面接では、自分の長所をどれだけ効果的に伝えられるかが、合否を大きく左右します。
中でも「協調性」という長所は、多くの企業から高く評価されるアピールポイントです。しかし、「協調性」を言い換えずにアピールしても、言葉が抽象的すぎて面接官に強い印象を与えることはできません。「協調性をアピールしたいけど、どう伝えるべきか分からない」「そもそも、長所について聞かれた場合に協調性って回答しても大丈夫?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、協調性の定義や企業が求めるポイントを整理した上で、アルバイトやサークルといったエピソード別に使える例文、さらには使用する際のNG例まで徹底解説します。 長所で協調性をアピールしたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
<目次>
●「協調性」の意味とは
・企業が求める「協調性」とは
●「協調性」が仕事で評価される理由
・組織を引っ張ることができる人材だと思われるため
・組織や業務全体を考えて行動する必要があるため
●「協調性」がある人の特徴
・1. その場に適した対応を取ることができる
・2. 社交的で明るい
・3. 周りの意見を否定しない
・4. 思いやりがある
・5. 自分の意見を主張できる
●「協調性」がない人の特徴
・1. 融通がきかない
・2. 自分の話ばかりする
・3. 自分から動かない
・4. ルールを守らない
●面接で「協調性」をアピールするための準備
・協調性を伝えることができるエピソード作り
・協調性を別の言葉に言い換える
・話の流れに沿って草稿を作る
●面接で「協調性」をアピールした例文
・アルバイト編
・部活動編
・サークル編
・ボランティア編
・長期インターン編
・留学編
・ゼミ編
●面接で「協調性」をアピールする際の注意点
・「協調性=誰とでも仲良くなれる」ではないため避けるようにする
・「周りに流されやすい人」と思われないように注意
・企業が求めている人材に合わせて「協調性」を他の言葉に言い換える
・伝えるエピソードは1つに絞る
●まとめ
「協調性」の意味とは
まずは、協調性の意味を押さえましょう。
登張氏によると、協調性とは「非利己的で、他者に対して受容的、共感的、友好的に接し、他者と競い合うのではなく、譲り合って調和を図ったり協力したりする傾向」と述べています(※1)。つまり、「利害の対立する者同士が相互間の問題を解決しようとすること」といえるでしょう。
一方で、協調性と聞くと、「チームの和を乱さない」「トラブルを起こさない」といった意味をイメージする人も多いと思います。では、面接でアピールする際の協調性は、どのような意味であれば良いのでしょうか?
これを考えるために必要なことが、企業が求める協調性とは何かを考えることです。
(※1)出典:J-STAGE「協調性とその起源――AgreeablenessとCooperativenessの概念を用いた検討」
企業が求める「協調性」とは
結論から言うと、企業が求める協調性とは「性格や意見が異なる人々と調和を図りながら、仕事を前に推し進める能力」です。
つまり、「チームの和を乱さない」「トラブルを起こさない」といった消極的な態度ではなく、性格や意見が異なる人々と仕事をする中で生じる問題を解決しながら、仕事を前に進める力こそが、「協調性」の意味であるといえます。
これらをしっかり理解した上で、協調性を長所としてアピールしましょう。
「協調性」が仕事で評価される理由
ではそもそも、なぜ企業は「協調性」を求めているのでしょうか。それには2つの理由があります。企業が協調性を求める理由を理解することで、面接で協調性をアピールすることの重要性が分かるでしょう。
組織を引っ張ることができる人材だと思われるため
1つ目は、協調性がある人は組織を引っ張ることができる人材だと思われるからです。
先ほどの内容にあるように、仕事においては年齢・性格・バックグラウンドなどが異なる人と仕事をすることが一般的です。そして、協調性がある人であれば、そのような自分とは異なる人々をうまく調和させることで組織を引っ張ることができるでしょう。
この理由で、組織を引っ張るための協調性が企業に求められます。
組織や業務全体を考えて行動する必要があるため
2つ目は、仕事においては、組織や業務全体を考えて行動する必要があるからです。
社会に出ると、学生時代のように同年代の人とだけで行動したり、気が合う仲間とだけ話したりすれば特に問題はないということはほぼないでしょう。
逆に、年齢・性格・バックグラウンドなどが異なる人と仕事をすることが一般的です。
そのため、仕事で発生するさまざまな問題を解決しながら、組織や業務全体を考えて行動できる協調性が重要です。
「協調性」がある人の特徴
企業が協調性を求める理由を理解したところで、協調性がある人に共通する特徴を把握しましょう。面接で協調性をアピールするための準備も兼ねて、まずは協調性がある人に共通する特徴を把握しておくことが重要です。
ここでは、「協調性」がある人の特徴を、5つの観点で解説します。
1. その場に適した対応を取ることができる
協調性がある人は洞察力があり、周囲の状況をよく見ることで相手の感情やその状況に必要なことを敏感に察知できます。
「こういう行動を取ったら相手はこう思うだろうな」「この状況であればこの発言が妥当だろうな」といったことを常に考えているため、自己中心的な行動や発言は少ないでしょう。
