金融のプロとして社会に貢献し続けてきた野村證券。2025年に100周年を迎える同社は、「金融資本市場の力で、世界と共に挑戦し、豊かな社会を実現する」というパーパスを策定し、次の100年に向けて事業を拡大・変革しています。
国内最大級の総合証券である野村證券で働く魅力や醍醐味(だいごみ)、身に付くスキルなどについて、インベストメント・バンキング部門の李暁星(リヒョソン)さんと、市場戦略リサーチ部為替ストラテジーグループの秀嶋智輝さんに話を伺いました。
数千億円の調達や数兆円のM&Aをサポート。社会へのインパクトが大きな仕事
──李さんが所属する「インベストメント・バンキング部門」で働く醍醐味を教えてください。
李:インベストメント・バンキング部門では、上場企業のM&Aや資金調達に対してアドバイスをしています。時には数千億円の調達や、数兆円のM&Aといった、お客さまの社運をかけた一大プロジェクトに関わることが多々あります。それを少数精鋭のチームでサポートしているため、自分の仕事が社会に与えるインパクトの大きさを実感できるのが、この仕事の醍醐味です。
──M&Aや資金調達をサポートするには専門知識が必要だと思います。入社前から知識はありましたか?
李:私は理系出身なので、入社時はコーポレートファイナンスや金融の知識は、ほぼゼロの状態でした。ですが野村證券は人を育てる会社で、先輩やチームからいろいろなことを吸収する環境が整っていました。だから、知識ゼロのスタートでもプロフェッショナルを目指して働けていますし、いろいろなバックグラウンドを持つ人たちが活躍しています。
──秀嶋さんが所属する「リサーチ部門」の役割や業務内容も教えてください。
秀嶋:リサーチ部門では、主に投資家が株式や債券、為替について投資判断をする際に、調査・分析をして意思決定に役立つ情報を提供しています。マーケットが大きく動くと、次に何が起きるのか分からない瞬間があるのですが、それでもクイックに情報を提供することでお客さまに貢献できると、やりがいを感じます。
リサーチ部門は基本的に個人プレイが多いのですが、最近は社内コラボレーションにも力を入れており、例えば大型のM&Aに政治が絡むような場合は、政治のアナリストと株式のアナリストが協業することで新しい付加価値を生み出しています。
──秀嶋さんは、社内のどのような専門家と関わることが多いでしょうか?
秀嶋:私の場合は、主にグローバル・マーケッツ部門で、機関投資家向けに株式や債券のセールス活動をしている方と関わることが多いです。まだ入社3年目なので、マーケットに長くいるセールスの方から学ぶことはとても多く、金融市場のダイナミズムや面白さを日々感じています。
強みは、100年で築いてきた信頼関係の深さと、世界中の情報を提供できること
──実際に働いて分かった「野村證券の強さ」は何だと実感していますか?
李:インベストメント・バンキング部門は、カバーしているお客さまの広さと、関係性の深さが強みで、それが圧倒的なプレゼンスにつながっていると実感しています。実際、複数の競合他社がいる中で、社運をかけた一大プロジェクトのサポートをご依頼いただけるのは、信頼関係が築けているからこそ。野村證券が約100年かけて築いてきた信頼関係の深さは、圧倒的な強さだと思っています。
秀嶋:リサーチ部門の強さは、他の会社にはできないアウトプットを出せることです。私はオセアニアやカナダの分析をしているのですが、現地で長年マーケットを見ているリサーチャーから、現地の投資家の動向や分析結果を共有してもらい、それを日本のお客さまにお伝えできるのは野村證券の強さです。
──圧倒的な強みがある中で、今後力を入れていきたい領域はありますか?
李:インベストメント・バンキング部門は、さらなるグローバル強化がこれからの課題だと思っています。人口が減少する日本において、日本企業が成長するために重要になるのは、グローバルマーケットです。お客さまがグローバルに進出してビジネスを展開していく際、金融の立場からサポートするためにも、グローバル強化は必須だと思っています。
秀嶋:リサーチ部門では、日々のマーケット状況をお知らせするレポートを発行しているのですが、それをAI(人工知能)に代替できるようになったため、今後は多角的な視点から一つの事象を分析することに力を入れる必要があると思っています。
若手でも専門性の高い仕事を任せられる。日々成長できる環境でキャリアを築く
──野村證券には、若手でも責任ある仕事を任せてもらえる「キープヤング」という社風があります。その環境を実感した瞬間はありますか?
李:入社3年目に、初めて自分のお客さまを任せてもらえたとき「キープヤング」の社風を実感しました。専門性の高い仕事だから、経験の浅い若手には難易度が高いのですが、それでも自ら提案資料を作成し、競合他社もいる中でのプレゼンテーションを任されました。
しかも、単に任せるだけでなく、上席がしっかりとバックアップをしてくれたんです。私が作った提案資料は上席が一言一句見てくれましたし、プレゼンの場では質問に対する私の拙い回答にもフォローを入れてくれました。お客さまに提供するサービスのクオリティーは変えることなく、若手に裁量を与えてくれる社風は、やりがいにも成長にもつながっています。
──若手が活躍する、成長するために何が必要だと思いますか?
李:探究心だと思います。どうすればお客さまにもっと良いものを提供できるか、プラスアルファの付加価値をどう提供するかを探究し続けるのはとても大切です。仕事以外でも、いろいろなことに興味を持って知識や経験を積み重ねていくことが、長いスパンで見たときに大きな成長につながると思います。
個人的にも探究心を持ち続けたことで、難しい課題にどう取り組むか、どのようなステップでどう人を巻き込みながら解決していくかという力は身に付いたと思います。お客さまからいただくお題は正解のない難しいものなので、会社のリソースをうまく使いながら最高のサービスを提供し続けたいです。
──秀嶋さんが入社して感じた野村證券の社風を教えてください。
秀嶋:入社前は、実力主義の体育会系で怖いイメージが若干あったのですが、実際は自分の意見を言いやすい社風でした。担当業務だけでなく、「お客さまに付加価値を提供するためにこんなレポートを作りたい」など、自分のやりたいことの発信を常に求められる社風があるので、働きがいにもつながっています。
──最後に、金融業界で働く魅力を教えてください。
李:自分の武器を持てることです。専門性を高めてプロフェッショナルへと成長したら、それは自分の強い武器になります。入社後、途中でキャリアの方向性が変わったとしても、身に付けた武器は間違いなくプラスに働くので、後悔する選択にはならないと思います。
秀嶋:私は、知的探究心を満たせることだと思います。次々と出てくる知らないことを勉強して知見を蓄えていくと、探究心を満たせるし、頭の柔軟さも保てると実感しています。金融は常に知見を増やしアップデートできる場なので、学び続けたい方には最適な環境だと思いますよ。
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【ライター:田村朋美/編集:吉川翔大】