こんにちは、ワンキャリ編集部です。業界で大きな存在感を放ち、IT業界に興味のある方は押さえておきたい「SIer」。
今回はその中でも、人気のあるSIer大手5社、「アクセンチュア、NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)(以下、NTT DATA)、野村総合研究所(以下、NRI)、日本IBM(以下、IBM)、富士通」の業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違いに迫ります。社会的インパクトの大きい業務内容や、それに見合う給与形態、幅広い業界と関われることなど、「SIer業界」には就活生を魅了する要素が多くあります。ぜひ、最後までご覧ください。
<目次>
●SIerとは
●SIerの分類と特徴
●SIerの仕事内容
●SIer業界全体の動向
●SIer大手5社の業績(営業収益/営業利益)比較・ランキング
●SIer業界大手5社の特徴・強み
・アクセンチュア:ITに強みを持つ、世界最大の頭脳集団
・NTT DATA:日本最大規模のシステム開発会社
・NRI:未来創発を掲げ、コンサル×ITの力で金融分野に強みを持つ
・IBM:多様性を大切にする外資系企業、ソフトウエア以外の分野にも注力
・富士通:国内外に大きな影響力を持つ日本の総合電機メーカー
●SIer業界大手5社の社風の違い・制度
・アクセンチュア:成果主義。クライアント先に常駐し、顧客に寄り添う
・NTT DATA:大企業ならではの多様性
・NRI:明るく賢い人が多く、ワーク・ライフ・バランス向上に取り組む
・IBM:多様性が強みの源泉、グローバルに働きたい学生におすすめ
・富士通:ザ・日系メーカー、協調性を重視する社風
●SIer業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●SIerの選び方
・SIerの分類で選ぶ
・年収や社風など自分の希望に合う指標の中から選ぶ
●SIerで築けるキャリアパス
・エンジニアで入社した場合
・営業で入社した場合
●SIer業界大手5社の選考対策・クチコミ
●SIer業界以外の業界研究記事
SIerとは
SIer(エスアイヤー)の「SI」とは、「System Integration(システムインテグレーション)」の略で、システム開発や運用などを請け負う事業またはサービスを指す言葉です。顧客(クライアント)の要望に応じて、ソフトウエアの設計や運用、コンサルティングに至るまでさまざまな仕事を請け負う企業のことを「System Integrator(システムインテグレーター)」、略して「SIer」と呼びます。
大きな開発規模の場合は大手SIerから下請けのSIerへ再発注されるピラミッド構造となっているため、大手SIerに在籍することで裁量が大きくなり、より高待遇となります。
SIerの分類と特徴
SIerは大きく5つに分けられます。会社によってそれぞれ特徴は異なるので、大まかに特徴を把握してからそれぞれの企業分析を行うとより理解が深まるでしょう。
SIerの分類 | 主な特徴 | 主な企業 |
外資系 | グローバルに事業展開を行うSIer。 世界的に展開しており、サービスと商品どちらも強い。営業利益率が高く待遇が良い傾向。 |
アクセンチュア、IBM |
ユーザー系 | 大企業から情報システムが独立したSIer。 親会社から依頼があるため安定して案件を獲得することが可能。 |
NTT DATA、SCSK |
コンサル系 | 企画提案や要件定義を行うSIer。 サービスの付加価値が高いので、営業利益率が高い傾向で事業や経営に関わることができる。 |
NRI、アクセンチュア |
メーカー系 | PCメーカーから独立したSIer。 案件で使用する商品を自社製品でそろえることが可能なため、ものづくりに携わることができる。 |
富士通、日立製作所、日本電気(NEC) |
独立系 | 特定の親会社を持たないSIer。 独自の力で成長したオーナー社長のリーダーシップが魅力。 |
大塚商会、BIPROGY(旧:日本ユニシス) |
※大きく分けた5つの中でも会社ごとによってそれぞれ特徴は異なります。あくまで概要です。
SIerの仕事内容
※出典:デジタルクロス「ウォーターフォールモデルの限界と"PoC貧乏"が起こる理由【第2回】」
システム開発は「ウォーターフォールモデル」と「アジャイルモデル」の2種類に分けられています。「ウォーターフォールモデル」は上流工程から下流に向かって「要件定義→設計→製造→テスト→リリース」の順番で開発を進める手法。「アジャイルモデル」はシステム開発にかかる上記の工程を細かく分けて、短いサイクルで進行していくシステム開発手法です。