このように相手の感情を察し、周囲の状況に合わせた行動を取ることが出来る人は、当然さまざまな人と良好な関係を築くことができます。
2. 社交的で明るい
協調性がある人は、周囲の人との良好な関係を築くことを重視します。このため、他者に対して明るく接し、場の雰囲気を良くするように心がける傾向があります。
また、協調性が高い人は相手に安心感を与え、話しやすい雰囲気を作る能力があります。この能力が、社交的な性格として現れることが多いです。
3. 周りの意見を否定しない
協調性がある人はたとえ相手の意見が自分の意見と異なっていたとしても、最初から否定するのではなく、他の人の意見を最後まで聞くという特徴があります。
性格や意見が異なる人々と調和を図るために、相手の気持ちをしっかりと尊重し、問題が発生した際も、さまざまな意見や考えの中で一番良い解決策に導くことができるでしょう。
4. 思いやりがある
協調性がある人は共感力に優れており、相手の気持ちやニーズを察する能力があります。自分のことだけでなく周りのことも考えられるため、思いやりがあるといえるでしょう。
思いやりを持って接することで、社内外問わず良好な人間関係を築くことができ、それが円滑な仕事の推進につながります。
5. 自分の意見を主張できる
自分の意見を主張することと協調性は直感的には異なるイメージがありますが、上述の通り、企業が求める協調性とは「性格や意見が異なる人々と調和を図りながら、仕事を前に推し進める能力」です。
つまり、仕事を前に推し進めるために自分の意見を主張した上でチームの意見を調整できる人は協調性があるといえます。
「協調性」がない人の特徴
「協調性」がある人の特徴を確認した一方で、「協調性」がない人の特徴とは何でしょうか? 協調性がない人に共通する特徴を理解することで、面接官に与えてはいけない印象とは何かを把握できます。
ここでは、「協調性」がない人の特徴を、4つの観点で解説します。
1. 融通がきかない
協調性がない人には、融通がきかないという特徴があります。
上述で協調性のある人には、「その場に適した対応を取ることができる」という特徴があることを解説しました。
逆に、協調性がない人は相手の感情やその場の状況を読み取ることができないため、融通がきかないと判断されるでしょう。
2. 自分の話ばかりする
協調性がない人には、自分の話ばかりをするという特徴があります。
「自分が注目されたい、認められたい」という強い承認欲求が背景にあったり、自分の話をすることで自分の得意な領域に話を持っていき、安心感やコントロール感を得たいと感じたりしていることがあります。
3. 自分から動かない
協調性がない人には、自分から動けないという特徴があります。
協調性がある人は組織や業務全体のことを考えて、その場に適した対応を取ることができます。これは、自らが主体的に考えて、行動するからこその特徴です。
逆に、協調性がない人は主体的に考えて、自分から行動できない特徴があります。
4. ルールを守らない
協調性がない人には、ルールを守らないという特徴があります。
他人への配慮や共感が乏しく、ルールを破ることで周囲に迷惑がかかることを意識しない場合があります。つまり、自分の行動が周囲に与える影響に鈍感であることが特徴です。
また、短期的な欲求や感情に基づいて行動してしまい、ルールを破ることが悪いと分かっていてもつい破ってしまう場合もあるでしょう。
面接で「協調性」をアピールするための準備
これまで、企業が求める協調性や協調性がある人の特徴・ない人の特徴を見てきました。では、面接で協調性をアピールするために何を準備すべきでしょうか?
ここでは、面接で「協調性」をアピールするための準備について紹介します。後ほど、アルバイトやサークルの経験を使った例文を紹介しますが、その基礎を作るためにもこの記事を読んで準備をしましょう。
協調性を伝えることができるエピソード作り
まずは、協調性を伝えるためのエピソードを作っていきましょう。
アピールする際には、具体的なエピソード(実体験)を入れる必要があります。理由は、「協調性があります」「人とコミュニケーションを取ることが得意です」だけでは、面接官はなぜそう言えるのか分からないからです。
ここでは、エピソードを作るための4つの方法を解説します。
1. 過去の経験から協調性を探し出す
1つ目は、過去の経験から協調性を探し出す方法です。自己分析を通して、これまでの人生で協調性が発揮された具体的な場面を思い出しましょう。例えば、以下のような状況を振り返ってみると良いかもしれません。
- チームでのプロジェクト
- グループ課題や仕事での共同作業など、チームメンバーと協力して取り組んだ経験
- 問題解決が必要だった場面
- 対立や意見の違いを乗り越えた経験
- 役割分担をした経験
- チーム内で自分の役割を果たし、他のメンバーをサポートした経験
- サークルやイベントの運営
- サークルやボランティア活動で、全員が満足するような結果を目指した経験
- 日常的な協力
- アルバイトや家庭での役割分担、同僚や友人と協力した日常のエピソード
2. 周囲の人に聞いてみる
先ほどは自己分析を通して、過去の経験からエピソードを考えていきましたが、周囲の人と協力して考えることも効果的です。いわゆる「他己分析」を行い、他者の意見を参考にすることで、自分1人では考えられなかった視点を得ることができます。
他己分析を効果的に行うためのポイントは以下の通りです。
