2019年卒向けに、福岡銀行(F【フリー】コース)の本選考における各選考ステップ(ES、面接等)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
福岡銀行の選考フロー(面接・ES等)
福岡銀行の選考フローは以下のように進みます。他の銀行と選考回数は同じ程度です。
1. エントリーシート(以下、ES)
2. 1次面接(個人)
3. 2次面接(個人)
4. 3次面接(個人)
5. 最終面接(個人)
ここからは選考突破し、内定を獲得するために必要なポイントをお伝えします。
福岡銀行選考全体のポイント:「九州への貢献」と「相手を納得させるコミュニケーション力」を選考回数を重ねる毎にアピールしよう
志望動機は「九州への貢献」を軸とし、選考回数を重ねる毎にアピール
福岡銀行は、九州最大の銀行である一方で、CSR活動(corporate social responsibility)を通じて九州の発展に貢献しており、今後も多様なかたちで貢献して行く方針をとっています。そのため選考に臨む際には、銀行業のみならず「九州への貢献」を前提としたうえでの志望動機が必要だ、と内定者は話します。
たとえば単に「銀行がいい」だけだと他の銀行との比較を説明する必要がありますが、九州への貢献を志望動機とすれば、九州内での他の企業、たとえば九州電力などとの比較をすれば済むでしょう。
その内定者は、選考で過去の経験の中で福岡にお世話になった経験を語り、その際の価値観形成や高校まで県内の学校に通っていたことを述べたとのことです。
選考では九州への貢献を押し出し、自分の経験談も交えてまとめるのが大切です。
ESや面接、逆質問では「相手を納得させるコミュニケーション力」をアピール
福岡銀行の選考では「結論を最初に主張し、相手を納得させるコミュニケーション力」を見ています。
九州という土地柄、細かなロジックよりも感情で動く人が多い一方で、金銭面に対しては顧客に納得してもらうための明瞭さ・誠実さを伴って話す必要があるからです。
したがって、選考においては先んじて結論を述べ、その後に理由を説明するのが肝要です。また、選考回数を重ねる毎に相手を納得させる力を高めることも大切です。
内定者は、「九州の学生は結論から話す人が少ないので、質問の回答ではわかりやすくするために『Aは◯◯です。理由は△△です。具体的に説明すると~~』という流れで説明していた。」
そのことで、これにより早期選考ルートに乗ることができました。
こうした事情を踏まえ、面接の前には「伝えたいこと→理由→具体的な話」という流れを意識し、逆質問等の企業に質問するときにも上記の流れで話していきましょう。
福岡銀行選考(志望動機/ES)の各ポイント
エントリーシート(ES)
2018年卒の福岡銀行の本選考では、ESに以下の設問が課されました。
(1)保有資格・スキル
(2)趣味・特技
(3)学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
(4)自己PR
(5)学生時代に最も打ち込んだこと※出典:福岡銀行|F【フリー】コース 2018卒 本選考のエントリーシート
1次面接(社員座談会):内定突破に近づくのはクリティカルな逆質問
最初の面接は「社員座談会」という名目で、福岡銀行の企業オフィスにて行われます。
面接は人事社員2人に対して学生1人です。
「就職活動の軸」および「現在受けている企業群」が主なテーマとなるのですが、内定者によると「個人面接と座談会の評価で選考ルートが変わってきていた」とのことです。したがって、座談会ではクリティカルな逆質問を多くの回数行うことを心がけましょう。
その内定者は「日本銀行がマイナス金利の継続を決定したことを受けて、収益が減ると考えられる。それを受けて福岡銀行はどういう戦略でやっていこうとしているのか?」と逆質問をしています。
また、先述のとおり選考では「九州への貢献」を軸に志望動機等を話すのが大切です。ある内定者は、「なぜ九州電力ではなく福岡銀行なのか」という問いに対し「金融であること」「金銭的なサポートの方が規模や影響力が大きい」といった回答をし、納得をしてもらえたとのことです。
2次面接:「九州(福岡)への貢献」を語ろう
2次面接は、福岡銀行の企業オフィスにて一対一で行われます。
問われる質問内容は1次面接と概ね変わりませんが、「自分が学生時代に頑張ったこと」まで問われるのがポイントです。
なお、逆質問の時間は用意されていません。ある内定者は、「2次面接を突破してから落ちた人をみたことがない」と話しているほどです。内定獲得のためには必ず選考を突破する必要があります。
質問される内容は、以下のようになっています。
1. 自己紹介
2. 就職活動の軸
3. なぜ福岡銀行を受けているのか
4. 現在受けている企業はどこか
5. その企業の選考状況はどうなっているか
6. 学生時代に頑張ったことは何か
選考では自分が努力したことを問われる以上、福岡銀行を通じて福岡・九州に貢献するという目的とリンクさせるのがカギです。
たとえば内定者の一人は、福岡県が開催したイベントを通じて、「集団で成果を出した経験」を述べ、そこでの経験を志望理由や就職活動の軸に結びつけるよう心がけていたとのことです。
ある内定者は、「2次面接を突破してから落ちた人をみたことがない」と話しているほどです。内定獲得のためには必ず選考を突破する必要があります。
5月の下旬に、15分の個人面接が控えています。社員2人に対し学生1人で行われるもので、質問内容は2次面接と概ね同様です。ただし、面接の前に企業独自の履歴書への記入を行います(10〜20分)。なお、履歴書の内容は以下の通りです。
1. 学生時代に頑張ったこと
2. 自分の認識している性格
3. 福岡銀行への志望理由
内定者によると「ここまで選考が進めばほとんど落ちない」とのことですが、一方で「この面接で高評価を受けると『幹部コース』の採用に乗れるかもしれない」とも。
鬼門を突破したとはいえ、自己PRと志望動機は欠かさないようにしましょう。
最終面接:内定は確実。意思確認の場
社員1人に対して学生1人、15分程度で終了する面接です。ほとんど意思確認にちかく、3次面接の結果通知の段階で、内定者に対しては「6月1日に本社に来て欲しい。○○さんに正式に内々定を出させていただきたいです。」と告げられていました。
したがって、特別な選考対策は求められませんが、福岡銀行のなかでも役員レベルと話すことができるため、自身のもつ疑問点をまとめておくと、有意義な時間となるでしょう。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、福岡銀行の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
福岡銀行の選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています。
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