<東京大学大学院 工学系研究科修士2年 Cさん(男性/理系)>
内定先
Strategy&、デロイト トーマツ コンサルティング、フリークアウト・ホールディングス
就活サマリー
ド理系の研究室から外コンへ。転職前提でコンサルを目指す
#どんな就活?
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
東京大学大学院 Cさんの就活ストーリー
one of themのコンサルタントになりたくない。選んだ専攻は超ド理系の研究室
「大学低学年の頃は時間をサークル活動に95%注いでいた。研究室に配属されてからは徐々にシフトしていったけど」
東京大学大学院に所属するCさんは、その時持てる時間を全て興味があることをやりきっていた。
もともと漠然とコンサル業界を目指していたが、技術経営戦略学専攻(TMI)などコンサル就職に強い研究室には志願しなかったという。
その理由は「one of themになりたくない」から。
コンサルのスキルは属人的であるがゆえに、希少な人材になるにはスキルの掛け合わせが必要不可欠だ(参考:「コンサルタント=器用貧乏」の先入観を斬る。経営共創基盤(IGPI)パートナーに聞く、どこでも活躍できる人材とは)。
Cさんは様々な先輩の話を聞いて、知的好奇心を持って複数の専攻を持っておくことの大切さを学んでいたという。
毎年コンサル内定者を輩出しない技術系の研究室だったからこそ、苦労した面もあった。
例えば18卒ではマッキンゼー・アンド・カンパニーや、ボストン コンサルティング グループが院生向けのクローズドな選考を行なっていたが、Cさんの研究室には声すらかからなかったそうだ。
とはいえ、選考では経歴の珍しさから面接官に1回で覚えられるなどラッキーな側面もあったという。
なんとなく「コンサルになりたい」と思考を停止させるのではなく、最終的にどのようなコンサルタントになりたいのかを考えた上で逆算して行動するCさんの姿勢は見習うべきだろう。
「お前、頑張りすぎ」と言われるのが嫌だった。内定先に求めた4つの条件とは
「就活の軸は?」と尋ねたところ、Cさんは入社に足る企業の条件として以下の4つを挙げた。
1. 頭的にも人間的に見てもロールモデルになる社員がいること
2. 持続的に知的好奇心が満たされること
3. 全力で頑張ることが是とされるところがある環境であること
4. 決裁権を持つ、自分で意思決定を持つこと
就活が終わるころには4つの条件がスラスラと言えるようになったが、様々な大人と交流したり、就活生と話したりする中で固まったそうだ。
複数の内定先を得たCさんは、入社先を選ぶ際に4つの条件にかなった企業を選んだという。
条件を見るに、自ら仕事を求め成長したいというCさんらしさが見えてくる。
特に3つ目には思い入れがあるそうで、「授業を真面目に受けていると『なんでそんなに頑張るの? 十分できているのに』と言われるのが許せなかった」と語った。
そんなCさんの原点になっているのは中高の仲間たち。
努力して結果を出すことが「正当である」と扱われ、常に切磋琢磨する環境であったという。
常にゼロベースで「一番自分に理想的な状況なのか」を自らに問い、現状に満足せず追求するプロ意識を持つことの大切さを教えてくれるエピソードだといえる。
「人材の最適配置が行われていない」来るべき転職の時のために新卒のチャンスを生かそう
コンサルタントを志望していたCさんだが、インターンはモルガン・スタンレーの「投資銀行/資本市場」、三井物産、フリークアウト・ホールディングスなど就活生人気業界のトップ企業に参加した。
これは知的好奇心を満たすためでもあり、優秀な学生に会いたいという気持ちもあったそうだ。
「就活を、内定をとるプロセスにとどまらせるのは勿体無い」
よく知らない・興味がない業界だからこそ、インターンに参加することで見えてくる世界は必ずある。
「場数を踏むことによって、自分の考えの整理にもつながるため、19卒の学生にはより好みせずさまざまな企業を受けて欲しい」と話す。
Cさんは転職ありきで新卒の入社先を選んでいることも理由に挙げられるだろう。
なぜ転職ありきなのか尋ねたところ「新卒時では人材の最適配置が行われていないと感じるから」とCさんは話す。
企業に従属して働くのではなく、「Cだから仕事が来る」という自ら仕事を選び取る状況を作ることを直近の目標にしているというCさん。
Cさんのように例えばコンサルタントなら、時代の変化に柔軟に対応できるような専門性を身につけることが、これからの進路選択に求められる一つの考え方といえるのかもしれない。
東京大学大学院 Cさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【ジョブ/インターン】 モルガン・スタンレー(※)、外務省、 Strategy&、アクセンチュア、 デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス |
Strategy&、デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス |
3年秋 (M1) |
【ジョブ/インターン】 ベイン・アンド・カンパニー |
ベイン・アンド・カンパニー(最終面接落ち) |
3年冬 (M1) |
【ジョブ/インターン】 三井物産 |
ー |
4年春 (M2) |
ー | ー |
(※)モルガン・スタンレーは「投資銀行/資本市場」と「マーチャントバンキング」の2つの部門を選考
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)6月 |
対策期間 | 2、3日以内 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 0回 (平均3.11回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 4〜6回 (平均4.81回) |
練習内容 | 友人と練習 |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB・OG訪問
訪問時期 | ー |
訪問回数 | 0回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
東京大学大学院 Cさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 |
【ジョブ/インターン】 モルガン・スタンレー (※)、外務省、 Strategy&、アクセンチュア、 デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス |
WEBテスト/筆記試験対策 |
7 |
【ジョブ/インターン】 モルガン・スタンレー (※)、外務省、 Strategy&、アクセンチュア、 デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス |
ー |
8 |
【ジョブ/インターン】 モルガン・スタンレー (※)、外務省、 Strategy&、アクセンチュア、 デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス |
ー |
9 |
【ジョブ/インターン】 モルガン・スタンレー(※)、外務省、 Strategy&、アクセンチュア、 デロイト トーマツ コンサルティング、 フリークアウト・ホールディングス 【本選考】 フリークアウト・ホールディングス、アクセンチュア |
ー |
10 |
【本選考】 Strategy& |
ー |
11 |
【本選考】 ベイン・アンド・カンパニー |
ー |
12 | ー |
ー |
(※)モルガン・スタンレーは「投資銀行/資本市場」と「マーチャントバンキング」の2つの部門を選考
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ー |
2 |
【インターン】 三井物産 |
ー |
3 | ー |
ー |
4 | ー |
ー |
5 | ー |
ー |
6 | ー |
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7 | ー |
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