就活用の履歴書やエントリーシート(ES)には、自己PRを書く欄があります。しかし、自己PR欄に記載することが見つからず「自己PR欄に何を書けば良いのか分からない」「自己PRってなぜ必要なの?」と、悩む方もいるでしょう。
そこで、本記事では自己PRの意味や求められる理由、書き方を、例文付きで徹底解説します。書き方のコツや注意点も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
<目次>
●自己PRとは? 企業が問う理由
・自己PRは何を書けばいい?
・自己PRを企業が問う理由
●自己PRで企業が評価するポイント
・学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
・学生と企業の相性が合うかどうか
・その強みに具体性・説得力があるか
・入社後の再現性があるかどうか
・自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
●自己PRの書き方のポイント7つ
・企業・業界分析を行ってから自己PRを考える
・結論から伝える
・エピソードを添える
・企業で生かせるポイントを伝える
・改行を適度に使う
・一文を長くしすぎない
・アピールポイントは絞る
●自己PRが簡単に書けるテンプレート【4ステップ】
・【ステップ1】自分の強み
・【ステップ2】強みを発揮した具体的なエピソード・経験
・【ステップ3】強みを発揮して得られた結果
・【ステップ4】将来への展望
●自己PRでアピールポイントを見つける方法とツール
・過去の自分を振り返って見つける
・診断結果から見つける
●【強み・アピールポイント別】自己PRの例文12選
・責任感・真面目
・忍耐力・継続力
・行動力・主体性
・チャレンジ精神・好奇心が旺盛
・論理的思考力
・課題解決能力
・創造力・発想力
・向上心
・計画性
・謙虚・素直
・協調性・気配り・コミュニケーション力
・リーダーシップ
●【業界・職種別】自己PRの例文28選
・業界ごとの自己PRの例文
・職種ごとの自己PRの例文
●履歴書・ESと面接での自己PRの伝え方のポイント
・履歴書での自己PRのポイント
・ESでの自己PRのポイント
・面接での自己PRのポイント
●こんな自己PRはNG! 選考で落ちないための注意点
・後ろ向きな表現を使う
・誇張してしまう
・内容に一貫性がない
●まとめ:自己PRの書き方
●自己PRや自己分析に関連する記事
●ES対策や面接対策に関連する記事
自己PRとは? 企業が問う理由
自己PRは何を書けばいい?
自己PRとは、「自分の強みを伝え、活躍できる人材であることを企業にアピールする」ことです。また、新卒採用担当も、「この学生が会社で活躍できるかどうか」を判断するために自己PRを質問しています。
そのため、単なる自己紹介ではなく、企業で力を発揮できる人材であることをしっかりと伝えることが大切です。
自己PRを企業が問う理由
では、企業がESや面接で学生に自己PRを問うのはなぜなのでしょうか。企業側の視点に立って考えてみましょう。
ESに通過するということは、次の1次面接に進むということです。そのため、「1次面接を想定して、面接が成立するかどうか」という部分を判断するために、自己PRをESに記入してもらうのです。
「面接が成立するかどうか」という視点は、「自社に必要な資質を企業・業界研究や自己分析を通して考えているか?」ということだともいえます。つまり、学生時代を通してがんばったことや、大学で研究したことを言語化できるかどうかという部分が判断基準です。
その後も、面接で自己PRを問うことで、「自社で必要な能力を対人(面接という形)で最低限表現できるか?」や「応募者の実力は現場レベルで通じるか?」、「自社で働く熱意があるか?」といったチェックを企業側が行います。
自己PRで企業が評価するポイント
それでは、新卒採用担当は、「学生が会社で活躍する学生かどうか」をどのようにして判断しているのでしょうか? 新卒採用担当が自己PRを通じて見ている評価ポイントをご紹介します。
自己PRにおける評価ポイントは大きく分けて以下の5つです。
1. 学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか 2. 学生と企業の相性が合うかどうか 3. その強みに具体性・説得力があるか 4. 入社後の再現性があるかどうか 5. 自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
それでは、これらの目的を達成するために企業はどのような観点で自己PRを見ているのでしょうか?
学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
新卒採用担当は、「企業に対して利益を生み出してくれる学生」を求めており、自己PRで学生がアピールする強みが企業の求めるものと合致するかを見ています。そのため、企業が今後も利益を出していくために必要な強みやスキルの有無を評価項目として設定し、自己PRでも確認していると考えられます。
つまり、企業研究を通じて企業が求める強みやスキルを分析し、それらを自身が兼ね備えていることを自己PRを通じてアピールすることが大切です。
学生と企業の相性が合うかどうか
新卒採用担当は、求める強みやスキルだけでなく、社風にあった人柄を持つ人材を採用したいと考えています。自社の社風や職種・業界にマッチしない人材を採用してしまうと、短期離職につながりやすいためです。
特に、新卒採用では中途採用とは異なり、就活の時点で持っている実績やスキルよりも、「就職したら社員たちとうまくやっていけそうか」という相性の面が重視される傾向にあります。そのため、新卒採用担当は自己PRから学生の人柄を知ることで企業との相性を確認しています。
その強みに具体性・説得力があるか
新卒採用担当は、自己PRで「本当に学生がその強みを持っているのか?」を確認しています。つまり、その強みに対して、明確な「根拠」があるかどうかを評価ポイントと設定していることが考えられます。
そのため、自分の強みが生かされた具体的な経験や、強みが形成された過程のエピソードを簡潔に、かつ分かりやすく伝えることが重要です。
入社後の再現性があるかどうか
新卒採用担当は、学生がアピールした強みが入社後も発揮されるかどうかを見極めようとしています。それは、企業は社員に何度でも活躍することで利益を創出し続けてもらいたいと考えるからです。
そのために、学生が自己PRで示すべきポイントは「再現性」です。 言い換えると、「どのような環境でも実力を発揮できることを示す」ということです。 新卒採用担当は、選考を通じて「本当にこの学生の強みゆえの結果なのだろうか」「たまたま周囲の環境や運に恵まれただけではないのか」という考えを持って学生を見ています。そのため、社会に出てからも活躍できる人間であることを新卒採用担当に納得させるために、自分の強みに再現性があることを新卒採用担当にアピールしましょう。
再現性を印象付けられるか否かは、自分の強みやエピソードそのものよりも伝え方によるところが大きいです。
自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか
いくらアピールポイントを持っていたとしても、それを新卒採用担当に示せなければ元も子もありません。ここでは、「自分の強み・強みに対する根拠を理解すること」「明確に強みを伝える論理的な思考」の2つが重要です。
そのため、自己分析を綿密に行い、自己PRの書き方のコツを押さえることで自分の人物像を明確に伝えられるようにしましょう。
自己PRの書き方のポイント7つ
自己PRの書き方のポイント7つを紹介します。
1. 企業・業界分析を行ってから自己PRを考える
選考対策をする際、自分をアピールするために自己分析を行うことがあるでしょう。もちろん、自己分析も選考通過に欠かせない対策です。しかし、面接を受けるためには、企業/業界分析→自己分析の順番で対策することが望ましいでしょう。
