こんにちは、ワンキャリ編集部です。
企業が行うプロジェクトを「マネジメント」の力で支援をする、マネジメントソリューションズ(以下、MSOL)。2019年に東証1部(現在は市場プライム(※1))に上場したコンサルティングファームです。
こちらの記事では、MSOLが募集する4つの職種のうち、プロジェクトマネジメントコンサルタント職(PMC)の本選考対策をお伝えします。
選考前の最終確認のためにご一読ください。
(※1)参考:MSOL「株式について│IR情報」<目次>
●MSOLの特徴
●MSOLの社風
●MSOLの本選考のポイント
●MSOLの本選考のフロー
・1. 会社説明会
・2. Webテスト
・3. 1次面接
・4. 筆記テスト
・5. 2次面接
・6. 最終面接
●おわりに
MSOLの特徴:コンサルの中でも数少ない「マネジメント」領域を専門に、伴走型の支援を行う
MSOLの強みは「マネジメント」領域に特化していることです。同社ならではの「プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)事業」を展開し、クライアント企業で立ち上がったプロジェクトを円滑に運営するための支援をしています。
具体的には、マネジャーの相談役となったりプロジェクトの管理プロセスを作成したりして、プロジェクトマネジャー(PM)が正しい意思決定をできるようにサポートしています。
また、PMの人材不足などの組織課題解決にも貢献しています。昨今のIoTやAI(人工知能)によるビジネス環境の変化に伴い、企業では組織や業務の変革、IT化投資、新規事業投資などの対応に追われています。
さらにプロジェクトが増えることにより、PMの人材不足も課題となっています。
クライアントの組織に深く関わり、伴走型のマネジメント支援ができるのはMSOLならではの魅力です(※2)(※3)。
(※2)参考:MSOL「2022年10月期 第3四半期 決算説明会資料 P.32」(※3)参考:MSOL「1分でわかるMSOL | MSOLを知る」
MSOLの社風:それぞれの「やりたいこと」を追求できる自律的キャリア
MSOLは「自律的キャリア」支援を提唱しています。
これは、同社の「人の成長こそが会社の発展のために最も重要な要素である」という考えに起因しています。
例えば、目標管理制度をベースとした評価制度や、「キャリアビジョン」を共有する文化、自分の意見を積極的に発言できる社風があります。
そのため、チャレンジできる機会が多く、目標達成に向けてキャリアを積むことができます(※4)(※5)。
(※4)参考:MSOL「自分のペースで歩み、楽しみながら働き続けることが私の自律的キャリア」(※5)参考:MSOL「社内行事と福利厚生 | 働き方を知る」
MSOLの本選考のポイント:マネジメント領域における関心とチャレンジ文化に合う主体性が求められる
コンサルティング業界において、数少ない「マネジメント」領域を専門とするMSOL。
どの選考においても、「マネジメントに関わりたい」という確固たる意志を示す必要があります。
面接では「なぜマネジメントが必要だと思うか」のような質問をされることもあるため、バイトやサークルで「チームをまとめた経験」などを通して、マネジメントの重要性を話せると良いでしょう。
以下の観点から、過去のエピソードを振り返ることをおすすめします。
【マネジメントをした経験の伝え方】
・チームで何かを成し遂げた経験
└大学時代に部活の大会で優勝した
・自分の役割
└副キャプテンを務めた
・チームでどのような立ち振る舞いをしたのか
└毎週1時間のミーティング行い、部員が意見を話す場を設けた
・チームの何に貢献したのか
└部内での目標や方向性を統一させ、モチベーションの高い状態で練習に取り組める環境作りに貢献した
また、同社には「チャレンジ精神」が強い文化があるため、物事に主体的に取り組める素養があることを示せると良いでしょう。
実際に、2023年卒の面接では「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」が何度も何度も問われています。
以下では、主体性をアピールする経験の一例をご紹介します(※6)。
【主体性を示すエピソードの伝え方】(※6)参考:ワンキャリア「エントリーシート(ES)・面接で差がつく自己分析!『学生時代に力を入れたこと』の自己PR例文と話し方」
・どのような経験か
└大学生活で力を入れた飲食店のアルバイト経験について
・自分の役割
└売上が減少していたため、客単価を上げる新メニューの企画をした
・どのような行動をしたのか
└来店客100人にヒアリングをしたり、競合店で売れているメニューを調査したりして、顧客のニーズを分析した
・どのような成果を残したのか
└企画した新メニューが人気になったことで、売上を向上させた
MSOLの本選考のフロー
MSOLの本選考フローは以下の通りです。
1. 会社説明会
2. Webテスト
3. 1次面接
4. 筆記テスト
5. 2次面接
6. 最終面接
1. 会社説明会:参加必須の説明会
MSOL では、本選考を受けるために参加必須の会社説明会があります。こちらに参加しないと、Webテスト以降の選考を受けることができないため、必ず参加をしましょう。
2. Webテスト:ボーダーは6割程度。準備は怠らず、本番は落ち着いた気持ちで臨もう
MSOLでは、自宅受験のWebテストが課されます。形式はSPIで、内容は言語、計数、性格。所要時間は1時間程度です。
ある内定者は、「手応えがなかったが通過できた」とのことなので、あまり絞り込みはされていないと考えられます。
とはいえ、SPIは他社のWebテストでも頻出の形式であるため、参考書を用いて対策することをおすすめします(選考対策ページより)。
SPIの具体的な問題や対策方法については、下記の記事を参考にしてください。
・【SPI対策】SPIとは?例題31問付き!言語・非言語等の問題形式と出題内容を解説!
