企業内に散在するデータを一元管理し、分析するための経営管理クラウド「Loglass」を提供する株式会社ログラスは、日本企業の「経営DX」をサポートし、ひいては日本経済の再興を目指しています。また、同社では昨年度に初めて新卒採用を実施し、早くも新卒2年目のマネージャーが誕生しているといいます。
ログラスが「ユニコーン候補」に挙げられる背景でもある経営DXの必要性とポテンシャル、そして得られる個人の成長機会について、執行役員COO(最高執行責任者)の竹内將人さんに伺いました。
経営DXで日本経済を再興し、「良い景気を作ろう。」
──まずは、ログラスが向き合うお客さまの課題について聞かせてください。そして、それをどのようにして解決するビジネスなのでしょうか。
竹内:世の中の変化や業務のデジタル化によって、意思決定に用いるべき数字が指数関数的に増えています。日本企業の大多数は、経営者が全ての数字を把握しきれず、より限られた時間で限られた範囲の数字を使いながら意思決定しているのが実態ではないでしょうか。
かたやアメリカの企業では、全ての数字をシンプルかつ細かな粒度で扱える経営データベースを構築し、経営者はそこにアクセスして意思決定をしています。
ログラスでは、この「経営DX」を日本でも実現することこそが日本経済再興の鍵だと考えており、そのためのプロダクトである次世代型経営管理クラウドLoglassの提供を通じて、「良い景気を作ろう。」というミッションの実現を目指しています。経験や勘ではなく数字をもとに、勝てるタイミングで、勝てる部門に、勝てる資金を投下して勝ちに行けることが、導入企業にとっての便益だと思っています。
──ログラスはユニコーン企業のポテンシャルを持っていると聞きました。急成長している背景と今後の見通しを聞かせてください。
竹内:現在東証は「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ」の企業に対して、改善を求めています。つまり、公開企業は資本を効率よく使って事業を成長させるべきだというメッセージです。
ところが企業が大きくなり過ぎると、取り扱うデータのどこをチューニングすれば利益や売上が伸びるのかが分かりづらくなります。これを解消するために経営データベースを構築して意思決定のデジタル化を進めることは今後、日本でも不可逆の流れだと思います。ただ、企業のデータは業界ごとに全く異なり、データの持ち方は個別ニーズが非常に多いため簡単なことではありません。
そんな中で柔軟に要望に応え、意思決定をアシストするプロダクトとして高く評価されているのがLoglassです。市場の後押しとニーズに応える設計の2つがそろっている点で成長性を期待され、メディアで「ユニコーン候補」として取り上げていただいているのだと認識しています。
個人の成長を加速させる、ログラスでのキャリアとは?
──ログラスへの入社後、どのような業務を経験できるのでしょうか。
竹内:ビジネスサイドの職種では、川上から川下まで体験して仕事というものを立体的に捉えていただけるように、インサイドセールスから始まり、マーケティング、カスタマーサクセスなどお客さまとの距離が近いチームでのジョブローテーションを実施しています。
規模感では、1兆円企業のお客さまや誰もが知っている製品を手がけるお客さまと関わり、そのビジネスモデルや財務モデルに触れる機会があります。また、マーケティングの一環でセミナーを開催することがあるのですが、登壇していただく大企業の経営者や有名な経済学者との打ち合わせに参加したり、世の中に発信するテーマを一緒に作ったりする経験も可能です。
──新卒入社2年目でマネージャーに抜擢された例もあるそうですが、どういった点を評価したのですか。
竹内:スキルセット以上に大切にしているのが、ログラスのカルチャーを体現できているかどうかです。それを私の言葉で説明すると、まず「利他」であること、そして変化が激しい中でアンラーンできる「素直さ」です。
抜擢されたマネージャーは、カルチャーを自分で言語化できていましたし、1年間ずっと自発的に体現しながら背中でメンバーを引っ張っていました。分かりやすい例では、カルチャーを醸成するための合宿が年に一度あるのですが、1年目から率先して幹事を引き受けていましたね。本業でも高い成果を出していたので、ぜひマネージャーとしてより大きなチャレンジをしてほしいというメッセージを込めて抜擢しました。入社年次に関係なく、チャンスは常に渡していきたいと思っています。