その理由は、相手が必要としている能力を分析し、その能力を証明できるエピソードをいくつか探す/作ることが、「企業目線で欲しい学生」を考えた上での面接対策になるからです。企業に必要な資質を企業/業界分析を通じて考え、その資質を証明するためのエピソードや伝え方を考えるために自己分析をしていくことで、面接選考の可能性をより高いものにできるでしょう
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2. 結論から伝える
自己PRでは、結論から伝えることを意識しましょう。伝えたい自分の強みや人柄などを最初に書くことで、読む人に内容が伝わりやすくなります。
例えば、誰とでも円滑なやり取りができることをアピールしたい場合、「コミュニケーション能力に長けている」と書くと採用担当者が理解しやすいでしょう。自己PR文の内容を自分でも理解しやすくなり、面接のときに掘り下げた質問をされても受け答えに困らないといえます。
3. エピソードを添える
自己PRには、結論の根拠にあたるエピソードを盛り込みましょう。具体的なエピソードを書くことで、採用担当者にあなたの人柄が伝わりやすくなります。このとき、数に置き換えられるものは数字で記載すると、さらに説得力が増して効果的です。
学生時代のサークル活動やアルバイトの出来事を記載する場合には、経験年数・チームの人数などの具体的な情報はもちろん、経験したエピソードなどを盛り込むことで信ぴょう性が増します。
4. 企業で生かせるポイントを伝える
自己PRでは、採用担当者に自分を採用するメリットを伝えることが大切です。
例えば、「リーダーシップに長けている」ことを強みにした場合、複数人で行う業務では、自分は率先して物事に取り組める人材であることを伝えます。こうすることで、採用担当者は、あなたが自社の求める人材とマッチするかどうかが判断できるようになるため、具体的な表現を用いましょう。
5. 改行を適度に使う
自己PRに限らず、履歴書やESを書くときには、改行を適度に使いましょう。相手が読みやすい文章を意識することが大切です。記入欄の8割以上を埋めるように作成します。
パソコンで作成するときにも手書きで作るときにも、適切な位置で改行を行い、文字を詰めすぎないように気をつけましょう。欄内にぎっしりと文字が詰められていると、視覚的にも圧迫感を与えます。
採用担当者は数多くの応募書類を読む中で、あなたの履歴書にも目を通しています。読む人の立場に立って書くことが大切です。
6. 一文を長くしすぎない
記入する内容は、一文を長くしすぎず、要点をまとめて簡潔にしましょう。まとまりのない文章では、採用担当者にアピールポイントがうまく伝わりません。特に、就活の場面では丁寧に書こうとするあまり、文章が長くなる傾向があります。
一文が長すぎると、内容が理解しにくくなってしまいます。たくさんの情報を詰め込みすぎるとまわりくどい印象を与えてしまうため、端的に表すことが大切です。一文の中に主語は1つにし、余計な単語は削ります。長すぎる場合は2文に分けましょう。伝えたい重要な部分だけを簡潔にまとめて、分かりやすい文章を目指しましょう。
7. アピールポイントは絞る
アピールポイントは、1個もしくは2個の項目に絞りましょう。多くのアピールポイントを記入すると、焦点がぶれてしまい、内容が薄くなってしまいます。また、採用担当者の印象に残らず、評価が下がることもあるでしょう。
複数のアピールポイントがあったとしても、最終的には最大2個の項目に絞り、深掘りして記載していきます。
自己PRは、履歴書やESによって書き方が異なります。そのため、それぞれの違いやコツを把握した上で、自己PRを作成することをおすすめします。
自己PRが簡単に書けるテンプレート【4ステップ】
自己PRは基本的に構造が決まっています。そのため、以下の4つのステップを踏むことで簡単に自己PRが作成できます。
【ステップ1】自分の強み
私の強みは◯◯です。/ 私の強みは◯◯のような◯◯(強み)です。
まずは、一言で強みを述べます。簡潔に結論から述べることで相手に分かりやすく伝わります。さらに、この一言にインパクトを追加することで面接官の印象に残る自己PRになります。
例えば、「私の強みは△△のような◯◯(強み)です」というキャッチフレーズが考えやすいでしょう。有名なものだと、「納豆のような粘り強さ」などがあります。他にも、「みんなのおかんと呼ばれるほど面倒見がいいこと」など、強みをさらにインパクトのある言葉で修飾することで、他の学生と差をつけられるでしょう。
【ステップ2】強みを発揮した具体的なエピソード・経験
学生時代は、熱心に◯◯に取り組んでいました 〜エピソードについて詳細に話す〜
次に、その強みを発揮した具体的なエピソードについて述べましょう。
ここでは「差別化」がキーワードです。あなたの独自の経験談を分かりやすく伝えることで、他の学生と差別化し、強みをアピールしましょう。
大学時代に頑張ったことについて述べるのがベストですが、思いつかなければ高校時代や中学時代などのエピソードでも大丈夫です。特に、学業やアルバイト、課外活動などがよく用いられますが、趣味についてや性格に関する内容でも問題ありません。
【ステップ3】強みを発揮して得られた結果
◯◯の経験では、強みの◯◯を発揮して、◯◯という結果を残しました。
強みを発揮したことで得られた結果を述べましょう。
結果はプラスのものを選びましょう。ただし、大会優勝や学年1位など、分かりやすく大きな成果でなくても問題ありません。そして、「成績」だけでなく、「学んだこと」「身についたこと」など自分にとってのプラスの結果であれば何を結果としても構いません。
自身の強みが発揮されたことで事柄がプラスになったことを伝えられれば、十分アピールになります。
【ステップ4】将来への展望
この経験から◯◯という強みを、貴社の◯◯で生かしていきたいです。
最後に、自身の強みを入社後どう生かすのか、将来の展望を伝えましょう。 採用担当者に「入社後の活躍」をイメージさせることで、印象に残るだけでなく、すでに入社して活躍するビジョンが見えていることを伝えられます。
ここまでで、大体300字程度、口頭で伝えると1分間が目安です。以上のテンプレートを使用して、長すぎず、短すぎず、要点を絞った印象に残る自己PRを作成してみてください。
▼自己PRの書き方をさらに知りたい方はこちらから ・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
自己PRでアピールポイントを見つける方法とツール
過去の自分を振り返って見つける
自己分析を行う上では、過去の自分を振り返り、何が自分の強み(アピールポイント)なのかを見つけるという方法が一般的です。
ここでは、自分史とモチベーショングラフを用いて過去を振り返り自己分析を行う方法をご紹介します。
1. 自分史
まずは、「自分史」を作成しましょう。 自分史とは、自分の人生を振り返り、現在までの体験を年表のように書き表したものです。就活の自己分析によく用いられるだけでなく、実際に自分史をもとに面接を行う企業もあります。
自分史における重要な要素は以下です。
・出来事が起きた時期と内容 ・その出来事を選んだ理由 ・その出来事を通して当時感じたこと ・その出来事によって学んだこと
出来事の内容のみを並べるのではなく、その出来事で感じたことや学んだことも書くことが重要です。実際の自分史の記入例をご紹介します。
当時のキャラクター・立ち位置 | 出来事・エピソード | 当時感じたこと・考えていたこと | 経験から学んだこと | |
幼少期(小学校入学以前) | ・幼稚園ではしっかり者だが家では甘えん坊 | ・玄関の靴並べや新聞を取ってくるといったお手伝いをした | ・お手伝いをすることで、母や父が喜んでくれるのがうれしかった | ・誰かが喜ぶことをすると、自分もうれしい気持ちになる |
小学生 | ・クラスのまとめ役 | ・小学5年生のときに学級委員を務め、クラスで行うイベントの企画をまとめた | ・クラスメイトの意見をまとめて考えることにやりがいを感じた | ・クラスをまとめるためには、多くのクラスメイトの意見を聞くことが大切 |