3. 1次面接:過去の経験を交え、説得力のある回答を心がけよう
MSOLの1次面接は、社員1名と学生1名で行われる、1時間程度の個人面接です。
過去には以下のような質問がされました。
・学生時代に力を入れたこと
・志望動機
・自身の長所・短所
など
※出典:マネジメントソリューションズ|コンサルタント職2023年卒本選考の1次面接
(1)「学生時代に力を入れたこと」では、マネジメントへの関連性を持たせるため、チームをまとめた経験を話すと良いでしょう。
他にも、「行動の目的」や「行動の背景」など、深掘りの質問もされるようです。どのような質問にも一貫性を持って答えられるように要点を整理しておきましょう。
(2)「志望動機」では、「なぜコンサルなのか」「なぜMSOLなのか」という2つの観点を踏まえて伝えましょう。「なぜMSOLなのか」では、「若いうちからマネジメント経験を積むことができる」というMSOLの強みを取り入れるのがおすすめです。
(3)「長所・短所」では、内定者によるとそれぞれ3個以上出すことを求められたそうです。複数のネタと、説得力を持たせるためのエピソードも用意できると良いでしょう(選考対策ページより)。
4. 筆記テスト:2,000字の小論文。自分の経験に基づいてオリジナリティのある文章を作成しよう
MSOLでは、自宅受験の筆記試験が課されます。内容は小論文で、 所要時間は1時間程度です。過去には「マネジメントの必要性に関する自身の考え」について、2,000字程度で小論文を書くというお題が課されました。
ある内定者は、「組織を良い方向に導くためにマネジメントが不可欠である」という考えを、アルバイトでのマネジメント経験を踏まえて書いたそうです。
お題に関連する本の要約などはせず、自分の経験や考えを踏まえた小論文を書くすることで、高評価を得られるでしょう。
さらに、この小論文の内容は2次面接でも触れられることがあります。口頭でも答えられるように準備しておきましょう(選考対策ページより)。
5. 2次面接:最大の鬼門。MSOLの業務と自分のキャリアビジョンとの関連性を示そう
MSOLの2次面接は、社員1名と学生1名で行われる、1時間程度の個人面接です。
過去には以下のような質問がされました。
・学生時代に力を入れたこと
・志望理由
・挫折経験
・キャリアビジョンについて
など
※出典:マネジメントソリューションズ|コンサルタント職2023年卒本選考の2次面接
MSOLの本選考では、この2次面接が最大の鬼門です。過去には、キャリアビジョンに関して、3・5・10年スパンでの質問がされました。加えて、「MSOLで達成できるか」という深掘りもされたそうです。そのため、キャリアビジョンを明確にし、その上でMSOLに入社した場合に歩みそうなキャリアと関連付けて答えられると良いでしょう(選考対策ページより)。
以下では、MSOLでのキャリアパスの例と、ある内定者が話したキャリアビジョンをご紹介します(※7)(※8)。
<MSOLでのキャリアパス>(※7)参考:MSOL「キャリアパス | キャリアステップを知る | 採用サイト」
・1~2年目:プロジェクトアドミニストレーター
└管理作業・庶務作業を担当し、プロジェクトマネジャーが本来の業務に注力できる環境作りを行う。
・2~4年目:プロジェクトコントローラー
└プロジェクト管理プロセスの策定や、各種会議のファシリテーションを行う。
・4~5年目:プロジェクトマネジメントアナリスト
└チームリーダーの相談役・プロジェクト計画の推進・リスクマネジメントを行う。
・5~7年目:プロジェクトマネジメントコンサルタント
└プロジェクトマネジメントにおける将来を見越した計画、組織間調整、人材育成を行う。
<内定者が話したキャリアビジョン>
・3年後:下積みを経て実力を高めたい
・5年後:プロジェクトをリードする人材になりたい
・10年後:会社を代表する人間になりたい
など
(※8)参考:MSOL「プロジェクトを成功に導くPMOとは?」
6. 最終面接:過去の面接で話せなかったことはしっかり伝えておこう
MSOLの最終面接は、社員1名と学生1名で行われる、1時間程度の個人面接です。
過去には以下のような質問がされました。
・これまでの面接の振り返り
・志望動機
・学生時代に力を入れたこと
など
※出典:マネジメントソリューションズ|コンサルタント職2023年卒本選考の最終面接
MSOLの最終面接は、入社意思の確認の場ではないため要注意です。
過去には「学生時代に力を入れたこと」に関して、「今までの面接で話したことがないものを教えてほしい」と言われた内定者がいました。質問に対応できるように、複数のエピソードを用意しておくことをおすすめします。
さらに、最終面接は2次面接よりも緊張感のある雰囲気の中で行われるため、落ち着いた気持ちで臨めると良いでしょう(選考対策ページより)。
おわりに
ここまで、MSOLの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
マネジメントソリューションズの選考やイベント情報についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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