「ウォーターフォールモデル」は、プロジェクトの最初の段階でエラーが起きないように完璧な計画を立てるため、計画の変更がめったにない開発方法です。これに対し、「アジャイルモデル」は計画を全て事前に決めるのではなく、プロジェクトの実行結果に基づいて計画を柔軟に変えながらプロジェクトを進める開発方法です。
SIerはこの全ての工程を一社で担当するわけではなく、プロジェクトの全体を統括する元請けSIerとその協力会社である、さまざまな下請けの会社が協力してプロジェクトを遂行していきます。
そのため、これから紹介するSIer企業はプロジェクトの統括が主な仕事内容となるため、コードを読むことはあっても、自らプログラミングを行うことはほとんどありません(※1)。
(※1)参考:OBPMNeo「アジャイル開発とウォーターフォール開発の違いとは?失敗しない開発手法を決定するために、それぞれの特徴やメリットについて理解しよう」SIer業界全体の動向
SIer業界の市場は10年連続で拡大しており、成長中の業界だと言えるでしょう。日本経済新聞社が2022年にまとめた設備投資動向調査によると、2022年度のIT関連の設備投資計画額は前年度実績比31%増の7656億円と大幅に増えています。コロナ禍をきっかけに、事業を向上されるためのDXや省人化を増額の理由にする企業が増えたことが理由として挙げられ、この流れは今後も続いていく見通しです(※2)。
(※2)参考:NIKKEI COMPASS「システムインテグレーター」
SIer大手5社の業績(営業収益/営業利益)比較・ランキング
5社の業績を比較してみましょう。
以下、2022年度の各社の売上高・当期純利益(親会社の株主に帰属する)を比較したグラフです。
※IBMのみ2021年度の年次報告書を参考にしています※出典:2022年度有価証券報告書「NTT DATA P.6/NRI P.2/富士通 P.4」
※出典:アクセンチュア「2022年度4半期・通年の財務結果 P.10」
※出典:IBM「2021年度年次報告書 P.8」
※全て連結決算の数値です
※1ドル=145円で計算
※アクセンチュアは「REVENUES」「NET INCOME」、IBMは「Revenue」「Net income」の数字を参考にしています
※純利益において、NTT DATAは「当社株主に帰属 する当期利益」、NRIは「親会社の所有者に帰属する 当期利益」、富士通は「親会社の所有者に帰属する 四半期(当期)利益」の数字を参考にしています
2022年度は売上高・当期純利益ともにアクセンチュアがトップでした。続いて、IBMが売上高と当期純利益ともに2位にランクインしました。この2社は外資系企業であるため、全世界にある拠点での売上が合計されており、このような結果となりました。
SIer業界大手5社の特徴・強み
次は、各社のセグメント別の売上や、事業の特徴を見ていきましょう。
アクセンチュア:ITに強みを持つ、世界最大の頭脳集団
アクセンチュアの全世界の従業員数は約72万1千人、拠点は49カ国・200都市以上に構えています。また、120カ国以上に存在するクライアント数は9,000で連結売上高は615兆9430億5,000USドルです(※3)。以下に売上の内訳を示します。
※出典:アクセンチュア「2022年度4半期・通年の財務結果 P.11」
アクセンチュアは上記のプロダクト、コミュニケーション・メディア&テクノロジー、ファイナンシャルサービス、ヘルス&パブリックサービス、リソースの5領域において、バランス良く幅広いサービスとソリューションを提供しています。
強みとしては、ITを利用したデジタル領域でのソリューションが挙げられます。アクセンチュアは1953年に初めてコンピューターをビジネスに導入してコンサルティング業務を開始しました。この歴史の長さから培われたノウハウにより、各領域にスペシャリストがいるため、広い範囲のオーダーに対応できます。
(※3)参考:アクセンチュア「アクセンチュアとは」NTT DATA:日本最大規模のシステム開発会社
NTT DATAはNTTグループ主要5社の一つであり、東京の江東区豊洲に本社を構えています。従業員数はグループ全体で約1万2,400人で、連結売上高は2兆5,519億円です。以下に売上の内訳を示します。
※出典:NTT DATA「2022年度有価証券報告書 P.37」
NTT DATAは事業分野として主に公共・社会基盤と金融と法人・ソリューションの3つの領域と「EMEA(欧州・中東)・中南米」「北米」「日本・APAC(アジア太平洋地域)」の海外へのソリューション提供を行っています。その中でも特に公共・社会基盤の分野においては、日本をITの面から動かす大規模プロジェクトに携われます。
