内定先
国税専門官、国家一般職
就活サマリー
試験勉強に全力投球。持ち前のコミュ力を武器に、面接対策ほぼナシで難関公務員に内定
#どんな就活?
#中大#文系#国家公務員
名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
中央大学 Bさんの就活ストーリー
大切なことは机に向かうことだけじゃない、公務員志望こそ多様な人と接するべき
「確かに机に向かって勉強をすることは大切だけれど、外に出て多様な人と接することも重要だと感じるし、特に面接ではそこが合否の分かれ目となる」とBさんは述べる。
Bさんは国税専門官を含む複数の国家一般職試験に合格・内定した猛者であり、筆者の知る中でもトップクラスの人当たりの良さ・コミュニケーション能力を有する人物だ。しかし、そんなBさんでも面接時にはもっと外に出ておくべきであったと後悔したという。
まず前提として公務員の面接は、コンピテンシー面接と呼ばれるものであり「今までの経験から学び、日々の活動で生かしていることをどのように業務につなげることが出来るのか」見られている。
そして、公務員の業務においては、自治体の住民をはじめ、多くの関係者と協働しつつ仕事を進めることが多く、そういったことから選考では、多様な価値観の人と接することが出来るのか、また、活動出来るのかということは見られているという。
実際にBさんは学生団体で会計を務めた際の、さまざまな要求や価値観の人を説得し、折衝を行った経験やバイトでのクレーム処理の経験を面接で述べたところ、高く評価してもらえたと述べている。
それを踏まえた上でBさんは、「公務員志望者の学生こそ机だけに向かうのではなく、足を動かしてさまざまなコミュニティに所属し、多様な人々と交流するべきであり、その様な活動を行ってきた学生こそが強く、それこそが必勝法である」と強く語る。
死ぬ時までに自分が何を成し遂げることが出来たのか、公務員志望の仕事観とは
「公務員」といえば、安定の象徴というイメージだ。Bさんはなぜ公務員を志望したのか、そして「キャリアの安定」についてどう考えているのか問うたところ、彼独自の仕事観が浮かび上がってきた。
まずBさんは、自分の進路を決めるに当たって、今後の人生を深く考えたという。そして人生の多くを占める仕事において、「仕事とは、終局的に自分が生きた証であって、何を成し遂げることが出来たのかが重要だと感じる」との考えに至ったとBさんは語る。
この点において公務員は長期的なスパンで自治体や国に大きなインパクトを与えることができる。特に、国税専門官については、一生を通して税という特定の分野の専門性を高めることが出来る点が魅力的だったそうだ。
そんなBさんに民間は全く興味が無かったのか、また、民間との違いである「安定」についてどう考えるのかという質問をすると、次のような回答が返ってきた。
「今話した観点や軸が実現できるかも大事だけど、最終的には何に幸福を感じるかが決め手だったと思う。確かに公務員は給与が特段高いわけでもないし、転職も有利ではない。ただ自分は、ワーク・ライフ・バランスが保たれたゆったりとした生活が安定的に続いていくこと、そこに魅力を感じたし、そんな状態が自分の幸せだと思う」
「安定」、世間一般ではこの2文字の表現に対し、さまざまな定義や解釈が述べられるとともに、それを求めることに賛否両論の声があることも事実である。
しかし、自分なりにこの2文字を解釈し、そこに幸せを見出した上で納得して就活を終えたBさんは紛れもない就活勝者だろう。
鍵は「危機感」、目の前の物事に真剣になれるか否かが合否を決める
Bさんに対し、自身が複数合格出来た要因、また、周囲の合格者の共通点を聞いたところ、Bさんは少し考えた上で、「危機感の有無」、そして、「それは真剣さの度合いに基づいており、結局最後は目の前のことに真剣になれるか否かが合否を決めた」という回答をくれた。
Bさんは、3年の2~4月の模試で高得点を取ったことと、憲法や数的処理がほぼ完璧だったことが、試験に対する危機感を薄くさせていたと述べていた。4月の国家総合職の試験は全体的に難しいが、問題によっては勉学以外で身につけた知識に頼って解く問題も多い。つまり、「危機感を持続させて、より一層勉学に励んだこと」が複数合格につながる、ということだろう。
またBさんいわく、同様に高得点を取った友人の中には、それで満足し最後のラストスパートの期間を怠惰に過ごしたことで落ちた友人も多かった。しかし、そこまで地頭が良くなく、成績が伸び悩んでいた一人の友人は、最後まで危機感を持って目の前の試験に向けて全力を傾けていった結果、難関区役所に合格していたことからも上記が重要だとBさんは語る。
民間よりも数が少なく、一回一回の選考が重い公務員就活だからこそ、目の前のことに真剣になれ、「危機感」を感じることが出来るのかが合否を分けると強く感じる。
中央大学 Bさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
ー | ー |
3年秋 (M1) |
ー | ー |
3年冬 (M1) |
ー | ー |
4年春 (M2) |
東京特別区、川崎市役所、 国家公務員総合職、 国家公務員一般職、 裁判所職員一般職、 国税専門官、国立大学法人 |
国税専門官、国家公務員一般職 |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)4月 |
対策期間 | 2ヶ月以上 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 1〜3回 (平均3.11回) |
練習内容 | 友人と練習 |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 11回以上 (平均4.81回) |
練習内容 | 友人と練習 |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB・OG訪問
訪問時期 | 3年(M1)3月 |
訪問回数 | 1回〜3回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
中央大学 Bさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
ー | ー |
ー |
9 | ー |
ー |
10 | ー |
ー |
11 | ー |
ー |
12 | ー |
ー |
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ー |
2 | ー |
ー |
3 | ー |
OB訪問開始(1〜3回) |
4 | ー |
ー |
5 | ー |
ー |
6 | ー |
ー |
7 | 東京特別区、川崎市役所、 国家公務員総合職、 国家公務員一般職、 裁判所職員一般職、 国税専門官、国立大学法人 |
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