こんにちは。ワンキャリ編集部です。
こちらの記事では、志望動機において書き出しと同様にとても重要な締めくくりにおけるコツやポイントをご紹介します。また、効果的な言葉やフレーズの選び方や表現方法、面接での具体的な対策なども解説します。就活生は必見です!
<目次>
●志望動機は「書き出し」と「締めくくり」が重要
・(1)志望動機の回答全体の印象に影響するため
・(2)面接官の記憶に残りやすいため
・(3)志望度や熱意をアピールできるため
●志望動機の基本構成:結論→具体的なエピソード→締めくくり
●志望動機において締めくくりで伝えるべき内容
・(1)志望度、熱意のアピール
・(2)入社後の展望
・(3)自分が企業に貢献できる点
●志望動機を締めくくる際のポイント
・自信を持ってポジティブな内容で締めくくる
・自分らしさ、独自性を持たせる
・入社後や将来をイメージしやすい具体的な内容にする
・断定的な表現を使う
●志望動機の締めくくりにおける注意点、NG例
・志望動機やその他の質問の回答とのずれがないようにする
・根拠のない誇張を避ける
・不要な定型文を使わない
・抽象的で誰にでも当てはまる内容は避ける
●シチュエーション別!志望動機の締めくくりの例文10選
・志望度や熱意をアピールしたい場合
・入社後にやりたいことを伝えたい場合
・自分らしさを強調したい場合
・自分が企業に貢献できる点を伝えたい場合
●志望動機の作成に困ったら……
・志望動機についての基礎知識を身につける
・自己分析を行う
・企業分析を行う
●まとめ
志望動機は「書き出し」と「締めくくり」が重要
志望動機を作成する際、書き出しと締めくくりの部分は特に重要です。これらの部分は、面接官に最初と最後の印象を与えるため、回答全体の印象を左右する大きな要素です。
さらに、効果的な締めくくりは面接官の記憶に残りやすく、志望度や熱意を強くアピールする絶好の機会です。ここでは、志望動機の締めくくりがなぜ重要なのか、その理由を3つの観点から解説します。
(1)志望動機の回答全体の印象に影響するため
志望動機の「書き出し」と「締めくくり」は、回答全体の印象に大きく影響します。特に「締めくくり」は、採用担当者に強く印象を残す「親近効果」に関連しています。「親近効果」とは、アメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソンによって提唱された心理効果で、「最後に提示された情報が印象に残りやすい」というものです。
志望動機をうまく締めくくることで、自分の話した内容や自身の印象が採用担当者の心に残りやすくなります。多くの応募者がいる中で、採用担当者に強く印象付けるためには、志望動機の内容をしっかりと練り上げることに加え、このような心理効果を意識して「書き出し」と「締めくくり」に特に注意を払うことが重要です。
(2)面接官の記憶に残りやすいため
人間の記憶は、最後に受け取った情報が特に強く印象に残るといわれています。志望動機の回答においても、冒頭で述べた内容よりも、締めくくりの言葉が面接官の記憶に残りやすく、全体の印象を左右する重要な要素です。たとえ途中のエピソードが素晴らしくても、締めくくりが弱かったり尻すぼみになったりすると、志望動機全体の評価が下がってしまう可能性があります。
そのため、志望動機をまとめる際には、最後まで力強く、しっかりとした締めくくりを意識することが大切です。面接官に対して強い印象を残し、自分の志望度や意欲を効果的に伝えるためにも、締めくくりの部分に特に注意を払い、全体の印象が良くなるよう工夫しましょう。
(3)志望度や熱意をアピールできるため
志望動機の締めくくりは、入社後にどのように貢献できるかや、実現したい目標を伝える絶好の機会です。この部分でしっかりと志望度や熱意を表現することで、採用担当者に強い印象を与えられます。前半で志望理由やエピソードを述べた後、締めくくりで具体的なビジョンや意欲を示すことで、あなたが入社後にどのような働き方をするか、どのように企業に貢献できるかをイメージしてもらいやすくなります。
また、心理学の「ピーク・エンドの法則」によれば、終わりの部分が全体の印象を決定づけるといわれています。そのため、志望動機の締めくくりで熱意や志望度の高さをしっかりと伝えることで、志望動機全体に良い印象を残しやすくなります。
最初と最後に強いメッセージを込めることで、あなたの本気度や企業への適性を効果的にアピールできるでしょう。
志望動機の基本構成:結論→具体的なエピソード→締めくくり
志望動機の基本的な構成は結論→具体的なエピソード→締めくくりです。
