2019年卒向けに、ソフトバンク(営業・企画職)の 本選考ステップ(ES、面接、Webテスト等)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
ソフトバンクの選考フロー
ソフトバンクの選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(以下、ES)
2. Webテスト
3. 1次面接
4. 2次面接
5. 3次面接
6. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
ソフトバンク選考全体のポイント:「ソフトバンクバリューを示す」と「圧倒的な志望度をアピール」
ソフトバンクバリューを示す
ソフトバンクの本選考では「ソフトバンクバリューを示す」ことが大切です。ソフトバンクバリューとはソフトバンクの重視する価値観。「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」の5つです。激しく変化する事業環境のなかで勝ち抜くためには、これらの価値観を強く持った人材が必要になります。自分とマッチングするバリューを示せるように、根拠づけるエピソードを用意しておきましょう。
なかでも営業コースの採用では「執念」が重視されます。ソフトバンクの営業スタイルは粘り続ける営業。ある役員も「ソフトバンクの営業はロジックで詰めて相手を納得させるという以上に熱意と粘り強さでやり抜く」と語っています。示すべきバリューを2~3個選択し、根拠づけるエピソードを用意しておくといいでしょう。
圧倒的な志望度をアピール
ソフトバンクの採用では圧倒的な志望度が重視されます。背景にはソフトバンクの「大量採用」があります。競合他社と比較したときに従業員数が少ないうえ、事業拡大にともない人手が必要です。そのため、学生の採用数を増やしています。一方、応募者一人ひとりにかけられる時間も少なくありません。選考で聞かれる内容もオーソドックスな内容も多くなり、他の企業をたたき台として受ける学生がいるほどです。そのため、他の学生に負けない圧倒的な志望度を求められています。
志望度をアピールする方法は2つ。「企業と業種への理解度を示すこと」「入社後やりたいことを明確化すること」です。通信業界とソフトバンクの正しい知識を身につけ、志望理由にはっきりとした根拠を持たせましょう。入社後に実現したいことに繋げられるのがベストです。
実際に内定者も「何がやりたいのか」「本当にそれはソフトバンクでやれるのか」と質問を多く受けたと話していました。以上を踏まえ、圧倒的な志望度が伝えられるように心掛けてください。
ソフトバンク本選考の各ポイント
エントリーシート(ES):自己PRと志望理由を簡潔に述べることがカギ
2017年卒のソフトバンクの本選考では、ESに以下の設問が課されました。
(1)ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(200字以上)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念 ※
(2)情報革命で人々を幸せにするために、ソフトバンクに必要なことは何だと思いますか? その達成のために、あなたならソフトバンクでどんな挑戦をしたいか教えてください。(200字以上)※出典:ソフトバンク|営業・企画職2017年卒のエントリーシート
ソフトバンクのESは200字以上という指定があります。ただし、長く書いたからといって評価が高くなるとはかぎりません。内定者も「原稿用紙に収まる300~400字程度で書いた」と話していました。簡潔に内容が伝わるように心掛けましょう。
設問(1)ではソフトバンクバリューに基づいたエピソードを話すことが必要。面接でもバリューを感じさせるエピソードを深堀りされます。ただし、必ずしも5つすべてのバリューを選ぶ必要はありません。内定者も「周りの内定者によって数は異なる、多ければ多いというわけではない、2~3個選択した人が多かった」と述べています。企業とのマッチングを示すためにも、自分にあったバリューをいくつか選択して回答しましょう。
設問(2)で問われている内容はソフトバンクへの理解度と志望度。「情報革命で人々を幸せにする」という理念を自分の言葉で定義し、ソフトバンクが行うべきことが何かを示せるように心掛けてください。その上で、入社したら挑戦したいことを明確にすると根拠がはっきりとします。綿密な企業研究を行うことが秘訣です。
2017年卒のES回答例はこちらです。
