こんにちは、ワンキャリ編集部です。
ワンキャリ編集部が総力を挙げて紹介する【最新版:業界研究】。今回はSIer業界がテーマです。
SIer業界の主要5社であるNTTデータグループ(以下、NTT DATA)、富士通、日本電気(以下、NEC)、日立製作所、日本IBMの業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違いに迫ります。社会的インパクトの大きい業務内容や、それに見合う給与形態、幅広い業界と関われることなど、「SIer業界」には就活生を魅了する要素が多くあります。ぜひ、最後までご覧ください。
<目次>
●SIerとは 事業内容/提供サービスを解説
・SIerの分類と特徴
・システムエンジニア(SE)との違い
・SIerの仕事内容
・SIerの業務工程
●SIer業界全体の動向
・世界のSI市場は拡大している
・2025年の崖問題
●SIer業界大手5社の業績比較・ランキング(営業収益/営業利益率)
●SIer業界大手5社の特徴・強み
・NTT DATA:日本最大規模のシステム開発会社
・富士通:国内外に大きな影響力を持つ日本の総合電機メーカー
・NEC:顔認証技術などの技術力を強みに、官民を問わず価値提供を実現
・日立製作所:「IT×OT×プロダクト・システム」を武器にIT時代を戦う
・IBM:多様性を大切にする外資系企業、ソフトウエア以外の分野にも注力
●SIer業界大手5社の社風の違い・制度
・NTT DATA:大企業ならではの多様性
・富士通:さまざまな関係者と協力しながら業務を遂行する社風
・NEC:歴史ある会社でありながら、挑戦する人を応援する社風
・日立製作所:真面目な雰囲気の内にチャレンジ精神を秘めた社風
・IBM:手厚い育成環境と社会への貢献
●SIer業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
●SIer業界で働く魅力・やりがい
・プロジェクトを達成したとき
・イメージ通りに実装・テストができたとき
・ユーザーに感謝されたとき
・難易度の高いトラブルに対処できたとき
・スキルが向上していると実感できたとき
・自身の手掛けた仕事が世の中にあると感じるとき
●SIerの選び方
・自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
・情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
・ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
・手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
・企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
・就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう!
●SIerで築けるキャリアパス
・ITスペシャリスト
・プロジェクトマネージャー
・ITコンサルタント
・他のSIerへの転職
・フリーランスとして独立する
●SIer業界大手5社の求める人物像・選考対策
・SIer業界が求める人物像
・SIer業界の選考対策
●SIer業界以外の業界研究記事
SIerとは 事業内容/提供サービスを解説
SIer(エスアイヤー)の「SI」とは、「System Integration(システムインテグレーション)」の略で、システム開発や運用などを請け負う事業またはサービスを指す言葉です。顧客(クライアント)の要望に応じて、ソフトウエアの設計や運用、コンサルティングに至るまでさまざまな仕事を請け負う企業のことを「System Integrator(システムインテグレーター)」、略して「SIer」と呼びます。
大きな開発規模の場合は大手SIerから下請けのSIerへ再発注されるピラミッド構造となっているため、大手SIerに在籍することで裁量が大きくなり、より高待遇となります。
SIerの分類と特徴
SIerは大きく5つに分けられます。会社によってそれぞれ特徴は異なるので、大まかに特徴を把握してからそれぞれの企業分析を行うとより理解が深まるでしょう。
SIerの分類 | 主な特徴 | 主な企業 |
外資系 | グローバルに事業展開を行うSIer。 世界的に展開しており、サービスと商品どちらも強い。営業利益率が高く待遇が良い傾向。 |
アクセンチュア、IBM |
ユーザー系 | 大企業から情報システムが独立したSIer。 親会社から依頼があるため安定して案件を獲得することが可能。 |
NTT DATA、SCSK |
コンサル系 | 企画提案や要件定義を行うSIer。 サービスの付加価値が高いので、営業利益率が高い傾向で事業や経営に関わることができる。 |
NRI、アクセンチュア |
メーカー系 | パソコンメーカーから独立したSIer。 案件で使用する商品を自社製品でそろえることが可能なため、ものづくりに携わることができる。 |
富士通、日立製作所、日本電気(NEC) |
独立系 | 特定の親会社を持たないSIer。 独自の力で成長したオーナー社長のリーダーシップが魅力。 |
大塚商会、BIPROGY(旧:日本ユニシス) |
※大きく分けた5つの中でも会社ごとによってそれぞれ特徴は異なります。あくまで概要です。
システムエンジニア(SE)との違い
SIer業界に興味を持っている人の中には、「システムエンジニア(SE)」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? SIerとSEは一見違いが分かりにくいですが、この2つには明確な違いがあります。
SIerはあくまでも「企業単位」のことを指している一方で、SEは「個人単位」を指していることが、明確な違いです(※1)。
SIerは「企業単位」ですから、外資系・ユーザー系・コンサル系などに分類されますが、SEは担当している業務の内容によってネットワークエンジニアやデータベースエンジニアなどに細かく分類されます。
このように、非常に分かりにくいですが、SIerで働いていればSEですし、SEをしているのであればSIerに携わっているのです。
(※1)参考:エンジニアルート「SIerとは? 知らないと恥ずかしい!SEとの違い、仕事内容や種類について」
SIerの仕事内容
SIerではクライアント企業の業務内容を理解したうえで、課題を解決するためのコンサルティング、システム開発・運用・保守を請け負います。ここでは、そんなSIerの仕事を4つご紹介します。
業務向上へのコンサルティング
クライアント企業が抱える業務上の課題に対し、最適なシステムの導入を通じて解決を図ることです。単なる技術サポートにとどまらず、経営戦略の視点を取り入れて課題解決を支援する点が大きな特徴です(※2)。
具体的には、クライアントが抱くシステムに対する漠然としたイメージや要望を、ヒアリングやインタビューを通じて明確化し、実現可能な構想として立案します。その際、業務フローの見直しや効率化、リソースの最適化といったコンサルティング要素も求められます。
また、クライアントの課題やニーズに応じて、SIerがゼロから企画を発起することも珍しくありません。