書き出しでは「入社したい最も大きな理由」という志望動機の結論に当たる部分を分かりやすく簡潔に記載しましょう。独自性を意識しつつ、その企業にしか当てはまらない理由を書けることが理想です。
その後に、最初に述べた志望理由を裏付けるエピソードを書きましょう。過去の経験やその時に考えたことなどを具体的に書いた上で、その経験がなぜその企業の志望理由につながったのかまで論理的に伝えられると良いでしょう。
最後に「だから貴社で働きたい」という趣旨の締めくくりを書きましょう。具体的な希望職種やそこでどのように活躍したいかを含めると面接官に印象を残せます。
志望動機において締めくくりで伝えるべき内容
次は、締めくくりにおいて具体的にどのような独自の内容を書けば良いかについて解説いたします。
(1)志望度、熱意のアピール
先ほど述べた通り志望動機の締めくくりは面接官の記憶に残りやすいです。そこで、志望度や熱意の高さを印象に残る形でアピールできると良いでしょう。 特に、「その会社でしか達成できないこと」などを述べられると、その会社への熱意を強くアピールできます。
(2)入社後の展望
入社したい理由とその根拠となるエピソードだけでは、面接官は会社でのあなたの姿をイメージしづらいです。そこで、入社後にやりたいことや、どのようなキャリアプランを描いているかを締めくくりで述べられると評価を受けやすいでしょう。
ここで重要なのは、事前に会社のことを調べて、ある程度具体的な展望を述べることです。キャリアプランの伝え方などについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご参考にしてください。
▼キャリアプランの伝え方について詳しく知りたい方はこちら ・【例文付き】面接でのキャリアプランの答え方|職種別、年代別に解説
(3)自分が企業に貢献できる点
志望動機の回答の際に、入社したい理由やエピソードにおいて自分の強みを述べることが基本ですが、その強みを生かし企業においてどのように貢献できるかを締めくくりで述べることも大切です。入社後の活躍のイメージがしやすくなるのでより面接官の印象に残りやすくなります。
志望動機を締めくくる際のポイント
志望動機の締めくくりは、面接官に強く印象を残すための重要な部分です。効果的な締めくくり方をすることで、あなたの熱意や将来のビジョンを明確に伝えられます。ここでは、志望動機を締めくくる際に意識すべきポイントについて解説します。
自信を持ってポジティブな内容で締めくくる
志望動機を締めくくる際には、ネガティブな表現を避け、自信を持って前向きな内容でまとめることが重要です。「未経験で不安ですが」といったネガティブな表現は避け、採用担当者に自分の意欲と積極性をアピールできるようにしましょう。
企業は、自社に貢献できる前向きな人材を求めているため、締めくくりの言葉で自信を持っている姿勢を示すことが効果的です。例えば、「いち早く即戦力となれるよう努力します」や「1日でも早く貢献できるよう全力で取り組みます」といった前向きな表現を使うことで、あなたの意欲と積極性を伝えられます。
また、「営業成績1位を目指して主体的に行動します」や「当事者意識を持って、◯◯を実現したいと考えています」といった具体的な目標や行動計画を述べると、企業に対して強い印象を与えられるでしょう。
前向きで力強い締めくくりの文章を作成して、志望動機全体に好印象を与え、採用担当者に「この人なら貢献してくれる」と感じてもらえるようにしましょう。
自分らしさ、独自性を持たせる
志望動機の締めくくりは、つい「営業として貢献したいです」など、漠然とした内容になりがちですが、それでは採用担当者の印象に残りにくいものです。そこで、締めくくりには自分らしさや独自性を出すことが重要です。
例えば、学生時代の経験や自分の強み、性格を生かした内容を盛り込んでみましょう。「部活動で培った忍耐力を生かして、絶対にくじけない営業として貢献したいです」といったように、自分の強みを明確に示すことで、より個性的で印象的な志望動機となります。
また、自分ができることややりたいことを素直に自分の言葉で表現することで、志望動機に自然な説得力が生まれます。こうした個性や具体性を盛り込むことで、面接でも深掘りの質問がされやすくなり、採用担当者との対話がより充実したものになるでしょう。
志望動機の締めくくりで自分らしさを出すためには、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とリンクさせ、その強みが日々の努力の中で培われたものであることを伝えると、採用担当者に納得感を与えられます。
入社後や将来をイメージしやすい具体的な内容にする
