こんにちは、ワンキャリ編集部です。
就職活動中の女性の髪形は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。こちらの記事では、就活中の女性が押さえておくべき髪形のポイントや注意点、おすすめの髪形などを解説します。
採用担当者から高評価を得るために、好印象につながる髪形のポイントを知っておきましょう。
<目次>
●就活で好印象の女性の髪形のポイント
・髪色は黒色か暗い色の髪
・ヘアピンやゴムは違和感がない色
・ツヤのある髪質
・アホ毛やおくれ毛がない
・眉毛や耳が見えるように
・お辞儀をするときに崩れないように
●【ロングヘア・ミディアム】就活でおすすめの髪形
・ポニーテール
・ハーフアップ
・お団子
●【ショート】就活でおすすめの髪形
・耳掛けのダウンスタイル
●【ボブ】就活でおすすめの髪形
・内向きにする
●就活での前髪の注意点
・前髪は上に上げるか横に流す
・長い前髪はNG
・ぱっつん前髪はNG
●就活での髪形についてよくある質問
・服装自由の場合、髪形はどうしたら良い?
・整髪料を使用しても良い?
・地毛が茶髪の場合はどうしたら良い?
・天然パーマの場合どうしたら良い?
●就活で髪形以外の身だしなみマナー
・就活に適したメイク
・面接での服装
●まとめ
就活で好印象の女性の髪形のポイント
就活で採用担当者に好印象を与えるためには、髪形に気を配ることが大切です。採用担当者は、エントリーシート(ES)や面接の回答内容だけでなく、就活生の「見た目」も重視するためです。
メラビアンの法則によると、人がコミュニケーションを取る際、視覚情報が相手の印象に影響を与える割合は55%を占めています。
就活にふさわしくない髪形をしていると、「だらしない」と判断される恐れがあるため注意が必要です。
そこで本章では、女性が就活する際、意識しておきたい髪形のポイントをご紹介します。「清潔感があり、身だしなみが整っている女性」という高評価につながるよう、以下でご紹介するポイントを意識しましょう。
髪色は黒色か暗い色の髪
就活で望ましい髪色は、黒色か暗めの色です。多様性を尊重する時代になりつつあるとはいえ、「就活では黒い髪色であるべきだ」と考える採用担当者も多いためです。
明るい髪色の場合、「ビジネスマナーや一般常識がないのでは?」「明るい髪色のままにしているのは準備不足なのでは?」といったマイナスイメージにつながるリスクがあります。
自由な髪形や髪色でOKと公言している企業の選考に臨むケースを除き、髪色は黒色か暗めのトーンにしておいたほうが良いでしょう。
ヘアピンやゴムは違和感がない色
ヘアピンやゴムで髪をまとめる場合、黒髪に合わせたときに目立たない色を選びましょう。ヘアピンやゴムが露骨に見える状態では、採用担当者に違和感を与えてしまうためです。
ヘアピンやゴムを利用して長い髪を整えると、「清楚な人」「髪形に気を使うきちんとした人」という好印象につながります。ただし、派手な色合いや飾りがついたアイテムは就活にふさわしくないとみなされてしまうため、使用を控えましょう。
ヘアピンやゴムは髪色に近い色合いのシンプルなアイテムを選び、悪目立ちしないようにできる限り髪に隠して使用することがおすすめです。
ツヤのある髪質
髪にツヤがあることも、好印象につながるポイントのひとつです。ツヤのある髪は、清潔感を演出できるためです。反対に、ツヤがなく傷んだボサボサの髪形では清潔感に欠けてしまうでしょう。
髪にツヤを出したりまとめやすくしたりするためにワックスをつける場合、使いすぎには注意が必要です。髪の毛がギトギトした印象になり、かえって清潔感がなくなってしまいます。ワックスを使用する際は、適量を心がけましょう。
日頃から、髪にツヤが出るようなヘアケアに取り組むことも大切です。
アホ毛やおくれ毛がない
アホ毛やおくれ毛がない、すっきりとした髪形に整えておきましょう。アホ毛やおくれ毛がある状態では、不潔でだらしない印象を与えかねないためです。