中学時代 | ・学校ではサッカー部に所属。周囲を俯瞰(ふかん)して見るタイプ | ・中2の夏休みに、ボランティアとして、地域のクリーン活動に参加した | ・友達に誘われての参加だったため、最初は少し面倒に感じたが、歩道などがきれいになっていくともっと頑張ろうという気持ちになった | ・学校と家以外の活動に参加することで、自分の視野が広がった |
高校時代 | ・勉強そっちのけで部活にはまっていたサッカー少年 | ・サッカー部で県大会出場を目指して練習に励んだ | ・日々の練習はつらかったが、同じ目標に向かって部活のメンバーと一緒に努力をするのは楽しかった |
・高い目標を掲げて努力をするとモチベーションが上がる
・掲げていた目標には届かなくても、努力したことで得られるものは大きい
|
大学時代 | ・周囲からよく相談を受けるタイプ | ・コンビニエンスストアのアルバイトで、指定されたたばこをすぐに出せるように銘柄をインターネットで調べて覚えた | ・指定されたたばこをスピーディに出せると、お客さまが満足した顔をしてくれる | ・少しの工夫で人の満足を引き出せる |
以上のように、自分史を作ることで自身がどのような人間かが分かり、自分の強みを見つけられるでしょう。
自分史のテンプレートやさらに深く分析するための方法を以下の記事にまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。
▼自分史の書き方をさらに知りたい方はこちらから ・【自分史の書き方】就活の自己分析に使えるテンプレート・例文
2. モチベーショングラフ
次に、自分史と合わせて「モチベーショングラフ」を使うことでさらに自己理解を深め、強みを見つけやすくなります。
モチベーショングラフは、これまでの人生の振り返りについてグラフを使って表現する方法です。自分の今までを振り返るため自分史と呼ばれることもあります。 過去の経験を洗い出すことで、アピールポイントとなる自分の強みを抽出できます。
続いて、モチベーショングラフのやり方をご紹介します。 まず、以下のように縦軸に「心の充実度(モチベーションの高さ)」横軸に「年齢」を設定します。
次に自分のこれまでの人生を振り返り、モチベーションの高低を曲線グラフで描きます。自分に大きな影響を与えた出来事を思い出しながら描くのがポイントです。グラフが描けたら、特にモチベーションに大きく変化があった時期に何があったのかを思い出し、そのイベントを記入します。
最後に、そのときに自分が考えていたことや、今振り返ってみて当時どのようなことが原因でモチベーションの起伏があったのかを深掘りしていきます。モチベーショングラフを描くことで、自分の行動特性や思考特性を知り、そこから強みや弱みを抽出することが可能です。
▼自己分析のやり方をさらに知りたい方はこちらから ・もう「自己分析」で悩まない。簡単なやり方から面接突破の裏ワザまで徹底解説
▼モチベーショングラフについてさらに知りたい方はこちらから ・【モチベーショングラフの書き方】自己分析が捗るテンプレートも紹介
診断結果から見つける
自己分析ツールを用いることでも、アピールポイントや強みを見つけることが可能です。診断結果から、アピールポイントに関する過去のエピソードを抽出できます。
今回は、代表的な診断ツールである、ストレングスファインダーとビッグファイブ尺度、エニアグラムの3つについてご紹介します。
1. ストレングスファインダー
ストレングスファインダーとは、ウェブサイトで質問に答えることで、自分の才能(強みの源)が分かる性格診断ツールです。34種類ある特徴の中からトップ5の強みをレポート形式で知られます。また、診断基準もシンプルなため、選考でアピールすべきポイントを絞りやすいことが特徴です。
ストレングスファインダーの診断方法は以下の通りです。
1. 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』(2023年、日経BP 日本経済新聞出版)を購入する。 2. 本のカバー裏側にあるIDを記入して受験する。
さらに、ストレングスファインダーでより良い自己分析を行うポイントは、 診断結果の中から納得感を持てる強みを抽出することです。そこから、過去の経験でその強みが発揮されたエピソードを複数抽出しておくことで、自己PRを書く際に役立てることができるでしょう。
2. ビッグファイブ尺度
ビッグファイブ尺度とは、5つの要素の組み合わせから、その人の性格や適職を導く性格診断ツールです。診断結果は、「外向性・好奇心・協調性・情緒安定性・勤勉性」の5要素でスコア化されます。こちらも診断基準がシンプルなため、選考でのアピールポイントを絞りやすいことが特徴です。
ビッグファイブ尺度の診断方法は以下の通りです。
1. ウェブ上にある無料診断ツールを受検する 2. オンラインカウンセリング(有料)を受験する
3. エニアグラム
エニアグラムとは、人間の人格特性を9つのタイプに分類する理論のことです。エニアグラム診断では自分がどのタイプに属するかを知れて、自己分析に役立ちます。特に、自分に向いていること・向いていないことが分かり、企業選びの軸ができるとともに自分の価値観を発見できるというメリットがあります。
エニアグラムの診断方法は以下の通りです。
1. ウェブ上にある無料診断ツールを受検する 2. 以下の記事から自身で診断する
以下の記事で、エニアグラムの性格タイプ診断ができるとともに、性格タイプごとに向いている業界・職種をご紹介しています。また、無料診断ツールについても詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。
▼エニアグラム診断をさらに知りたい方はこちらから ・エニアグラム全9タイプの適職とそれぞれの職業を解説!自己分析に役立てよう
【強み・アピールポイント別】自己PRの例文12選
自己PRを書くときには、例文を参考にすることで、どのような内容を書けば良いのか、イメージが湧きやすくなります。
今回は、以下の12個のアピールポイント別自己PRの例文をご紹介します。
1. 責任感・真面目
2. 忍耐力・継続力 3. 行動力・主体性 4. チャレンジ精神・好奇心が旺盛 5. 論理的思考力 6. 課題解決能力 7. 創造力・発想力 8. 向上心 9. 計画性 10. 謙虚・素直 11. 協調性・気配り・コミュニケーション力 12. リーダーシップ
責任感・真面目
自己PRで「責任感・真面目」をアピールする場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私には、最後まで物事をやり遂げる責任感があります。学生時代、演劇部の部長を任されました。個性的なメンバーが集まっていたため、話がまとまらないことが課題でした。しかし、個々のメンバーと話をする機会を作り、最終的には全員が納得できる答えを見つけられました。結果として、部員同士の仲は深まり、より完成度の高い演技ができるようになったと確信しております。サークル活動で培った経験を生かし、業務を中途半端に投げ出すことはせず、責任感を持ってやり遂げたいと考えています。
忍耐力・継続力
自己PRで「忍耐力・継続力」をアピールする場合は、以下のような例文を参考にしてください。
学生時代、私は地域のボランティア活動を継続的に行い、忍耐力や継続力を身につけました。取り組んでいたボランティアは、主にエリアごとの清掃やイベント行事の準備に参加しながら、地域に貢献する活動でした。活動中は、力仕事や長時間同じ体勢を保つなど、肉体的・精神的にも負担がかかることがあったためランニングを習慣化し、体力づくりに励みました。結果的に、一度も休むことなく活動が続けられ、イベント行事のリーダーも任されるようになりました。
入社後は、持ち前の忍耐力や継続力を生かし、長期的なプロジェクトなどに参加したときにも、地道な努力を続けながら成果を出したいと考えています。
行動力・主体性
