こんにちは、ワンキャリ編集部です。
世界最大級の総合コンサルティング企業、アクセンチュア。
ストラテジー、コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズの領域で、幅広いサービスとソリューションを提供しています。
今回は、2023年卒の学生向けに、アクセンチュア(ビジネスコンサルタント職)本選考のES(エントリーシート)、面接、Webテストなどで問われるポイントをお届けします。
選考前の最終確認にご一読ください。
<目次>
●アクセンチュアの社風
●アクセンチュアの強み
●アクセンチュアの選考フロー
●アクセンチュア選考のポイント
・1. エントリーシート(ES)
・2. Webテスト
・3. グループディスカッション(GD)
・4. 1次面接
・5. 最終面接
●おわりに
アクセンチュアの社風:成果を出すことにこだわるコンサルティングファーム
アクセンチュアは、「戦略から実行部隊までそろう総合力で、顧客に変化をもたらす」という、結果にこだわるコンサルティングファームです。
その中でも、ビジネスコンサルタントは戦略コンサルタントとは違い、現場で顧客との問題解決を行います。実際、ある社員は内定者に対し「オフィスよりクライアント企業にいることの方が多い。一時期はクライアント先の名刺すら持っていた」と話しており、コンサルタントとして顧客と対話を通じて寄り添って仕事をしたいと考える学生におすすめです(選考対策ページより)。
▼アクセンチュアの社風について詳しく知りたい方はこちら!
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
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アクセンチュアの強み:IT・テクノロジーを利用したデジタル領域でのソリューション
アクセンチュアは1953年、コンピューターをビジネスに初めて導入し、コンサルティング業務を開始しました。
現在は同社内を「ストラテジー&コンサルティング」「インタラクティブ」「テクノロジー」「オペレーションズ」の4つの組織に分け、戦略から実行まで包括的なデジタル戦略を提供しています(※1)。
そんな同社の強みはなんといっても、IT・テクノロジーを利用したデジタル領域でのソリューションを素早く提供できることです。
実際に、IT・テクノロジーの開発力と導入の速さは随一のもの。
同社からBig4に転職したある社員も「テクノロジーを利用したい顧客に対して、アクセンチュアの方がスピード感をもって対応できる」と語っています(※2)。
(※1)参考:日経XTech「アクセンチュアが組織再編、『デジタル領域』無くした理由をCEOが語る」
(※2)参考:アクシスコンサルティング「アクセンチュアの強みと魅力『デジタルテクノロジーを牽引する、世界最大級のコンサルティングファーム』」
アクセンチュアの選考フロー
アクセンチュアの選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(ES)
2. Webテスト
3. グループディスカッション(GD)
4. 1次面接
5. 最終面接※出典:アクセンチュア|ビジネスコンサルタント職2022年卒の選考対策ページ
2021年卒では、インターン参加者で優秀な学生には選考フロー短縮の優遇があったようで、本選考の選考フローがエントリーシート(ES)と個人面接のみだった学生も一部いるようです(選考対策ページより)。
この記事では、インターンシップ経由ではない本選考のフローについて解説いたします。
▼選考におけるポイントやクチコミを詳しく見たい方はこちら!
【合格の秘訣】企業概要・選考での評価ポイント
【クチコミ】説明会/インターン/選考の評判
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アクセンチュア選考のポイント:「論理的思考力」と「あるべき志望動機」を示せるか
コンサルタントに必要な論理的思考力を示せるか
他のコンサルティングファーム同様、アクセンチュアでもコンサルタントに必要な論理的思考力が求められます。
面接やGDなどでは(1)構造化して話すこと(2)結論を端的に先に述べること、など論理的に物事を考えていることが伝わるよう意識しましょう。
業務内容を理解していることが伝わる志望動機を示せるか
アクセンチュアの選考では企業分析をした上で、内定辞退をしないと思わせる志望動機を示すことが重要です。実際にある内定者は「アクセンチュアでやりたいことは何かという質問で、他の企業ではできないのか深掘りされた」と話します(選考対策ページより)。
会社案内や採用案内、ワンキャリアの選考対策ページなどからアクセンチュアの業務内容をしっかりと理解し、(1)なぜアクセンチュアなのか(2)なぜビジネスコンサルタント職なのか(3)アクセンチュアでやりたいことは何か(4)他の企業ではなぜできないのか、などを明確にしておく必要があります。
続いて、各選考のポイントをお伝えします。
1. エントリーシート(ES):個人的な経験を踏まえて工夫しよう
2022年卒のアクセンチュアの本選考では、エントリーシート(ES)に以下の設問が課されました。
(1)どのような軸で就職活動を行っていますか(400字以内)
(2)「未来のアクセンチュアに必要なDNA」のうち共感できるものを1つ選び、その理由をご自身の経験を踏まえて記述してください(400字以上600字以内)
(3)アクセンチュアを「社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォーム」と捉えたとき、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。また、その理由について、あなた自身の経験や価値観を踏まえて記述してください(400字以上600字以内)
(4)職種を選択された理由をお聞かせください(200字以内)
※出典:アクセンチュア|ビジネスコンサルタント職2022年卒本選考のES
アクセンチュアのES内容は、後の面接選考などでも使われます。実際、アクセンチュアの内定者は「ESで落ちるという話はあまり聞かないが、選考で度々ESに沿って質問された」と話しています。 質問されることを前提にしっかりと対策しておきましょう。
ポイントは、ESの全ての質問に対して個人的な経験を盛り込んで回答することです。具体的なエピソードを踏まえることで、アクセンチュアの採用担当者にも学生の魅力が伝わりやすくなります。また、アクセンチュアは「アクセンチュアのDNA」を大切にしています。設問(3)の「アクセンチュアで実現したいこと」はアクセンチュアのDNAに通ずるものがあるといいでしょう。
以下が、アクセンチュアのDNAの例です。
・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない
・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている※出典:アクセンチュアHP「アクセンチュアのDNA」
▼ESについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
・【エントリーシート(ES)完全対策版】下準備(自己分析)から書く際のコツ・書き方、頻出質問への回答例、業界ごとの特性まで全て解説!
