「どうせなら有名な大手企業で働きたい! だけど、人気があればあるほどライバルも多いし、狭き門を突破できるか自信がない……」
そんな方はぜひ一度、大手企業の子会社や関連会社にも目を向けてみませんか。
ワンキャリアでは【子会社特集】と称して、子会社と関連会社の大まかな違いや、巨大な親企業に隠れがちなものの実はすごい子会社など、子会社と関連会社にスポットを当てた内容をお送りいたします。
今回は、三菱商事の子会社や関連会社をいくつかご紹介します。
【紹介企業】
・三菱商事ロジスティクス
・メタルワン
・ローソン
・伊藤ハム米久ホールディングス
・シグマクシス
・日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
※シグマクシスは、2018年5月に三菱商事が持つシグマクシスの全保有株式を売却したため、元・持分法適用関連会社となっています。
三菱商事の子会社や関連会社
三菱商事ロジスティクス【子会社】
株主:所有株式数の割合(%)
・三菱商事:100%※出典:三菱商事ロジスティクス「会社概要」
概要
三菱商事ロジスティクスは1954年に設立された、東京都千代田区に本社を置く、運輸・物流業界に所属する企業です。
事業・特色
単にモノを運ぶ物流会社ではなく、生産地から店舗まで一貫した物流サービスを、陸、海、空を駆使して提供しています。
これを実現しているのが、同社特有の商材を切り口とした部門構成で、一部署内で陸、海、空の全ての運送を担当し、商材と状況に合わせた運送方法を提案できます。商流について深い見地を持つ総合商社の子会社ならではのサービス形態が特徴です(選考対策ページより)。
公式HP
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メタルワン【子会社】
株主:所有株式数の割合(%)
・三菱商事:60%
・双日:40%※出典:三菱商事「2017年度IR事業説明会(金属グループ) P.8」
概要
メタルワンは2003年に設立された、東京都千代田区に本社を置く三菱商事と双日の合弁会社です。
事業・特色
メタルワンは、世界各地に約140のグループ会社を有する「世界最大の鉄鋼総合商社」であり、連結売上高、取り扱い数量、グループ会社数など多岐にわたる項目において常に業界トップクラスの規模を誇ります(※1)。
また、B職(総合職)社員の約4人に1人(※1)が海外拠点や事業会社に駐在しており、若いうちから海外で経験を積み、「商社マン」としての成長を獲得したい学生にはおすすめの環境といえます。(選考対策ページより)。
(※1)参考:メタルワン新卒採用サイト「メタルワンの強み」
公式HP
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ローソン【子会社】
株主(上位10名):所有株式数の割合(%)
・三菱商事:50.1%
・日本マスタートラスト信託銀行(信託口):4.8%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口):2.7%
・NTTドコモ:2.1%
・STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234:1.8%
・JPモルガン証券:1.3%
・日本証券金融:1.0%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口7):1.1%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口5):1.0%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9):0.9%※出典:ローソン「第45回 定時株主総会招集ご通知 P.19」
概要
ローソンは、1975年に設立された、コンビニエンスストアのフランチャイズチェーン展開を行う企業です。
事業・特色
ローソンは「マチのほっとステーション」というスローガンを掲げており、地域や社会の状況に合わせて新たな取り組みを続ける企業です。他社との違いとして、地域や社会のニーズを反映させた事業展開で売上を伸ばしているということが挙げられます。
例えば、2011年からは自社の農場「ローソンファーム」で作物の栽培を行ったり、2019年には従業員の負担を減らすため、大晦日から元日にかけて、加盟店約100店舗で休業実験を実施したり(※2)、最新の課題も敏感に捉えて取り組む姿勢がうかがえます(選考対策ページより)。
(※2)参考:ローソン「ローソンの歴史」
公式HP
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伊藤ハム米久ホールディングス【持分法適用関連会社】
株主(上位10名):所有株式数の割合(%)
・三菱商事:39.31%
・日本マスタートラスト信託銀行:5.29%
・伊藤記念財団:4.07%
・エス企画:3.51%
・三井住友銀行:2.14%
・伊藤文化財団:2.10%
・三菱UFJ銀行:1.82%
・伊藤文化財団:2.10%
・みずほ銀行:1.71%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口):1.63%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9):1.04%※出典:伊藤ハム米久ホールディングス「第4期報告書 P.9」
概要
伊藤ハム米久ホールディングスは2016年に創立された東京都目黒区に本社を置く、食肉加工品の製造、販売を行う企業です。
事業・特色
伊藤ハムと米久の経営統合により設立された共同持株会社です。主な事業は加工食品事業と食肉事業で、どちらも前年と比べ売上を伸ばしています(※3)。
