2019年卒向けに、JR九州(総合職)の本選考各選考ステップ(ES、面接、Webテスト等)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
JR九州の選考フロー
JR九州の選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(以下、ES)
2. その他
3. リクルーター面談
4. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
JR九州選考全体のポイント:「芯の強さとリーダーシップをアピール」「賢さの伝わる回答を心掛けよう」
1. 芯の強さとリーダーシップをアピール
JR九州の本選考では「人を巻き込むリーダーシップ」が求められるようです。実際に、リーダーとして活躍した経験をエントリーシートに書き、通過された学生もいました。加えて、自分が正しいと思うことを曲げない芯の強さも重視されます。鉄道事業をはじめに専門職社員や関連会社社員と協働していく必要があり、関係者に信頼されるためには事業を主導していく力強さも必要になるためです。
面接の際は、自分がこれまでの学生生活で「人を巻き込みリーダーシップを発揮した」エピソードを準備しておきましょう。言葉に一貫性を持たせ、堂々とアピールすることが大切です。
2. 賢さの伝わる回答を心掛けよう
人事部社員に「頭がいい」と感じさせる賢さも重要です。JR九州では2016年に完全民営化したことにより、投資家の厳しい意見に答えながら、経営をしていかなければならないためです。そのため、事業計画や経営方針に関する優れた課題解決能力が大切になります。
人事部の社員が「自分より頭のいいと思った人しか採用しない」と明言するほど、思考力を重視することは明らかです。面接の際は、根拠のない意見や、浅い回答はしないように心掛けましょう。
JR九州:選考のポイント
3. エントリーシート(ES):求められる人物像を意識して作成しよう
2017年卒のJR九州の本選考では、ESに以下の設問が課されました。
(1)これまであなたが最も力を入れて取り組んできたことについて、目標やその過程などを自由に記述してください(500字以内)
(2)JR九州で具体的に携わりたいと考えている仕事や分野について記述してください(500字以内)
※出典:JR九州(九州旅客鉄道)|総合職2017卒の選考対策ページ
JR九州はエントリーシートに通過すると大学別OB・OG懇親会に招待されます。そのためには、求められる人物像を意識したES作成が大切です。
「芯の強さとリーダーシップ」と「賢さの伝わる回答」の2つを盛り込んで書くといいでしょう。
その際「具体的に携わりたいと考えている仕事」は、事前の企業研究をしっかりと行う必要があります。人事部社員に「頭がいい」と思わせるように、ビジネスモデルや事業内容についてあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
もし、インターンに参加できる場合は、積極的に参加しましょう。企業への理解も深まり、選考を有利に運べる可能性があります。特に、インターンに参加していない場合は、JR九州のホームページや新聞記事などを活用しましょう。事業内容をはじめ、企業の沿革まで知ることができ、回答に信憑性を持たせることができます。
2017年卒のES回答例はこちらです。
・JR九州(九州旅客鉄道)|総合職2017卒本選考のエントリーシート
4. その他:懇談会でのアピールが選考のカギ!
エントリーシートに通過した学生は、JR九州の社員を含めた大学別OB・OG懇親会に招待されます。座談会のような形式となり、学生から社員へ逆質問を行います。ここでの積極性や、質疑応答の内容をもとに次のリクルーター面談に呼ばれるかが決定します。浅はかな質問や、極端な姿勢は見せないよう。事前にしっかりと企業研究を行い、志望度の高さをアピールすることが大切です。
内定者からも「企業研究を行って嫌味にならない程度に深く、クリティカルな質問をすることを心掛けた」との声もありました。懇談会からの通過倍率は5倍程度と言われています。気を抜かず、あくまで選考の一環と考えて臨んでください。
5. リクルーター面談:気を抜かず正直に話すことを心掛けよう
リクルーター面談は全部で2回行われます。1回目は学生1名に対し、社員1名の面談です。基本的に雰囲気は穏やかで気さくな社員が多いですが、ところどころ就活状況を探ってきます。
選考状況や就活の軸などが聞かれる傾向にありますので、正直に話しましょう。実際に、「JR九州は第一志望ではない」と言っても通過した内定者もいます。ただし、倍率は2倍程度となっていますので、選考であることを意識して挑んでください。2回目の面談も、社員と学生の個人面談となります。
最終面接の予行練習としての目的でもあるため、最大限に活用しましょう。志望動機の添削や、細かいアドバイスをくれることもあります。最終面接で聞かれそうな内容に関しては、あらかじめ回答を用意しておくことをおすすめします。
6. 最終面接:短い時間で求められる力をアピールしよう
JR九州の最終面接は人事部長と取締役とで2回行われ、どちらも学生1人に対して、社員が1人の形式です。
特徴として、面接時間は各回15分と短い傾向があります。質問に対し端的に答えることを意識しましょう。質問は、志望動機や学生時代頑張ったこと、JR九州でしたいことなど一般的な内容が中心なため、十分に対策が必要です。
2回目のリクルーター面談のフィードバックも活用し、事前の準備をしっかりすると採用確率は上がります。倍率は6倍程度とかなり高い傾向です。決して意思確認の面接ではないので、 気合いを入れて臨んでください。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、JR九州の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
JR九州の選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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