特徴としては、近年海外案件の獲得に力を入れていることが挙げられます(※4)。具体的には、宮崎大学と協力して米国の患者の医用画像データベースを活用し、AI(人工知能)による画像認識技術を用いて臓器の異常を検出するアルゴリズムを構築・完成させました(※5)。海外進出に関わりたい学生は、詳しく調べてみてください。
(※4)参考:日経XTECH「NTT DATA 常識破りの海外事業」(※5)参考:NTT DATA「医療現場を支えるNTT DATAのAI画像診断支援ソリューション」
NRI:未来創発を掲げ、コンサル×ITの力で金融分野に強みを持つ
NRIは、東京の大手町に本社を構えています。従業員数はグループ全体で約16,500人で、連結売上高は6,116億円です。以下に売上の内訳を示します。
※出典:NRI「2022年度有価証券報告書 P.22」
NRIは事業分野として大きくコンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスの4つの領域に分けて、時にはコンサルティングとITソリューション、ITソリューションと基盤が協力しながら顧客にとって最適なソリューションを提供しています(※6)。
中でも金融分野の証券業界においては、国内の個人証券口座の約50%以上を管理する共同利用型プラットフォームなどを提供しており、業界全体を支える大きなシステムに携われます。また、マイナンバーなどの国民全員に関わるような、大きなシステムも提供しています。
現在は、産業ITソリューション部門に力を入れており、全ての部門で売上を伸ばしている中、19.6%と最も大きく売上を伸ばしています(※7)。
(※6)参考:NRI「NRIの強み ビジネスモデルの特徴」(※7)参考:有価証券報告書「NRI P.22」をもとに算出
IBM:多様性を大切にする外資系企業、ソフトウエア以外の分野にも注力
IBMは東京都中央区日本橋に本社を構え、連結売上高は573兆5,000億USドルです。以下に売上の内訳を示します。
※出典:IBM「2021年度年次報告書 P.19」
IBMは事業分野として大きくソフトウエア・コンサルティング・インフラ・ファイナンスの4つの領域に分けて、さまざまなクライアントに対してサービスを提供しています。その中でもソフトウエア・コンサルティング分野においては、業績を伸ばしています(※8)。
また、ソフトウエアだけでなくハードウエアのサービスも提供している点や、インフラの分野にも力を入れているという点に関しては他社と比較すべき点です。
(※8)参考:IBM「2021年度年次報告書」富士通:国内外に大きな影響力を持つ日本の総合電機メーカー
富士通は、神奈川県の川崎に本店、東京都の汐留に本社事務所を構えています(※9)。従業員数はグループ全体で約124,200人で、連結売上高は3兆5,868億円です。また、世界の180カ国にサービスを提供しています(※10)。以下に売上の内訳を示します。
※出典:富士通「2022年度有価証券報告書 P.32」
富士通は事業分野として大きくテクノロジーソリューション・デバイスソリューション・ユビキタスソリューションの3つの領域に分けてサービスを提供しています。この中でも特に、自社製品を用いて課題解決を行うテクノロジーソリューションが大きな売上を占めています。
また、他の分野の業績が低迷する中で唯一、デバイスソリューションの分野は業績を伸ばしています(※11)。よって、SIerと総合電機メーカーの2つの側面を持っているといえるでしょう。
(※9)参考:富士通「拠点情報」(※10)参考:富士通「企業情報」
(※11)参考:富士通「2022年度有価証券報告書 P.30」
SIer業界大手5社の社風の違い・制度
次は、各社の社風や制度について見ていきましょう。
アクセンチュア:成果主義。クライアント先に常駐し、顧客に寄り添う
アクセンチュアは「戦略から実行部隊までそろう総合力で、顧客に変化をもたらす」という、成果を出すことにこだわる特徴があります(※12)。また、ある社員は内定者に対し「オフィスよりクライアント企業にいることの方が多い。一時期はクライアント先の名刺すら持っていた」と話しており、コンサルタントとして顧客と親密なコミュニケーションをとりながら仕事をしたいと考える学生におすすめです。
(※12)参考:ONE CAREER「【アクセンチュア:3分対策】ビジネスコンサルタント職のGD・面接など各選考ステップの内容や評価ポイントを解説!」▼アクセンチュアに関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
NTT DATA:大企業ならではの多様性
非常に大きな会社であることから、社内の雰囲気は部署によって全く異なり、多様な人を受け入れる風潮があります。ぜひ、説明会や座談会で部署ごとの雰囲気を実際に感じてみてください。また、現在特にグローバル展開に力を入れており、日本企業の海外進出などに興味がある学生にはおすすめです。