行動力や主体性をアピールする際には、入社後も自分の考えや意志のもと、責任をもって行動することができることを強調します。
私の強みは向上心をもとにした行動力だ。この強みは◯◯のアルバイトで発揮した。勤務開始4ヶ月目に学生勤務者の中で月間売上1位になれた。しかしこの現状に満足せず、100名程いる同じエリア勤務の学生の中の月間売上トップ5を目標に設定した。しかしトップ10にすら入れない状況が続いていた。その現状への悔しさからランキング入賞常連者へのコンタクトを行った。実際に会いに行き接客で意識するポイントを聞くことや接客の観察を通じて、目標達成に不足する要素を炙り出した。そして、不足要素がお客様との関係性構築とヒアリングだと分析した。分析結果を元に、接客中の自己開示を通じた雑談量の増加とお客様の自宅にある家電全てへのヒアリングを実行した。その結果、ニーズを引き出せるようになり、複数製品を含めた購入件数の増加に繋がった。その後トップ10に入れるようになり、最終的に勤務開始10ヶ月目で4位入賞を達成できた。 ※出典:スローガン|事業部門2025年卒本選考のES
チャレンジ精神・好奇心が旺盛
自己PRで「行動力・好奇心が旺盛」をアピールする場合は、積極的に業務へ取り組む力があることを伝えると良いでしょう。以下のような例文を参考にしてください。
私には行動力があり、新しい取り組みにも積極的に参加できます。学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。繁忙期の状況によって他店の手伝いに行ったり、新メニューを考えたりするなど業務は多岐にわたり、大変なこともありました。
しかし、何事にも興味を持ち積極的に行動して、周囲の助けを得ながらも続けられました。最終的には、私がアルバイトとして関わった年は店舗の売上が前年よりも20%増し、やりがいを感じました。
入社後は、新たな環境であっても積極的に行動して成果を出したいと思っています。
論理的思考力
自己PRで論理的思考力についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは論理的思考力があることです。私はサークルで会議を行う際に、考えがまとまっていない人の意見や思考を聞いてその人が何を言いたいのか、何をしたいのかを的確に他の人に伝える役割をすることが多かったです。その際に、サークルのメンバーに「自分が何を言いたいのかが分かった」だったり「いつも私たちの意見をまとめて次に進めやすくしてくれてありがとう」といった言葉をいただいたことから自分の強みは論理的思考力があることなのではないかと思うようになりました。このことから、私の強みは論理的思考力があることであり、今後もさらに自分の強みを伸ばしていきたいと考えております。
課題解決能力
課題解決能力についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは、課題解決力です。大学では、◯◯部に所属し、学生運営委員長を務めました。主に、重要書類の作成・提出や試合運営、社会人スタッフや幹部選手との連携など、◯◯外でのチームの昇格に関わる重要な任務を行っていました。今までの運営の進め方では、提出物の遅延や運営ミスが発生してしまう体制である事が課題でした。そこで、この課題を改善する為に、それぞれの委員の役割をより明確に細分化しました。また、提出物の期日管理についても、全員がタイムリーかつ正確に共有出来るようにTime Treeというアプリを取り入れて、都度共有と確認を行う等のコミュニケーションを増やしました。その結果、去年まで発生していた連携不足による運営ミスがほぼ無くなり、運営基準をクリアする事が出来ました。この経験は、貴社に入社後もチーム内の課題解決やお客様にとってベストなソリューションを提案する事に活かせると確信しております。 ※出典:大塚商会|技術職2025年卒本選考のES
創造力・発想力
創造力や発想力などの強みは曖昧な印象を与えやすいので、強みを裏付けるエピソードをしっかり考えましょう。以下のような例文を参考にしてください。
◯◯の◯◯として、「繁忙時の従業員不足」という店舗課題を解決した経験だ。仕事を円滑に進めるため、従業員数を2倍にすることを目標とした。しかし、課題の本質的な解決には単に従業員数を増やすだけでなく、進んで勤務できる環境の整備が必要だと感じた。そこで勤務環境の改善に取り組み、従業員同士の良好な関係構築を目指した。これによって従業員が「働く=楽しい」と感じ、主体的な勤務に繋がると考えたからだ。具体的には、従業員1人1人と意識的に交流し、私自身が従業員間の結びつきを促進する役割になることで、職場全体の関係性を向上させた。結果、繁忙時の従業員数を2倍に増やすことができ、さらに店舗の売り上げ記録の更新にも貢献した。この経験から相手に寄り添い、相手視点で考えることがチームとして形になることを学んだ。この学びを活かしチームの活性化や関係者との良好な関係構築に尽力したい。 ※出典:NTTドコモ|WILLコース(WF確約型WILLコース)2025年卒本選考のES
向上心
向上心についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは新たな物事にも物怖じせず挑む「挑戦心」と、目標に向かって努力し続ける「向上心」だ。所属していたダンスサークルではこの強みを活かして自主練習によるスキル向上を図り、リーダーを務めるという目標を成し遂げた。具体的な取り組みとしてはプロの動画を見て研究し、ダンススクールのレッスンや作品への参加に挑戦した。それに加えて成長するには現状理解が重要だと考え、自分の踊りを動画で何度も確認し、常に改善点を発見することに努めた。その都度課題を発見することは1度の練習に対する向上心を高め、より多くの知識や技術の吸収へと繋がった。それらの取り組みが結実し、2、3年と2年連続でリーダーを務めることが出来た。故に、私の強みは強い挑戦心と向上心だと考える。今後も常に挑戦心を持ち、地道な努力による確実なキャリアの積み重ねで社会に貢献したい。 ※出典:オンワード樫山|総合コース(総合職)2022年卒本選考のES
計画性
計画性についてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは計画性があることです。私は学部生時代の◯◯演習で、◯か月間の中で作品を完成させるために、事前に各段階の目標を定め、それに沿って作業を進めていきました。合計◯回の◯◯演習を通じて、体調を崩すことや急なバイトなども考慮しスケジュールをつくることで、先を見据える視野を身につけ、スケジュール通りに作業をこなし、可能であればより良い作品にするために前倒しで次の段階に取り掛かることで、計画性を身につけることが出来ました。私は一人一人が当事者意識をもって事業推進をするにあたって、先を見据える視点を持つことは会社が成長していくためには不可欠であると考えています。貴社に入社したのちには業務スケジュールの徹底した管理を行い、事業の責任者として中長期的な視点を持ってビジネスを展開していくことで、滞りなく貴社の事業を進められるペースメーカーとしての価値を発揮し、安定した収益基盤の拡大を達成します。 ※出典:ヒューリック|総合職2021年卒本選考のES
謙虚・素直
謙虚・素直さについてアピールしたい場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私の強みは目標に対し地道に取り組める粘り強さです。私は大学の◯◯部に入部し、レギュラーになるという目標を掲げました。しかし、私が2年次に入部したことや、高校始めの私と違い小中学校始めの部員が多く、他部員と同じ練習では競技歴による差を埋められないと感じました。そこで私は本練習後に毎回2時間の自主練を行いました。誰よりも練習量をこなしつつ、本練習で取り組む基礎の部分に応用を加えた実践的な練習にも時間を使うことができました。また、隙間時間に自身のプレー動画の分析を行いました。自分のプレーにおける得意・苦手部分を原因の部分から理解し、おのおのの伸長や改善を意識することで練習の質を向上させることができました。時折スランプに陥りながらも以上の取り組みを1年以上欠かさず続けた結果、団体戦出場を果たし目標を達成することができました。そこから私は何事も最後まで諦めず取り組み続けることを大切にしています。 ※出典:倉敷紡績(クラボウ)|事務系総合職2025年卒本選考のES