1. 適切な相手を選ぶ 自分をよく知っている人に依頼することが重要です。例えば、自分の日常的な性格や行動を知っている友人や家族、グループ活動やチームプレイでの自分を知っている学校やサークルの仲間などを選ぶと良いでしょう。
2. 共通点とギャップを見つける 複数の意見の中で、一貫して指摘される特徴があれば、それが自分なりの「協調性」でしょう。また、人によって意見が異なる場合、自己分析との違いを適切に把握することが必要です。
3. 診断ツールを使う
自己分析を多種多様な特徴を持つ診断ツールを活用することで、自分の解像度が上がるでしょう。自己分析との共通点や違いを考えることで、「協調性」を伝えるためのエピソードを作ることができます。
4. 具体的なエピソードを自分で作る
今まで、自己分析を通して過去の経験から協調性を探し出すこと、周囲の人に聞いてみること、診断ツールを使うことについて解説してきました。しかし、それでもなかなか「協調性」を伝えるエピソードを作ることができないという人もいるかもしれません。そのような人たちは、具体的なエピソードを自分で作っても良いでしょう。
面接で「協調性」をアピールするために創作したエピソードを用意する場合は、リアリティと説得力を持たせることが重要です。エピソードを創作する際のポイントは以下の通りです。
1. リアルなシチュエーションを設定する
エピソードが現実味を持つように、以下のようなよくある状況を元に設定しましょう。
職場やアルバイト:チームでプロジェクトやシフト調整を行う場面
学校のグループ活動:プレゼン準備や文化祭の企画など
サークルやボランティア活動:イベント運営や役割分担 日常生活:家族や友人との協力を要した場面
2. STARフレームワークで整理する
STARというフレームワークを使います。これは、S (Situation): 状況、T (Task): 目標、A (Action): 行動、R (Result): 結果の4つを用いて、エピソードを構造的に整理するためのフレームワークです。以下の通りに整理すると良いでしょう。
S (Situation): 状況 どのような場面で協調性が必要だったのか?(例:チームメンバー間で意見が対立していた)
T (Task): 目標 その状況で、自分が達成しようとした目標や役割は何か?(例:チーム全員が納得できる解決策を見つけること)
A (Action): 行動 自分が具体的に取った行動は何か?(例:意見を整理し、共通点を見つけ、話し合いを円滑に進める)
R (Result): 結果 その行動の結果、どのような成果や学びが得られたのか?(例:チームがまとまり、プロジェクトが成功した)
協調性を別の言葉に言い換える
面接で協調性をアピールする際には、協調性を別の言葉で言い換えることでより具体的かつ説得力のある表現ができます。「協調性」という言葉自体が抽象的なので、面接官に「具体的にどのような行動や能力なのか」をイメージしてもらえる言い換えを心がけましょう。
例えば、以下のような言葉に言い換えることができます。
- 傾聴力
- 柔軟性
- 調整力
- 人間関係構築力
- 周囲の人間を巻き込む力
- 臨機応変
- 気配り
- 場をまとめる力
- 組織の結束力
話の流れに沿って草稿を作る
具体的なエピソードを作り、「協調性」を別の言葉に言い換えた後は、話の流れに沿って草稿を作ります。草稿を作ることで、視覚的に話の全体像を捉えることができ、話に矛盾や問題点がないかを確認できます。
ここでは、「結論→エピソード→結果や学んだこと→入社後どう活躍できるか」の順番で解説していきます。この順番で草稿を作成することで、面接でも簡潔かつ分かりやすくアピールすることができるでしょう。
(1)結論
最初は結論です。別の言葉で言い換えた「協調性」から話し始めましょう。結論から話すことで、面接官にとって分かりやすい話をすることができ、自分の強みをアピールできます。
例えば、「私の強みは傾聴力です」などです。
(2)エピソード
次は、協調性を発揮したエピソードです。
協調性はさまざまな意味を含んでいる言葉ですので、どんな時にどんな風に協調性を発揮し、どんな影響を及ぼしたのかを面接官が鮮明にイメージできるように話しましょう。
この時、5W1H(when: いつ、where:どこで、who:誰が、what :何を、why:なぜ、how:どのように)を意識してエピソードを伝えましょう。
(3)結果・学んだこと
次に、エピソードの結果や、エピソードを通して学んだことについて話します。
特に、エピソードを通して学んだことを話すことで、後ほど解説する「入社後どのように活躍できるか」を面接官に鮮明にイメージさせることができます。
(4)入社後どう活躍できるか
最後に、入社後にどのように活躍できるかを話します。
エピソードや学んだことを話して終わりという就活生を頻繁に見かけますが、面接官が知りたいことは「あなたの強みは何で、どんな人間なのか」「会社にどのように貢献できるか」の2つです。つまり、あなたを採用するメリットが会社にあるのかを知りたいのです。
よって、エピソードを通して学んだことが、「入社後の業務にしっかりとつながって、会社に貢献できること」を面接官にアピールしましょう。
面接で「協調性」をアピールした例文
面接で「協調性」をアピールするための準備について理解した後は、アルバイトやサークルといった具体的な原体験ごとの例文を確認しましょう。
ここでは、アルバイト編、部活動編、サークル編、ボランティア編、長期インターン編、留学編、ゼミ編の大きく7つで解説します。例文を参考にすることで、あなた独自のアピールをすることができるようになります。