志望動機の締めくくりは、採用担当者にあなたの熱意や入社後の再現性を感じてもらうためにも、具体的な内容にすることが重要です。特に「やりたいこと」や「貢献できること」を明確にすることで、入社後の働き方や将来像をイメージしやすくなります。
この際、will・can・mustのフレームワークを活用すると、説得力のある志望動機が構築できます。
will(自分がやりたいこと):入社後に自分が何を実現したいのか、将来どのようなことをやりたいのかを明確にします。例えば、「アジア圏でのシェアを広げていきたい」といった具体的な目標を示すと、志望動機がより現実的になります。
can(自分ができること): 自分の過去の経験や身に付けたスキルで、どのように企業に貢献できるかを具体的に述べます。例えば、「学生時代に中国へ留学したことで培った語学力と忍耐力で貢献できる」という形で、自分の強みをアピールします。
must(自分がやらなければならないこと):企業が求める役割や課題に対して、自分がどのように取り組むかを述べます。例えば、「まずは貿易業務の基礎を押さえ、一人立ちできるようにする」といった現実的な取り組みを示すことで、企業側が求める人材像と一致させられます。
これらを踏まえた志望動機の締めくくりの例としては、次のような内容が考えられます。
御社に入社後は、まず貿易業務の基礎を押さえ、一人立ちできるように努力します。そして、私の強みである忍耐力と語学力を生かし、アジア圏でのシェア拡大に貢献したいと考えています。
このように具体的な内容で締めくくることで、入社後のビジョンが明確になり、採用担当者に強い印象を与えられます。
断定的な表現を使う
志望動機を締めくくる際には、断定的な表現を使うことで、あなたの意思の強さや自信を効果的に伝えられます。
「〜したいと思います」や「〜できるよう努力します」といった曖昧な表現ではなく、「〜します」や「〜に貢献します」といった断定的な言葉を用いることで、採用担当者に対して確固たる決意を示せるでしょう。
例えば、「私は必ず営業成績でトップを目指します」や「御社の発展に全力で貢献します」といった力強い表現を用いることで、あなたの本気度ややる気をより明確に伝えられます。断定的な表現は、志望動機の締めくくりに強い印象を与え、あなたが企業にとって頼りになる存在であることをアピールするのに効果的です。
志望動機の締めくくりにおける注意点、NG例
志望動機の締めくくりを作成する際のミスや誤解は、全体の印象を損ねることにつながります。締めくくりにおける注意点や避けるべきNG例を把握することで、より説得力のある志望動機を作成しましょう。
志望動機やその他の質問の回答とのずれがないようにする
志望動機の締めくくりは非常に重要ですが、企業の採用担当者は志望動機全体を通じて一貫性があるかをチェックしています。そのため、締めくくりの内容が志望動機の前半部分や他の質問の回答と矛盾しないように注意が必要です。
例えば、志望動機の前半で「安定した環境で働きたい」と述べていたのに、締めくくりで「積極的に新しいチャレンジをしたい」といった内容を入れると、一貫性が欠け、採用担当者に対して説得力のない印象を与えてしまいます。このような矛盾が生じないように、志望動機全体を通して「こういう目標があるから、この企業を志望している」という流れになっているかを確認することが重要です。
提出前に、志望動機が一貫したメッセージを伝えているか、前半部分と締めくくりが矛盾していないかを必ずチェックし、企業に対して明確で説得力のある志望動機を提示しましょう。
根拠のない誇張を避ける
志望動機の締めくくりでは、熱意を伝えるために強い表現を使いたくなることがありますが、根拠のない誇張は避けるべきです。「どんな~でも」「誰とでも」「すべての人と」「即座に」などの極端な言い回しは、採用担当者に対して無謀な印象を与え、具体的な過程を考えていない就活生だと思われる可能性があります。
強い表現を使う場合は、その過程や具体的な行動を加えることで、説得力を高めることが重要です。例えば、「どんな難しい案件でも、1日に◯件架電をする、訪問する場合はスケジュール管理を徹底する」といった具体的な取り組みを述べることで、実現可能な目標を掲げていることを示せます。
志望動機を締めくくる際は、自信を持っていることをアピールしつつ、現実的で信頼性のある表現を心がけましょう。
不要な定型文を使わない
志望動機の締めくくりで、丁寧な印象を与えたいと思うあまり、ついありきたりな定型文を使ってしまうことがあります。例えば、「よろしくお願いします」や「頑張ります」といった表現は、一般的で無難なものですが、これらの言葉では採用担当者にあなたの具体的な意欲や今後の成長をイメージさせることが難しくなります。