協調性・気配り・コミュニケーション力
自己PRで「協調性・気配り・コミュニケーション力」をアピールする場合は、以下のような例文を参考にしてください。
私は、協調性に自信があり、周囲に気配りしながら、物事を進める力があります。大学では野球部に所属し、大会で勝利できるようにチーム一丸となって練習に励みました。しかし、練習場所や試合のチーム編成では意見が合わず、部員同士が対立することもありました。
そこで、私が部員の間に入り、意見を聞きながらチームの方向性を決めました。全員の意見を聞くために、常に気を配りながら進行したことで傾聴力を養えました。
御社では、部署やプロジェクトメンバーが納得できるよう話し合いの場を設けたり、一人一人に意見を聞いたりして、まとめ役として業務を推進したいと考えています。
リーダーシップ
自己PRで「リーダーシップ」をアピールする場合は、以下のような例文を参考にしてください。一人で問題を解決するのではなく、周囲と連携を取りながら主体性を持った行動ができると伝えるのがコツです。
私には、チームを引っ張っていくリーダーシップ力があります。大学時代、サッカー部に所属し、3年生のときにキャプテンを任されました。50人を超える部員がおり、一人ひとりと接する時間はあまり取れず、時折、問題が発生することもありました。
そこで、練習だけではなく、休憩時間や部活以外の時間でコミュニケーションを取ることを心がけ、各部員との人間関係を深めました。また、悩んでいる部員にはアドバイスを行った結果、部全体の雰囲気がよくなり、結束力が高まりました。
入社後は、部活で学んだコミュニケーション力を生かして、営業職でチームの方々と積極的にやりとりを交わしながら業務にあたり、ゆくゆくはチームをまとめるリーダーのポジションを目指したいと考えております。
【業界・職種別】自己PRの例文28選
求められる強みやスキルが異なることから、業界や職種によって自己PRには特徴が異なります。以下では、18業界・10職種の自己PRをご紹介します。志望業界や職種の自己PRを確認してみましょう。
業界ごとの自己PRの例文
1. コンサル 2. 金融 3. メーカー 4. 広告 5. インフラ 6. 商社 7. 不動産 8. 建築 9. 人材 10. 旅行・観光・旅行代理店
1. コンサル業界
私の強みは、さまざまなことに臆せず挑戦する「チャレンジ精神」と、「多種多様な経験」を保有していることだ。小学生時代には、◯◯、◯◯、◯◯、◯◯、◯◯教室などさまざまな習い事をしていた。中学では、YouTube活動に挑戦し動画編集技術やニーズを捉える力を身につけた。また、◯◯県児童研究作品展において◯◯地区展に出品された。高校では、多くの検定試験に挑戦し、◯◯や◯◯、◯◯の資格を取得した。大学では、◯◯サークルの設立に挑戦し交友関係を深めたほか積極性を養った。また、個人ブログの運営に挑戦しHTMLの技術や実践的なマーケティングスキルを身につけた。このように私は、さまざまな経験を得ており、それらを生かすことで、物事を多角的な視点から思慮することができる。このチャレンジ精神とさまざまな経験から得た多角的な視点を生かして、貴社では「攻めの姿勢」で活躍していきたいと考えている。 ※出典:パクテラ・コンサルティング・ジャパン|コンサルタント職2023年卒本選考のES
2. 金融業界
私の強みは新しいことに挑戦する「行動力」とそれを支える「継続力」です。私は新しいことに挑戦することが好きで興味を持った事には迷わず挑戦してきました。具体的には、◯◯や◯◯です。◯◯の際は、部活動・学業・アルバイトと同時並行で◯◯をするのは精神面、体力面において容易なものではありませんでした。限られた時間を最大限に生かし目標を達成するため、受験日から逆算した予定表の作成し、時間の効率化を図りました。大学生活と両立させながら日々の勉強を継続した結果、合格を勝ち取りました。この経験から、私にはどんなに高い壁でも諦めずに挑戦し、結果を出す力があると確信しています。また、私の強みである行動力と目標を達成するために継続する努力は、基本的な力だからこそどんなことにも応用でき、課題や困難を乗り越えるために必要な力だと考えています。
※出典:SMBCファイナンスサービス|ナショナル職(全国型)2023年卒本選考のES
3. メーカー業界
ここでは、以下のメーカー業界の例文を掲載しています。
・電機メーカー業界 ・自動車メーカー業界 ・化粧品メーカー業界 ・製薬メーカー業界 ・食品メーカー業界 ・消費財メーカー業界 ・重工メーカー業界 ・医療機器メーカー業界 ・精密機器メーカー業界
私の強みは「挑戦すること」です。私の考える挑戦とは新たな価値を創造することです。そのように考える理由として、営業のアルバイトでの経験があげられます。アルバイトをしている中で、◯◯したいという問い合わせが多くありました。その際、私はお客様に改善案をお伝えすることでお客様の要望を満たしていましたが、お客様が満足している実感を得ることがありませんでした。そこで私は、自分の提案方法に2つの変化を加えました。まず1つ目は、◯◯を行うこと。2つ目はお客様の利用していないサービスを追加提案することです。この2点を加えた提案を行うことで、お客様の要望を満たしたことではなく、自身の利用しているサービスを把握しできたことや、新たな価値を知れたことに喜んでいただけるようになりました。 この経験から、私はお客様に新たな価値を提案することにやりがいを感じ、人の役に立つことが自分の原動力になると感じました。この強みを生かして貴社でも新しい価値の創造に挑戦したいです。
※出典:三菱電機|技術系総合職(自由応募)2023年卒本選考のES
私の強みは、創意工夫して実行する力です。この強みは◯◯へ留学し、リーダーとしてクラスをまとめた際に発揮しました。当初、クラスにまとまりがなく、意思決定をする際にもとても時間がかかる状況でした。二カ月の短い期間の中でいかにクラス全員が仲を深められるかが課題でした。そこで、クラスで賞を受賞する事を目標に掲げ、SNSを活用する施策を講じました。賞は、授業の発表や討論、クラス写真を判断材料に選ばれます。クラス写真を提出するだけでなく、クラスのインスタグラムのアカウントを作り、クラスの皆が写真を投稿できるようにしました。写真の提出を、課題ではなくクラスの思い出作りと捉える事が出来き、その後クラスの親睦が深まりました。結果、自分の意見を言いやすい雰囲気作りをした事で、皆の意見が反映された討論や発表ができ、クラスで賞を受賞できました。貴社でも創意工夫する力を生かして、組織に貢献したいです。
※出典:日産自動車|購買職2024年卒インターンシップ選考のES
私の強みは、率先して環境の改善に取り組む行動力です。この強みをカフェのアルバイトで発揮しました。業務量が多く苦労している店長の姿を見て、力になりたいと思ったことがきっかけです。そこで、時間がかかっている業務を割り出し、対策を考え次の2点に取り組みました。1点目は、業務伝達の煩雑さの解消です。平易な変更点でも、店長自ら従業員一人ひとりに口頭で説明していました。そこで、マニュアル変更やメニュー更新の情報や詳細をノートにまとめ、従業員は出勤時にノートを毎度確認する体制づくりをしました。2点目は在庫管理表の作成です。棚卸し作業の際に、在庫量や食器数を毎回1から確認していることに疑問を感じていました。そこで、確認しやすいようにExcelで管理表を作り、棚卸し作業の効率化を図りました。その結果、店長から管理職に任命されました。この経験から相手の行動に目を配り、考える事が組織の貢献につながると実感しました。
※出典:コスモビューティー|研究2023年卒本選考のES
