1973年に創業され、約50年の歴史を持つレオパレス21。企業理念として「新しい価値の創造」を掲げ、住宅・不動産業界のパイオニアとして、先進的な取り組みを多く実現させてきました。
例えば、賃貸の選択肢の1つとして定番となった「ロフト付きの物件」は、同社が日本で初めて建築して商品化。さらに、オーナーが建設したアパートの管理や入居者募集などの運営を最長30年間にわたって行う「一括借り上げシステム」も構築しました。
常に変革と創造を続けてきたレオパレス21について、同社の人事部で採用を担当している岸亜実莉さんと太田雄大さんに、お話を伺いました。
果敢に挑戦する姿勢こそレオパレス21らしさ
──はじめに、社会情勢や人々のライフスタイルが変化する中で、レオパレス21が行う挑戦について聞かせてください。
岸:直近の新しい挑戦としては、物件へのスマートロックの配置が挙げられます。これまでドアの施錠・解錠には物理的なカギが必要でしたが、スマートフォンやICカードなどでの施錠・解錠ができるスマートロックの導入により、より利便性は高くなります。
現在、順次設置を進めていて、今後は業界最大規模の44万室への導入を予定しています。当社が管理する56万室の物件の約8割に相当し、今後、ご入居なさるほとんどのお客さまがスマートロックの物件にご入居いただけます。
これまでは、お客さまがお部屋を内見したいときや実際に住み始めるタイミングに、店舗までカギを取りに行くという手間が発生していました。しかし、スマートロックの導入により、店舗へ行かず現地で施錠・解錠が可能です。お客さまは来店することなく内見や入居ができ、退去時のカギ交換作業が不要となるため、企業としても業務効率化につながります。
太田:スマートロックは私たちのDX戦略の好例で、他にもRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用し、人がパソコン上で行っていた事務作業の自動化にも積極的に取り組んでいます。
「新しい価値の創造」という企業理念の通り、新しいことに果敢に挑戦していく姿勢は、レオパレス21らしさともいえますね。
──不動産業界は営業ノルマが厳しいイメージがありますが、実際の業務内容について教えてください。
岸:不動産業界の営業は個人ごとにノルマが課せられ、それを達成するために四苦八苦するイメージがあるかもしれません。ただ、当社では営業ノルマではなく「販売計画」と呼び、個人ではなくチームとして毎月の目標が設定されるスタイルを取っています。営業として毎月の目標は避けられませんが、誰かが苦しんでいるのであれば他のメンバーが補うなど、チームで協力して目標を達成していきます。
また、営業には企業に対応する「法人営業」と、個人のお客さまに対応する「カウンター営業」の2つがあります。法人営業は、企業の人事部や総務部の方とのやりとりが多く、カウンター営業は来店されたお客さまや、お電話やインターネットでのお問い合わせに対して、お部屋のご紹介や内見のご案内、契約といった業務を担います。カウンター営業は仲介業者さまとの関係強化も業務の1つで、定期的に仲介業者さまを訪問して情報交換も行っています。
私自身も入社後半年は営業を担当していて、初めて契約したお客さまのことは今でも覚えています。内見で何件も物件を一緒に回り、ご新居が決まった際にかけていただいた「岸さんだったから契約させてもらったんだ」という言葉は今も忘れられません。
新入社員の皆さんには、契約していただいたときのうれしさや、その経験を糧に頑張ろうと思える気持ちをぜひ味わってもらいたいですね。
──営業職に向いている資質はありますか。
太田 :当社として最も重視しているのは「発言力」です。例えば、会議で積極的に手を挙げて意見を主張する人は「しっかりと会議の内容について考え、発言する」という行動が伴っている人です。自ら考えて動く。それこそが営業に必要な資質ではないかと考えています。
また、当社では、上司や先輩社員の営業活動に同行しながら実践的に学ぶ機会があり、入社後でも営業に必要なスキルはしっかりと身に付けていけます。
充実した制度でワークライフバランスが実現