アルバイト編
■例文1
体験談 私の強みは、高い現状把握力と適切なサポート力です。私は飲食店の準社員の中で唯一、宴会の進行と全卓の時間管理を任されています。宴会において時間管理を行うためには、 調理場の状況や宴会の席の状況を総合的に判断し、適切なタイミングで料理を提供しなければなりません。また、他の準社員の能力に応じて仕事を割り振り、必要な場合には私がサポートします。私は、以上のことを意識して業務を行い、飲食店の営業が円滑に進むように努めています。「周りの現状や先の状況を常に考え、適切な行動を起こしていく」これが周囲から認められている私の長所です。この経験を生かし、今後の会社の成長を考慮しながら仕事に努め、会社の力を最大限に引き出せるグループリーダーになりたいと考えています。 ※出典:MKD|開発職2021年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私の強みは、関係者の潜在的な課題やニーズを見つけ解決する「課題解決力」です。私は高校受験用の塾で講師のアルバイトをしており、イベント企画や進路相談などでその力を発揮しました。その塾では偏差値に重点をおき、生徒と志望校を考えます。私が高校生の時、同じ偏差値帯でも校風や校則、大学受験対策が高校ごとに違うことを感じました。塾講師となり生徒を指導するにあたり、高校の特色に関する情報が不足していることに気づきました。生徒に高校の特色も知った上で進路選択をしてほしいという思いから、各高校に通っていた友人から得た話や写真をもとにスライドを作成し、生徒と保護者向けの説明会を企画しました。参加者から好評をいただいた結果、毎年恒例行事として取り入れていただくことに成功しました。こうした実績からバイトリーダーとしてさまざまなイベント企画を任されるとともに、生徒からの進路相談も増え、塾内での信頼を得ています。 ※出典:野村不動産パートナーズ|総合職2025年卒のエントリーシート
■例文3
体験談 私の強みは観察力と実行力です。相手のニーズを読み取り、その上でやるべきことを考えることができます。私は◯◯の◯◯で◯◯作成・提供をはじめとした接客のアルバイトをしています。その中で顧客満足度が低迷しているという課題があったため、私はその現状を分析し、課題を特定することにしました。店舗特有のお客さまについて把握する必要があると思い、それぞれのニーズを読み取り、対応する中で各目的の人に合った接客について考えました。お帰りになる際の表情から、相手のニーズを満たした接客ができたのだろうかということについて他の従業員と共有することに取り組みました。その結果、低迷していた顧客満足度を◯◯%から◯◯%にまで上げることができました。相手のニーズを読み取る観察力を利用し、相手が求めるものを提供するための適当な行動を考えるほか、自らの気付きを他者へ発信・共有することの重要性も学ぶことができました。 ※出典:不二家|生産(製造、品質管理)職2024年卒のエントリーシート
部活動編
■例文1
体験談 「目標を達成する粘り強さ」が強みだ。大学で◯◯部に所属していた私は、一年次にして全国大会で準優勝を獲得した。入部当初はディベートの作法でさえ分からなかったが、に開催される大会での入賞を目標に、授業が終わる○時から○時間の特訓を毎日続けた。ペアで出場することから、毎回の練習後は反省点をノートにまとめ、二人で見返した上で同じ失敗を繰り返さないよう練習を重ねた。大会の○カ月前にスランプに陥り練習の場で負けてしまう状況が続いたが、直前の時期だからこそ精神面の向上に取り組み、モチベーションを上げるため朝の練習時間を取り入れた。苦境に陥っても諦めずに粘り強く努力を重ねた結果、大会当日では目標以上の準優勝という成果をあげることができた。入社後は、この「調整力」と「リーダーシップ」を生かして、プロジェクトの進行やチームの目標達成に向けて貢献したいと考えています。また、職場内でのコミュニケーションを大切にし、全員が能力を発揮できる環境作りに努めます。(入社後の活躍) ※出典:シティグループ|マーケッツ2024年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私の強みは「信頼関係構築力」である。この強みが認められ、オフェンスリーダーに推薦された。高校時代に大けがをしてしまい、その悔しさからチームメイトとのつながりを大切にすることができず、部活動を辞めてしまった。この経験から、チームメイトと信頼関係を築くことの大切さに気づき、大学では「チームメイトとのつながりを大切にすること」を意識した。具体的には、練習外の時間を大切にしており、積極的にご飯や温泉に誘い、たわいもない会話から技術に伸び悩むチームメイトの相談などを行った。その結果、技術面と人間性といった部分でも評価をいただきオフェンスリーダーに推薦された。この経験から、チームメイトとの信頼関係を築くことでチームに対してもベクトルを向けることができる選手が増え、練習の質をも向上させることができると学んだ。これらの強みは、貴社においてもワンチームとして引っ張っていく一員として貢献できると考える。 ※出典:豊田自動織機|事務職2024年卒のエントリーシート
■例文3
