こんにちは、ワンキャリ編集部です。
今回は、TBSの本選考のポイントをまとめてお伝えします。選考前の確認にぜひご一読ください。
このページの内容は、一般選考ルートを受ける学生向けになっております。そのため、選考のポイントの内容も一般選考ルートを受ける学生向けになっております。
サマーインターンからの選考ルートを知りたい方は、そちらを参照してください。
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<目次>
●TBSの社風
●TBSの選考のポイント
●TBSの本選考のフロー
・エントリーシート(ES)
・Webテスト
・1次面接
・2次面接
・筆記テスト
・3次面接
・グループディスカッション(GD)
・4次面接
・最終面接
●おわりに
TBSの社風:堅実ながらも、新しいことを自由にやる
TBSの特徴
TBSは「ドラマのTBS」といわれるように、歴代のドラマ視聴率ランキングで1位から4位までを独占(※1)しており、最近でも『半沢直樹』(総合視聴率42.2%)や『逃げるは恥だが役に立つ』(総合視聴率33.1%)など大ヒットを生み出し続けています(※2、3)。
在京キー局の中でドラマ専用の自社スタジオ「緑山スタジオ・シティ」を持ってるなど「ドラマの質の高さ」と「制作環境の良さ」を持つテレビ局です。
また、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である「TBSイノベーションパートナーズ」の立ち上げや、AR技術で体験型アトラクションを制作するベンチャーに出資しています。
最新映像技術や新たな視点からのコンテンツ提供を模索しており、TBSでは既存の枠組みにとらわれずに、さまざまな形でコンテンツ提供に携われる機会があるといえます(※4)。
(※1)参考:minto.tech「歴代ドラマの視聴率ランキング」
(※2)参考:ORICON NEWS「『半沢直樹』最終回で『ミタ』超え、“紅白”並みの視聴率42.2%、瞬間最高46.7%」
(※3)参考:livedoor NEWS「『逃げ恥』最終回の総合視聴率は驚異の33.1%! 『ドクターX』を上回る」
(※4)参考:日本経済新聞「ARの娯楽施設を常設へ プレースホルダが6億円調達 」
石橋を叩(たた)いて渡る「堅実」な社風
TBSは「お祭りが好きなフジテレビ」や「キラキラした日本テレビ」などと比較して、全体的に堅実で落ち着いた雰囲気があります。
「硫化水素誤報道事件」に端を発する誤報道事件などから「全ての仕事への入念な確認すべし」というポスターが社内に貼られるほど、入念な確認が行われる文化が醸成されているようで、社員いわく「以前は取材陣、ディレクター、アナウンサーの3重チェックだったが、現在では情報チェック専門の部署が設けられ何重にもチェックが行われる」そうです(選考対策ページより)。
堅実な社風の会社で着実にキャリアを積み重ねていきたいと考える学生には最適な企業でしょう。
▼選考におけるポイントやクチコミを詳しく見たい方はこちら!
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
【クチコミ】説明会/インターン/選考の評判
TBSの選考のポイント:「新しいことに対応できる人材」であるか
テレビ業界の低迷に対応するために、TBSは新規事業や新規技術を積極的に採用しています。
このため、新しいことに対応できる人材が必要であり、テレビ業界への課題意識やソリューションに敏感な学生を求めています。実際に、面接やエントリーシート(ES)ではテレビ業界の現状や今後のソリューションについての質問がなされています。
これに加え、内定者は「エンターテインメント領域の最新のテクノロジーについて話すと非常に高評価だった」と述べており、NewsPicksや東洋経済オンラインなどの特集記事でテレビ業界の現状を理解しつつ、最新技術などは知識としてストックしておきましょう。
その上で、テレビ業界の現状の課題とそれに対するソリューションを自分なりに考えておくことが効果的です。
TBSの本選考のフロー
TBSのインターンの選考フローは以下の通りです。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. 1次面接
4. 2次面接
5. 筆記テスト
6. 3次面接
7. グループディスカッション(GD)
8. 4次面接
9. 最終面接
それでは選考ごとに見ていきましょう。
1. エントリーシート(ES):後の選考でも利用されるES
TBSの2019年卒のESは以下の通りです。
(1)TBSで実現したい事はどんなことですか。具体的に教えてください。(300字)
(2)あなたが学生時代に最も力を入れてきた事はなんですか。その結果何を得ましたか。(250字)
(3)テレビは「変革」の時を迎えていると言われています。その「変革」の先にはどんな未来が見えますか。そこであなたはどんなスキルを生かして、どんな活躍をしていると思いますか。(300字)
(4)これまでの人生で最も影響を受けたテレビ番組はなんですか。どんな影響を受けましたか。(150字)
(5)これまでのあなたの人生で訪れた3つの「転機」について、それぞれ見出しをつけて、内容も詳しく教えてください。(文字数制限なし)※出典:TBS|一般職2019年卒本選考のES
TBSのESは後の面接でもしっかりと利用されています。
実際に選考を受けた内定者は「後の面接でも面接官がESのコピーを手元に用意していたので、今後の選考でもかなり重要だと思う」と述べているため(選考対策ページより)、以下の点に注意しながら書くようにしましょう。
(1):過去の体験を根拠として書く
(2):構造的に書く
(3):いわゆる「ガクチカ」をアピール
(4):テレビの現状とそれに対するソリューションを理解する
(5):テレビ報道の「良い面」に触れる
▼TBSのES・志望動機について詳しく知りたい方はこちら
【ES・体験談】選考通過者の事例と対策法
【志望動機・選考の感想】
▼過去に配信した《ES対策ガイダンス @YouTube LIVE》を期間限定で公開中!