SIerの役割は、単なるシステム開発にとどまらず、プロジェクトの全体像を見据えた戦略的なアプローチを取る点にあります。要件定義から設計、開発、導入、運用サポートに至るまで、幅広いフェーズに関与し、クライアントと協力しながらビジネスの成功に貢献する重要な役割を担っています(※3)。
(※2)参考:foRPro「【SIerとは】具体的な仕事内容や業務工程を詳しく解説」
(※3)参考:NTT東日本「SIerとは?業務内容、SESとの違い、人材選びのポイントを解説」
システム開発と設計 ウォーターフォールモデルとアジャイルモデルがある
SIerのシステム開発と設計業務は、クライアントからヒアリングした構想や要件を基に進められます。まず、要件定義をもとに基本設計を行い、システム全体の実装イメージを文書化します。その後、画面インターフェースや処理フローなどを詳細設計に落とし込み、実際の開発を開始します。

※出典:デジタルクロス「ウォーターフォールモデルの限界と"PoC貧乏"が起こる理由【第2回】」
上の図を元に、システム開発の2つの進め方を解説します。1つは「ウォーターフォールモデル」、もう1つは「アジャイルモデル」です。ウォーターフォールモデルは、上流工程から下流工程に向かって一方向に進む開発手法です。「要件定義→設計→製造→テスト→リリース」の順番で進行し、計画段階で詳細を固めるため、大規模プロジェクトや変更の少ない案件に適しています。
一方で、アジャイルモデルは開発工程を短いサイクル(スプリント)に分け、計画、実装、評価を繰り返すことで進める手法です。この手法ではプロジェクトの進行中に計画を柔軟に変更できるため、変化の激しいビジネス環境や迅速なリリースが求められるシステム開発に適しています。
SIerは、これらの開発手法を活用しつつ、プロジェクトを遂行します。ただし、全ての工程を1社で担当するわけではなく、元請けSIerがプロジェクト全体を統括し、協力会社(下請けSIerや専門企業)と連携して進めるのが一般的です(※4)。このようなプロジェクト体制により、多様な企業や専門家が協力しながら効率的かつ質の高いシステムを提供しています。
(※4)参考:アスターリンク「SIer(エスアイヤー)とは?仕事内容や分類、SEとの違いをわかりやすく解説」
インフラの構築
SIerの業務はアプリケーション開発に限らず、アプリケーションが安定して稼働するためのインフラの構築も重要な役割を担っています。このインフラ構築は、システム全体の性能や信頼性を支える基盤であり、IT環境の整備において欠かせない工程です(※2)(※3)。
かつてはオンプレミス(自社運用のサーバー)での構築が主流でしたが、近年ではクラウドサービスを活用した基盤構築が一般的になりつつあります(※5)。AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformなどのクラウドサービスを活用することで、柔軟性やスケーラビリティを重視した設計が可能となり、クライアントのニーズに応じた効率的なインフラを提供できます。
インフラ構築の具体的な業務内容には、ネットワークやサーバーの設計・構築、セキュリティ対策の実施、パフォーマンスの最適化などが含まれます。これらの作業を通じて、アプリケーションやデータが安全かつ快適に利用できる環境を提供することが、SIerの大きな責任の1つです。
(※5)参考:クラウドエース「SIer(エスアイヤー)の全てが5分でわかる!仕事・役割・将来性など」
開発したシステムの運用管理
SIerの業務は、開発したシステムを納品して終わりではありません。システムが稼働した後も、安定的にサービスを提供し続けるための運用管理が重要な役割を果たします。運用管理の業務には、システムのバージョンアップや機能改修、パフォーマンスチューニング、障害対応などが含まれます。
これらの業務を通じて、システムの信頼性や効率性を維持・向上させることが、クライアントの業務を支える鍵です。また、運用管理ではリアルタイムでの対応が求められるケースも多く、迅速かつ柔軟な判断力が重要です。
システム開発や運用管理のプロセスでは、SIer1社だけで業務を完結させることは少なく、再委託先のSIerやハードウエアメーカー、ソフトウアメーカーなど、さまざまなパートナーと協力して進めるのが一般的です(※2)(※3)。このように多様な関係者と連携し、幅広い経験を積むことで、キャリアの選択肢を広げることができます。
運用管理業務はシステムの安定稼働を支える重要な分野であり、現場での経験を積むことが、自身のスキルアップや将来のキャリアパスを見定める上で非常に役立つと言えます。
SIerの業務工程
要件定義工程
要件定義工程は、システム開発における最初の重要なステップです。この工程では、設計や開発に入る前に、顧客の要求や課題を明確化し、それを基にシステムの仕様を定義します。顧客が抱えるニーズは、初期段階では漠然としていることが多いため、SIerは詳細なヒアリングや業務分析を通じて、具体的な要件として整理します(※6)。
このプロセスでは、単に顧客の意見をそのまま受け取るだけではなく、SIer側の視点から最適な解決策を提案する姿勢が求められます。例えば、業務プロセスの効率化やコスト削減を目的としたシステムの仕様を設計段階で明確にすることで、顧客の期待を超える付加価値を提供することが可能です。
さらに、要件定義は後続の設計や開発工程の基盤となる重要な文書を作成するプロセスでもあります。この文書化された要件が曖昧であると、開発途中で仕様変更や認識のずれが発生しやすくなるため、明確かつ詳細な記述が欠かせません。
要件定義工程は、顧客とSIerの間でしっかりと合意形成を行うことが成功の鍵です。適切なコミュニケーションスキルや、顧客のビジネスを理解する能力が、システムの完成度やプロジェクト全体の進行に大きな影響を与える重要な工程です。
(※6)参考:トップゲート「SIer(エスアイヤー)とは何か?業務内容、種類、年収まで徹底解説!」
設計工程
設計工程は、開発するシステムの具体的な仕様を決定する重要なステップです。この工程では、要件定義工程で整理された顧客のニーズや要望を基に、実現可能なシステムの全体像を設計文書に落とし込みます(※2)。
最初に行われる基本設計(外部設計)では、システム全体の構造や必要な機能を定義し、どのようにユーザーがシステムを利用するかを明確にします。この段階では、使用するソフトウエア製品やハードウアのスペック、ネットワーク構成など、システムを動かすために必要な主要な要素も決定します(※7)。
次に、詳細設計(内部設計)では、基本設計を基にシステムの内部動作をより細かく具体化していきます。例えば、画面のインターフェースについては、ボタンの配置や機能、入力フォームの仕様、エラー発生時の処理フローなどを細部にわたって設計します。これにより、開発者が実装しやすい具体的な指針が提供されます(※7)。
また、設計工程では性能要件や拡張性、安全性などの非機能要件も考慮し、開発段階や運用段階でのトラブルを未然に防ぐための設計を行います。これらを詳細に詰めることで、プロジェクト全体の品質向上に寄与します。