体験談 私の強みは周りへの気配りができる点です。 私が大学で所属していた◯◯部では、下級生から上級生に対して意見が言いづらい環境が構築されていました。これではチームの成長につながる意見などの必要な意見も無視されてしまうと考えました。そこで、私は後輩と先輩の間を取り持つ存在になるように気配りをしました。具体的には、後輩が言いたいことを代弁して先輩に伝えたり、率先して先輩後輩を巻き込んで食事などの会話ができるような行事を開催したりしました。その中で個人間の相性を考慮し、相性の良い先輩・後輩を引き合わせ学年を超えたコミュニケーションが取れるようにすることを主に配慮しました。 これにより、チームの中での学年を超えたコミュニケーションや練習中の後輩から先輩に対する意見が増加し、チーム力の向上を図ることができました。 以上のことから、私は年齢関係なくコミュニケーションをとることができ、周囲へ気配りができる人です。 ※出典:豊田自動織機|事務職2024年卒のエントリーシート
サークル編
■例文1
体験談 私の強みは「先回り力」です。私は学生主体◯◯で活動し、会報部に所属していました。私は会報部において、会報部長の目の届かないところのフォローを心掛けました。会報部長は後輩一人一人の状況までには気を配りきることができないこともあったため、進捗(しんちょく)状況やトラブルなどを確認したり、後輩の指導を行ったりするなど、状況をみて、先回りして必要な業務をこなすようにしました。このように部署長の気付かないところに気を配ることで会報部長をサポートしつつ、チームで仕事をスムーズに進めました。この経験を生かし、貴社でも全体を俯瞰(ふかん)し、先回りして積極的に周りに働きかけることで、チームで円滑に業務ができるようにしていきたいです。 ※出典:伊藤忠丸紅鉄鋼|APグループ(地域限定職)2020年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私の長所は、調整力があるところです。長所を発揮できたと考える場面は、所属する◯◯サークルでの場面です。サークルでは新入生歓迎係を務めました。例年、入会が◯◯経験者に偏るという課題がありました。初心者から、経験者と一緒にペアを組んで練習することは気がめいるという意見があったため、練習の際のコートを2つに区切り、同じレベルの人同士で戦える環境をつくりました。このように、さまざまな意見を柔軟に受け入れ、最適な解決策へ導く調整力があります。 ※出典:DBJ(日本政策投資銀行)|業務職2022年卒のエントリーシート
■例文3
体験談 私の長所は、周りと協力して課題を解決できる所です。サークルで◯◯リーダーを務めた際、◯◯を新しく楽しいものにしたいと考え、会員を料理などの係に分担し、各係で意見を出し合える環境を整えました。これにより、私一人では気づかない様な意見が次々と挙げられ、新しい試みも取り入れることが出来、皆に満足してもらえる◯◯となりました。入社後も、先輩方と協力し、意見を交わしながら業務を進めたいと考えています。 ※出典:よつ葉乳牛|総合職2021年卒のエントリーシート
ボランティア編
■例文1
体験談 私は、「解決策を多角的に思考できる」強みがあります。これは、少年補導員ボランティアへの参加を通して高められました。警察官と行うパトロールでは、繁華街で21時を超えても、帰宅を拒む少年少女と出会いました。活動を重ねるごとに、さまざまな帰宅しない・できない理由があることを知り、帰宅を促すのではなく、彼らの支えとなる関わりを実践する必要性を実感しました。近しい年齢・立場だからこそ、「話しやすい相手となること」が重要で、“彼らの思いや、様子”に注目して話しかけることや、寄り添い方を固定化せず、「この方が求めていること」を考え、言葉の掛け方を臨機応変に変えてみるなどに取り組んだ結果、帰りづらい真意を開示してくれることに繫がりました。この強みは、貴協会にて、ご加入者様が健康な生活を送るために公的医療保険を「わがごと」として捉え、健康寿命の延伸に貢献していく方策をともに思考し、実践することに生かせると考えます。 ※出典:全国健康保険協会|総合職2023年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私の強みは柔軟性があることです。私は大学1年生の時から、◯◯◯◯を持つ子供が暮らす施設で行事の手伝いや遊び相手をするボランティアをしていました。はじめは子どもたちと仲良くなるためには元気に積極的に話しかけることが大切だと思っていました。しかし、大きな音が苦手な子やたくさん話しかけられると混乱してしまう子もいることに気づき、子どもたちと接する際に一人ひとりのことを理解し、それぞれに合った対応をすることを心掛けました。会話をすることが難しい子とは、はい、いいえの二択で答えられる質問をすることでコミュニケーションを取りました。その結果、私が施設を訪れると子どもたちが駆け寄ってきて話しかけてくれるようになり、子どもたちと打ち解けることができました。このように、私は自分の考えに固執することなく、相手との違いを理解し、柔軟な対応をできます。仕事においても相手を尊重し、さまざまな視野を持って働きたいと考えています。 ※出典:こくみん共済 coop|総合職2022年卒のエントリーシート
■例文3
体験談 私の強みは、フットワークが軽く、積極性があるところだ。高校から大学にかけてさまざまな社会問題へ関心を持ち、その理解を深めるため、ボランティア活動に積極的に参加してきた。参加した活動は、環境問題や◯◯研修、◯◯イベントなどだ。それぞれ全く関係のない活動だが、人とのご縁でつながった活動である。ありがたいことに、活動に参加している人から、「今度こんなイベントがあるけど、来ない?」とお誘いいただく機会が多く、それにフットワーク軽く参加したことで、新たな活動につながった。参加するボランティア活動の多くは、私の親世代の方が多いが、臆することなく、積極的に自分の意見を伝え、よりよい活動になるように尽力している。 ※出典:公務員・団体職員|事務・管理職2025年卒のエントリーシート
