<明治大学 Dさん(文系/女性)>
内定先
丸紅(一般職)、双日(一般職)、メタルワン(一般職)、農林中央金庫(事務職)、商工中金(エリア総合職)、東急リバブル(総合職)、ANA(CA職)
就活サマリー
【就活の進め方・軸は?】
SPIを計画的に対策。実践練習を重ね、本番で最高のパフォーマンスを発揮
【内定獲得の秘訣は?】
面接のやりとりは戦略的に。本当に会話しているような雰囲気を作る
【大学特有の就活事情は?】
抽選の説明会において不利なこともあるが、選考では人柄で勝負
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのでしょうか?
ワンキャリ編集部では「トップ内定者」にインタビューを行い、彼らの就活スタイルを徹底調査しました。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けします。【大学別トップ就活生レポート2019】
【目次】
●就活の進め方・軸は?
●受けた企業一覧
●内定獲得の秘訣は?
●就活スタイルまとめ
●大学特有の就活事情は?
●一年間の就活年表
就活の進め方・軸は?
Dさんが就活を進める上で重視していたのは以下の2点です。
・自分の思い描く人生を歩むために一般職を選択
・「SPIの参考書で勉強」+「テストセンターで何回も練習」することで、本命の企業で最高のパフォーマンスを発揮
自分の思い描く人生を歩むために一般職を選択
Dさんは就活を始めた時は、総合商社の一般職を受けようとは思っていなかったそうです。
Dさんは最初、一般職に対して「仕事に対する意欲が低そう」「旦那さんを見つけて結婚したら辞めそう」という漠然としたイメージを持っていました。
しかし、知り合いの紹介で総合商社の一般職の方と実際に会って話を聞く機会があり、それによって一般職に対する印象が変わったとDさんは語ります。
その方は総合商社の一般職に関して、
・仕事に対するモチベーションが高い人が多い
・会社としても「いるだけでいい」とは思っていない=求めるレベルがある程度高い
・結婚をしたら辞めようと思っている人はあまりいない
・会社としても長く仕事を続けてもらいたいと思っている
と言っていたそうです。
この話を聞いて、「仕事も家庭も大事にしたい」「結婚・出産後も仕事を続けたい」と考えていたDさんは、総合商社の一般職を受ける決意をしました。
そして、12・1月に総合商社の説明会やOB/OG訪問に行き始めたそうです。
また、Dさんは志望企業の一般職の他に、選考が早い企業の総合職やエリア総合職を受けています。
理由は、「総合商社の一般職の選考時期が遅いため、早めに選考を受けることで練習になるから」だとDさんは述べています。
戦略的に選考を受ける練習をしたことで、本命の総合商社の面接では緊張が和らぎ、力が発揮できたそうです。
総合商社の一般職を第一志望にしている方は、4~5月に面接選考を実施している企業を練習として受けるといいでしょう。
「SPIの参考書で勉強」+「テストセンターで何回も練習」することで、本命の企業で最高のパフォーマンスを発揮
DさんはSPIの参考書を2周解いた上に、練習としてテストセンターを7、8回受験したそうです。
また、エントリーするだけでWebテストを受けられる企業を選び、Webテストを10回近く受けたといいます。
何回も実践練習を重ねたことで同じ問題が出てきて解きやすくなり、本命の企業で最高のパフォーマンスができたとDさんは語ります。
一般職を受ける人は、計画的にSPI対策をして実践練習を重ねましょう。
ちなみに、「SPIのボーダーラインは高いが、TOEICについては5大商社共通してあまり選考に関係していないと感じた」とDさんは述べていました。Dさんの周りでは400点で受かった人や800点で落ちた人がいたからだそうです。
このことから、TOEICの点数が高くないからといって、気にしすぎる必要はないと言えるでしょう。
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
ー |
ー |
3年秋 (M1) |
ー |
ー |
3年冬 (M1) |
ー |
ー |
4年春 (M2) |
【本選考】 東急リバブル、商工中金、 農林中金、メタルワン、 双日、丸紅、 ANA(CA職) |
東急リバブル、商工中金、 農林中金、メタルワン、 双日、丸紅、 ANA(CA職) |
内定獲得の秘訣は?