「フェアスピリットと変革への挑戦を大切にし、従業員とともに持続的に成長する食品リーディングカンパニー」をビジョンとして掲げ、伊藤ハム、米久それぞれ独自のブランド力を堅持し、安全・安心で高品質な商品やサービスを提供し続けることを目指しています(※4)。
現在は「伊藤ハム米久ホールディングス」自体は採用を行っておらず、傘下である「伊藤ハム」「米久」の採用に注力しているようです。
(※3)参考:伊藤ハム米久ホールディングス「第4期中間報告書 P.2」
(※4)参考:伊藤ハム米久ホールディングス「トップメッセージ」
公式HP
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シグマクシス【元・持分法適用関連会社】
株主(上位10名):所有株式数の割合(%)
・日本トラスティ・サービス信託銀行:20.6%
・インターネットイニシアティブ:9.6%
・インテック:9.6%
・日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9):6.1%
・日本マスタートラスト信託銀行(信託口):5.8%
・GALDMAN SACHS INTERNATIONAL:4.6%
・資産管理サービス信託銀行(信託E口):2.8%
・資産管理サービス信託銀行(証券投資信託口):1.8%
・J.P.MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 1300000:1.5%
・シグマクシス従業員持株会:1.5%※出典:シグマクシス「2020年定時株主総会招集通知(インターネット開示事項) P.1」
概要
シグマクシスは2008年に設立された東京都港区に本社を置く、ビジネスコンサルティングファームです。
事業・特色
シグマクシスは他のコンサルティングファームと比較して、「クライアントに寄り添った姿勢」を徹底しています。その背景には自らを「戦略実現のシェルパ(※5)」と位置付け、『受注者と発注者の関係』を越えた『同志』として共栄していこうとする独自のビジョンがあり、その実現のために従来のコンサルの概念に縛られない方式を採用しています。
例えば、報酬体系が一般的なチャージレート型(稼働時間に応じた報酬体系)ではなく、成果報酬型であることが挙げられます。ある社員は「大手ITサービス会社の新規事業支援の際、契約先への交渉にまで乗り出し、お客様の名刺を片手に営業も支援した」こともあるようです(選考対策ページより)。
2018年5月に、三菱商事が持つシグマクシスの全保有株式を売却したため、三菱商事の元・持分法適用関連会社となりました(※6)。
(※5)……登山者とともに山に登るプロフェッショナルのこと。リスクとリワードを共有しあう登山者とシェルパの関係をクライアントとシグマクシスの関係になぞらえている
(※6)参考:シグマクシス「株式の売出し及び新株式発行並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」
公式HP
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日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ【持分法適用関連会社】
株主(上位10名):所有株式数の割合(%)
・タタ コンサルタンシー サービシズ:66%
・三菱商事:34%※出典:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ「会社概要」
概要
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは、2014年に発足した東京都港区に本社を置く、システム・ソリューション業界に所属している企業です。
事業・特色
インドのIT企業であるタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)と三菱商事の合弁会社です。TCSは世界46カ国にオフィスを持ち、ITサービス分野において「ITサービスブランドのBIG4」といわれています(※7)。日本市場を知り尽くす三菱商事と手を組むことで、日本企業の世界への事業展開を促進することを目指しています。
世界中に分散する複数のチームが協業し、効果的に開発を進めていく体制により、群を抜くスピードと品質を実現しています。(企業ページより)。
(※7)参考:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ「TCSについて」
公式HP
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おわりに
子会社というと、「親会社の下請け」というイメージを抱きやすいかもしれませんが、そんなイメージを払拭(ふっしょく)するために説明会やインターンシップで、グループ内の専門的な役割を果たしていることや、その会社ならではの魅力を伝えようとしている企業も少なくありません。
気になる企業があれば、実際に説明会やインターンシップに参加してみるのはいかがでしょうか。
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それでもやっぱり大手の親会社に行きたい! という方でも、その企業が所有している子会社や関連会社を見れば、注力事業や今後の事業展開などを分析する際の参考にもなるでしょう。企業研究の一環として、グループ会社について調べることをおすすめします。
世の中のさまざまな企業の中から、「ここで働きたい!」と思える企業が見つかるきっかけになれば幸いです。
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