私の強みは未知の環境に飛び込む行動力です。これまでに◯◯での商品開発や◯◯の◯◯への◯◯に参加してきました。特に◯◯では2週間で立案から販売まで手掛け、◯◯チームの中で唯一採用を獲得しました。また、私は「迷ったらまずやってみる」というマインドを大切にしています。これは参加への意思決定に加え各活動中も意識しています。私は◯◯の◯◯コンサルタントをしており、そこではお客様の興味関心や有効な魅せ方など、正解がない中で適切な訴求が求められます。私は各提案の中で1つ軸を決め、それを「やってみる」ようにしています。そして提案後に内容を省みて修正を施し、次の「やってみる」につなげています。
※出典:アステラス製薬|臨床開発職2024年卒インターンシップ選考のES
私の強みは、「変革へのチャレンジを恐れない」ということである。私は中学から現在まで所属している◯◯部に加え、大学2年の春から未経験の◯◯部を兼部している。当初は体育会である◯◯部に加えて未経験の◯◯部に挑戦することに対して、両方中途半端になるのではないかと反対されたが、「経験は最高の財産」という価値観からどちらの活動も全力で続けている。この価値観で両立し続けた結果、◯◯部として◯◯し◯◯を作成するという新たな取り組みを行うことができた。以上のように、私はチャレンジを恐れないことで変革をもたらすことが強みであり、変化し続ける社会において、就職後もこれを生かして行動していくことを約束する。
※出典:日清オイリオグループ|営業、企画・管理コース2024年卒インターンシップ選考のES
私がもし貴社に入社したとしたら、自身の強みである課題解決能力とコミュニケーション能力を発揮し、生活者に寄り添う営業として多くの顧客を勝ち取る事ができます。この強みは大学1年生よ◯◯で勤務し、店舗を統括するマネジャーとして働き、総合評価エリア一位という目標達成のために日々奮闘する中で培われました。また、私は現在大学で消費者行動論とマーケティング戦略を学んでいます。この知識は貴社製品の価値を、生活者の立場になって考え、伝える営業に生かす事が出来ると考えています。強みと知識を生かし、貴社製品の提供を通じて、健康課題の解決に努める営業となり、貴社の実績に貢献したいです。
※出典:サンスター|消費財営業職2024年卒本選考のES
私の強みは「主体的にチャレンジする精神」です。私がこの特性を生かしたこととして、自分オリジナルの◯◯サイトを制作したことがあります。大学在学中、友人と「数式が表示できて理系の議論に特化した◯◯サイトが欲しい」と話していたのですが、私は「欲しいな」で終わらせるのではなく実際に作ってみようよと友人に提案し、PHPを独学して◯◯サイトの作成に取り組みました。◯◯サイトを作る上では各種処理の仕方、データベースなど初めて学ぶことも多く、検索しても分からないことが多々あり何度も挫折しそうになりました。しかし手探りで試行錯誤を積み重ねることで、毎日少しずつ開発を進めることができました。約半年後、当初の目的であった「数式が使える◯◯サイト」を完成させることができ、現在では◯◯名以上の利用者がいます。このような私の主体性は貴社の業務において新規プロジェクトの開拓をする際に生かせると考えます。
※出典:三菱重工業|技術系2023年卒本選考のES
私の強みは目的達成まで諦めない粘り強さ、相手のニーズを引き出す傾聴力だ。これが発揮されたのが大学◯◯部での経験だ。当時のチームは20年ぶりとなる◯◯優勝を目標に掲げていたがコロナ禍のせいでトップダウンの指示が多く、幹部と後輩で目標共有ができていなかった。そこで私は両者の橋渡しを担いたいと考え二つのことを行った。一つ目に後輩に◯◯を配布し不満、要望を洗い出し幹部に共有した。また二つ目に幹部の指示の意図を私の口からかみ砕いて後輩に伝えることを繰り返した。これにより、大会は惜しくも準優勝だったが部に強い結束を生むことができた。貴社においても、この2つの強みを生かし活躍したい。
※出典:キヤノンメディカルシステムズ|グローバル事業企画・マーケティング2024年卒本選考のES
私は、さまざまな分野の考え・手法を融合させて新しい価値・発見を生み出すことができる。研究では自身の専門である◯◯に加えて、◯◯実験(◯◯や◯◯工学・◯◯解析)・画像処理・機械学習を新たに積極的に学び、それらを組み合わせることで、◯◯に働く◯◯メカニズムを解明してきた。このような姿勢や考えは、貴社の研究開発製品開発でも生かすことができると考える。
※出典:島津製作所|技術系2023年卒本選考のES
4. 広告業界
私を漢字一文字で表現するなら「向」だ。 自分と他者の両方と徹底的に向き合うからだ。 自分に対しては、簡単には達成しえない目標を設定しこだわりを持って向き合い努力する。大学受験で、苦手から逃げず無我夢中に勉強した結果、この上ない達成感と大きな成長を得た。 他者に対しては、相手に時間をかけて向き合い他者と相乗効果をはかることを意識する。サークルではプロジェクトリーダーとして、メンバー全員に向き合い、個々の特性の理解に尽力してきた。結果多様な知を結集させ自分だけでは達しえない高次元まで到達できた。 このように自己にも他者にも徹底的に向き合い向上していくところからこの字が自分を的確に表現している。
※出典:JR東日本企画|総合職2023年卒インターンシップ選考のES
5. インフラ業界
「計画的行動力」が私にはある。これは◯◯の長期インターンで発揮された。前月のビハインドのため入社直後から結果を求められた際に、まず目標と現在の自分とのギャップは何かを考え、自分の不足要素は何かを突き止めた。そしてそれに注力し努力した結果、新人最高記録となる結果を出しビハインド挽回に貢献することができた。このように私には計画的に行動する力があるので、この力を貴社での課題解決に生かしたい。
※出典:NTTインフラネット|技術・研究系2023年卒本選考のES
6. 商社業界
私の自己PRポイントは多様な関係者を巻き込む力です。人を巻き込む上で論理と感情が大事だと考えており、その配分を変えることで人を巻き込んできた。◯◯サークルにおいて新歓チーフという立場で入会者◯◯人を達成した際は感情でもってサークル員や新入生を巻き込むことができました。また、◯◯サークルにおいて新たに協賛班を立ち上げ協賛金を調達した経験においては論理でもって社会人を巻き込んでいくことができました。社会人になってもこの論理と感情の比率を変えながら相手に向き合うことで人を巻き込んでいけると確信しています。
※出典:三菱商事|総合職2023年卒インターンシップ選考のES
7. 不動産業界
私の強みは、相手の状況に合わせて工夫して動ける行動力です。この強みは塾講師のアルバイトで発揮されました。英語を担当した、苦手意識が強くフィーリングで解く学生に対しては、これまでに学んだ文法同士の関連性を伝えながらかみ砕いて説明し、自作のテストでその時期と理解度に合わせた問題設定をすることで知識が定着するようにしました。また、学生が少しでも英語の勉強に興味を持てるよう、月1で洋楽の紹介、雑談ではことわざの紹介をするといった工夫を行いました。この結果、生徒は英語に興味を持ち始めるとともに、文学部へと志望校を変え、英語を猛烈に勉強し始めました。そして、それを見ていた保護者の方から「◯◯先生なら塾を続ける」といった言葉をいただきました。貴社でも、積極的に仕事に向き合い、お客様に寄り添います。そして、ニーズに合った開発や、お客様にあった提案をすることで、売り上げ増加に貢献できます。
※出典:近鉄不動産|総合職2024年卒本選考のES
8. 建築業界
私の長所は2つの柔軟性があることです。1つ目は誰とでも柔軟に物事を進められる点です。研究活動で他大学の先生に意見を求める場面が何度かあり、私は自分の考えを明確に伝えた上で質問をすることで、忙しい先生にも意見を聞くことができました。2つ目は急な出来事にも柔軟に対応できる点です。体育祭でダンスの披露中に音が止まるハプニングが起き、群団長を務めていた私はすぐに大声でリズムを取り、結果的に声と手拍子だけで観客を巻き込んだ演技ができました。私はこの長所を生かし、皆に信頼される現場社員になります。
