることが多いです。
ビジネスでよく見る茶封筒は、請求書発送などの取引や事務用として使うことが多いため、インターンシップのお礼状としてはマナー違反にあたる可能性があります。
封筒に宛先・差出人などを黒色のペンで書きますが、くっきりと見えるのは白色の封筒です。
インターンシップのお礼状は、学生から企業へ感謝の気持ちを伝えるためにも必ず白色の封筒で送りましょう。白色の封筒は10枚入り、20枚入りなどのセット単位で売っていることもありますので、お礼状を複数の企業に送る場合に備えてまとめて買うとよいでしょう。「白色」と一言でいっても、さまざまな色味がありますので、封筒と便箋は同じものをセットで選ぶことをおすすめします。
柄
企業にあなたの誠実で心のこもったお礼の気持ちを伝えるためにも、封筒の柄は、無地のものを選びましょう。見栄えが良く、おしゃれであっても、柄がついたデザインはNGです。また、派手な柄のデザインは失礼にあたる可能性があります。白色無地の封筒は、汚れが目立つため、汚れないように大切に取り扱う必要があります。
封筒の種類
インターンシップのお礼状を送る封筒は、二重封筒を選ぶのが良いとされています。
個人的なお祝いなどのお礼状については、弔辞を除いて二重封筒で送るのがマナーです。ビジネスの取引先や顧客へのあいさつ状・お礼状には一重封筒が使われていることもありますが、それは、既にある程度の関係性が構築されているからです。学生から社会人へのお礼状は、フォーマルなイメージであるべきです。インターンシップのお礼状を送るときは、手紙やレターセットなどの一般的な封筒ではなく、二重封筒を選びましょう。
一重封筒は必ずしも禁止ではありませんが、中身が透けてしまう可能性があります。配達員や関係のない社員に見えないようにするためにも、インターンシップのお礼状には、二重封筒を選ぶことをおすすめします。
サイズ
封筒のサイズは、角2号(240×332ミリメートル)か角形A4号(228×312ミリメートル)、(いずれも定形外)をおすすめします。それぞれ、中身を折らずにまっすぐと入れることができるため、お礼状を送付するのに適しているからです。
また、お礼状は手紙のため、折っても問題ないとされています。もしお礼状を三つ折りで送る際は、B5サイズの便箋を三つ折りで入れることができる、長形4号(90ミリメートル×205ミリメートル)(定形)のサイズを選びましょう。長形4号サイズは一般的な手紙に適したサイズのため、家庭に置いてあることも多いかもしれません。
洋形封筒(横長)を使用する際は、表面裏面・中身も横書きで書いてそろえるようにしましょう。ただし、洋形封筒は縦書きと比較してカジュアルな印象になりがちなので、インターンシップのお礼状を送る際はできるだけ使用しないことをおすすめします。
お礼状を入れる封筒の書き方
お礼状を入れる封筒の書き方について、表面・裏面それぞれの書き方を紹介していきます。
表面の書き方
表面には、住所・宛名を書いて、切手を貼ります。それぞれ詳しい書き方を紹介します。
【住所】
都道府県、ビル名、丁目、番、号などを省略せずにそのまま書くようにしましょう。配達員の方が見て、一目でどこに届けるべきか分かりますし、届いた企業側にも好印象を与えるでしょう。
【宛名】
企業名には「株式会社」などをつけましょう。社名の前・後どちらに付くのかも、必ず企業のウェブサイトなどで確認して間違えないようにしましょう。
また、株式会社など社名の後には「御中」、個人名の場合には「様」を必ず記載することが大切です。
【切手の貼り方】
表面を書き終わったら、封筒の左上に必ず切手を貼りましょう。封筒のサイズや重さに合う値段の切手を使用する必要があります。郵便局で料金を計算・発送してもらうのが確実です。ポストで投かんする場合は、自宅で重さを量って切手を貼り、金額を間違えないようにしましょう。料金が足りないと郵便局から自宅に返送され、お礼状が企業に届かない、届くタイミングが遅くなってしまう可能性があります。
裏面の書き方
裏面の書き方として、封字・差出人名の記入があります。ここでは、裏面の書き方とのりづけについて詳しく紹介していきます。
【封字】
のりづけをしたら、「〆」「封」「緘」などの封字を書きます。封字とは、第三者の開封を防ぎ、封筒が未開封であることなどを表す印のことです。感謝の気持ちを込め、封字をしっかりと書きましょう。また、「〆」については、「×」のマークにならないように注意しましょう。間違えないようにするためにも、事前に別の紙などに何回か書いてから清書することをおすすめします。
のりづけして封字を書いた後、何かしらの理由で開けなければならないときもあるかもしれません。その場合は、その封筒を再利用するのではなく、新たな封筒を用意して一から書き直しましょう。
【差出人名】
縦方向に見て、中心より左側、かつ下の方に、あなたの住所と名前を書きます。住所は、自宅の住所を書きましょう。住所は、表面の宛名と同様に、郵便番号、都道府県、マンション名、丁目、番、号など省略せずにしましょう。また、名前は名字・名前フルネームで書くことが大切です。字画が多いときは文字がつぶれないように細めのペンではっきりと書きましょう。
【のりづけ】
封筒が汚れないようにきれいな手でのりづけをします。のりづけの後は中身を開けないようにしましょう。
水のりは封筒がふやけて封字がにじむ可能性もあるため、心配な場合はスティックのりか両面テープ・テープのりを使うのがよいでしょう。のりづけの前に、封筒の中に必要な書類が入っているかを必ず確認しましょう。
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お礼状を入れる封筒で気を付けるべきこと
インターンシップのお礼状を入れる封筒で気を付けるべきことを紹介します。
まずは、文字を丁寧に書くことです。気持ちを込めて、自分が一番きれいだと思う文字で書いていきましょう。
小さすぎない文字で書くことも大切です。文字が多い住所の場合は小さい文字になりがちですが、郵便局の方、受け取った企業担当者が見やすい文字のサイズで書きましょう。ボールペンよりも、太めのペンの方が見やすいです。また、住所・宛名・差出人ともに、和封筒では縦書き、洋封筒では横書きが基本です。
まとめ
ここまで、インターンシップのお礼状を送る封筒の選び方・書き方について紹介しました。封筒の選び方・書き方に気を付けることで、ビジネスマナーやルールをわきまえていることが企業にも伝わり、印象がアップするでしょう。