こんにちは! ONE CAREER for Engineerです。
こちらの記事では、具体的にC言語はどんな言語なのか、何ができるのか、どのように学習すれば良いのか、どのような仕事につながるのか、など順を追ってご説明していきます。
<目次>
●C言語ってどんな言語?
●C言語の特徴は?
・C言語でできること・メリット
・C言語でできないこと・デメリット
●他言語との違いは?
・Pythonとの違い
・Javaとの違い
・相性の良い他言語
●C言語を使ってどんな仕事ができる?
・職種の例
・仕事内容の例
●C言語を学びたい! まずは何をすればいい?
・学習の大まかな流れ
・C言語学習におすすめの書籍・サイト
・ライブラリ/フレームワークとは
●C言語で就職できる企業を探すには?
●この記事のまとめ
●先輩エンジニアの選考体験談が見られる! ONE CAREER for Engineerのご紹介
・ONE CAREER for Engineerではどんなことができる?
C言語ってどんな言語?
C言語は高速で汎用性の高いプログラミング言語で、主にシステム開発や組み込みシステム開発に利用されます。
この記事ではC言語に触れたことのない人に向けてC言語の特徴や学習方法、仕事内容などをご紹介します。
C言語の特徴は?
C言語でできること・メリット
C言語で開発されたサービスの事例
C言語で開発されたサービスの事例としては、Unixオペレーティングシステムがあります。
Unixオペレーティングシステムは、C言語で開発された最も有名なシステムの1つです。ウェブサーバーなどで使われています。
C言語でできないこと・デメリット
C言語にはデメリットもあります。その中で、例えば開発に向いていないプロダクトとしては、以下が挙げられます。
1. ウェブアプリケーション
C言語はウェブアプリケーションの開発にはあまり向いていません。これはC言語がプログラム開発において柔軟性に欠けているためです。
2. モバイルアプリケーション
C言語はモバイルアプリケーションの開発にはあまり向いていません。これはC言語がプラットフォームへの依存性が高いためです。モバイルアプリケーションは、さまざまなプラットフォームで動作する必要がありますが、C言語はプラットフォームごとにコンパイルする必要があります。
3. 大規模なソフトウエア
C言語は大規模なソフトウエアの開発に向いていないといわれています。これはC言語がメモリ管理に手動で対応する必要があるためです。大規模なソフトウエアは、メモリリークなどの問題が発生しやすく、C言語のような低水準の言語で開発すると、これらの問題を解決するのが難しい場合があります。
他言語との違いは?
Pythonとの違い
Python(パイソン)ではできないがC言語ではできることには以下があります。
・ローレベルなメモリ制御
C言語はメモリアドレスやポインタを直接扱えます。これにより、メモリの細かな制御や最適化が可能です。
・ドライバやOSの開発
C言語はシステムプログラミングに向いています。これにより、ドライバやオペレーティングシステムの開発が可能です。
PythonではできるがC言語ではできないことには以下があります。
・簡単な記述
Pythonは読みやすく簡潔なコードを書けます。これにより、プログラムの開発速度を上げられます。
・オブジェクト指向プログラミング
Pythonはオブジェクト指向プログラミングをサポートしています。これにより、コードの再利用性や保守性を高められます。
・大規模なソフトウエアの開発
Pythonはライブラリやフレームワークが豊富にあります。これにより、大規模なソフトウエアの開発が比較的容易になります。
Javaとの違い
Java(ジャバ)ではできないがC言語ではできることには以下があります。
・ハードウエアへの直接アクセス
Javaは、ポインタをサポートしていません。そのため、ハードウエアに直接アクセスできません。一方、C言語はポインタを使って、ハードウエアに直接アクセスできます。
・ビット単位の操作
Javaは、ビット単位の演算をサポートしていません。しかし、C言語はビット単位の演算をサポートしているため、ビットフィールドやビットマスクなどを扱えます。
JavaではできるがC言語ではできないことには以下があります。
・ポータブル性の高さ
Javaは、仮想マシンを使用することで、プログラムをさまざまなプラットフォームで実行できます。そのため、プログラムのポータブル性が高くなります。
・自動メモリ管理
Javaは、ガベージコレクションを使用することで、自動的にメモリ管理を行えます。これにより、メモリリークなどの問題が発生することが少なくなります。
・オブジェクト指向プログラミング
Javaは、オブジェクト指向プログラミングをサポートしています。これにより、コードの再利用性や保守性を高められます。
相性の良い他言語
C言語と相性の良い言語を2つご紹介します。
・C++言語
C++(シープラスプラス)言語はC言語に加えて、オブジェクト指向プログラミングの機能が加わっており、C言語と形式が似ているため、C言語を学んだ後に学ぶと比較的容易に学習できます。C++は、ゲーム開発やシステム開発などで広く使用されており、学習することで活躍の場が広がります。
・Python言語
PythonはC言語と比較して学習しやすく、簡潔で直感的なコードを書けます。Pythonは機械学習やデータ解析などの分野で広く使用されており、今後ますます需要が高まっていくことが予想されています。C言語とPythonを併用することで、より多岐にわたる開発プロジェクトに対応できます。
C言語を使ってどんな仕事ができる?