例えば、ハーフアップやポニーテールなど「前髪の横に少し長めのおくれ毛を残す」髪形の場合、表情が隠れてしまったり、目元に影ができて暗い印象になったりする可能性があります。
アホ毛が飛び出している場合も、本人が考える以上に悪目立ちする恐れがあるため注意が必要です。
就活で明るい好印象を与えられるよう、スプレー・ワックス・ヘアピンなどを活用してアホ毛やおくれ毛をおさえておきましょう。
眉毛や耳が見えるように
眉毛や耳が見えるような髪形を意識することも大切です。眉毛が見える髪形は、表情豊かで明るい印象を与えます。一方、眉毛や目が隠れてしまうほど前髪が長いと、表情が分かりにくいため、暗い印象につながりかねません。
耳を出す髪形は、顔回りをすっきり見せる効果があります。サイドの髪は目立たないデザインのピンなどでまとめ、耳を出すよう意識してください。
お辞儀をするときに崩れないように
お辞儀のときに、崩れない髪形にすることも大切です。お辞儀で髪形がボサボサに崩れてしまうと、「細かいところまで気を配れない人」というマイナスイメージにつながるためです。
髪形が崩れると気になり、つい髪の毛に触ってしまいがちですが、採用担当者の前で髪に触る行為は望ましくありません。「集中力がなく神経質そう」という印象につながる恐れがあるためです。
髪が長い女性は特に注意し、ピンやヘアゴムなどでしっかり固定して崩れないよう対策しておきましょう。
【ロングヘア・ミディアム】就活でおすすめの髪形
ロング・ミディアムヘアの女性におすすめの、就活ときの髪形を3つご紹介します。長い髪をきちんとまとめ、採用担当者に清潔感をアピールしましょう。
ポニーテール
ポニーテールは、ロング・ミディアムヘアの女性におすすめの髪形の1つです。より明るく、すっきりとした印象を演出できるためです。時間をかけず、簡単に長い髪をまとめられるというメリットもあります。
ポニーテールにする際は、次の4つに気をつけましょう。
- 耳のあたりの高さに結ぶ
- 後頭部の真ん中あたりの位置で結ぶ
- 前髪が目にかからないようにする
- サイドの髪で耳が隠れないようにする
前髪を横に流して耳に掛け、耳とおでこを出すスタイルがおすすめです。
ハーフアップ
後ろの髪の上半分だけをアップヘアにする、ハーフアップもおすすめです。ハーフアップには、女性らしさや上品さ、落ち着いた印象を感じてもらいやすいというメリットがあるためです。
一方、お辞儀のタイミングや屋外の風の影響などで髪形が乱れやすいという注意点もあります。そのため、ハーフアップにする際は次の2つに気をつけましょう。
- 耳回りの髪が崩れないようセットする
- 結んでいない部分の髪もまとまりのある状態にする
耳回りの髪は、ヘアピンやスプレーを活用すると髪形の崩れを防げます。結んでいない部分の髪は、ボサボサに広がってしまわないよう、ストレートアイロンやヘアケアアイテムなどを使ってまとめておきましょう。
お団子
ロングヘアの女性には、お団子もおすすめです。シニヨンとも呼ばれるお団子ヘアであれば、お辞儀などで大きな動きをしても髪の乱れを防げます。
「ポニーテールでまとめても、お辞儀をしたときに長い髪が大きく動いてしまう」というときは、お団子にすると良いでしょう。
この髪形には、清潔感をアピールしやすいメリットもあります。ホテル業界や航空業界など、より清潔感が求められる業界を目指す際に特におすすめです。
お団子ヘアにする際は、次の2つに気をつけましょう。
- 低い位置でお団子にする
- ヘアピンやゴムなどを使って崩れを防止する
後頭部の高い位置でお団子にすると、幼い印象を与えかねません。低めの位置にすることで、大人で上品な印象を演出できます。また清潔感をアピールするためにも、髪形の崩れを防ぐ対策が大切です。
【ショート】就活でおすすめの髪形
爽やかでアクティブな印象を与えるショートヘアの女性におすすめの髪形は、耳掛けのダウンスタイルです。セットのポイントをご紹介します。
耳掛けのダウンスタイル