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NRI:明るく賢い人が多く、ワーク・ライフ・バランス向上に取り組む
社風としては、「明るく賢い人が多い」と社員の方は話しています。実際の業務ではチームを動かすことが多いため、チームワークが得意な外交的な人が多いです。また、会社としてもNRI最大の資源を「人材」と捉え、ワーク・ライフ・バランスの向上を促進し、自身の健康や家族生活を大切にするための活動を行っています。
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IBM:多様性が強みの源泉、グローバルに働きたい学生におすすめ
社風としては、全社的に「人材の多様性はIBMの強みの源泉」と掲げているように、さまざまな人種や価値観を持った人と一緒に働け、多様性があります。また、多くの企業の発展に関わる仕事をグローバルで行いたいと考える学生にはおすすめの企業です。
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富士通:ザ・日系メーカー、協調性を重視する社風
社風としては、ザ・日系メーカーのような、協調性重視、終身雇用、緩やかな昇進スピード、と学生が想像できる要素を全て並べたような雰囲気といわれています。現在は家電分野ではなく、SE(システムエンジニア)である社員を顧客企業に常駐させてITインフラを構築するビジネスにも力を入れているため、SEが活躍できる企業に変化しています。
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SIer業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
続いて、SIer業界の平均年収・平均年齢・平均勤続年数について見ていきましょう。ここでは、有価証券報告書が公開されているNTT DATA・NRI・富士通についてご紹介します。
企業名 | 平均年収 | 平均勤続年数 | 平均年齢 |
NTT DATA | 867万円 | 14.5年 | 39歳 |
NRI | 1242万円 | 14.6年 | 40.6歳 |
富士通 | 879万円 | 19.1年 | 43.7歳 |
※出典:2022年度 有価証券報告書「NTT DATA P.13/NRI P.11/富士通 P.10」
※平均年収は千の位を四捨五入しています
また、日本全体の40代の平均年収が約492万円(※13)です。いずれの企業も十分に高い水準だといえるでしょう。
(※13)出典:国税庁長官官房企画課「令和3年分民間給与実態統計調査-調査結果報告ー P.19」より算出し、小数点四捨五入
SIerの選び方
SIerへの興味が湧いてきたけれど、どの企業に応募しようか迷う方は以下の選び方の基準で判断すると良いでしょう。
SIerの分類で選ぶ
先述したように、SIerには「外資系、ユーザー系、コンサル系、メーカー系、独立系」があり、それぞれ特徴や仕事内容が異なります。まとめると以下の傾向があるので参考にしてください。
・実力主義の会社で働きたいなら外資系
・安定した会社で働きたいならユーザー系
・経営や事業に携わりたいならコンサル系
・ものづくりに携わりたいならメーカー系
・さまざまな案件に携わりたいなら独立系
年収や社風など自分の希望に合う指標の中から選ぶ
年収が高い企業で働きたい、社風が自分に合う企業で働きたいなど自分の希望に合う指標の中から選ぶなら企業研究をしましょう。会社のホームページを見れば分かることもあれば、実際にOBやOGに聞いてみないと分からないこともあります。自分がどのようなことを大事にしているかは自己分析をして明確にしておきましょう。
ワンキャリアでは内定者がなぜその会社の内定を承諾したのか見られます。自分が志望している企業を受けた先輩たちは何に魅力を感じたのか確認することで、自分が就活の軸で大事にしていることがマッチしているか把握することが可能です。
▼内定者の体験談「内定承諾理由」
・社会貢献性が高い会社は一人当たりの売上も年収も高く、グローバルでも活躍ができると考えたから。また、社員の質もとても高く、自分が成長するのに一番適していると感じたから
※出典:アクセンチュア|ソリューション・エンジニア職2025年卒本選考の内定
・社内の雰囲気が自分にあっていた。それに加え、プライベートの時間をしっかりとれそうだと感じたから。
※出典:NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)|SE・コンサル・営業コース2025年卒本選考の内定
・自分が感じている社会課題に対して、同様の問題意識を持って実際に働きかけて成果を出している社員さんがいらっしゃった。