設計工程の質はシステム全体の完成度や安定性を大きく左右するため、顧客との密なコミュニケーションや、チーム内での十分なレビューが欠かせません。
(※7)参考:インターセクト「外部設計と内部設計の完全ガイド:システム開発における成功の鍵」
開発工程
開発工程は、設計文書を基に実際にプログラミングを行い、システムの機能を形にする重要なステップです。この工程では、設計で定義された要件や仕様に基づいて正確にコードが作成されることが求められます。
ただし、設計が曖昧だったり、現実的でない仕様が含まれていたりする場合、プログラミング中に想定外の問題が発生し、バグや動作不良の原因となることがあります。そのため、設計の段階で十分な検討が行われていることが前提条件です。
また、開発工程の多くは下請け会社や外部の協力会社に委託される場合があります。その場合、元請けであるSIerは、進捗(しんちょく)管理や成果物の品質チェックを担当します。具体的には、開発中のコードレビューや進行状況の確認、完成後の動作テストを通じて、委託先のアウトプットが設計通りであることを保証します。
さらに、昨今のシステム開発では、開発工程における自動化ツールやCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の活用も進んでおり、効率的かつ高品質な開発を実現する仕組みが導入されています(※8)。SIerはこれらの最新技術を適切に活用し、全体の開発プロセスを円滑に進める役割も担います。
(※8)参考:アシスト「【徹底解説】CI/CDとは?CI/CDパイプラインやCI/CDツールについてイチから解説」
テスト工程
テスト工程は、開発工程で作成されたシステムが設計通りに機能し、期待通りの動作をするかを検証する重要なプロセスです。この工程では、システム全体の品質を確保し、リリース後のトラブルを未然に防ぐ役割を果たします。
テスト工程は、一般的に「単体テスト」「結合テスト」「システムテスト」の3段階に分かれて進行します(※9)。
単体テストでは、個々のプログラムやモジュールを対象とし、コードが正しく動作するかを検証します。ここでは、特定の関数や処理単位で細かいテストが行われます。
結合テストでは、複数のモジュールや機能を連結し、それらが正しく連携して動作するかを確認します。この段階では、データのやり取りや処理の流れに注目し、システム全体の一貫性を検証します。
システムテストでは、システム全体を対象に、実際の利用者の操作をシミュレーションしながら動作確認を行います。この工程では、システムのユーザーインターフェースや操作性、耐障害性なども含めて総合的に評価します。
また、SIerだけでなく、顧客側もテストに参画する「受け入れテスト」が重要です。顧客が実際の操作環境や業務シナリオを基にシステムを評価することで、より実践的で品質の高いシステムの導入が可能です。
さらに、最近ではテスト自動化ツールやスクリプトの活用が進み、大規模なプロジェクトでも効率的にテストを実施できる仕組みが整備されています。SIerはこれらのツールを適切に活用し、テスト工程全体をスムーズかつ効果的に進める役割を担います。
(※9)参考:クライン「単体テスト、結合テスト、システムテストの違いとは?各テストの役割と実施方法を徹底解説」
SIer業界全体の動向
世界のSI市場は拡大している
システムインテグレーターの市場規模は、2025年に469億1,000万米ドルと推定され、2030年までに623億4,000万米ドルに達すると予測されており、予測期間(2025年から2030年)中に5.85%のCAGRで成長するというデータがあります(※10)。
この成長の背景には、産業用モノのインターネット(IIoT)の進歩やビッグデータ、SaaSなど、最先端技術の導入が加速していることがあります。これらの技術を効果的に統合し、業務効率化や生産性向上を実現するためのシステムインテグレーションに対する需要が増加しているのです(※10)。
SIer業界は今後も成長を続け、企業のDXを支える重要な役割を担い続けると予測されています。システムインテグレーションを通じて、企業は業務の最適化や新しい価値の創出を目指すため、技術革新に対応するSIer企業の成長が期待されます。
(※10)参考:グローバルインフォメーション「システムインテグレーター:市場シェア分析、業界動向と統計、成長予測(2024~2029年)」
2025年の崖問題
2025年問題について、経済産業省が取りまとめたDXレポートでは、「複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合、2025年までに予想されるIT人材の引退やサポート終了などの影響により、経済損失は2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)に達する可能性がある」と述べています。この問題は、単に技術的な課題にとどまらず、企業の競争力や経済全体にも大きな影響を及ぼすとされています(※11)。
経産省が指摘する「既存システム」の問題は、日本のSIer業界に特有のレガシーな構造に起因しています。日本では、海外と比較してSIerにノウハウが集中しやすい傾向があり、そのため、立場の強いSIerが長期にわたって好景気を享受してきました。これは、顧客企業がITシステムの変化に柔軟に対応できず、SIerに受託開発を委託する構造が続いてきたためです。
このいびつな構造の背景には、終身雇用制度が深く関わっています。終身雇用の下で、ユーザー企業はITエンジニアの需要変動に柔軟に対応できず、その調整をSIerに依存してきました。そのため、SIerがエンジニアの人員調整を担い、IT技術の進化に伴って発展したシステムを支えてきました。しかし、近年では企業文化や労働市場の変化により、終身雇用制度が崩壊しつつあります。特にトヨタ自動車が「終身雇用の維持が困難」と発言したことが象徴的であり、この流れに伴い、日本のSIer業界のゆがんだ構造も是正される可能性があります。
今後、SIer業界は柔軟性と効率性を求められる時代に突入しており、既存のビジネスモデルの見直しが進むとともに、IT人材のスキルアップや新しい働き方の導入が急務となるでしょう。また、DXの推進により、より高度なシステムの導入や更新が求められるため、SIer業界のプレーヤーは競争力を保つために革新と適応が必要とされています。
(※11)参考:STANDARD「『2025年の崖』以降にSIer不景気時代到来?DX時代にSIerに起こること」
SIer業界大手5社の業績比較・ランキング(営業収益/営業利益率)
ここからは、ワンキャリアを利用している学生によるお気に入り数が多い「NTT DATA、富士通、NEC、日立製作所、日本IBM」の5社についてご紹介します。
SIer業界大手5社の売上高/営業利益/営業利益率は以下の通りです。
※出典:バフェットコード「NTTデータG/富士通/日本電機」
※出典:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.179」
※出典:日本IBM「貸借対照表の要旨」
2023年度は売上高・営業利益ともにNTTデータグループがトップでした。営業利益率に関しては日立製作所が8.4%でトップになりました。
SIer業界大手5社の特徴・強み