ショートヘアの女性は、サイドの髪を耳に掛けるダウンスタイルにすると良いでしょう。耳を出すことで、清潔感のある印象に仕上がります。
注意すべきポイントは、耳に掛けた髪が落ちてこないよう対策することです。ショートヘアの場合、髪の毛をまとめることが難しく、髪形が崩れやすいためです。美しい髪形をキープするために、以下のポイントを意識してセットしましょう。
- ヘアピンを使ってしっかり留める
- スタイリング剤を活用する
【ボブ】就活でおすすめの髪形
ボブヘアの女性の場合、毛先が内向きになるようセットすると良いでしょう。無理に髪を結ぶ必要はありません。
内向きにする
ボブヘアの女性は、毛先が内向きになるようブローすることがおすすめです。顔の形に沿った髪形は、すっきりとした印象に仕上がります。一方、外向きにセットする外ハネスタイルはカジュアルな印象を与えてしまうため、就活には不向きです。
内向きにブローするのが難しいときは、ストレートアイロンを活用してみてください。毛先のみ半回転内側にくるりと巻き込むと、簡単に内向きにセットできます。
お辞儀の際などに顔に髪がかからないよう、耳掛けスタイルにしてピンなどで固定することもおすすめです。
就活での前髪の注意点
就活の髪形は、前髪にも気を配る必要があります。前髪の状態は、就活生の見た目の印象を大きく左右するためです。
ここでは、女性が就活の際に気をつけるべき前髪の注意点と対策方法をご紹介します。
前髪は上に上げるか横に流す
前髪は髪の長さに合わせ、上に上げるか横に流すスタイルにしましょう。前髪で表情が隠れてしまうと、採用担当者に好印象を与えることが難しいためです。
眉や目にかかる程度の前髪の長さの場合、斜め掛けスタイルがおすすめです。櫛(くし)で斜めにとかした後スプレーで固めれば、お辞儀の際に前髪が落ちてきてしまう事態を防げます。ワックスを使うとベタついた仕上がりになりやすいため、使う量には注意が必要です。
前髪を上に上げ、おでこをすべて出すオールバックもおすすめです。クールな印象に仕上がるほか、悪天候の日でもセットが崩れにくいメリットがあります。セットが乱れないよう、ワックスやスプレーで固めましょう。
長い前髪はNG
長い前髪を、そのままにしておくのはNGです。表情が隠れてしまうだけでなく、顔色も暗く映ります。また、お辞儀の際に前髪が落ち、乱れてしまうでしょう。
清潔感のある明るい印象が大切な就活において、セットなしの長い前髪は不向きといえます。長い前髪はそのままにせず、上に上げるか横に流すスタイルにセットしましょう。大人びた印象を演出したいときは、サイドやバックの髪全体と一緒に後ろでまとめるスタイルがおすすめです。
ぱっつん前髪はNG
たとえ前髪の長さが短くても、眉上や眉と目の間で切りそろえた「ぱっつん前髪」はNGです。幼いイメージがあり、好印象を与えにくいためです。
個性的でおしゃれな印象は、美容・アパレルなど一部の業界では問題ないかもしれません。しかし、就活中はできる限りナチュラルな前髪に整えたほうが安心でしょう。就活までスケジュールに余裕がある場合、前髪を伸ばしておくことをおすすめします。
ぱっつん前髪が気になる場合は、ストレートアイロンやカーラーなどでゆるく内側に巻き、斜めに流すと目立ちにくくなります。
就活での髪形についてよくある質問
就活での髪形について、よくある質問とその回答を4つピックアップしてご紹介します。
服装自由の場合、髪形はどうしたら良い?
服装に合う髪形にすることがおすすめです。
「服装自由」の選考で採用担当者が注目するポイントはあくまでも服装であり、髪形で個性を判断するわけではないためです。服装自由のケースであっても、清潔感のある落ち着きある髪形を心がけましょう。
整髪料を使用しても良い?
整髪料は使用可能です。
ただし、整髪料のつけすぎによるベタベタした髪や強すぎる香りは、清潔感を損なってしまいます。必要に応じてヘアピンやゴムを活用したり、香りの強いアイテムを避けたりする配慮が必要です。
地毛が茶髪の場合はどうしたら良い?