長期インターン編
■例文1
体験談 私には「相手の期待以上の成果を出す」という強みがあり、クライアントからの信頼獲得につなげることができます。民泊施設の運営を行う企業でのインターンシップ中、クライアントから「満足度9点以上を獲得してほしい」という依頼を受けました。それを達成するためには、他の施設との差別化を図る必要があると思い、世界で初めてであろう「泊まれる◯◯」というコンセプトを打ち出し、すぐにリノベーションを行いました。もともと狭い施設だったので、「◯◯のような快適さ」を表現することに苦戦しましたが、インテリアデザイナーと何度も家具の配置を実験し、完成させることができました。結果、SNSで話題となり、満足度は期待以上の9.5点を獲得し、クライアントからは「他社に委託している他物件もあなたにお願いしたい」と言っていただきました。貴社でもこの能力を生かし、数ある投資銀行から貴社を選んでもらえるよう、クライアントからの信頼獲得に努めます。
※出典:J.P.モルガン|投資銀行部門2021年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私は相手のことを考えて、創意工夫するのが大好きです。 家具・インテリアを扱う企業での長期インターンにおける、パソコン上での商品ページの作成では、基本的な価格・色・形の基本情報の記載だけではなく、お客様がどんな情報を必要としているのかを知るために、店舗での営業を行い、お客様の知りたい情報をくみ取って、商品ページの作成をしました。この結果、サイトのアクセス数が◯.◯倍に増加し、ブランドのカタログ発注数も◯倍に増加しました。また、居酒屋バイトの新人を教える際にも、率先して自分が見本を行い、新人の行動に対して必ずアドバイスをして、常に新人の立場にたって、どう指導すれば理解してもらえるかを考えて行ったことで、店長や新人から好評を得ました。このことから、私は相手の立場を思いやり創意工夫できる人間であり、社会人になっても、まわりへの気配りを忘れずに、状況を見極めて私なりに創意工夫をしていきたいです。 ※出典:京セラ|営業管理コース2020年卒のエントリーシート
■例文3
体験談 私の強みは物事への継続的努力の姿勢から信頼を得て周囲を巻き込めることです。元来結果への責任感や向上心が強く、中高時代から勉学や部活で日々の鍛錬を続け1位を保つ中で継続的努力の力を培いました。同時にその姿勢で周囲から信頼を集め中心的立場で物事を行う機会が増えていくのに気づきました。特に高2時に企画した3学年210人規模の◯◯集会の時に実感しました。大学でもサークルや長期インターンなどで目標へ向け真剣に率先して活動を続ける姿勢により周囲を巻き込み新たな企画などの実現を通じ成果を上げました。 ※出典:京セラ|営業管理コース2020年卒のエントリーシート
留学編
■例文1
体験談 私の強みは、創意工夫して実行する力です。この強みは◯◯へ留学し、リーダーとしてクラスをまとめた際に発揮しました。当初、クラスにまとまりがなく、意思決定をする際にもとても時間がかかる状況でした。二カ月の短い期間の中でいかにクラス全員が仲を深められるかが課題でした。そこで、クラスで賞を受賞する事を目標に掲げ、SNSを活用する施策を講じました。賞は、授業の発表や討論、クラス写真を判断材料に選ばれます。クラス写真を提出するだけでなく、クラスのインスタグラムのアカウントを作り、クラスの皆が写真を投稿できるようにしました。写真の提出を、課題ではなくクラスの思い出作りと捉える事が出来き、その後クラスの親睦が深まりました。結果、自分の意見を言いやすい雰囲気作りをした事で、皆の意見が反映された討論や発表ができ、クラスで賞を受賞できました。貴社でも創意工夫する力を生かして、組織に貢献したいです。 ※出典:日産自動車|購買職2024年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私の一番の強みは、周りの人を巻き込みながら課題解決への最善の道筋を立てていくことである。私は世界のな文化に触れたいと考え、世界各国の学生が集まる◯◯の語学学校に◯カ月間短期留学をした。しかし、実際には学校の授業以外で異国間の交流はほとんどなく、同じ国籍の人で集まることが多かった。そこで、私は世界各国の留学生が自国の料理をふるまうことで、異国の文化との触れ合いを通して、お互いの理解を深め交流する場を設けようと考えた。異国間交流の機会を学校側で企画することがなかったため、自分の意見に賛同してくれた友達とともに話し合いを重ね、学校側からイベントの会場の確保とイベント自体の告知をしてもらうように要求したが、初めは断られてしまい、クラスの友達伝いで多くの生徒から賛同の声を集めることで説得に応じてもらった。実際に行われたイベントでは七カ国三十人以上の生徒に参加してもらい、食事をしながらお互いの理解を深める機会を創り出すことができた。この経験を通して、現状としてある課題を解決するために、お互いの考えを発信し共有し合うことで、同じ目標に向かって挑戦することが重要であると感じた。 ※出典:NTT都市開発|総合職2021年卒のエントリーシート