2. Webテスト:形式は玉手箱! 自分ひとりの力で受検しよう
アクセンチュアのWebテストの形式は玉手箱です。
出題科目は言語、非言語、性格の3科目で所要時間は1時間半程度(選考対策ページより)。
内定者は「Webテストの後のグループディスカッション(GD)の予約枠が多いため、通過率はかなり高いと思う」と話します。しかし、「正解率が高すぎる」「回答スピードが速すぎる」学生は、落とされている可能性があるとのこと。
流通する「答え」の使用や、他人の力を借りた受検は避けておきましょう。
▼玉手箱について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
・【Webテスト対策:玉手箱】計数・言語・英語の問題例一覧!出題企業とおすすめ問題集も
3. GD:多くの学生が落ちる鬼門選考。リーダーシップを示そう
アクセンチュアのGDは、6人程度、約40分のグループディスカッション。通過率20~30%ともいわれ、激しい絞り込みが行われます。
2022年卒には、「官公庁にクラウドサービスを導入する際のメリットとデメリット、そしてリスクを考えよ」などのケースが課されました。
ビジネスコンサルタント職は、他の職種のコンサルタントとチームを組みながら案件を行います。リーダーシップを示すためにも、GDではファシリテーターの役割を担うと良いでしょう。
内定者は「みんなが時間配分を考えている間に議論の骨子を考えておき、時間配分が決まったところで『こういう風に議論しようと思うのですが』と切り出すと、自然に議論の中心になれる」と話しています。
ファシリテーターになれなかった場合でも、議論の中心から離れないよう、積極的に発言することを心掛けましょう。
GDは経験を重ねることで上達するので、事前に他の選考やイベントなどを利用して練習することをおすすめします。
▼GDについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
・グループディスカッション対策完全版!テーマごとの例と議論の進め方・役割の選び方
4. 1次面接:質問内容はケース面接の出来次第!志望度の高さもアピールしよう
1次面接は所要時間45分程度、社員1:学生1の個人面接です。
およそ25分のケース面接の後、少数の高評価の学生には逆質問の時間が与えられ、他の一般的な学生には志望動機やガクチカについての質問が投げかけられたとのこと。
ケース面接では「ガソリンスタンドの売り上げを上げるには」「コンビニエンスストアの売り上げを上げるには」「日系の日用品消費財メーカーが海外進出をする際に市場拡大していくには、どういった施策を取るべきか」などが課されました。
面接では以下のような質問があったようです。
ケース面接(25分程度)
・企業の中で実現するとしたらどうやるか
・ どういった人材が必要か
・ どの施策の優先度が高いか
・ 実現にはどれくらいの時間がかかるか
【ケース面接で高評価の学生(少数)】
・逆質問(20分程度)
【一般的な学生】
・志望動機
・なぜアクセンチュアなのか
・他の企業ではできないのか
・学生時代に力を入れたこと
・逆質問(10分程度)
など
※出典:アクセンチュア|ビジネスコンサルタント職2022年卒本選考の1次面接
ケース面接の出来によって質問の内容が変わります。ケース面接対策本での勉強や、日頃の練習が重要となるでしょう。
また、アクセンチュアでは毎年一定数の内定辞退者が出ているため、志望度の高い学生を求めていると考えられます。内定者によると、「志望動機についてはかなり深掘りされ、実際に『なぜアクセンチュアなのか』『他の企業ではだめなのか』と問われた」とのこと。
アクセンチュアの事業や業務を研究し、「アクセンチュアでやりたいこと」を明確にする必要があるでしょう。
5. 最終面接:倍率は約2倍。明確な志望理由をアピールしよう!
最終面接はMD(マネージングディレクター)クラスの社員との個人面接で、所要時間は30分程度。
以下、最終面接で課せられた質問の内容例です。下の例に加え、人によっては志望動機やガクチカの深掘りも行われるようです。
・自分自身を一言で表してください
・(上の質問の答えに対して)どうしてですか
・壁があったらどのように乗り越えるのか
・あなたにとってITとはどのようなものなのか
・逆質問
など
※出典:アクセンチュア|ビジネスコンサルタント職2022年卒本選考の最終面接
アクセンチュアの最終面接では、成長意欲の高さをアピールしましょう。
内定者によると、「自分自身を一言で表すには」という質問を投げかけられ、「好奇心旺盛。新しいものに出会い吸収することで、成長できると考えているため」と回答した際、成長意欲の高さを評価してか、面接官が納得の表情を浮かべていたとのことです。
▼面接について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
・【面接対策の総集編】事前準備や評価基準からよくある質問への回答例、業界別対策法まで。あらゆる疑問を解決しよう!
・【第3弾】いつも最終面接までいい感じで進むのに、最終で落ちることがよく分からない:就活道場
▼アクセンチュアの選考ステップをさらに詳しく知りたい方はこちら!
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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おわりに
いかがでしたか? ここまで、アクセンチュアの本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
アクセンチュアの選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページとクチコミをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
【選考ステップ一覧】各選考の詳細と解説
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(Photo:Sergey Nivens/Shutterstock.com)