※出典:大林組|土木2023年卒本選考のES
9. 人材業界
私の強みは、スタミナ・実行力・責任感です。以前、所属する◯◯で、メンター育成を任されたことがあります。組織のビジョンをもとに、メンターのあるべき姿・現状・課題・育成内容・方法を考え実行するまで、一貫して担いました。初めての経験にもかかわらず、先輩と同期計◯◯人を前に3カ月間毎週1人で育成研修を行う必要があり、その重圧から何度も逃げ出したくなりました。しかし「今後の組織を担う人材を育てるのは自分しかいない」という使命感のもと、週1冊専門書を読むことや、コーチング知識を持つ方に助言をもらうこと、毎回全参加者から研修のフィードバックをもらうことを自分に課し、PDCAサイクルを回し続けました。その結果、参加者満足度は95%を超え、1年以上たった今でも「あの研修はすごくためになったよ!ありがとう」と言っていただいています。この「困難から逃げずに最後までやり切り、結果を出す力」を生かして御社に貢献します。
※出典:リンクアンドモチベーション|総合職(コンサルタント、ITエンジニア)2024年卒インターンシップ選考のES
10. 旅行・観光業界 旅行代理店
私は知的好奇心が強く順応性が高い人である。留学先の授業で、文系出身にもかかわらず◯◯と◯◯などの◯◯について学ぶ授業にチャレンジした。初めは飲料の◯◯プロセスで計算される◯◯式や原料の◯◯作用を理解するのに苦労したが、度重なる課題作成や調査を努力した結果、自身が先導して完成したグループ課題が講義内コンテストで◯位を獲得した。私は新しいことに挑み続ける姿勢と適応能力を御社で生かしたい。
※出典:JTB|総合職2024年卒インターンシップ選考のES
職種ごとの自己PRの例文
1. 営業 2. 事務・管理 3. 企画・マーケティング 4. サービス・販売 5. クリエイティブ 6. コンサルタント 7. エンジニア 8. 医療系 9. 金融系 10. 研究職
1. 営業
私の強みは反省しながら学び、成長しようとする姿勢です。私は人生で初めて本気で取り組んだ大学受験に失敗し、自信を失い、努力や挑戦することに消極的になっていました。社会心理学の授業で紹介された本がきっかけで、失敗よりも成長がない方が致命的であるという考えや、失敗してもくじけず、そこから学び成長しようとする前向きな姿勢が身に付けようと考えました。そこで、大学生活をダラダラと過ごしてしまったという悔しさをバネにして、一度失敗した勉強やダイエットに挑戦しました。まず、私は今までの失敗パターンを振り返り、苦手なものからの逃げが失敗の原因だったと考えました。そこで、ダイエットでは食事制限だけでなく、好きではなかった運動を取り入れました。勉強面では、社会人になる前に英語力があれば挑戦できることの幅が広がりチャンスをつかみやすくなると考え、TOEIC800点を目標にしました。そこで、苦手だったリスニングを毎日2時間通学・帰宅中に聴くようにしました。その結果、半年で◯◯キロの減量と三カ月で◯◯点のスコアアップに成功しました。これからも苦手なのに向き合い、成長のワクワク感を楽しみながら新しいことに挑戦し続けたいと考えています。
※出典:富士ソフト|営業職2022年卒本選考のES
2. 事務・管理
私の強みは、粘り強く物事に取り組むことです。短期留学を経験して以来もっと英語を学びたいと感じ、昨年「自信を持って日常英会話をこなす」という目標を掲げ留学に行く予定でしたが、新型コロナの影響を受け中止になりました。悔しい思いをしながらも、目標に近づくために日本で何ができるかを考え、オンライン英会話を始めました。実際に自分の口で英語を話すことが必要だと考え、授業内で必ず一つは講師に質問をしたり、気になった表現を積極的に使ってみたりなど、話す機会を増やす工夫を重ねました。また、ポッドキャストも聴き始め、日常会話でよく用いられる表現を音読、シャドーイングして学びました。これらの学習を始めた7月頃と比べると、現在は英語を話すことに対する抵抗感がかなり減ったと実感すると同時に、自分の意見が英語で相手に伝わることの達成感や楽しさを感じることができました。今後も目標に向けてさらに努力を重ねていきたいです。
※出典:大有建設|事務系2022年卒本選考のES
3. 企画・マーケティング
私の強みは物事に対する実行力と多様な価値観を持つことだ。サークル活動では長崎県の本土最西端から北海道の本土最北端まで7人の仲間と共に3週間かけて自転車で走り切った。また、学際系の学部での学びや、簿記や韓国語、世界遺産、旅行業務の勉強などを行ってきた。このようにさまざまな学問を学んで得た知識、さまざまな地域を自分の足で訪れた経験がある。これらを掛け合わせ多様な価値観を養った私は、人にはない力を持っている。
※出典:JTBグローバルマーケティング&トラベル|総合職2024年卒インターンシップ選考のES
4. サービス・販売
私の強みは、たとえどんなに苦手なことでも、少しでも興味があれば何でも取り組んでみる挑戦心である。私は大学1年生の冬休みに留学に行った。海外経験がない私は海外へ行くという事への不安や英語でコミュニケーションを取る苦手意識があった事から参加することを悩んでいた。しかし、実際に参加することで、拙い英語でも外国人と会話をする事ができ、自分の可能性や英語でのコミュニケーションの楽しさを知ることができた。この経験から、今まで経験したことのないことに挑戦をすることで新たな気づきを得ることができ、それらが自分自身の成長につながることを学んだ。この強みを生かし、現状に満足せずさまざまな仕事を体験し、経験値を高め、働く仲間やお客様から頼られるような人物になりたい。
※出典:アイングループ|リテール総合職(AINZ&TULPE)2023年卒本選考のES
5. クリエイティブ
私の強みは、相手の立場に立って考えることで課題を可視化することである。この強みは、学生時代に部活動でマネジャーの組織体制を改革した際に、自分の視点でのみ考えていたことが原因で部員と何度も衝突する中で、相手の立場で考える大切さに気付いて培ったものである。この強みを生かして、将来は貴社の営業として、お客様や他の社員の立場に立って考え、お客様のニーズや課題を把握し、解決していきたいと考えている。
※出典:住友化学|クリエイティブスタッフ(総合職 事務系)2024年卒本選考のES
6. コンサルタント
私の強みは「相手の感情をくみ取り課題解決につなげる力」である。 ◯◯部部長として◯◯未経験者の部員数向上に取り組んだ際にこの能力が生かされた。当時は未経験者の部員が極端に少ないことが課題であった。そこで、まずは入部・継続の動機について理解するために部員への聞き取りを行った。得られた意見から「◯◯への憧れを持ってもらうこと」と「安心して練習できる環境を作ること」の二点に注力する必要があると考え、以下の施策を実行した。1.新歓体制の見直し。部員との交流だけでは◯◯の魅力を伝えきれないと考え、小規模の◯◯を頻繁に開催した。2.練習環境の改善。人目を気にせず練習できる◯◯の導入、初心者向けの◯◯や◯◯の充足を行った。結果、前年はいなかった初心者を4人獲得・維持することができた。貴社のコンサルタントとしてこの「相手を思う力」を生かし、顧客の課題解決に貢献できると考える。
※出典:パクテラ・コンサルティング・ジャパン|コンサルタント職2024年卒本選考のES
7. エンジニア
私は一年後の◯◯大会出場の目標に向けて継続的に努力をした経験から、困難な過程も諦めず取り組むことのできる人です。◯◯の時に◯◯に出るための制限タイムが自己ベストに対して◯秒程足りず、1年後その大会出場を目標にしました。単に練習に取り組むだけでなく、毎日の練習に目標をもって取り組むことに必要性を今までの練習を思い返して認識しました。そのために練習の振り返りやメニュー、明日の目標や改善点を日記に書き、自分に何が足りないのかを検討しました。コーチや仲間たちと一緒に動きを録画し、ペース配分の変更やフォームの改善に取り組みました。後半腕の動きが小さくなっていることから腕の筋力不足を悟り、◯◯トレーニングだけではなく◯◯トレーニングにも注力しました。この日記を部内で共有し仲間と意見交換なども行ったことで、一体感やチームのみんなでおのおのの自己ベストに向けて努力できたのではないかと感じました。結果1年間でタイムを◯秒短縮し、大会に出場することができました。この目標をもって継続的に努力できる強みを生かして、困難な過程を乗り越えていきたいと思います。