次は、各社のセグメント別の売上や、事業の特徴を見ていきましょう。
NTT DATA:日本最大規模のシステム開発会社
NTT DATAは、東京都江東区に本社を構えています(※12)。従業員数はグループ全体で約193,500人で(※13)、連結売上高は約4兆3,674億円です。以下に売上の内訳を示します。
※出典:NTT DATA「2023年度有価証券報告書 P.165」
NTT DATAでは統合ITソリューション、システム・ソフトウエア開発、メンテナンス・サポートなど幅広く事業を展開しています。
NTT DATAは、近年グロ-バル事業の強化に力を入れています。2022年に、NTTグループのグローバル持株会社であるNTT・グローバル通信事業を営むNTT Limitedが、エヌ・ティ・ティ・データに統合され、グローバル事業を本気で強化する姿勢を見せました(※14)。海外進出に関わりたい学生は、詳しく調べてみてください。
(※12)参考:NTT DATA「本社所在地」
(※13)参考:NTTデータグループ「数字で知るNTTデータグループ」
(※14)参考:NTTデータグループ「NTTグループにおけるグローバル事業の強化に向けた再編について」
富士通:国内外に大きな影響力を持つ日本の総合電機メーカー
富士通は、神奈川県の川崎に本店を(※15)。従業員数はグループ全体で約123,500人で、連結売上高は約3兆7,194億円です。また、世界の180カ国にサービスを提供しています(※16)。以下に売上の内訳を示します。
※出典:富士通「2024年度有価証券報告書 P.135」
富士通は事業分野として大きくサービスソリューション・ハードウエアソリューション・デバイスソリューション・ユビキタスソリューションの4つの領域に分けてサービスを提供しています。この中でも特に、サービスソリューションの売上収益が2兆1,375億円と好調で、売上全体の57%を占めています(※17)。
(※15)出典:富士通「拠点情報」
(※16)出典:富士通「世界180か国対象のグローバルオンサイトオペレーションを提供開始」
(※17)出典:富士通「2023年度有価証券報告書 P.55」
NEC:顔認証技術などの技術力を強みに、官民を問わず価値提供を実現
NECは、東京都港区に本社を構えています(※18)。従業員数はグループ全体で約105,300人で(※19)、連結売上高は約3兆4,773億円です。以下に売上の内訳を示します。
※出典:NEC「2023年度有価証券報告書 P.166」
NECはハードウエアおよびパッケージソフトウエアの提供・サービス提供契約(アウトソーシング、保守を含む)、システム・インテグレーションおよび工事契約の3つの領域に分けて収益を計上しています。この中でも特に、サービス提供契約の売上収益が1兆2,880億円と好調で、売上全体の37%を占めています(※20)。
(※18)出典:NEC「2023年度有価証券報告書 P.59」
(※19)出典:NEC「2023年度有価証券報告書 P.3」
(※20)出典:NEC「2023年度有価証券報告書 P.168」
日立製作所:「IT×OT×プロダクト・システム」を武器にIT時代を戦う
日立製作所は、東京都千代田区に本社を構えています(※21)。従業員数はグループ全体で約268,700人で、連結売上高は約9兆7,287億円です(※22)。以下に売上の内訳を示します。
※出典:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.121」
日立製作所はデジタルシステム&サービス・グリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズ・オートモティブシステムの4つの領域に分けて収益を計上しています(※23)。
また、日立製作所は、既存の強みと新しいIT技術を生かした事業を展開している点が同社の強みと言えます。同社はこれまで、電化製品や建設機械などの末端となるプロダクト、ATMなどのシステムを数多く手がけるとともに、鉄道・自動車・発電所などの制御装置であるOT(制御装置)も生み出してきました(※24)。
そんな同社は、これらのインフラシステムにITの力を駆使した社会課題を解決する事業を展開しています。事実、2009年からは「社会イノベーション事業」をコア事業とし、具体的に「電力・エネルギー」「産業・流通・水」「アーバン」「金融・公共・ヘルスケア」の4つを注力事業分野としてIT×OT×プロダクトの事業を展開しています(※24)。
具体的には、日立が有する中量産で競争力の高いプロダクトを中心に、そのプロダクト・設備を動かし制御・運用するOT(制御装置)、上流で経営管理を行うITの3層をつなぐことで、このような社会課題を解決しています。
(※21)出典:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.61」
(※22)出典:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.1」
(※23)出典:日立製作所「2023年度有価証券報告書 P.39」
(※24)参考:日立製作所「日立のめざす姿」
IBM:多様性を大切にする外資系企業、ソフトウエア以外の分野にも注力
日本IBMは東京都港区虎ノ門に本社を構え(※25)、連結売上高は9兆5,883億円です(※26)。以下に売上の内訳を示します。
※出典:IBM「2023年度IBM年次報告書 P.19」
※1ドル=155円で算出(1月28日時点での為替)
IBMは事業分野として大きくソフトウエア・コンサルティング・インフラ・ファイナンスの4つの領域に分けて、さまざまなクライアントに対してサービスを提供しています。その中でもソフトウエア・コンサルティング分野においては、業績を伸ばしています(※26)。
また、ソフトウエアだけでなくハードウエアのサービスも提供している点や、インフラの分野にも力を入れているという点に関しては他社と比較すべき点です。
(※25)参考:IBM「事業所・施設一覧」
(※26)参考:IBM「2023年度IBM年次報告書 P.19」
SIer業界大手5社の社風の違い・制度
次は、各社の社風や制度について見ていきましょう。
NTT DATA:大企業ならではの多様性
非常に大きな会社であることから、社内の雰囲気は部署によって全く異なり、多様な人を受け入れる風潮があります。ぜひ、説明会や座談会で部署ごとの雰囲気を実際に感じてみてください。また、現在特にグローバル展開に力を入れており、日本企業の海外進出などに興味がある学生にはおすすめです(選考対策ページより)。
▼NTT DATAに関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!。
富士通:さまざまな関係者と協力しながら業務を遂行する社風
エンジニアと聞くと、1人で黙々とパソコンに向き合うイメージもありますが、同社ではあらゆる工程においてさまざまな顧客と協力して働き、業務を通じて社会に広く貢献していることを感じることができるようです。さまざまな関係者と協力して業務を遂行したいと考えている学生にはおすすめです(選考対策ページより)。
▼富士通に関する【ONE CAREER限定コンテンツ】はこちら!