面接で一言添える分には問題ないかもしれませんが、文字数が限られた書類選考では、こうした意味のない定型文を避け、一文一文に意味を持たせることが重要です。
志望動機の締めくくりでは、あなたの考えや意欲が伝わるような言葉を選び、企業に対する貢献意欲や将来のビジョンを具体的に表現しましょう。これにより、採用担当者に強い印象を残せて、他の応募者との差別化を図れます。
抽象的で誰にでも当てはまる内容は避ける
志望動機の締めくくりで大切なのは、具体的に伝えることです。「貴社に貢献します」や「一生懸命頑張ります」といった抽象的な表現では、何にどう貢献し、どのように頑張るのかが伝わりません。こうした曖昧な表現よりも、具体的にどのように貢献しようとしているのか、何にどう取り組むつもりなのかを明確に述べることが重要です。
例えば、自分の強みやスキル、過去の経験をどのように生かしていくかを具体的に伝えることで、採用担当者に「この人なら自社に貢献してくれそうだ」と感じてもらいやすくなります。しかし、この際に誇張しすぎないことにも注意が必要です。
「全ての人とすぐに仲良くなれる」といった過剰な表現をすると、かえって信頼を損なう恐れがあります。そのため、例えば「どんな人ともすぐに仲良くなれる」という場合には、関係を築くために何をどのように行っているのか、具体的な過程を説明することで、信ぴょう性を高められます。
こうした具体的で現実的な表現により、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。
シチュエーション別!志望動機の締めくくりの例文10選
ここでは、志望動機の締めくくりの例文について、実際に就活に用いられたものをご紹介いたします。締めくくりで特に伝えたい内容別に分類しているので、自身の志望理由に合わせて参考にしてください。
志望度や熱意をアピールしたい場合
志望度の高さをアピールしたい際に、ただ熱意があると主張するだけでは評価は得にくいです。以下の例文のように、その会社特有のポイントに惹(ひ)かれているなどの具体的な根拠を述べ、「御社で働きたい」といった趣旨の文章で締めくくり、志望度や熱意をアピールしましょう。
快適な空の旅の始まり、あるいは終わりを飾る者としてお客様の思い出となる様なサービスを提供したいからです。そのサポートを提供するためにはチーム力が不可欠であると考えます。所属する国際交流団体での活動として、6人のチームで大学にくる留学生を歓迎するイベントの企画と運営をした際、実施内容をそれぞれ分担、一人一人が自分のなすべき役割を認識し、互いを思い合って行動することで、完遂した際に達成感とやりがいを感じることができました。この経験を通じて同じ思いを持つ者同士で一つのものを創り上げるからこそ、相手にとっても最上級のサービスを提供できると考えました。仲間と密接な連携を図り高品質なサービスを提供する貴社でこそ、空港職員の一員として確実に次へとバトンをつなぎ、旅の始めと終わりに笑顔を添えることができると考えます。 ※出典:JALスカイ|23年卒メインベースコース(一般職)本選考のES
私が貴社を志望する最大の理由は、SIer企業の中でも産業系が強く変化がより激しい点で私の肌感に非常にマッチしているからです。私は、新しいことへの挑戦が大好きで、大学時代だけでも多くアルバイトや新たな趣味を開拓してきました。また、◯◯という部活にも所属していました。このように、幅広く何事にもおじけづくことなく挑戦することが私の生きがいであり喜びです。同業他社に比べても、独自性が強く変化が激しい貴社だからこそ楽しみながら仕事ができると考えたので貴社を志望いたします。 ※出典:日立ソリューションズ|23年卒システムエンジニア本選考のES
入社後にやりたいことを伝えたい場合
入社後にやりたいことを伝えることで、採用担当にあなたがその会社で実際に働いているイメージを持ってもらえます。
企業分析などをしっかり行って、曖昧な展望にならないようにしましょう。
食を通じた健康増進に貢献できるからである。祖父母の介護を通じて「健康増進に携わりたい」という思いを持った。そして、生活に必須な食に携わることで、この思いを実現できると考えている。貴社は「良品廉価・顧客本位」を掲げ、独自の製販一体のモデルと高い新製品開発力を生かして国民の食卓を担ってきた。そのため、多様化するニーズに応えた健康食品を開発し、全国の国民のもとへ提供できると考え、貴社を志望している。 ※出典:山崎製パン|25年卒専門職本選考のES