※出典:野村総合研究所|経営コンサルタント2025年卒本選考の内定
SIerで築けるキャリアパス
SIerで働くことで築けるキャリアパスは、主にエンジニア職と営業職があります。自分がSIerに入社した場合どういったキャリアを目指したいのか、何を仕事にしていきたいのか考えておくと、入社後のギャップは少ないでしょう。
エンジニアで入社した場合
エンジニアとして入社した場合、主にPM(プロダクトマネジャー)、ITコンサルタント、フルスタックエンジニアといったIT知識を問われるキャリアが望めます。また、入社した先でしっかりとキャリアを積むことができれば別の業界のエンジニアとしてもチャレンジすることは可能です。
ワンキャリアプラスでは転職した人がどういうキャリアを築いたのか確認することができます。入社してからのキャリアが気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
▼転職体験談(ワンキャリアプラス)
・NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)「SE(汎用(はんよう)系)」→アマゾンウェブサービスジャパン「ソフトウエアエンジニア」
「転職を考えたきっかけ」
キャリアアップと給与アップを目的で転職活動を開始。キャリア面では、汎用機での開発など、スキルの将来性に不安があったためクラウドなどのモダンなスキルが身につく環境へ移りたかったため。また、横並びでの評価で成果を上げても給与にあまり反映されない点を不満に思っており、給与アップを狙える企業を検討していた。※出典:NTT DATA(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)からの転職体験談(SE(汎用系)/男性/20代)
・日本IBM「SE(汎用系)」→(旧)LINE「フロントエンドエンジニア」
「転職を考えたきっかけ」
もともとプロジェクト現場で開発経験を積みたいため、IT Specialistとして日本IBM本社に入社しましたが、日本IBM本社では主にプロジェクトマネジメントの仕事をやりますので、なかなか開発の仕事をするチャンスが少ないので、転職を考えました。
営業で入社した場合
営業で入社した場合、営業成績を上げていけば管理職を任されるキャリアだけでなく、マーケティング職といった別の仕事を任されるようになることもあります。自分がどのようなスキルを身につけたいのか自己分析で明確にしておくことは大切です。また、エンジニアと同様にSIer以外の業界に転職することは可能です。転職の際に営業からマーケティングにジョブチェンジをするのは稀(まれ)で、営業から営業に転職することが多いです。
SIerの営業職がどのようなキャリアを築いているのかワンキャリアプラスで確認しておくと、イメージが湧きやすいでしょう。
▼転職体験談(ワンキャリアプラス)
・アクセンチュア「法人営業」→(旧)リクルートキャリア「法人営業」
「転職を考えたきっかけ」
前職までがずっとコンサルのキャリアで、もちろん営業活動も行っていたが、いわゆるがっつり営業って経験がなかった。ビジネスの根幹は営業だと考えているためそこがコンプレックスだったので営業としてキャリアを積める企業に入ろうと思った。※出典:アクセンチュアからの転職体験談(法人営業/男性/30代)
SIer業界大手5社の選考対策・クチコミ
いかがでしたか。
今回は学生に人気のSIer5社の特徴を、比較しながら説明してきました。選考でも、他のSIerとの違いは問われます。本記事の内容はしっかりと頭に入れておきましょう。
詳しい選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)は、下記の「選考対策ページ」を参考にしてください。
アクセンチュア
NTT DATA
NRI
IBM
富士通
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
各企業の選考のクチコミはこちらをご覧ください。
アクセンチュア
NTT DATA
NRI
IBM
富士通
ONE CAREERへの新規会員登録/ログインが必要です。
SIer業界以外の業界研究記事
▼業界研究まとめ記事はこちら ■メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手3社(日本製鉄・AGC・東レ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「サントリー・アサヒ・キリン・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:メーカー】日系・グローバルエリートは商社だけじゃない!海外売上50%越え日系メーカー厳選10社
