こんにちは! ONE CAREER for Engineerです。
IT関連に就職しようと思っているけど、ネットで調べてもいろいろな職種が出てくるため、分かりづらいと思っていませんか。こちらの記事では、IT関連の職種であるデータベースエンジニアについて解説します。
こちらの記事を読むと、仕事の内容やデータベースエンジニアになるために必要な資格やスキルが分かるでしょう。
<目次>
●データベースエンジニアってどんな職種?
・そもそもデータベースってなんのこと?
・データベースエンジニアはどんな職種?
●他職種との違いは?
・データサイエンティストとの違い
●具体的な仕事内容は?
・仕事のフロー
・各フローにおける仕事の具体例
●データベースエンジニアになるために必要なスキルは?
・プログラミングスキル
・そのほかツールに関するスキル
・知識
・資格
●具体的な学習方法は?
・学習の大まかな流れ
・学習におすすめの書籍
●企業によって働き方は変わる?
●データベースエンジニアとして就職できる企業を探すには?
●この記事のまとめ
●先輩エンジニアの選考体験談が見られる! ONE CAREER for Engineerのご紹介
・ONE CAREER for Engineerではどんなことができる?
データベースエンジニアってどんな職種?
そもそもデータベースってなんのこと?
データベースとは、コンピューター上に保存された複数のデータを組織的に管理し、効率よく検索や情報収集を行うためのソフトウエアです。
データベースには、文字、数値、画像などさまざまなデータを登録して、自由な形で取り出せます。
また、データベースを用いて、複数のユーザーが同時にデータを入力したり、情報を取り出したりすることも可能です。
データベースエンジニアはどんな職種?
データベースエンジニアは、データベースを運用、設計、開発、管理するための仕事を行う専門職です。
データベースエンジニアは、データベースを使用して情報を管理し、保存、取得するためのあらゆるソフトウエアを設計、開発、管理します。
他職種との違いは?
データサイエンティストとの違い
データベースエンジニアとデータサイエンティストとの職務範囲、仕事内容、やりがいの違いについてご紹介します。
データサイエンティストは、ビジネス上の問題を解決するために大量のデータを分析し、機械学習などを用いて結論を導き出すことを仕事としています。一方、データベースエンジニアはデータベースを設計、構築、運用する仕事を行います。
データベースエンジニアは、データベースを運用することで、データを有効活用できることがやりがいとなります。一方、データサイエンティストは、データ分析を行い、ビジネスの問題を解決することでやりがいを感じられます。
具体的な仕事内容は?
仕事のフロー
データベースエンジニアは以下のフローで仕事を進めていきます。
1. ビジネス要件を確認する 2. データベースモデルを作成する 3. データベースを構築する 4. テストと最適化 5. ドキュメンテーション
各フローにおける仕事の具体例
仕事の各フローにおける具体的なタスク例をご紹介します。
1. ビジネス要件を確認する
クライアントのビジネス要件を明確に理解するために、構築しようとしているデータベースのニーズを確認します。
2. データベースモデルを作成する
クライアントのビジネスニーズを満たすために、データベースモデルを作成します。データベースモデルとは、データを記述し、そのデータを操作するための仕組みです。
3. データベースを構築する
データベースモデルを元に、実際のデータベースを構築します。
4. テストと最適化
データベースをテストし、性能を最適化するためのインデックスを設定します。インデックスとは、データベース内のデータを効率的に検索するために使用されるデータ管理手段のことです。
5. ドキュメンテーション
データベースを他の人が使用できるように、データベースのドキュメンテーションを作成します。
データベースエンジニアになるために必要なスキルは?
データベースエンジニアとして仕事をするために必要なスキルをご紹介します。
プログラミングスキル
データベースエンジニアがよく使うプログラミング言語として、SQL、PL/SQL、Javaなどがあります。これらのプログラミング言語について特徴や基礎知識を押さえておきましょう。
SQL(Structured Query Language):
SQLはデータベースを操作するためのプログラミング言語です。SQLは、データの追加、更新、削除、取得などのさまざまな操作を行えます。
PL/SQL(Procedural Language/Structured Query Language):
PL/SQLは、Oracle社が開発した拡張SQLです。SQLの基本的な機能に加え、プロシージャ、トリガー、関数、パッケージなどの機能を持っており、高度な操作を実行できます。
Java:
Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語で、多くのプラットフォームをサポートしています。汎用性の高いアプリケーションを開発できます。
そのほかツールに関するスキル
データベースエンジニアがよく使うツールとそれらの特徴についてご紹介します。
1. MySQL
オープンソースのRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)で世界で最も広く使われているツールです。Windows、Mac、Linuxなどの多くのプラットフォームでサポートされています。大量のデータを迅速に処理できるため、ウェブサイトの性能を向上させるために広く使われています。2. MongoDB
ドキュメント指向のNoSQLデータベースです。NoSQLとは「Not only SQL」の略で、関係データベース(RDB)とは異なる、非関係型データベースを指します。MongoDBは、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションのデータストアとして広く使用されています。知識
データベースエンジニアが知っておくべき知識は以下の2点です。
1. リレーショナルデータベース技術
リレーショナルデータベース技術とは、データを表形式で保存する方式です。この方式では、データを表やレコードという単位で保存しており、それらを関連付けることでデータを管理します。表とレコードの関係を定義するために、SQLなどの言語を使用します。リレーショナルデータベース技術は、データベース管理システムを使用することで、複雑なデータを効率的に管理できるため、現在主流のデータベース技術となっています。
2. データモデリング
データモデリングとは、データを複雑な構造に組み込むことを指します。具体的には、データをさまざまな形式に変換し、推論したり分析したりできるようにするプロセスを指します。データモデリングは、データをより有用な形に変換するための強力なツールです。また、データを効率的なデータベースに変換するためのプロセスも含まれます。
資格
データベースエンジニアとしての知識習得に役立つ資格試験をご紹介します。
1. Oracle Certified Associate(OCA)
OCAは、Oracle製品と技術に関する基本的な知識を検証する認定資格です。この資格を取得すると、Oracle製品と技術を使いこなす能力が向上します。
2. Microsoft Certified Solutions Associate(MCSA)
MCSAは、Microsoftの認定資格であり、Microsoftサービスに関する基本的な知識を持った専門家を証明します。
具体的な学習方法は?