ゼミ編
■例文1
体験談 私の長所は「前進力」です。私が所属するゼミは拘束時間が必要以上に長く、学生側から不満の声があったものの、数年間この問題に立ち向かう運営係はいませんでした。昨年ゼミ運営係に着任した私は、当時の現状に危機感と使命感を覚え、先生方に対してゼミ活動改善の交渉に動きました。事前にアンケートで集めていた学生の意見を伝え、先生方のご意向も踏まえつつ折衷案に向けて議論を重ねました。その結果、ゼミ活動の好転を実現いたしました。この経験を生かし、先陣を切って業務を前進させたいと考えています。 ※出典:JC西日本|総合職2024年卒のエントリーシート
■例文2
体験談 私は「相手目線で課題解決」を行えます。私のゼミでは共同研究を行うときにあまり研究を行わない学生がいました。その時に、私は一方的に責めるのでなく「なぜ研究を怠ってしまうのか」ということを考え「今の作業に飽きてしまった」ということが分かり、「役割分担を変える」ことで研究を行わない学生のモチベーションを上げ研究を成功させました。 ※出典:SMBC日興証券|総合部門2021年卒のエントリーシート
面接で「協調性」をアピールする際の注意点
これまで、面接で「協調性」をアピールできる例文を見てきました。しかし、「協調性」をアピールする際には注意点があります。注意点を理解することで、より効果的に面接官にアピールできるようになるでしょう。
ここでは、面接で「協調性」をアピールする際の4つの注意点を解説します。
「協調性=誰とでも仲良くなれる」ではないため避けるようにする
協調性というと「誰とでもすぐ仲良くなれること」をイメージするかもしれませんが、企業が求めている協調性は違います。
冒頭でも述べましたが、企業が求めている協調性は「性格や意見が異なる人々と調和を図りながら、仕事を前に推し進める能力」です。
つまり、誰とでも仲良くできることをアピールしたところで、評価にはつながらない点に注意が必要です。
「周りに流されやすい人」と思われないように注意
協調性をアピールする際には、単なる「周りに流されやすい人」という受動的な印象を与えないことが重要です。
協調性は、他者に合わせるだけでなく、自分の意見や考えを主張しながら組織全体の利益を優先して行動する能力でもあります。
そのため、主体的な行動を伴うエピソードを選び、協調性が能動的なものであることを面接官に印象付けましょう。
<OK例>
私の強みは傾聴力です。留学中の大学で、異文化交流をテーマとしたグループプロジェクトに参加しました。チームは6人で構成され、出身国や価値観が異なるメンバーばかりでした。初期段階では意見の衝突が頻発し、プロジェクトの進行が滞っていました。そこで、メンバー全員が納得できる形でプロジェクトを進め、最終プレゼンテーションを成功させるために、まず、メンバーそれぞれの意見を丁寧に聞き取り、全員が何を重視しているかを把握しました。その上で、共通する目標や意図を見つけ出し、それを基盤に話し合いを進めました。また、進行役として会議を円滑に進めるため、時間を区切って議論を整理し、タスクを分担しました。さらに、文化的な背景が原因で誤解が生じないよう、必要に応じて質問をしたり補足説明を行ったりしました。結果、メンバー全員が役割を果たし、プロジェクトを期限内に完成させることができました。また、最終プレゼンテーションでは、教授から「異文化理解と協力が見事に表現されている」と高い評価を受けました。この経験を通じて、異なる価値観を持つ人々の意見を調整し、チームの成果を最大化する力を養うことができました。入社後は、国際的なプロジェクトや多様なチームでの業務において、この「異文化適応力」と「調整力」を生かし、組織全体の目標達成に貢献していきたいです。
<NG例>
私は協調性に自信があります。どんな意見にも合わせることができ、チームでの衝突を避けるために、いつも周りの意見を優先するようにしています。たとえ自分の意見があったとしても、それが他の人の考えと異なっている場合は、積極的に引っ込めることでチーム全体の和を保つように努めています。
企業が求めている人材に合わせて「協調性」を他の言葉に言い換える
これまで、「協調性」を別の言葉で言い換えてアピールする方法を解説してきました。
これだけでも十分面接官にアピールすることができると思いますが、さらにより良い印象を与えるために必要なことが、企業が求めている人材に合わせて「協調性」を他の言葉に言い換えることです。
例えば、ある企業が事務職を募集している場合、他部門と連携する事務職は全体最適に近い解決策へと導ける「調整力」をアピールする、営業職を募集している場合、社内外のさまざまな人と接する営業職は関係各所と円滑に信頼関係を構築できる「人間関係構築力」をアピールするなどです。
伝えるエピソードは1つに絞る
面接で1度に話すエピソードは、1つに絞りましょう(複数回アピールする機会があれば、別のエピソードを使う方が良いです)。
協調性をアピールするために多くのエピソードを詰め込むと、1つ1つのエピソードの内容が薄くなってしまいます。結局、あなたがどんな人なのか・どんな強みがあるのかなどが面接官に伝わりにくくなる可能性があります。
<OK例>