御社の常にだれもやったことのないことに果敢に挑戦していく先駆者的な「やってみなはれ精神」に大変惹かれている。常に市場ニーズへの適応と新商品開発による挑戦により、何度も失敗と挑戦を繰り返し、国内No.1総合飲料メーカーになった歴史があると伺った。自分の人生を振り返ると同様に失敗と挑戦の連続であったと感じるとともに、これから社会人になってからも現状に満足せずに挑戦し続け高みを目指していきたいと考えているため御社の社風とマッチすると感じた。また御社は近年買収したジムビームやメーカーズマークなどのスピリッツ系のお酒の事業がまだ弱いため、入社後はそこの売り上げ向上に挑戦したい。 ※出典:サントリーホールディングス|23年卒ビジネス部門本選考のES
私は貴社のSEとして、ITを手段に社会インフラを形成するシステムを創り、豊かな社会の実現に貢献したい。私は◯◯部のコーチとして活動していた際、「コーチに頼らずとも持続的に競技力を維持・向上できる環境構築」を目指して奔走した。この経験から、自ら課題を設定しチームを主導することで、恒常的に結果を残せる仕組みを作ることにやりがいを感じ、今後も大きな規模でそれを体現したいと考えている。貴社は、社会貢献を全面に打ち出しており、持続可能なインフラ創出などメーカーの中でもインパクトの大きい事業を数多く行っている。私自身もSEとして課題解決に取り組み、社会へ大きな価値を届けたい。 ※出典:日立製作所|23年卒事務職本選考のES
自分らしさを強調したい場合
自分らしさを強調する際には、述べてきたエピソードや自分の強みなどとの一貫性を持たせることが重要です。また、その自分らしさが会社とマッチしていることをアピールしましょう。
私が貴社を志望した理由は、誠実・信用・信頼、突き詰めれば「正直であれ」「人をだますな」「うそを言うな」という経営理念に共感し志望いたしました。お客様の感動を創り出すためには、常に正しい道でお客様の幸せを実現することや仲間から信頼される人間になることが大切だと考えています。例えば、不正を起こしてしまう事や、自分の失敗を隠すという状況があるとなれば、お客様からの信用や信頼を失ってしまいます。私は高校時代のダンス部での経験で、仲間との信頼関係を創造することの重大さを学びました。ダンスの練習を行う中で、仲間全員本音で意見交換をし、出来ていないところはきちんと伝え、とても良いと思ったことは積極的に相手に伝えること、うそは付かず正直にぶつかり合いました。そうすることで、自分自身、そしてチームの成長につながると学びました。また、出来ていないことや失敗を、仲間に相談することでアドバイスを得ることができ、自身のスキルがアップすることを学びました。このように、人間として正直に生き、お客様との信頼関係を創造することで、お客様の笑顔と幸せを実現できるようなウエディングプランナーになりたいと考えています。 ※出典:アイ・ケイ・ケイホールディングス|25年卒プランナー本選考のES
多様な業界や企業に入り込んで、一緒に夢や目標に挑戦できると考えたから。今まであらゆる環境に入り込んで周りの期待や悩みをくみ取り、ともに挑戦できる環境を作り出すことに貢献してきた。そのため金融という手段を用いて、あらゆる企業や組織の期待に応え、一緒に夢や目標に挑戦していく銀行業界に魅力を感じている。その中でも貴行は信託機能も含めさまざまな業務を経験することができることより、多様な顧客の期待に応えられる人材になる環境が整っていると考え、惹かれている。入社後は、どのような方とも心の距離を縮めることができるという人間性を生かし、仲間と一丸となって物事に取り組んでいく。 ※出典:りそなグループ(りそな銀行・埼玉りそな銀行)|23年卒ソリューションコース本選考のES
自分が企業に貢献できる点を伝えたい場合
入社後の展望において特に自分の強みにフォーカスして、企業に貢献できる点をアピールするのも、評価を受けやすい締めくくり方として挙げられます。重要なのは企業の特徴と自分の強みの相性が良いことを示すことです。
長期的な信頼関係を築き現場が抱えるさまざまな問題を解決したい。プログラミング教室の講師として、ヒアリングにより生徒の理想をくみ取って形にしたり成長を支えたりすることにやりがいを感じる一方で、タブレット端末やアプリケーションにバグが起こることで講師業に専念できず、生徒の作業が遅れる実情を知った。多くの企業が抱えるこのような課題を解決したいと考えIT業界を志望している。中でも貴社はNECグループの高い信頼と運用・保守において蓄えた技術力を基に、幅広い業界にITソリューションを提供しているため、あらゆる業種のお客様の課題解決やDX化に貢献できると考える。また、お客様との接点を中心とした活動を目指している社が、お客様と密接に関わることで長期的な信頼関係を築き、顧客や自分自身の成長を重視する私にとって魅力的だ。入社後は強みを生かして課題を引き出し適切な解決策を提供することで貢献したい。 ※出典:NECフィールディング|25年卒総合職(システムインテグレータ)本選考のES