NEC:歴史ある会社でありながら、挑戦する人を応援する社風
NECの社風は、一言で表すと「挑戦する社風」です。NECには120年以上の歴史がありながらもベンチャー気質もあり、挑戦する人を応援する風土があります(※27)。また、社員の挑戦を応援するからこそ、穏やかで人やチームを大切にする人が多いです。穏やかで人を大切にしながらも、挑戦したいと考えている学生にはおすすめの企業です。
(※27)参考:早稲田ウィークリー「【NEC編】人事&若手社員に直撃! 業務内容や社風、求める人材は?」
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日立製作所:真面目な雰囲気の内にチャレンジ精神を秘めた社風
日立製作所の社風は、一言で表すと「真面目かつ情熱的」です。日立製作所が扱う商材はシステムやインフラといった社会基盤を支えるものが多く、「堅実さ」や「安定して結果を出すこと」を大切にする真面目な社員が多いですが、単に真面目なだけではなく内に秘めた熱い思いを持つ社員も多いです。社会貢献に対する情熱を持ち、チャレンジ精神に満ちた学生にはおすすめの企業です(選考対策ページより)。
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IBM:手厚い育成環境と社会への貢献
IBMの特徴の1つに、社員を育てる手厚い育成環境が挙げられます。実際に、同社には1年間に40時間以上自分の成長のために学ぶ機会を設ける「THINK 40」という制度があります(※28)。ここでは、グローバル企業であるという特徴を活かして最新のビジネス事例や社内コミュニティなど全世界のリソースを活用することができ、社員の学習意欲に対し、時間・ノウハウともに手厚くサポートする環境が整っていることがうかがえます。
また、IBMには社会にどのように貢献できるかを追求する社風があります。手厚い育成を受けながら、社会に貢献したいと考える学生にはおすすめの企業です(選考対策ページより)。
(※28)参考:IBM「Watsonを駆使した学習プラットフォーム『Your Learning』で学び続ける文化を醸成」
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SIer業界大手5社の平均年収・平均年齢・平均勤続年数
続いて、SIer業界の平均年収・平均年齢・平均勤続年数について見ていきましょう。ここでは、有価証券報告書が公開されているNTT DATA(NTTデータグループの有価証券報告書参照)・日立製作所・NEC・富士通についてご紹介します。
企業名 | 平均年収 | 平均勤続年数 | 平均年齢 |
NTT DATA | 906万円 | 14.6年 | 39.9歳 |
富士通 | 965万円 | 18.8年 | 43.6歳 |
NEC | 880万円 | 17.5年 | 43.3歳 |
日立製作所 | 936万円 | 19.1年 | 42.9歳 |
※出典:2023年度有価証券報告書「NTT Data P.11/富士通 P.11/NEC P.12/日立製作所 P.15」
※平均年収は千の位を四捨五入しています
令和5年の日本全体の40〜44歳の平均年収は約501万円(※29)です。いずれの企業も十分に高い水準であることが分かります。
(※29)参考:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-第10表 事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額- P.3」
SIer業界で働く魅力・やりがい
テクノロジーの知見を生かし、社会を支えているSIer業界のやりがいや魅力はたくさんあります。ここからは、そんなSIer業界の魅力・やりがいを6つご紹介します。
プロジェクトを達成したとき
SIerでの業務は主にプロジェクトという単位で構成されます。 プロジェクトの期間はさまざまで、2〜3年かかるものも存在します。 このような長期的なプロジェクトにおいては、さまざまな困難やトラブルが付き物です。しかし、その困難を乗り越えて完了するときの喜びは何物にも代えがたいでしょう。
大規模なプロジェクトの例に、みずほ銀行のシステム統合があります。このプロジェクトは8年という莫大(ばくだい)な時間と、4000億円という莫大な費用をかけて完成しました(※30)(※31)。史上最大のスケールと言ってもいいほど大規模なプロジェクトで、このようなプロジェクトのやりがいははかり知れません。
(※30)参考:日経クロステック「みずほシステム統合の謎、総費用35万人月はスカイツリー何本分か」
(※31)参考:みずほリサーチ&テクノロジーズ「みずほMINORI開発プロジェクトにおける品質管理の取り組み」
イメージ通りに実装・テストができたとき
プロジェクトの工程にはプログラムを実装したり、不備がないかを検証したりするテストを行います。 これが思っている以上に大変で、なかなかうまくいかず想定外のエラーが発生したりうまくプログラムを書けなかったりといったことがよくあります。しかし、 そのような想定外のエラーなどがあるからこそ、イメージ通りに実装・テストができたときには充実感を覚えます。
入社してすぐにイメージ通りプログラミングをすることは難しいです。しかし、仕事をこなしていくうちに、少しずつ感覚が身につくため最初のうちは焦らなくても問題ないです。
ユーザーに感謝されたとき
プロジェクトが完了し、ユーザーから感謝されるときは非常にやりがいを感じます。「誰かの役に立っている」という実感はとてもうれしくモチベーションも高まります。 もちろん、うまくいくときばかりではありません。トラブルが発生して叱られることもあります。 うまくいかないことがあるからこそ、無事に完了した際は自信が得られますしお客さまへ役立ててもらえたという気持ちが生まれます。
難易度の高いトラブルに対処できたとき
SIer業界の仕事においてトラブルは付き物です。 専門性が高い仕事だからこそ、原因が複雑で対処が難しいトラブルが多いです。 しかし、トラブルが発生しても粘り強く原因を探し、1つ1つ解決することで復旧できた際は達成感を味わうことができます。
スキルが向上していると実感できたとき
SIer業界で働くためには、プログラミングをはじめさまざまなスキルが要求されます。 また、最新のテクノロジーについてもキャッチアップする必要があるため、日々の勉強は欠かせません。日々勉強する必要がある分、精神的にも身体的にも負担がかかることもありますが、日に日にスキルが向上していると実感できるでしょう。
自身の手掛けた仕事が世の中にあると感じるとき
SIerの仕事では、自分自身が関わったプロジェクトが世の中に存在していると感じることも少なくありません。どの業界・どの企業にも必要なテクノロジー領域を支援しているSIer業界だからこそ、「自分の仕事が社会の役に立っている」と実感できるでしょう。
SIerの選び方
ここでは、SIer業界5社の選び方をご紹介します。
自己分析で自分の強みや価値観を洗い出そう!
自己分析とは、過去の経験・エピソードから「自分がどういう人間で、何ができるかを言葉にするプロセス」のことです。
就活において基礎となるプロセスで、会社を選ぶ際だけでなく、自己PRや志望動機を作る際にも役に立ちますが、「自己分析のやり方が分からない」のが学生に共通する悩み。
以下の記事では、自己分析のやり方をあらゆる角度から分解し、解説していますので参考にしてみてください。
▼自己分析について詳しく知りたい方はこちら ・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
情報収集ではONE CAREERの【選考対策ページ】を有効活用しよう!
「第一志望に受かりたい」「選考突破に必要な情報だけを知りたい」「いろいろな人の考えに触れたい」。
そんな気持ちに答えるべく、ワンキャリアでは4,000社を超える人気企業の選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を掲載しているほか、1,800件を超える就活記事も掲載しています。
例えば、合格の秘訣のページでは、企業の魅力や各職種の魅力、会社が求める人物像、選考のポイント、内定者の感想を掲載しているため、会社を選ぶ際の参考にできます。
以下の記事では、これらの情報を掲載している「選考対策ページ」「募集ページ」「就活記事」の活用法をご紹介していますので参考にしてみてください。
▼ワンキャリアの活用方法について詳しく知りたい方はこちら ・「就活の赤本」内定のウラ情報が満載、ワンキャリアを使い倒せ!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネル『【公式】ワンキャリアライブ』を活用しよう!