・ソフトバンク|営業・企画職 2017年卒のES・体験談一覧
WEBテスト:形式はテストセンター! 経験を積み慣れておこう
ソフトバンクのWEBテストの形式はテストセンターです。指定の会場に行き、1時間半程度で受験を行います。出題科目は「言語」「非言語」「性格診断」の3つ。ボーダーも高くない一般的なテストセンターです。市販の問題集を一通りこなす対策で問題ありません。他社の選考で経験を積み慣れておくと良いでしょう。
1次面接:通過させる面接! 若者らしさと志望理由をアピールしよう
1次面接は若手社員1名に対し、学生3人のグループ面接。時間は30分程度です。質問内容は志望動機、周りの人からの印象、ネガティブチェックの位置づけがメインになります。グループ面接は、学生1人に充てる時間が限られています。基本的なコミュニケーション能力があることを示し、端的な回答を心掛けてください。面接の回答内容は覚えておくことが大切。次の面接で深堀りされます。一貫性を持った回答をするためにも、話した内容をメモしておくといいでしょう。
2次面接:根拠のあるエピソードで再現性を示そう
2次面接は人事社員1名に対し、学生1人の個人面接。時間は30分程度です。質問内容は志望動機や学生時代に頑張ったことなどオーソドックスな内容になります。2次面接で図られることはソフトバンクバリューとのマッチング。人柄を掘り下げる質問が多くされます。内定者も「ソフトバンクバリューに関する回答をより多く掘り下げられた」と話していました。
示すバリューは「数」より「再現性」です。自分の人柄にマッチするバリューを2~3個選んで、根拠づけるエピソードを用意しておきましょう。根拠が薄いバリューは再現性がないとみなされてしまいます。実際にある内定者は「所属店舗のテレアポのアルバイトの中で、1位をとることを目標掲げて、失敗しながらも日々PDCAを回し、粘り強く取り組んだことで目標を達成できた」というエピソードを話し「執念」「挑戦」「逆算」をアピールしていました。
自分にマッチするバリューを選択し、根拠のあるエピソードで再現性を示しましょう。2次面接も1次面接と同様、回答内容は覚えておくことが大切です。3次面接に備えて、しっかりとメモしておくことを心掛けてください。
3次面接:志望度を強く問われる面接! 粘り強く回答しよう
3次面接は部長クラス社員1名に対し、学生1人の個人面接。時間は45分程度、質問内容は志望動機や入社後やりたい営業の種類などです。3次面接以降の特徴は「志望度を強く問われること」。「通信業界でやりたいことは?」「営業でやりたいことは?」の2つの質問が掘り下げられます。通信業界でしかできないことを明確にし「コンシューマー営業」と「法人営業」に分かれるソフトバンクの営業だからこそ実現したいことをアピールしましょう。
3次面接では質問に答える姿勢もみられます。ソフトバンクの営業スタイルは粘り強くやり抜く営業です。辛抱強く回答し執念をアピールできるよう心掛けてください。内定者も「面接での容赦ない突っ込みに、時間をかけてでも粘って、自分なりの答えを出した姿勢を評価された」と話しています。ソフトバンクの社風を反映させつつ、諦めないで答えられるようにしましょう。
最終面接:厳格な雰囲気でも粘り強く、圧倒的な志望度を伝えよう
最終面接は人事社員2名に対し、学生1人の個人面接。時間は45分で、厳格な雰囲気の中行われます。求められることは「圧倒的な志望度」です。「なぜ通信業界なのか?」「なぜソフトバンクなのか?」という質問を深堀りされます。他の志望業界や通信キャリアと比較した中で、通信業界・ソフトバンクがベストであることを根拠づけてアピールしましょう。
実際に内定者によると、面接官は納得できない回答に対し「それは他の志望業界・キャリアでは、本当にできないのか?」と繰り返し聞いてきたと話していました。厳しい指摘や質問があっても、粘り強く食い下がって回答することを心掛けてください。ソフトバンクの営業スタイルのような成功するまで諦めない執念の強さをアピールしましょう。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、ソフトバンクの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
ソフトバンクの選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページの情報をもとにしています
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