・【全22卒就活生向け】『ES対策ガイダンス』−基礎から内定者ESのアタマの中まで大解剖−
▼ES対策に関する記事はこちら
・【まとめ】エントリーシートの書き方:インターンでも使えるESの書き方を紹介!志望動機・頑張ったことの例も多数
・【エントリーシート(ES)の書き方&例文】ラブレターに学ぶ、企業に読まれるES
2. Webテスト:不安な人は対策を
TBSのWebテストは自宅受験型の「玉手箱」で、内容は言語、非言語、性格、所要時間は1時間半程度でした。
内定者いわく「後の選考で筆記試験が課されているので、ここのWebテストはあまり考慮されていない」そうです。しかし、全員が通るわけではないので、不安な人は対策本などをしっかりと解いておきましょう。
・必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】
▼玉手箱に関するおすすめの記事はこちら!
・【Webテスト対策:玉手箱】計数・言語・英語の問題例一覧!出題企業とおすすめ問題集も
3. 1次面接:時間にシビア! 簡潔に話そう
TBSの1次面接は、社員2人:学生1人の個人面接で、所要時間は10分程度でした。
質問は「自己紹介」や「志望動機」などオーソドックスなものが多く、フランクな雰囲気で行われたようです。
時間は10分程度と短いですが、実際に選考を受けた内定者いわく「タイマーで時間が測られるなど、時間にはかなりシビアだった」ようで(選考対策ページより)、分かりやすく簡潔に話すことが大切であるといえます。
4. 2次面接:事前の準備がカギ
TBSの2次面接は社員2人:学生1人の個人面接で、所要時間は15分程度でした。
「『自分が考えた番組の企画書』を1分間でプレゼンする」という内容で、質問もプレゼン内容に関係するものがほとんどだったようです(選考対策ページより)。
どんな質問に対しても臨機応変に答えられるかがカギとなってくるため、想定質問を考えておくことが極めて重要といえるでしょう。
過去の体験談を活用して、想定質問の準備を進めましょう。
【ES・体験談】選考通過者の事例と対策法
5. 筆記テスト:半数が落ちる4時間の長丁場
TBSの筆記テストは、本社での受験で、形式は企業オリジナルで、所要時間は4時間程度だったそうです(選考対策ページより)。
主なテスト内容は以下の通りです。
・一般常識、エンタメ問題(漢字、スポーツ選手、お笑い芸人など)
・小論文(仮想通貨などの時事問題について400字で意見論述)
・番組企画(2次面接のプレゼンと内容が一緒)
・情報処理(トラブルシューティング問題)
実際に選考を受けた内定者は「倍率は2倍程度で、6割獲得できれば通過するイメージだ」と話しています(選考対策ページより)。
一般常識の試験では時事問題やエンタメ問題が、小論文では時事問題についての意見論述が課されています。
このため、時事問題へのアンテナを立てておく必要があるため、先に述べた通り、NewsPicksや東洋経済オンラインなどを逐一確認しておくことはもちろん、エンタメ問題の対応のために日頃からテレビを見ておくといいでしょう。
6. 3次面接:深掘りが激しい選考の山場
TBSの3次面接は、社員3人:学生1人の個人面接で、所要時間は20分程度でした。
実際に選考に参加した学生は、3次面接について、「深掘りが非常に厳しかった。全体を通しても3次面接が一番きつかった」と語っています(選考対策ページより)。特に、「志望動機」についてを最も重視しているため、さまざまな観点から志望動機を明確にしておくことが重要です。
以下のような観点から志望動機を明確にしておき、面接官からの深掘りに耐えられるよう対策をしておきましょう。
【志望動機のさまざまな観点の具体例】
・なぜテレビ業界なのか
・なぜTBSなのか
・希望部署の理由は何か
・やりたい事業は何か など
▼過去に配信した《面接対策ガイダンス @YouTube LIVE》を期間限定で公開中!