──ワークライフバランスの観点から、「仕事と私生活の両立」についても聞かせてください。
岸:私は採用の業務を担当しているため、内定式や入社式といったイベント直前は繁忙期にあたりますが、両立もしっかりできています。いかに個人の時間を確保するかは、マネージャーを筆頭にチーム全員が共通して考えていることで、誰もがメリハリをつけて仕事ができる環境です。
福利厚生でも2023年度の有給休暇の取得率は80.5%と、不動産業界でもトップクラスです。他にも研修や育休、産休といった制度もしっかりと整っていて、説明会に参加した学生からは「福利厚生が充実している」という声も挙がっています。
太田:初期配属に関しても一方的に配属地を決めることはありません。新入社員には入社前に希望の勤務地を確認し、その希望と個人の適性などを勘案したうえで配属地を決定するプロセスを踏んでいます。
──残業時間はどれくらいあるのでしょうか。
岸:不動産業界は残業時間が長いイメージがあると思います。実際、私自身も学生時代はそのような業界イメージを抱いていました。
しかし、世間一般に抱かれている不動産業界のイメージはレオパレス21には当てはまらないのではないかと考えています。実際、当社の2023年度の平均残業時間は16.4時間です。会社としても残業は奨励せず、業務を効率的に進めて定時で終わらせることが評価対象になっているほどです。
新入社員の「分からない」は当然。仕事はワンチームで進める
──「社員のキャリア形成」のための仕組みについて詳しく教えてください。
太田:当社は研修制度に注力していて、入社時には新入社員研修やフォローアップ研修、ある程度の経験を積んだ社員に対しては管理職研修と、それぞれのポジションに合った研修制度が用意されています。
岸:私も入社前から内定者研修を数回経験し、入社後も2週間の研修期間で名刺交換や電話の取り方、メールの書き方といったビジネスマナーを基礎から学びました。右も左も分からない学生が社会人への一歩を踏み出すにあたり、非常に助かったことを覚えています。
他にも「キャリアプラン登録」という、5年後10年後を見据えた自身のキャリアを、上司と面談しながら描いていくという制度もあります。
また、当社では宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーといった資格の取得を推奨しています。資格取得の支援も制度が整っていて、会社として推奨する資格を取得した場合は、月給に定額が上乗せされる資格手当や一定額の報奨金を受け取ることもできます。
──最後の質問として、レオパレス21に向いている学生の特徴を教えてください。
太田:求める人物像として、未来志向を備えている人材を挙げています。抽象的な表現ですが、自身で目標やビジョンを掲げ、そこに向かって着実に行動できる人材を求めています。
加えて、営業職の資質であげた発言力をはじめ、積極的にチャレンジする精神があれば、当社の求める人物像に合致するのではないかと考えています。
岸:周りを見渡しても、未来志向の社員は多いといえます。そもそも「入社直後は分からないことばかり」ということは当たり前ですから、分からないことをそのままにせず、さまざまなことを吸収して、たくさん経験を積んでほしいと思っています。先輩社員がしっかり新入社員の皆さんをサポートしますので、ぜひ失敗を恐れずにチャレンジをしてもらいたいですね。
加えて、当社は社長が各支店を回って社員と意見交換をするタウンミーティングを定期的に開催しています。若手社員の意見もしっかりと吸い上げられる体制も整っていますので、新入社員として入社する新しい視点を持っている皆さんならではの意見を積極的に発言してもらいたいと思います。
太田:同期をはじめとする横のつながりはもちろん、上司と部下の縦のつながりも非常に密な関係が保たれていて、自身の希望や不安も伝えやすい環境です。仕事をする上で欠かせないコミュニケーションは円滑で、年次やポジションに関係なく、ワンチームで仕事を進められています。
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申し込み締切:8月19日(月)
【ライター:小谷紘友/編集:吉川翔大】