2019年卒向けに、九州電力(事務職)の本選考各選考ステップ(ES、面接、Webテスト等)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
九州電力の選考フロー
九州電力の選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(以下、ES)
2. Webテスト
3. 面接
4. グループディスカッション
5. 面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
九州電力選考全体のポイント:「1. 日々の当たり前を意識をしよう」と「2. 周りを巻き込む力」をアピールしよう
1. 日々の当たり前を意識をしよう
九州電力はどれだけ「当たり前に変革を起こす力」があるかを大切にしています。
なぜなら、電力自由化の影響を受け、今まで「当たり前」であったビジネスモデルを変えていく必要がある段階に入っているためです。ですので、日々の生活に潜む「当たり前」にどれだけ気がつき、自分の意思で変えようと行動を起こしたかが大切なポイントになります。身近なエピソードとともに、人となりが伝わるアピールをすると効果的でしょう。
2. 周りを巻き込む力をアピールしよう
九州電力は「周りを巻き込んで行動し、目標を達成する力」を求めています。なぜなら、エネルギーを提供する仕事は、多くの関係者と協力して行うことが多いためです。特に九州電力は関連会社が多数あるため、幅広い担当者の方を巻き込み目標を実現していく力が大切になります。
ですので、選考の際は、学生時代に「自分が周囲を巻き込み、何かを達成した経験」を全面的に押し出していきましょう。
九州電力選考の各ポイント
3. エントリーシート(ES):九州電力で何を実現したいか考えよう
2017年卒の九州電力の本選考では、ESに以下の設問が課されました。また、ESは手書き形式でした。
(1)あなたが就職する会社を選ぶ際に大切にいしているポイントは何ですか? またそれをふまえ、当社において成し遂げたいことを教えてください。(7行)
(2)これまでにあなたの周囲で「当たり前」だったことに対し、貴方自身もしくはチームで関与して変えたことや変えようと考えたことを教えてください。(どのように取り組み、またその経験から得たことなどを記載してください。(15行)
※出典:九州電力|事務職2017卒の選考対策ページ
九州電力の過去の面接では、ESの内容について質問される傾向が高いようですので、これから進む選考を見越したESの作成を行う必要があります。根拠に基づいた企業選びの軸をしっかりと持ち、具体的なエピソードをもとに説明するといいでしょう。また「日々の当たり前」を変えた経験も重要視されます。
小さなことでもよいので、自分がどのような人間なのか伝えることを意識して書くことをおすすめします。
2017年卒のES回答例はこちらです。
4. Webテスト:形式はSPI! 油断せずに慎重に解くことを心掛けよう
九州電力のWebテストはSPIです。出題科目は言語、非言語、性格診断とオーソドックスなものでした。内定者からは「9割程度の回答度で、8割程度の出来栄えでも通った」との声もあり、ボーダーラインは高いわけではないようです。油断せず慎重に解くことが大切です。しっかりと対策を行い、安心して次の面接に臨めるようにしましょう。
5. 1次面接:自分の個性をエピソードに基づいてアピールしよう
1次面接は社員2名に対し、学生1名の個人面接です。質問は、ESに記入した内容の深掘りが中心になります。
具体的には、ESに記入した「学生時代の経験」に対して「何故積極的に活動できたのか?」というモチベーションに関する質問や「チームで達成した成果は?」などの成果に関する質問まで幅広く深掘りされます。
学生時代に頑張った経験をもとに「自分はどんな人間なのか」をしっかりと伝えられるといいでしょう。
「周りと協調して行動できる学生か」というポイントも評価しています。九州電力は周囲を巻き込む力を持った学生を求めているため、細かいエピソードに基づいて自分をアピールすることが大切です。内定者も「チームで成果を出すことが出来る学生であることを表現するために、具体的な経緯までアピールした」と話しています。面接官に伝わるように、分かりやすく表現できるように心がけましょう。
一方で、電力に対する理解度も問われます。「電力ビジネスを通じて、自分は何を達成したいか」といった意見をしっかりと持っておくことが大切です。
6. グループディスカッション:発言量よりチームワークを意識しよう
九州電力のグループディスカッションでは「チームを巻き込み、協調して引っ張れる力」を見ています。過去のディスカッションのテーマも「チームを強くするために必要なことは何か?」であったこともあり、強い組織作りに貢献してくれる学生を求めているのです。
内定者も「意見をまとめることに注力した」「意見を無理やりでも通そうとしている学生は選考を通過できていなかった。客観的な視点から優れていると思われる意見をみんなで深めていくことに注力していた。」と語っています。無理に自分の意見を通すのではなく、チームワークを意識した行動が大切です。
7. 最終面接:九州電力を理解して、自分の意見をしっかり持とう
九州電力の最終面接は意思確認の面接ではなく、5人の社員によってじっくりと学生を評価する面接です。17年卒の選考では最終面接まで残った学生は45名いたものの、実際に内定を獲得した学生が30名であったことから、合格率が低く、気を引き締め直す必要があります。内定者も「大変厳格な雰囲気であった」と話しています。面接の雰囲気に飲み込まれず、しっかりと自分の意見を発言できるかどうかがポイントとなるでしょう。
最終面接では九州電力の志望動機について問われることと、合格率が高くないことから、しっかりと面接前に九州電力の特徴や自身のキャリアパスを見直しておく必要があります。17年卒の選考では、ESに書かれた内容の他に「九州電力及び電力自由化に対する理解度」を問われたそうです。
「電力自由化の中で、九州電力が生き残るためにはどうすればいいか」といったテーマに対し、自分の意見をしっかりと持っておくことが大切です。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、九州電力の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
九州電力の選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
九州電力
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