・【業界研究:消費財】日系消費財メーカー(資生堂・花王・ユニチャーム)の違いを徹底比較!グローバルで百戦錬磨の意外な企業は?
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手3社(トヨタ・ホンダ・日産)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手3社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
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・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【外資系投資銀行:業界研究】大手4社「J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】MBB「マッキンゼー・BCG・ベイン」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(集英社・講談社・KADOKAWA・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局4社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手6社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・セプテーニ・デジタルHD・ADK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、HIS、KNT-CT、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
■インフラ・資源
・【インフラ:業界研究】大手3社(JR東海・東京電力・東京ガス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:インフラ業界】「安定時代の終焉」日本を支えるインフラ業界:電力・ガス・交通の魅力と将来性
・【鉄道:業界研究】大手5社「JR東日本・近畿日本鉄道・JR東海・JR西日本・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【私鉄:業界研究】大手3社「東急・東武鉄道・小田急電鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:エネルギー】電力・ガス業界の大手4社「東京電力・関西電力・東京ガス・大阪ガス」の事業や年収を徹底比較!
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・三菱マテリアル・JX金属・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【デベロッパー2:業界研究】大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(大林組・鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■IT・通信 ・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■人材・教育 ・【人材:業界研究】大手4社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・リンクアンドモチベーション」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手4社「ベネッセ・リクルート・トライ・LITALICO」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?就活でOB・OG訪問が必要な人、しなくていい人
・【志望動機の書き方】職種・業界・動機別内定者の例文17選!
・【自己PRの書き方】ESで強みを効果的にアピールするには?新卒採用担当の目線と内定者の回答例から解説
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!金融/商社/不動産/メーカー/広告/コンサルなど人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方/流れやコツを網羅的に解説
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(Photo: Nudphon Phuengsuwan/Shutterstock.com)