・【全22卒就活生向け】『面接対策ガイダンス』−基礎から内定者の準備方法まで大解剖−
▼志望動機に関する就活記事はこちら
・志望動機で差をつける!ES・面接でのアピール方法を例文付きで解説
・【面接対策:志望動機】全業界対応!評価が高まる「志望動機」の作り方・答え方を5つのポイントと例文で解説!
7. グループディスカッション(GD):「協調性」と「事前準備」が大切!
TBSのグループディスカッション(GD)は、学生6人で「TBSの強み」について議論する1時間程度の選考でした(選考対策ページより)。
GDは4次面接とセットで選考されたようで、倍率はおよそ2倍程度でした。以下に注意して進めていきましょう。
他者の意見をしっかり聞きつつ、自分の意見を主張する
テレビ業界ではさまざまな関係者を巻き込みながら業務をしていくという特徴があるため、GDでは相手の意見を完全否定しない協調性が重要です。
実際に、内定者は「他者の意見を聞きつつも、自分の意見を主張するというバランスに気をつけた」と語っています。
相手の主張に対して意見をする際には「それは〜だと思うのですが、どうでしょうか」といったように必ず、提案型にすることが効果的です(選考対策ページより)。
TBSについて事前に入念な下調べを行おう
事前にHPなどでTBSが企業として今どのような事業を行っていて、どの点に強みと弱みを持っているのか把握しておきましょう。
というのも議論中に多くの学生自らが調べた情報をもとに議論展開していくため、無勉強の状態でGDに参加すると話についていけなくなる可能性があります。
事実、ある内定者も「選考中に話に入ってこれない学生もいた」と語っており、「IR情報」や「中期経営戦略」などを見るなどの準備をしてTBSの動向を把握しておくことが重要です(選考対策ページより)。
▼GD対策に関する就活記事はこちら
・グループディスカッション対策完全版!テーマごとの例と議論の進め方・役割の選び方
8. 4次面接:入社への意欲が低い学生はここで容赦なく落とされる
TBSの4次面接は、社員6人:学生1人の個人面接で、所要時間は30分程度であり、前述のグループディスカッション(GD)とセットで行われました。
主な質問内容はこちらです。
・自己紹介
・志望動機
・学生時代頑張ったこと
・GDの感想
・就活状況
・第一志望なのか など
この面接で最も重要になるのが、「内定をもらったら絶対にTBSに入る」という気概と熱意をもって語り、面接官に入社への意欲を伝えきることです。
というのも、この面接は人事部が行う最終面接であり、この後は「お墨付きがついた学生」が役員と面接を行うことになるため、内定を出しても辞退しそうな学生を次の面接に進めるわけには行かず、入社への意欲が低い学生は容赦なく落とされます。
万が一内定をもらっていたとしても、面接では内定先を答えることを避け、「TBSに必ず行きます」と即答するようにしましょう(選考対策ページより)。
9. 最終面接:緊張感がある中でもパフォーマンスができるか
TBSの最終面接は、社員5人以上:学生1人の個人面接で、所要時間は20分程度でした。
社員は全員が社長を含む役員陣で、面接内容は「志望動機」「学生時代頑張ったこと」などオーソドックスなものでしたが、「緊張感がある面接だった」と実際の内定者は語っています(選考対策ページより)。
TBSでは個人が尊重される文化から積極的に上の役職の人にも提案することが求められているため、上の役職の人(役員)の前でもしっかりと話すことができるかが重要です。
事前に志望動機と学生時代頑張ったことを今一度確認し、緊張感がある中でもしっかり話せるように多少の内容を覚えることが効果的でしょう。
▼TBSの選考ステップをさらに詳しく知りたい方はこちら!
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おわりに
いかがでしたか? 皆さまの選考対策のお役に立てれば幸いです。
さらに詳しい選考対策ページとイベント情報はこちらをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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(Photo:Naoto Shinkai/Shutterstock.com)