私を一言で表すと「仲介者」である。組織の中では間を取り持つことが多く、人の役に立つことや心の支えとなることにやりがいを感じた。生命保険は「人の不安を取り除き毎日の当たり前を支える」人生に欠かせないものである。(1)代理店の方をサポートすることが、より多くの人へ安心を届けることができる点(2)グリーン投資など社会の未来までも支える貢献を積極的に行っている点で、貴社で働くことが、目の前の個人に限らず幅広い対象の役に立つやりがいを感じ自身の自信につなげることができると感じ志望する。アルバイトで培った相手に寄り添う力と、強みの俯瞰(ふかん)力を発揮することで、代理店の方と信頼関係を築き貴社の保険でさらに多くの人を支えたい。 ※出典:メットライフ生命保険|25年卒総合職本選考のES
「街づくりを通してわくわくする未来を創りたい」という思いから貴社を志望している。これは小学生の時、未来の地元の街を想像してポスターを作成した経験と、現在地元の再開発が進む中で、そこで暮らす私自身がわくわくしていることに起因している。特に貴社は「人が主役」の街づくりを行っており、そこを利用する人の思いを大事にしているため、私の夢をかなえることができるフィールドがあると考え志望している。私はこれまで「人の懐に入り巻き込む」という強みを発揮し、関係者の協力を得てチームの目標達成に貢献してきた。その経験を生かし、貴社の一翼として街づくりを手掛けていきたい。 ※出典:三井不動産|23年卒総合職本選考のES
志望動機の作成に困ったら……
ここまで効果的な志望動機の締めくくりについてご紹介してきましたが、志望動機自体が作成できない、見つからない方もいるかと思います。ここでは、志望動機の作成に困ったときの対処法を解説します。
志望動機についての基礎知識を身につける
まずは、先述した志望動機の基本構成(結論→エピソード→締めくくり)や、企業がどのようなポイントを重視しているかなど、就活における志望動機についての基礎知識を身につけることが重要です。
また、ワンキャリ体験談などで他の人の志望動機を見ることで、話の展開方法や志望動機の発想など参考にできるものがたくさんあるのでおすすめです。
以下では、志望動機関連の他の記事をご紹介しているので、もっと詳しく知りたい方はぜひご参考にしてください。
▼志望動機について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・志望動機がない?履歴書やESの書き方と見つけ方【例文5選】
自己分析を行う
自己分析は、就活のさまざまな場面で役立ちますが、もちろん志望動機の作成にも活用できます。
自分の強みや、本当にやりたいことを知ることで、どんな企業・職種を志望しているのか、自分の就活の軸が明確になるので、志望動機も論理的に組み立てやすくなります。
以下では、自己分析をする際に気をつけるべきことや自己分析ツールについての記事をご紹介しているので、もっと詳しく知りたい方はぜひご参考にしてください。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・【自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
企業分析を行う
志望動機で重要なのは、その企業だからこそ志望する理由を述べることです。そのためには志望する企業について詳しく知る必要があります。
企業について詳しく知ることで、入社後の展望などをより明確に述べることができるので、志望動機全体の完成度が高くなります。
以下では、企業分析についてもっと詳しく解説した記事をご紹介していますので、興味のある方はぜひご参考にしてください。
▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・企業研究のやり方を解説!企業研究ノートの作成方法や項目を紹介
まとめ
こちらの記事では志望動機の締めくくりについて、そのポイントや例文をご紹介してきました。
志望動機の締めくくりは志望動機全体の印象を左右する重要な部分です。ぜひこの記事を参考に完成度の高い志望動機を作成してください。
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