2024年1月1日に、これまでの電通国際情報サービス(ISID)から社名変更した株式会社電通総研。新たに「社会進化実装」を事業コンセプトに掲げる同社では、従来、強みとしているシステムインテグレーション事業に加えて、コンサルティング事業とシンクタンク事業も展開し、まさに会社としての変革期を迎えているとのことです。
今回は、そんな電通総研で新卒採用を担当する黛(まゆずみ)将平さん(2016年新卒入社)と、お客さまとシステム開発プロジェクトを進めている保坂彩水さん(2022年新卒入社)に、同社での働き方や魅力について聞きました。
困難を乗り越えた秘訣(ひけつ)は周りを巻き込むコミュニケーション
──まずは変革期を迎える電通総研としての「挑戦」について教えてください。
黛:われわれがもともと持っている強みはシステムインテグレーションなのですが、今後はそれに加えてコンサルティングとシンクタンクも積極的に展開していく予定です。まさに超上流工程から下流まで、一気通貫でお客さまの課題解決に携われるという期待を抱きながら、社員一同頑張っているところです。
──保坂さんは現場でどのような業務に従事されているのですか?
保坂:今は小売業さま向けのLINEを活用したシステム開発や業務支援の領域などに携わっていて、LINE上で商品が購入できるeコマース基盤の開発・保守のプロジェクトマネージャーと、店舗販促で使うキャンペーンシステムの開発のプロジェクトリーダーをそれぞれ担当しています。
保坂 彩水(ほさか あみ):コミュニケーションIT事業部 SIビジネスユニット マーケティングIT部 XDグループ
新卒入社3年目、コミュニケーションIT事業部にて現職に従事。
──仕事を通じて、特にやりがいを感じたエピソードを教えてください。
保坂:たくさんあるのですが、自分たちが開発したシステムへの追加機能開発の提案活動は、いろいろと学びになりましたね。お客さまが何をしたいのかをくみ取り、それをシステムで実現できるかを正確に判断した上で、定量的なデータをもって提案を進めていく。自分の中で足りない要素がたくさんあったので非常に苦労しましたが、結果としてお客さまに喜んでいただけたので、とてもやりがいのあるプロジェクトでした。
──その際に、どうやって困難を乗り越えていったのですか?
保坂:やはり1番は、コミュニケーションですね。きちんと自分の意見を表明し、困ったら周囲の先輩に相談して、とにかく巻き込んでいく。それを愚直に進めていったことで、結果、お客さまには「保坂」というバイネームでしっかりと認知いただき、意見を聞いていただくなどして、1対1でのコミュニケーションを求めてくださるようになりました。自分としても自信につながる瞬間でした。
「個性の尊重」や「若手の裁量が大きい」社風
──電通総研ではIT未経験/文系出身者でも活躍していると伺っています。実際どうでしょうか?
保坂:私自身は工学部出身なのですが、同期を見てみると半分は文系出身ですね。例えば私の先輩で文系出身もいるのですが、とにかく新しいものが好きなんですよ。技術に対して前向きに興味を持って、「自分の手段にできることが楽しい!」という姿勢でどんどんと吸収しています。そのような好奇心旺盛な方は文系/理系を問わずグングンと伸びていくのかなと思います。
──研修などはあるのでしょうか?
黛:入社後はまず、IT業界で働くためのベースを培う新人研修を6カ月かけて実施しています。その後、各事業部に配属されるわけですが、ここでも各現場の若手が後輩の成長をサポートする仕組みを整えています。
黛 将平(まゆずみ しょうへい):人材開発本部 採用推進部 新卒採用グループ
新卒入社9年目、HCM事業部にて製品導入コンサル、サービス企画、導入技術者教育業務に従事したのち現職。
──どういうことでしょうか?
黛:例えばある現場では、2〜3年目のメンバーが、4〜5年目のメンバーの助けを借りながら、1年目の新人をサポートしています。2年目からサポート側にまわることになるので、自分が吸収したことをアウトプットして、さらに理解を深めながら教えていくという、そんな役割分担がなされています。
──現場にいる保坂さんとして良かったと感じる制度はありますか?
保坂:現場の若手育成の仕組みがすごく助かっていますし、新人研修の期間中にある、3カ月かけて5〜6人のチームで開発をする研修も、すごく今の自分に活きているなと感じています。システム開発の一連のライフサイクルのようなところを実践で学べたのが1番大きかったですね。
──電通総研では、どんなスキルや経験を得ることができると感じますか?
黛:社内からは「個性の尊重」や「若手の裁量が大きい」といった声が多く寄せられています。例えば提案資料1つ見てみても、先輩や上司はアウトプットに対する「その人らしさ」「工夫」を楽しみにしています。そういった個性の尊重が、若手か否かに関わらず裁量の大きさにもつながっていると感じます。
保坂:会議でも新人の意見を求めることが多く、いろんな場面で鍛えられますよね。
黛:目指す方向が決まっていて、それに対して自分の工夫をどれだけ込めることができるか。そういう余白部分が広いという意味で個性の尊重と裁量の大きさがあり、それが結果としてモチベーションの向上にもつながっていると感じます。
最大の特徴は徹底した「お客さま目線」
──変革期の今、電通総研にはどんな人が合うと思いますか?
黛:課題を見つけたときに、「難しそうだ」と考えるのではなく、「こうしたらできるかもしれない」とイマジネーションを働かせて、そこに対して周囲を巻き込んでいけるような人ですね。電通総研は風通しがいい組織なので、そういったクロスイノベーションが非常にやりやすいと思います。
保坂:現場の意見としては、とにかく新しいことが好きな人と働けたらと思います。経験のないことをストレスに感じるのではなく、「面白い!」と思いながら取り組んでいける人が近くにいると、より新しいアイデアを交換し合えて、仕事としてもうまく回っていくのかなと思います。
──世の中にはさまざまなSIerがあると思うのですが、同業他社とは何が違うと思いますか?
黛:電通総研は、「お客さまにどれだけ寄り添えるか」を徹底しています。その電通グループの強みとなるDNAがわれわれの中にも脈々と受け継がれている点が、大きな差別化ポイントだと思います。何がお客さまのためになって、そのためにはどうすべきなのか。ここを追求し続けるというところは、かなり力を入れています。
保坂:2年前に就活をしていた立場からお伝えすると、個が立っている人が多く、また自分が好きな分野/領域がはっきりしている方が多い印象です。任せられる業務の幅が広いので、その分自主的にプロジェクトを推進し、自分の強みを伸ばしている人が多いなと感じています。
──最後に、学生の皆さまへのメッセージをお願いします。
黛:電通総研では「電通総研 X(クロス)トーク!」ということで、5月21日(火)15時から90分ほど、皆さまからのご質問に何でもNGなしで答えていきたいと思っています。今後は、採用担当以外にもさまざまな社内ゲストを呼んでいきたいと思っておりますので、ぜひお見逃しなく! よろしくお願いします。
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【ライター:長岡 武司/編集:山田 雄一朗】