※出典:アイ・ティー・ワン|システムエンジニア職2023年卒本選考のES
8. 医療系
私の強みは「誰かの笑顔のために」を原動力にひたむきに努力を続けることができることです。私は◯◯で宴会場キャストのアルバイトをしております。そこでは、ゲストが笑顔になるためにはどのような技術が必要か考え、努力し、実行しました。その結果、披露宴というタイトなスケジュールの中でゲストが今何を求めているか、会話やしぐさ、表情からニーズを汲み取り、臨機応変に察知して、ゲストを笑顔にさせるサービスを行うことができました。このことが評価され優秀キャストにも推薦していただきました。御社では私に関わるすべての人の笑顔のためにということを原動力に、自己研さんに励み、患者様だけでなく医療ニーズのある全ての人の健康と笑顔に貢献していきます。 ※出典:塩野義製薬|メディカル総合職2023年卒本選考のES
9. 金融系
目標に対しての計画を立て、努力を継続的に行える人間である。私はこれまで14年間◯◯を続けてきたが、壁にぶつかった時こそ、努力を重ねて乗り越えてきた。現在は、毎日練習の動画を何度も見返し、自身の弱点を分析するだけでなく、それを克服するための練習メニューも自分で考えながら取り組んでいる。またコミュニケーション能力にも長けている。私は小学校より◯◯に所属しているが、それがとても小さなコミュニティであることを理解している。親の方針もあり、習い事は◯◯の生徒が集まらない場所で行っていた。そこでバックグラウンドの異なる人たちとの交流を深めたことが、私のコミュニケーション能力の原点だと考える。大学では、部活動の同期に部として初めての外国人留学生がいるが、彼らと英語で会話をし、日本語も教えるなど、コミュニケーション能力を生かしながら、同じ目標に向かって日々練習に励んでいる。 ※出典:バークレイズ|投資銀行部門2023年卒本選考のES
10. 研究職
私の強みは「考え抜く力」だ。 疑問や違和感、問題点はささいなものであっても放置せず、考え抜き、自分なりに納得のいく答えを導いた上で行動することを大切にしている。 これまでに強みを発揮し、新たなコンセプトの◯◯サークルを設立した。 私は当時所属していた◯◯サークルでの活動を楽しんでいたものの、小さな違和感を抱いていた。その違和感を放置せず2年間にわたり原因を考え抜いた結果、自分が現状よりも「高い競技性」を求めていることに気づき、新たに競技性を重視したサークルの設立に踏み切れた。 このように何事に対しても現状に満足せず、考え続けながら取り組むことで、物事の本質を見失わずに進めると考えている。 ※出典:アステラス製薬|製剤研究職2022年卒本選考のES
履歴書・ESと面接での自己PRの伝え方のポイント
自己分析をして自己PRのアピールポイントが決まったら、書き方・伝え方を見ていきましょう。自己PRでは、論理的に文章を組み立てる力も見極められています。 そして、面接でも印象的な自己PRを行えれば印象に残りやすくなるでしょう。
ここでは、履歴書やESといったテキストベースの伝え方と、口頭で伝える面接での伝え方のポイントをそれぞれご紹介します。
履歴書での自己PRのポイント
履歴書における自己PRは記載できる量が少ないことが特徴です。そのため、自己PRは簡潔に記載する必要があるでしょう。
履歴書においては、具体的に作成した自己PRの要点を記載する程度の量が望ましいと考えられます。
ESでの自己PRのポイント
企業によって異なりますが、ESは履歴書に比べて自己PRに求められる量が多い傾向にあります。そのため、記事の序盤でご紹介した評価ポイントを網羅的に満たせるよう具体的な自己PRを作成することが重要です。
面接での自己PRのポイント
面接における自己PRでは、長くならないように簡潔に伝えることが重要です。300文字程度の文章を読むと、平均1分程度と短いため、自己PRは面接前に必ず練習しておきましょう。
また、周りに対して謙虚な姿勢を見せつつ、堂々と自信を持って話すと良いです。
▼面接における自己PRについてさらに知りたい方はこちらから ・面接での自己PRの答え方【例文15選】長所別・エピソード別に紹介
こんな自己PRはNG! 選考で落ちないための注意点
自己PRは企業の担当者にアピールする欄ですが、伝え方によってはマイナスの評価につながってしまうこともあります。自己PRを作成するときには、以下3つの注意点を押さえましょう。
・後ろ向きな表現を使う
・誇張してしまう
・内容に一貫性がない
それぞれの注意点を、項目ごとに紹介します。
後ろ向きな表現を使う
自己PRを書くときには、後ろ向きな表現を使わないようにしましょう。ネガティブな表現を使うと、文章全体のイメージに影響してしまいます。
自己PRの書き出しがマイナスポイントであった場合、その後でばん回する表現を用いたとしても、悪いイメージが先行してアピールポイントが薄れてしまうリスクがあります。
例えば、「うっかりミスが多い私ですが、持ち前の明るさで乗り越えていきます」などの書き方は避けた方が無難です。前向きな文章を心がけましょう。
誇張してしまう
アピールポイントを説明するときに、エピソードや得た結果を誇張しないようにしましょう。誇張することにより、相手に本来の意図が伝わりません。また、採用担当者がうその内容だと気付き、評価を下げる恐れもあります。
例えば、部活の成果を伝える場合、実際に起こっていない出来事を作ってしまうと信ぴょう性を失ってしまいます。人が驚くような大きな出来事を書く必要はありません。小さなことでも、実際に経験した出来事を詳細に書き、うそは書かないようにしましょう。
内容に一貫性がない
自己PRを書くときには、一貫性を持った文になるように気をつけましょう。アピールポイントとエピソードのつながりが見えないと、結果的にあなたの人物像や強みが分からなくなる可能性があります。
例えば、責任感があることをアピールしたい場合、チームを引っ張ったエピソードを説明するとリーダーシップが強みだという印象が残ります。「結論」「エピソード」「入社後に生かせる能力」に、一貫性を持たせましょう。
まとめ:自己PRの書き方
これまでご紹介した自己PRを作成する際のポイントをまとめると以下の通りです。
1. 自己PRの目的 └自己PRは、自分の強みをアピールし、企業に活躍できる人材であることを伝えるためのものである。 2. 自己PRの評価ポイント(5つ) a. 学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか b. 学生と企業の相性が合うかどうか c. 強みに具体性と説得力があるか d. 入社後の再現性があるかどうか e. 自分の強みを的確に説明できる論理性があるかどうか 3. ESにおける自己PRのテンプレート(ES向け) └自己PRを効果的に伝えるための4つのポイント 1. 自分の強みとその説明 2. 強みを発揮した具体的なエピソード(経験) 3. 強みを発揮する方法 4. 将来への展望 4. 自己PRのアピールポイントを見つける方法 └アピールポイントを見つけるためには、自分自身を理解することが必要で、そのために自己分析が役立つ。 5. 自己分析の方法・ツール a. 過去の自分を振り返る └自分史 └モチベーショングラフ b. 診断ツール └ストレングスファインダー └ビッグファイブ尺度 └エニアグラム
自己PRや自己分析に関連する記事
ESや履歴書の自己PRの書き方で迷ったら、ワンキャリアで読める以下の記事もぜひ参考にしてみてください。自分の自己PR文にも生かせるヒントが見つかるはずです。
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