職種の例
・組み込みシステム開発者
C言語は小型の組み込みシステムで広く使用されています。例えば、自動車、家電製品、セキュリティシステム、医療機器、産業制御などの分野で活躍する組み込みシステム開発者は、C言語の知識が不可欠です。
・ゲーム開発者
C言語は、高速処理やメモリ制御などの特性から、ゲーム開発の分野でも広く使用されています。例えば、3Dグラフィックス処理やゲームエンジンの開発などには、C言語の知識が必要です。また、モバイルゲーム開発やウェブブラウザゲーム開発でも、C言語が使用されることがあります。
仕事内容の例
C言語を使った仕事には例えば以下があります。
・組み込みシステム開発
自動車、家電製品、セキュリティシステム、医療機器などの組み込みシステムの開発に携わるエンジニア。
・ゲーム開発
高速処理やメモリ制御が必要なゲーム開発に携わるエンジニア。
・システム開発
ハードウエアなど、インターフェースが必要なシステム開発や、高速処理が求められる金融取引システムなどの開発に携わるエンジニア。
C言語を学びたい! まずは何をすればいい?
学習の大まかな流れ
C言語の初心者がC言語を学び、実務レベルへ至るまでの流れは、基礎から順に学びながら実践的なプログラミング課題をこなすことです。
C言語の基礎構文、ポインタ、メモリ管理、ファイル入出力などを学び、次に構造体やポインタを使ったデータ構造、関数ポインタ、マルチスレッドプログラミングなどを学びます。
その後、実際のアプリケーション開発やライブラリの使用を通じて経験を積み、実務レベルに到達します。
C言語学習におすすめの書籍・サイト
C言語の学習におすすめの書籍として以下があります。
・『3ステップでしっかり学ぶ C言語入門 [改訂2版]』(技術評論社、2017年)
・Paizaラーニング
「Paizaラーニング」は、2年連続日本e-Learning大賞・会長賞を受賞している実績のある学習サイトです。1動画は約3分の動画と、演習講座の2本立てで構成されているため効率よく学習できます。
・一週間で身につくC言語の基本
「一週間で身につくC言語の基本」は、Udemyが提供している学習サイト。C言語の基本学習はもちろん、練習問題にもチャレンジできるサイトです。
ライブラリ/フレームワークとは
C言語には、さまざまな用途に応じたライブラリやフレームワークがあります。例えば、標準Cライブラリには、文字列操作、数学関数、ファイル入出力などの機能が含まれています。
また、グラフィックス処理やGUI開発には、OpenGLやGTKなどのフレームワークがあります。さらに、ネットワークプログラミングには、libcurlやOpenSSLなどのライブラリがあります。
これらのライブラリやフレームワークは、C言語の開発を効率化し、品質や信頼性を向上させるために役立ちます。開発者は、ライブラリやフレームワークのドキュメントを読み、APIを理解し、プログラミングに活用できます。
C言語で就職できる企業を探すには?
C言語で就職できる企業を探すには、インターネットや転職サイト、人材紹介会社などを利用する方法があります。IT企業やシステム開発企業、自動車メーカー、通信機器メーカー、機械メーカーなどが開発においてC言語を使用する場合があります。
求人情報や企業情報を調べ、技術的な要件や職務内容が自分に合っているかを確認し、応募していくことが重要です。また、インターンシップやアルバイトなどからステップアップすることも可能です。
この記事のまとめ
この記事ではC言語に触れたことのない人に向けてC言語の特徴や学習方法、仕事内容などをご紹介しました。
C言語の特徴は高速で汎用的である一方、ウェブやモバイルアプリ開発などには向いていません。また、C言語と相性が良い言語には、C++とPythonがあります。
C言語は組み込みシステムやゲーム開発に使用され、それぞれの分野で必要なエンジニアが活躍しています。
C言語学習においては基礎から学び実践的な課題をこなし、経験を積んで実務レベルに到達することが重要です。
先輩エンジニアの選考体験談が見られる! ONE CAREER for Engineerのご紹介
エンジニア就活をこれから始める、今まさに選考を受けている皆さまへ、このような悩みはないでしょうか?
「総合職やビジネス職ばかりで、エンジニア職の体験談が見つからない」「内定を獲得した先輩が、どんな開発経験を積んでいたのか/どんな対策をしていたのか知りたい」
こういった悩みをお持ちの方に向けて、エンジニア職特化の就活サイト、「ONE CAREER for Engineer」をリリースいたしました!
▼ONE CAREER for Engineerエンジニアや技術職の就活・選考体験談を探す ※選考体験談の閲覧には、別途会員登録が必要です。
ONE CAREER for Engineerではどんなことができる?
1. エンジニア特化の選考体験談が見られる!
エンジニア人気企業を中心に、先輩のエントリーシート(ES)や選考体験談を公開中です。
エンジニア就活ならではといえる、「コーディングテスト」の体験談も多数公開しています!
2. 登録いただいたプロフィール情報をもとにポートフォリオを自動生成!
「ご自身の技術経験を企業へどう伝えよう……」とお悩みの方は、こちらの機能をご活用ください!
3. エンジニア職の選考体験談投稿で謝礼(Amazonギフト券)をもらえる!
ご自身の選考の体験談をご登録いただくことで、謝礼(Amazonギフト券)をプレゼントしております!
エンジニア就活をこれから始める方、選考対策にお困りの方は、ぜひこの機会にご登録をお待ちしております!
(Photo:BAIVECTOR/Shutterstock.com)