地毛が極端に明るい色であれば、黒く染めておいたほうが無難です。
地毛の色が明るい場合、意図せず目立ってしまい、良くない印象につながることがあるためです。
明るい髪色が地毛であることを、採用担当者が理解してくれるとは限りません。「明るい髪色に染めたまま黒髪に戻さない」と、思われてしまうリスクもあります。
不要なマイナスイメージを避けるためにも、明るい色の地毛は黒く染めておくことをおすすめします。
天然パーマの場合どうしたら良い?
できる限り、天然パーマが目立たないような髪にすることをおすすめします。
採用担当者から、「就活にふさわしくない巻き髪にセットしている」と捉えられる恐れがあるためです。
以下の方法で、天然パーマが目立たないようにすると良いでしょう。
- ストレートアイロンでストレートヘアにセットする
- ストレートパーマをあてる
- 後ろで1つ結びにまとめる
- ワックスや泡状整髪剤で髪のうねりやボリュームをおさえる
就活で髪形以外の身だしなみマナー
ここでは、女性が就活する際に、髪形以外の身だしなみを解説します。
就活に適したメイク
髪形と並んで印象を変えやすいのが、メイクです。あくまでナチュラルメイクを意識しますが、手を抜くということではありません。
面接で好感を与えるのは、健康的かつ清楚(せいそ)な印象を与えるナチュラルメイクです。ナチュラルを意識しすぎてメイクを薄くすると、不健康なイメージになることもあるため注意しましょう。
メイクの仕方は、業種によって工夫することも大切です。接客業務がメインの業種では、基本のナチュラルメイクよりも、やや華やかなメイクにすると印象が良くなる可能性があります。金融業界など堅実さを求める業界では、ナチュラルメイクに徹しましょう。
▼参考記事はこちら ・就活メイク|証明写真・面接での基本と業界別のおすすめメイク法を紹介
面接での服装
面接で着用する服装は、いわゆる「リクルートスーツ」です。
基本的に色は黒で、スカートとパンツのどちらかを選びます。
スーツの種類には、スカートスーツとパンツスーツの2タイプがあります。どちらかで有利・不利になることはないため、好きな方を選んでください。スーツの身だしなみでは、サイズや汚れ・シワなどのチェックが必要です。
清潔感を出すため、インナー・ブラウスの色は白にするのが基本です。白いブラウスは袖や首回りに汚れやシワが目立ちやすいため、注意しなければなりません。
靴はパンプスを選び、色は黒を選びましょう。ヒールは3~5cm程度の高さで太めが適切です。太めのヒールは安定感があり、長時間歩いても疲れません。
スーツの足元には、ストッキングを履くのがマナーです。パンツスタイルの場合も同様で、素足や靴下の着用は避けましょう。
▼参考記事はこちら ・就活に使うリクルートスーツは何を着れば正解!?無難でいい印象を与える着こなし術
▼就活での身だしなみマナーに関する記事はこちら ・【身だしなみ:女性編】就活で好印象の髪形・スーツなどのチェックリスト ・就活女子の一歩を応援!靴のソムリエが伝授する、歩きやすく疲れにくいパンプスの選び方 ・就活中のネイルはだめ?色・デザインのポイントと業界ごとの注意点 ・インターンや面接での服装自由・私服可は本当!?後悔しない男性/女性別おすすめの身だしなみ
まとめ
就活における女性の髪形についてご紹介しました。ご紹介した内容は、次のとおりです。
1. 就活での好印象の女性の髪形のポイント a. 髪色は黒色か暗い色の髪 b. ヘアピンやゴムは違和感がない色に選択する c. ツヤのある髪質 d. アホ毛やおくれ毛がない e. 眉毛や耳が見えるように f. お辞儀をするときに崩れないように 2. おすすめの髪形 a. ポニーテール b. ハーフアップ c. お団子 d. 耳掛けのダウンスタイルショート e. 内向きにするボブ 3. 前髪の注意点 a. 前髪は上に上げるか横に流す b. 長い前髪はNG c. ぱっつん前髪はNG
これらのチェックポイントは、どれも重要な項目です。評価の大きな割合を占める第一印象で失敗しないために、十分な対策を行いましょう。
(Photo:maroke/Shutterstock.com)