ワンキャリア公式YouTubeチャンネルでは、過去に配信した100社以上の説明会動画が見放題です。これらを利用して企業研究や志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。
また、ワンキャリアのキャリアアドバイザーによる新番組『ワンキャリコミット』も見逃せません。クチコミやワンキャリアライブの企業情報をもとにした、人気企業・難関企業の選考対策動画や、「自分に合った会社はどれか?」「秋以降どう動けばいい?」など、就活生のためのお悩み解消コンテンツをご用意しています。ぜひ情報収集に役立ててみてください。
「ONE CAREER」のyoutubeチャンネルはこちら(youtubeに遷移します)
手間がかかる「業界研究」はONE CAREERにおまかせ!
業界研究を行うことで、志望企業と競合他社の違いが明確になり、自分に合った会社を見つけることができ、志望動機の説得力が増します。
志望動機が重視される「日系メーカー」「インフラ」、業界研究をしないと「入社後やりたいこと」「強い志望動機」が語りづらい「金融」「商社」「広告」、内定辞退を恐れ、「業界1位・2位の企業ではなく、なぜうちなのか」がしつこく聞かれる「業界3位以下の企業」では業界研究はマストといわれています。
とはいえ、時間がかかる業界研究は、正直ちょっと面倒ですよね。
そこで、ワンキャリア編集部が就活生の代わりに業界研究を行いました!
就職活動が本格化して忙しい時期こそ、ワンキャリアの業界研究記事をぜひフル活用して、効率良く情報を集めましょう!
▼業界研究記事はこちら ・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
企業研究を効率よく進めたい方には「合格の秘訣」がおすすめ!
企業研究は、企業のホームページを見て、OB・OG訪問をして……と、膨大な時間がかかるように思われがちですが、実は短時間で終わらせられるのです!
多くの企業が採用する「Big Five(ビッグ・ファイブ)理論」のテスト。実は簡易版のテストを使うだけでも、ある程度自分に向いている業界・会社・仕事分野がわかります。自分の適性をつかんでおけば「向いていない業種の採用選考を受け続ける」リスクを回避でき、企業研究の時間短縮にもつながるでしょう。
次にワンキャリア編集部が皆さんの代わりに企業研究を行う「3分対策シリーズ」をお届けします。各企業の社風や選考のポイントをまとめてあるので、ES締め切り直前や面接前日の時間がないときの企業研究におすすめです!
それぞれについての記事を以下でご紹介しますので、参考にしてみてください。
また、ワンキャリアの選考対策ページにある「合格の秘訣」も企業研究におすすめです。業界の特徴から各企業の特徴や強み、社風から選考対策についても記載してありますのでぜひ参考にしてみてください。
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▼企業研究について詳しく知りたい方はこちら ・企業研究は10分で終わらせる!「欲しい人材を見抜く」裏ワザ ・企業の対策は3分で全部終わらせる!ワンキャリ編集部がお届けする「3分対策シリーズ」
就活の軸を見つけ、自分の価値観を整理しよう
就活をしているとよく聞く「就活の軸」というワード。自分の就活の軸を持っていると行きたい会社は確固たるものになります。また、選考の過程で就活の軸について聞かれたり、深掘りされたりすることも多いです。
就活の軸を見つけるにはまず、自己分析をして自分の「本音」と「建前」を整理しましょう。おのずと自分ならではの就活の軸が姿を現すはずです。
就活の軸については以下の記事で詳細に記載してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼就活の軸について詳しく知りたい方はこちら ・就活の軸【例一覧100選】面接/ESでの答え方と業界・職種別の例文
SIerで築けるキャリアパス
SIerで働くことで築けるキャリアパスは多種多様であり、変化が著しい現代においては、今後もキャリアパスが細分化される可能性は高いでしょう。
しかし、多種多様なキャリアパスの中で自分に合った働き方を見つけることが大切です。ここでは、自分のスタイルに応じて選択できるよう、代表的なSIerのキャリアパスを紹介します。
ITスペシャリスト
ITスペシャリストとは、IPA(情報処理推進機構)が策定するITスキル標準(ITSS)に基づいて専門スキルを評価されたエンジニアのことを指します(※32)。
ITSSでは、アプリケーション共通基盤、システム管理、セキュリティ、ネットワーク、データベース、プラットフォームの6つの専門分野が定義されており、ITスペシャリストはこれらの分野のいずれかでレベル3以上のスキルを有することが求められます(※32)。
レベル評価は、情報処理技術者試験などの資格試験に合格することで判定されるため、ITスペシャリストを目指すには高度な技術力と実務経験が必要です。また、この分野は技術の進化が著しいため、常に最新のトレンドを追い続ける姿勢や学習意欲が重要です。ITスペシャリストは、高度な専門性を生かして企業や社会のIT基盤を支える重要な役割を担っており、技術に対する深い興味を持つ人にとって魅力的なキャリアパスと言えるでしょう。
(※32)参考:IPA「職種の概要と達成度指標 (6)IT スペシャリスト」
プロジェクトマネージャー
SIerの多くのシステムエンジニアが設計や開発を担当するのに対し、プロジェクトマネージャーはそれらのエンジニアを統括し、プロジェクト全体をマネジメントする役割を担います。プロジェクトの成功に向けて、計画立案から進捗(しんちょく)管理、リスク対応、そして顧客への納品までを一貫して指揮するのが主な仕事です。
大規模なシステム開発プロジェクトでは、スケジュールや予算の管理、人材リソースの最適化、潜在的なリスクの特定と対応、さらにはクライアントや関係者(ステークホルダー)との円滑なコミュニケーションが求められます。プロジェクトマネージャーは、要件定義や設計といった初期段階での重要な意思決定を行い、各工程の進行を評価しながらプロジェクトを前進させます。
このポジションは大きな責任を伴う一方、プロジェクトを成功に導いた際の達成感ややりがいも非常に大きいのが特徴です。また、顧客やチームメンバーとの協力を通じて、リーダーシップやコミュニケーション能力を磨くことができ、エンジニアからさらにキャリアを発展させるための魅力的なキャリアパスと言えるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、顧客が抱える業務上の課題を解決するために、経営層や部門責任者などからヒアリングを行い、最適な解決策を提案する専門家です。その役割は、単なるITシステムの導入にとどまらず、顧客のビジネス全体を支援する包括的なアプローチが求められます。
提案書の作成においては、経営視点に基づいた戦略的な思考が不可欠です。そのため、ITに関する技術的な知識だけでなく、経営学や業界知識、さらに顧客の業務に関する深い理解が求められます。また、提案が採用された際には、プロジェクトを成功に導くための開発体制の構築や、顧客や社内外の関係者を巻き込むリーダーシップが重要なスキルとなります。
ITコンサルタントの多くは、コンサルティングファームやIT関連企業に所属しており、その専門性を生かしてさまざまな業界の企業を支援しています。また、キャリアの選択肢としても非常に魅力的であり、特に異業種や別のコンサルティングファームへの転職を通じてさらなるステップアップを目指すことができます。顧客の課題解決を通じて、ビジネスの成功に貢献できるこの職種は、挑戦を好む人にとって非常に価値の高いキャリアパスと言えるでしょう。
他のSIerへの転職
現在のSIerから別のSIer企業への転職は、待遇面の改善やスキルアップを図るうえで、魅力的なキャリアパスの1つです。転職による最大のメリットは、自分が理想とする職場環境やプロジェクト規模、業務内容に出会える可能性が広がる点にあります。
特に他のSIerに転職する場合、現在の経験やスキルを生かしながら、新しい技術や業務フローに触れられる機会が得られるため、さらなる成長が期待できます。また、企業ごとに特化している分野やクライアント層が異なるため、自分が挑戦したい分野やキャリアの方向性を見据えた選択が重要です。
転職を成功させるためには、若いうちから勉強を怠らず、最新技術の習得や実務経験を積むことが大切です。また、自分のスキルセットや目指すキャリアに適した企業を見極める力も求められます。情報収集やネットワーキングを通じて、企業文化やキャリアパスについて理解を深めることで、自身の可能性を広げる転職が実現できるでしょう。