学習の大まかな流れ
データベースエンジニアとして成長するための学習の流れをご紹介します。
1. データベース概念を理解する
データベースを学ぶ前に、データベースの構成要素や概念について学ぶ必要があります。これらの理解を深めるために、データベースの種類、データの構造と分類、データベースの管理などを学ぶ必要があります。
2. データベースの基礎を学ぶ
データベースの基礎を学ぶことで、データベースの種類や構造、データベースの管理などを把握できます。また、SQLなどのデータベース用のプログラミング言語を学ぶことで、データを検索したり更新したりする技術を身に付けられます。
3. データベースの管理を学ぶ
データベースの管理を学ぶことで、データベースを安全に管理したり、データを安全に保存したりする技術を身に付けられます。また、データベースの管理の仕方についても学ぶことで、効率的にデータベースを運用したり、データを安全に保存したりする技術を身に付けられます。
4. データベースを開発する
データベースを開発するために、データベースやテーブルを作成したり、構造を設計したりする技術を学ぶ必要があります。また、データベースを開発するために、複雑なSQL文を書いたり、データを効率的に参照・更新したりする技術を身に付けられます。
5. データウェアハウスを学ぶ
データウェアハウスを学ぶことで、大量のデータを集計したり分析したりする技術を身に付けられます。また、データウェアハウスを開発するためのツールや技術なども学べます。
学習におすすめの書籍
データベースエンジニアになるための学習におすすめの書籍をご紹介します。
1. データベース概念を理解する
2. データベースの基礎を学ぶ
3. データベースの管理を学ぶ
・『おうちで学べるデータベースのきほん』(2015年、翔泳社)
4. データベースを開発する
・『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作(プログラミング学習シリーズ)』(2016年、翔泳社)
5. データウェアハウスを学ぶ
・『図解即戦力 ビッグデータ分析のシステムと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(2019年、技術評論社)
企業によって働き方は変わる?
大規模企業において、データベースエンジニアは大規模なデータベースの管理を行う必要があります。
これには、データベースのアーキテクチャの設計、データベースのパフォーマンス最適化、データのバックアップおよびリカバリー、セキュリティの保護などが含まれます。
また、ソフトウエア開発チームがデータベースを使用する場合、データベースエンジニアは開発チームと協力して、最適なデータベース構造を提供する必要があります。
小規模企業におけるデータベースエンジニアの仕事内容は大規模企業と同じですが、異なる点もあります。それは、小規模企業ではデータベースの開発と管理の両方を行う必要があるという点です。
また、小規模企業では、データベースエンジニアは、他の職務を同時に行う必要がある可能性があります。例えば、アプリケーション開発、インフラストラクチャーの設計、セキュリティ、ネットワーク管理などを含める可能性があります。
データベースエンジニアとして就職できる企業を探すには?
データベースエンジニアとして就職できる企業を探すには、求人情報サイトを活用してみるのが良いでしょう。
また、コンサルティング会社、情報システム開発会社、大手IT企業などでも、データベースエンジニアの仕事がある場合があります。
業界別の募集サイトや専門の人材派遣会社などもあるため、活用してみると良いでしょう。
この記事のまとめ
本記事では、データベースエンジニアがどのような仕事なのか、必要なスキルをご紹介してきました。
データベースエンジニアは、データベースを運用、設計、開発、管理するための仕事を行います。
大規模企業と小規模企業とで、データベースエンジニアとしての働き方も変わってきます。大規模企業では、データベースエンジニアは、大規模なデータベースの管理を行う必要があります。一方、小規模企業では、データベースの開発と管理の両方を行う必要があるという点が異なります。
これからデータベースエンジニアとしての就職を考えている方は、本記事の内容をしっかり頭に入れておきましょう。
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