Dさんの内定獲得の秘訣は以下の2点です。
・面接では会話をするよう心がける
・「自分の」考えを持ち、しっかり伝えることで他の人との差別化を意識
面接では会話をするように心がける
Dさんは面接において、質問に笑顔で元気よく答え、面接官と会話することを意識していました。
暗記した原稿を話す人もいる中で、あえてその場で考えるそぶりを見せていたそうです。
そして、普段しゃべっている時であればすぐに答えられないような質問は、たとえ準備していたとしてもわざと時間を取って答えていました。
こうした工夫によって、本当に会話をしているような雰囲気を出すようにしていたとDさんは言います。
面接の準備はとても大事ですが、用意された原稿を読むような口調や、質問に対して食い気味に答えることは避けましょう。
「自分の」考えを持ち、しっかり伝えることで他の人との差別化を意識
Dさんによると、総合商社の一般職の面接選考で聞かれる質問は、面接官によって異なります。しかし、「志望理由」はどの企業の面接でも共通して聞かれるそうです。
Dさんは「志望理由」と「なぜその志望理由を持つに至ったか」の両方について述べたそうです。
そして「なぜその志望理由を持つに至ったか」については、普段の生活や今までの経験をベースにして答えたそうです。
例えば、Dさんはまず志望理由として「全ての生活を支える根本に携わりたい」と言いました。その経緯として、「食べることや服を買うことが大好きな私は、何も不自由なく生活できることに感謝している。その生活をあらゆる面で支えているのは総合商社(の総合職)であり、私は根本でその人たちを支えたいと思ったから」と述べたそうです。
これによって、他の人との差別化ができ実際に面接官の反応も良かったそうです。
このことから、総合商社の一般職の面接では、志望動機のみならず、そこまでに至る経緯を自分の経験から考え、しっかり伝えられることが求められていると言えます。
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験 |
|
対策時期 |
3年(M1)2月 |
対策期間 |
1カ月~2カ月 |
対策方法 | 参考書、模擬試験 |
グループディスカッション |
|
対策時期 | なし |
練習回数 | なし |
練習内容 | なし |
面接 |
|
対策時期 | 3年(M1)2月〜4年(M2)5月 |
練習回数 | 9回以上 |
練習内容 | 選考を受ける中で |
OB/OG訪問 |
|
訪問時期 | 3年(M1)1月〜4年(M2)5月 |
訪問回数 | 9回以上 |
大学特有の就活事情は?
総合商社を志望する上で、自分の大学は不利なことの方が多いとDさんは語ります。
理由は、総合商社を志望する早慶の学生が多いために、抽選の説明会で落ちることが多く予約が取れなかったからだそうです。そのため、Dさんは「総合商社はMARCH生より早慶の学生を採用したがっている」と感じたそうです。
しかしDさんは、学歴は自分がどうこうできる問題ではないため気にしなかったそうです。
「選考を受け始めてしまえば、面接は人対人の会話なので大学名は関係ないと思う」とDさんは語ります。
エントリーシートに関しては、キャリアセンターで添削を依頼していたそうです。
狭き門である総合商社のES選考を通過するには、大学のOB/OGやキャリアセンターを利用して第3者に見てもらうことをおすすめします。
一年間の就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
8 | ー |
ー |
9 | ー |
ー |
10 | ー |
ー |
11 | ー |
ー |
12 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ・OB/OG訪問 |
2 |
【本選考】 東急リバブル |
・OB/OG訪問 ・WEBテスト/筆記試験 ・面接対策 |
3 |
【本選考】 東急リバブル |
・OB/OG訪問 ・WEBテスト/筆記試験 ・面接対策 |
4 |
【本選考】 商工中金、農林中金 |
・OB/OG訪問 ・面接対策 |
5 |
【本選考】 商工中金、農林中金、 メタルワン、双日 |
・OB/OG訪問 ・面接対策 |
6 |
【本選考】 丸紅、農林中金、 メタルワン、双日 |
ー |
7 | ー |
ー |
※インターン:実施した月/本選考:選考が行われた月
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