フリーランスとして独立する
SIerで一定の経験を積み、高いスキルや実績を得たと感じた場合、フリーランスとして独立するキャリアパスも選択肢の1つです。特にITスペシャリストやプロジェクトマネージャーとして難易度の高い案件を成功に導いた経験がある場合、企業に所属するよりも良い収入を得られる可能性があります。
フリーランスの最大の魅力は、自分の成果が収入に直結する点と、働き方やプロジェクトの選択に自由度があることです。一方で、案件が途切れると収入がゼロになる可能性があり、安定性に欠ける点はリスクと言えます。そのため、独立前には技術力やマネジメントスキルをさらに磨き、クライアントから信頼される実績や人脈を築いておくことが重要です。
また、フリーランスとして成功するためには、自分の専門性を生かした案件を見極める力や、案件を獲得するための営業力も必要です。特に最初のうちは、自身のスキルや強みを明確にアピールするためのポートフォリオや、信頼できるネットワークの構築が成功の鍵です。リスクとリターンのバランスをしっかりと考えながら計画を立てることで、フリーランスとしてのキャリアを豊かなものにできるでしょう。
SIer業界大手5社の求める人物像・選考対策
ここからはSIer業界5社が求める人物像と選考対策をそれぞれ解説します。
SIer業界が求める人物像
各社が求める人物像は、下記の「合格の秘訣」を参考にしてください。
NTT DATA
富士通
NEC
日立製作所
日本IBM
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SIer業界の選考対策
エントリーシート(ES)対策
企業が志望動機で注目しているポイントは、「会社で活躍できる人材であるかどうか」という点です。そして具体的には以下の3つのポイントを重要視しています。
・入社意欲がどれほど強いか ・自社のカルチャーや目指す方向性と合っているか ・入社後に活躍してくれそうか
これら3つのポイントを含んだ志望動機は説得力があり、過去の選考参加者や内定者のESからも高評価を受けやすいことが分かっています。
▼エントリーシート(ES)の書き方について詳しく知りたい方はこちら ・志望動機【例文17選】書き方の基本と職種・業界別内定者のES実例 ・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
Webテスト対策
Webテストは多くの企業で実施されており、企業ごとに異なるテストが使用されています。そのため、事前にテスト内容を把握し、対策をしておくことが重要です。
SIer業界では、特に「SPI」「玉手箱」が多く実施されています。
SPIは性格と能力の2領域を測定し、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)で分かれています。時間制限がついているという特徴があり、受験者の解答状況や正答率によって問題が変わっていきます。正答率が高ければ難易度の高い問題が出題され、高得点につながるので、時間内で的確に問題を解けるようにしておきましょう。
玉手箱は、計数理解(数学)、言語理解(国語)、英語理解、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短いことが特徴です。そのため、満点を目指すのではなく、確実に解ける問題に集中することが求められます。また、玉手箱は毎年似たような問題が出題される傾向があるため、スピード感に慣れるために多くの問題を解いておくことが大切です。
また、企業によっては企業オリジナルの筆記試験が課される場合があるため、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
以下にWebテストについての記事をご紹介しますので参考にしてみてください。
▼Webテストについて詳しく知りたい方はこちら ・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧 ・【SPI対策】全問題形式を完全網羅!練習問題&解答一覧(言語・非言語・英語・構造的把握力) ・【玉手箱対策】問題&解答集|出題企業と問題形式(計数・言語・英語)まで紹介 ・TG-WEB対策の全て|例題や解答集、おすすめの問題集まで解説 ・【GAB対策】全種類の問題&解答集|例題で練習必須の独特な適性検査とは
面接対策
業界や会社によって面接で問われる内容は異なります。そのため、志望する業界に合わせた対策が必要です。以下では、業界や企業ごとに準備を進める際のポイントをご紹介します。
まず、面接選考を通過するためには「企業目線」で考えることが重要です。内定の判断を行うのは、その企業の人事担当者や役員ですので、企業が求める人材像を理解することが不可欠です。経営計画などの企業情報を調べることはもちろんですが、企業側の視点に立ち、「どのような人材が求められているのか」を意識しながら面接準備を進めましょう。
また、面接対策では自己分析を行い、自分をアピールするための材料をそろえることも重要です。しかし、選考対策の順番としては、まず企業や業界の分析を行い、その後に自己分析を進める方が効果的です。企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理することで、より説得力のあるアピールが可能です。
ワンキャリアでは、企業ごとの選考ステップや合格の秘訣(ひけつ)を紹介しています。これにより、各企業が重視する評価ポイントや求める人物像を効率的に把握することができ、情報収集の手間も省けます。企業研究を進める際には、ぜひご活用ください。
▼面接対策について詳しく知りたい方はこちら ・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、大学の先輩や知り合いを通じて紹介してもらったり、就活イベントを利用して社員と接点を持つことで機会を得たりすることができます。これにより、説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、業界や企業についての理解が深まることは間違いありません。
さらに、業界や企業によっては、OB・OG訪問の有無や訪問時の評価が選考に影響することもあります。訪問の回数が多いと「熱意がある」と評価されたり、質の高い質問をすることで「優秀だ」と思われたりすることがあります。
OB・OG訪問をすべきか迷っている場合は、まずは最初の1人、同じゼミやサークルの先輩など身近な人から始めてみるといいでしょう。
OB・OG訪問については以下の記事で詳しく記載してありますので参考にしてみてください。
▼OB・OG訪問について詳しく知りたい方はこちら ・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
SIer業界以外の業界研究記事
■業界研究まとめ記事はこちら ■メーカー ・【素材メーカー:業界研究】大手5社(日本製鉄・旭化成・AGC・クラレ・日本ガイシ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【電機メーカー:業界研究】大手4社(ソニー・日立製作所・パナソニック・三菱電機)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い ・【化粧品メーカー:業界研究】日本の大手4社(花王・資生堂・コーセー・日本ロレアル)を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【飲料メーカー:業界研究】大手4社「アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【食品メーカー:業界研究】大手5社(味の素・日本ハム・明治・日清食品・江崎グリコ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【重工メーカー:業界研究】大手3社「三菱重工業・川崎重工業・IHI」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【製薬:業界研究】大手4社(武田薬品工業・アステラス製薬・大塚製薬・第一三共)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【精密機器メーカー:業界研究】大手4社(デンソー・キヤノン・富士フイルム・キーエンス)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:日系消費財メーカー】大手4社(花王、ユニ・チャーム、ライオン、小林製薬)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【自動車メーカー:業界研究】大手5社(トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【医療機器メーカー:業界研究】大手5社(キヤノン・富士フイルム・オリンパス・テルモ・オムロン)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■商社 ・【総合商社:業界研究】五大商社(三井物産・三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・住友商事)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【鉄鋼商社:業界研究】大手4社「伊藤忠丸紅鉄鋼・メタルワン・阪和興業・JFE商事」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■金融 ・【メガバンク:業界研究】三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:地銀】横浜銀行、千葉銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行。Uターン就活生から圧倒的な人気を誇る地方銀行の違いや意外な魅力とは?
・【業界研究:生保と損保の違い】保険業界を受けるなら知っておきたい、生命保険、損害保険業界の違いを徹底比較!
・【生命保険:業界研究】大手生保(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)を比較!業績比較・ランキング・強み・社風の違い
・【損害保険:業界研究】大手4社(東京海上日動火災保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【カード:業界研究】大手3社「三井住友カード・ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【信託銀行:業界研究】大手3社「三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・SMBC信託銀行」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【証券:業界研究】大手5社「野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:外銀(外資系投資銀行)】大手4社「モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【アセットマネジメント:業界研究】大手4社「野村アセットマネジメント・アセットマネジメントOne・大和アセットマネジメント・三井住友DSアセットマネジメント」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■コンサル ・【戦略コンサル:業界研究】戦略コンサル大手5社「マッキンゼー・BCG・ベイン・A.T. カーニー・ADL」を比較!仕事内容・社風/強みの違い
・【業界研究:総合コンサル】大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、アビーム、EY、KPMG)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■マスコミ・エンタメ ・【出版:業界研究】4大出版社(KADOKAWA・集英社・講談社・小学館)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【テレビ局:業界研究】キー局6社(フジテレビ・日本テレビ・TBSテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHK)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【大手広告代理店:業界研究】大手5社(電通・博報堂DYグループ・サイバーエージェント・ADK・JR東日本企画)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:旅行業界】「JTB、KNT-CT、HIS、日本旅行」大手旅行会社4社それぞれの強みや社風、給料を徹底比較!
■インフラ・資源
・【鉄道:業界研究】大手8社「JR東日本・JR東海・JR西日本・東急・阪急電鉄・東武鉄道・名古屋鉄道・東京地下鉄」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【海運:業界研究】大手3社「日本郵船・商船三井・川崎汽船」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【ガス:業界研究】大手4社「東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス」を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【業界研究:石油業界】「ENEOS・出光興産・コスモエネルギー・国際石油開発帝石・石油資源開発・三井石油開発」石油大手6社の業績、社風を徹底比較!
・【業界研究:航空会社】大手2社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL))を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【非鉄金属:業界研究】大手4社(住友電気工業・JX金属・三菱マテリアル・住友金属鉱山)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■不動産・建設 ・【デベロッパー:業界研究】大手6社(三井不動産・三菱地所・東急不動産・住友不動産・野村不動産・森ビル)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【不動産:業界研究】準大手4社(ヒューリック・東京建物・日鉄興和不動産・NTT都市開発)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【スーパーゼネコン:業界研究】主要5社(鹿島建設・大林組・清水建設・大成建設・竹中工務店)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■IT・通信 ・【SIer:業界研究】SIer大手5社ランキング(アクセンチュア・NTTデータ・野村総合研究所・日本IBM・富士通)!業績比較・平均年収・社風/強みの違い
・【通信:業界研究】大手キャリア4社(NTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天)を比較!業績比較・ランキング・平均年収・社風/強みの違い
■人材・教育 ・【人材:業界研究】大手5社「リクルート・パーソルキャリア・パソナ・レバレジーズ・ビズリーチ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
・【教育:業界研究】大手5社「リクルート・ベネッセ・Gakken・公文・ナガセ」を比較!業績ランキング・平均年収・社風/強みの違い
▼就活記事の総集編まとめ
・【新特集スタート】就活生の悩むべき問題は5つだけ。モヤモヤした視界を切り開く「就活の羅針盤」
・26卒就活はいつから?スケジュールとインターン準備の有利な進め方
・OB・OG訪問とは?やり方から内定者が使うアプリまで完全解説
・志望動機【例文17選】ES・履歴書での書き方と職種・業界別の実例
・【面接で聞かれること】新卒就活で頻出の質問一覧と内定者の回答例
・自己分析のやり方【4通り】簡単にできる方法・ツールとメリットを解説
・【業界研究のやり方:36業界収録】めんどくさい業界研究は全て任せろ!人気業界/企業を徹底比較
・【Webテストとは】主要9種類を網羅!適性検査の特徴、対策本、出題企業一覧
・グループディスカッション完全対策!全テーマの進め方・流れやコツを網羅的に解説
・ケース面接対策&例題|コンサル・日系大手も出題!ゼロからの始め方
・ESの書き方&例文集|エントリーシートの基礎から質問別/業界別の回答例まで完全対策
(Photo:Nudphon Phuengsuwan/Shutterstock.com)