──3年目、5年目とキャリアを積んでいくと、どのような責任を担っていきますか。
竹内:仕事の難易度で1から7までのグレードを設定していて、半年に一度の面談でグレードを調整しながら個人の成長を加速させます。グレード1、2では、先輩の力を借りながら3カ月ぐらいの期間での課題解決を期待しています。グレード7になると会社の今後3年から5年の経営課題を解決に導いてもらいます。
──竹内さんが思う、ログラスで働くことの面白さや醍醐味(だいごみ)を聞かせてください。
竹内:1つは、「事業・組織・財務の数字」を圧倒的にシンプルに取り扱えることですね。お客さまへの提案活動やコンサルティングを通じて、経営に必要な数字を取り扱うエキスパートになれるのは、ログラス独自の面白さだと思います。
もう1つは、組織の力を発揮するためのマネジメントのスキルセットもおのずと身に付けられる環境です。マネジメントというのはリソースだけでなく、関わる人のモチベーションや組織のデザインも含むものであり、それら全てがマネージャーの意思決定で必要になってきます。そこで入社1年目から小さくても意思決定の経験ができるように促しています。
20代でCXOの共通言語「数字」で語り、意思決定する経験が積める
──ログラスは現在、150名だと聞きました。大企業と比べて少数精鋭の環境で働くメリットは何でしょうか。
竹内:組織が大きいと役割が細分化され、期待していた経験の機会が回ってこないこともあります。一方でログラスなら、役割をどんどんとお渡しできます。1年目から数千万円規模のイベントを仕切ったり、数千億円以上のお客さまのカスタマーサクセスをプランニングしたりと、最前線で歯ごたえのあるミッションを全員が経験できるのです。
──だからこそ、若手のうちから成長できるのですね。
竹内:その通りです。そして20代でCXOキャリアを築けるのも、ログラスの大きな特徴です。
経営の分業化が進む中で、自分の担当領域について責任を持って管掌できるCXO同士は「数字」で意思疎通をはかり、決断を下します。大企業では自分の部門やチームの数字しか見られないことが多く、CXOを目指す上で欠かせない数字という唯一の共通言語を使って意思決定する経験は積みにくいものです。
一方でログラスでは、お客さまへの提案活動やコンサルティングを通じて20代のうちから経営の数字を扱えます。また、ログラス自身の数字はガラス張りにしてあるのでLoglassで見ながら自組織の戦略を描いて決定する経験を積めます。
──2026年卒予定の学生の皆さんには、何を期待していますか。
竹内:ログラスには全員が経営に物申せる「イシューレイズ会」があり、経営に対してダイレクトに提言できます。入社1カ月目から自分も経営の一員だと思って社内の様子や数字を見回してもらえればうれしいです。私も「これは気付かなかった!」と視野が広がるので、みんなの意見はとても重宝していますよ。
現在、日本で経営データベースを作って運営している企業は上場企業の1割から2割ぐらいだというデータがありますが、アメリカでは9割程度ですので、この差が日本の経営DX市場のポテンシャルだと捉えています。さらにDXが進んでいない未上場の企業にも大きな可能性を感じています。
今後は時間が進むにつれて、AI(人工知能)技術が高度化するなどして企業が向き合うデータ量はさらに膨大となり、それを収めるデータベースの重要性がますます高まってきますから、Loglassが企業の経営DXに貢献することで良い景気を作れるものと確信しています。そのための力をお借りしたいというのが、新卒採用の意図です。
なおインターンでは、経営者の立場で事業戦略を描き、さらに具現化するところまでを経験できます。それに対して、私たち経営陣からもしっかりフィードバックします。経営目線を持ち帰ることで、インターン修了後の就職活動にも役立てていただければうれしいです。
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【ライター:加藤学宏/編集:吉川翔大】