私の長所は臨機応変なところです。アルバイト先のカフェで予想以上にお客様が来店し、キッチンとホールの連携が追いつかず混乱していました。スタッフ同士で不満が出始め、作業が滞る状況でした。そこで、スムーズに業務を進め、お客様をお待たせしないように対応するために、私は他のメンバーの状況を把握し、業務の優先順位を明確化しました。例えば、キッチンにはドリンクの提供順を共有し、ホールスタッフには提供のタイミングやお客様への説明を促しました。また、自分自身も柔軟に役割を変え、サポートに回りました。結果的に業務がスムーズに進み、お客様から「迅速な対応で気持ちよく過ごせた」と感謝の言葉をいただきました。この経験を通じて、チーム全体の動きを調整し、周囲をサポートする重要性を学びました。入社後は、この経験を生かして、チーム内でのコミュニケーションを円滑にし、効率的な業務進行に貢献したいと考えています。また、問題発生時には冷静に全体を見渡し、解決策を提案することで、チーム全体の成果向上に貢献します。
<NG例>
私の強みは協調性です。例えば、大学のゼミでチームでの研究を進める際、みんなが仲良くできるように配慮しました。全員が和やかに作業を進められたので、とても良い雰囲気でプロジェクトを完成させることができました。さらに、アルバイト先でも協調性を発揮しました。シフトが被るメンバーといつも仲良くしていたおかげで、スムーズに仕事が回りました。このように、私はどんな環境でも協調性を発揮できます。
まとめ
本記事では、面接で長所の「協調性」を話す際に意識すべきポイントを解説しました。 最後に、本記事の内容をまとめましたので、振り返りの際に活用してください。 ぜひ参考にして、面接では自分らしさを忘れずに、自信を持ってアピールしましょう!
- 企業が求める協調性とは、「性格や意見が異なる人々と調和を図りながら、仕事を前に推し進める能力」を意味する。
- 協調性が仕事で評価される理由は、組織や業務全体を考えて行動する必要があるから、そして組織を引っ張ることができる人材だと思われるからである。
- 協調性がある人の特徴は、「その場に適した対応を取ることができる」「社交的で明るい」「周りの意見を否定しない」「思いやりがある」「自分の意見を主張できる」の5つである。
- 協調性がない人の特徴は、「融通がきかない」「自分の話ばかりする」「自分から動かない」「ルールを守らない」の4つである。
- 協調性をアピールするエピソードを作る際には、過去の経験から探し出したり、周囲の人に聞いてみたり、具体的なエピソードを創作したりする方法がある。
- 協調性を効果的にアピールするためには、言い換え表現を積極的に活用する必要がある。
- 協調性を効果的にアピールするためには、「結論→エピソード→結果・学んだこと→入社後どう活躍できるか」という流れで明確に伝える。
- 「協調性=誰とでも仲良くなれる」ことではないことに注意する。
- 企業が求めている人材に合わせて「協調性」を他の言葉に言い換える。
- 伝えるエピソードは1つに絞る。
▼このカテゴリーの他記事はこちら ■面接対策一般
・【面接前日に確認!】思わぬ質問からの失敗を防ぐ5つの準備・対策法
・面接で求められている「コミュニケーション能力」って何?面接で見られる2つのコミュ力とは
・模擬面接のやり方5ステップ|聞かれる質問集と面接官の選び方も紹介
・集団面接|流れやマナー、質問例など受かる人のコツや対策法を網羅
・面接時間の平均は?短いor長い場合は不合格?採用の裏側を整理
・「なぜか面接で落ちる」君が知らない、7つのNG行動チェックリスト
・圧迫面接とは?質問例や対策・なぜか受かった理由を解説 ■逆質問
・【面接の逆質問】厳選32例|質問の終わり方と業界・面接官別の鋭い質問 ■フェーズ別面接対策
・1次面接でよく聞かれる質問【7選】回答例や必要な対策を解説
・【二次面接】聞かれることは何?質問と解答例5選・対策方法も解説
・最終面接(役員面接)でよく聞かれる質問と回答例・必要な準備を解説 ■質問対策
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・こいつはヤバイ、就活生の生死を分ける「キラー質問」。面接で生き残るための回答例とは?
・【学生時代に力を入れたこと:面接対策編】就活でよく聞かれる質問「ガクチカ」
・「他社さん、どこ受けてるの?」に正直に答えてはいけません
・【フェルミ推定】例題・出題例13選!考え方と解答例も紹介
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方 ■グループディスカッション対策
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方・流れやコツを網羅的に解説
▼就活記事の総集編まとめ
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・【ビジネスマナーと言葉遣い一覧】就活のメール・電話における基本
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
・【代表的な職種一覧】業種との違いや種類ごとの適性・志望動機をご紹介
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力)
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
・【ガクチカの書き方】絶対に外せないテンプレ/構成とテーマ別の例文
・自己PRの書き方【例文40選】就活で差をつけるコツとテンプレート
・内定とは?内々定と採用の違いや内定決定後の流れと辞退方法まで解説
(Photo:Unitone Vector/Shutterstock.com)