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就活サマリー
「外銀じゃ一番になれない」異色の経験を引っさげ、大手エンタメに内定
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
慶應義塾大学 Bさんの就活ストーリー
一番にならないと意味がない。その土俵が外資系投資銀行じゃなかっただけ
大学3年生、6月。Bさんの志望業界は多くの就活生が目指す外資系投資銀行(以下、外銀)だった。
その理由は「留学先で仲良くなった外銀出身の行員の人柄に惹かれた」から。
帰国後に早速、投資銀行部門(以下、IBD)のサマーインターンに参加したBさんに選考突破の決め手を伺ったところ「外銀マンに無い面白さがあったから」と語ってくれた。実際Bさんの肩書きは、体育会所属から学生団体の幹部経験、1年間の留学、果てにはメディア露出まで非常に個性的だ。
長時間の勤務に耐えられるストレス耐性と体力が求められるIBDにおいて「体育会所属」以上の付加価値を有しているBさんは魅力に映ったのだろう。
しかし、最終的にBさんは、外銀とは全く縁のないエンタメ系の企業への入社を決めた。「自分が一番になれる場所は外資系投資銀行ではないと思った」と話すBさん。どんなコミュニティの中でも上には上がいるということは承知の上で、あえてなぜ一番を渇望するのか。
Bさんは「一番の時と二番の時だと明らかに周囲の反応が違う。『一番でないと意味がない』と感じた」と話す。冷静な自己分析を元に、自らの最大の強みを「場を盛り上げるコミュニケーション能力」だと定義したそうだ。
Bさんに言わせると「『好きなこと』を軸にして就活する人もいるが、『人よりできること』を仕事にする方が周りより速いスピードで成長できる」とのこと。
特に狭き門であるマスコミやエンタメ系の企業は「やる気」より「適性」が見られてしまうことがある。体力や語学力を何よりも求められるIBDより、持ち前のコミュニケーション能力を生かせるエンタメ系企業の方が、Bさんのいう「一番になる」という目標の達成には近道なのかもしれない。
「優秀」というコミュニティバイアスに惑わされるな。自ら掲げた目標を達成できるヤツこそ本物だ
「優秀」とは何か考えたことがあるだろうか。
少し困ったように「優秀の定義が分からないが」と前置きしたBさんは「本当に優秀だと思うのは、自分の高い理想を持って戦い続けられる人だ」と力強く答えた。
誰かを「優秀だ」と表現するとき、自ずと何らかのモノサシで比較判断しているきらいがある。
Bさんによると「周りからの評価で優秀というのは、そのコミュニティの中だけ」であり、「会社──例えばそれが外銀であっても、そこに所属することで『外銀マン』の名の下に自分の存在がくくられてしまう。そんなちっぽけな『優秀さ』の中で一生を過ごすのは耐えられなかった」とのこと。
オンリーワンのバックグラウンドを最大限に生かすためには、特定のコミュニティに属さず自分に付加される肩書きを増やすことが、Bさんの目標とする「一番になる」ことへの近道だったといえる。
実際Bさんの肩書きは華やかなものが多いが、それはたゆまぬ努力の積み重ねの結果にしか過ぎないことがインタビューを通じてわかった。それは例えば「留学に行きたい」「夢のためにお金が欲しい」といった理由で朝から晩までバイトで働き詰めていたエピソード、難関の資格試験を突破するために過密なスケジュールの合間を縫ってコツコツ勉強し続けているエピソードなどから読み取れる。
Bさんと同じように努力し結果を出し続けることは難しいかもしれないが、自ら掲げた目標を達成し続けることで自ずと結果がついて来る。結果がついてきた結果、私たちは次のキャリアステップを歩もうとするだろう。
転職が数十年前に比べ一般的になってきており、学生の約半数が転職を視野に入れてファーストキャリアを選んでいる昨今、自らの転職市場における価値を希少性で測ろうとするきらいがあるだろう。
その「希少性」を測る一つのモノサシは複数のスキルセットの組み合わせだろう。したがって、転職市場での価値を高めたいと思う学生は「肩書きを増やす」ことを意識すると良いかもしれない。
全ての経験は、今の自分の血肉になる。「安定した道」を外れることは、間違いじゃない
就活生の中には「大企業に入って安定した生活を送りたい」「将来を見据えて総合職を諦めた」といった「将来の安定を考慮した」軸に基づき入社先の企業を選ぶ人もいる。
そんな「守り」に入った学生に対し「与えられたレールの上から外れることへの恐怖を捨てろ。どの企業に入っても、目標なくのうのうと働いてはいけない」とBさんは警鐘を鳴らす。
人生で自分が何を成し遂げたいのか、自ら目標を設定し行動してきたBさんは自信に満ち溢れていた。それは先述したような努力の結果「サラリーマンをせずとも生きていける」という裏付けが取れているからだ。
「挑戦する気持ちを持って、何事もトライしてほしい」と19卒の学生に対して熱い気持ちをぶつけてきたBさんのモチベーションはどこにあるのか。
いわく「目標を持って走り続けるのは楽しい。苦しかったこと、辛かったこともあったが、あの時の経験があるからこそ、今の自分がある」と語る。
どのような状況でも、自分の目的意識を失わず走り続けられる姿勢、やりたいことをとことん追求する姿勢など、Bさんから学ぶことは多いのではないだろうか。
慶應義塾大学 Bさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 野村證券、J.P.モルガン シティグループ、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 テレビ朝日、フジテレビ、 TBS、日本テレビ |
ー |
3年秋 (M1) |
【本選考】 TBS |
TBS |
3年冬 (M1) |
【本選考】 テレビ朝日、フジテレビ |
テレビ朝日・フジテレビ |
4年春 (M2) |
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就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)4月 |
対策期間 | 2週間以内 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 0回 (平均3.11回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 7〜10回 (平均4.81回) |
練習内容 | 友人と練習 |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB訪問
訪問時期 | 4年(M2)5月 |
訪問回数 | 1回〜3回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
慶應義塾大学 Bさんの就活年表
大学4年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 |
【インターン】 野村證券、J.P.モルガン、 シティグループ、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
ー |
8 |
【インターン】 テレビ朝日、フジテレビ、 TBS、日本テレビ |
ー |
9 |
【本選考】 TBS |
ー |
10 | ー |
ー |
11 |
【本選考】 テレビ朝日、 フジテレビ |
面接練習 |
12 | ー |
ー |
大学4年(1〜3月)/大学4年(2回目)
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ー |
2 | ー |
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3 | ー |
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4 | ー |
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5 | ー |
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6 | ー |
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