デンソー(事務系総合職)の本選考各選考ステップ(ES、面接、Webテスト等)で問われるポイントをお届けします。選考前の確認にご一読ください。
デンソーの選考フロー
デンソーの選考フローは以下のように進みます。
1. エントリーシート(以下、ES)
2. Webテスト
3. リクルーター面談(複数回)
4. 最終面接
ここからは選考突破に必要なポイントをお伝えします。
デンソーの選考全体のポイント:「チャレンジ精神」「意見をまとめる力」をアピールしよう! 英語力は大幅加点も
1. チャレンジ精神を持っているか
国内No.1、グローバルNo.2のシェアを誇る自動車部品メーカーであるデンソーでは、「チャレンジ精神」が強く求められます。
自動車部品事業にて日本のものづくり産業を牽引してきた実績と、世界トップクラスの技術力を基に様々な新規事業への展開を行っていることから、現状に満足せず主体的に行動できる人財が必要だからです。実際に内定者も「留学先でのインターンシップにて主体的に行動した経験を話し、成果を出すことの出来る学生であることをアピールした」と語っています。
選考を通じて、自分が仕事でも主体的に行動を起こせるチャレンジ精神旺盛な学生であることをアピールしましょう。
2. 意見をまとめて議論を前進させられるか
次に求められる素質は「議論をまとめてチームを前に進める力」です。
デンソーの事務系総合職はクライアント(自動車メーカー)のニーズを単に技術者に伝えるだけでなく、技術者の要望や意見なども考慮して進めていく必要があるため、意見をまとめて議論を進めて行ける学生を求めています。
実際に内定者は「ESの段階でチームのまとめ役であることを書き、チーム間の信頼性を高め、生産性を向上させた経験から、チームをまとめる能力のある学生であることを伝えた」と語っています。
選考ではチーム意見をまとめ議論を前進させ、仕事の中でも生産性をあげることの出来る学生であることをアピールしましょう。
加点要素:グローバルに活躍できる英語力を持っているか
世界38の国・地域に事業を展開し、外国車メーカーも多くクライアントに持つデンソーでは、英語力は大きなアピールポイントになります。実際に今後新興国をはじめとした成長市場を捉えて、グローバル体制を確固たるものにしていく必要があると中期経営計画にて語られています。
また、どの部署でもメールなどが英語で行われ、社内において必須言語であることから、英語の達者である学生は即戦力として高評価を受けています。
そのため、本気で内定を獲得したい学生はTOEICなどのテストを事前に受け、客観的評価で高い英語力を有していることをアピールしていきましょう。
デンソーの魅力や求められる人物像に関する更なる詳細は、こちらをご覧ください。
デンソーの選考の各ポイント
3. エントリーシート(ES):読まれ続けることを念頭に、主体的に行動した経験をアピール!
2017年卒のデンソー(事務系総合職)の本選考では、ESに以下の設問内容が課されました。
【学生時代に頑張った経験について】
設問(1):大学生活での大きなチャレンジ内容をご記入ください。 目標をお答えください。(1文字以上30文字以下)
設問(2):その目標に取り組んだ理由を教えてください。(1文字以上200文字以下)
設問(3):その目標を達成するために、どのように考え、行動しましたか?(1文字以上300文字以下)
設問(4):結果はどうでしたか?また、得たものはありましたか?(1文字以上150文字以下) 【集団の中でのあなたの立ち位置(ポジション)について】
設問(5):あなたはゼミ・サークル等のグループの中で、どのような役割を担うことが多いですか。 (1文字以上30文字以下)
設問(6):また、その役割を発揮した具体的なエピソードをご記入ください。(1文字以上300文字以下) ※出典:デンソー|事務系総合職2017年卒のエントリーシート
デンソーのエントリーシート(以下、ES)は今後のリクルーター面談と最終面接での参考資料となりますが、この時点で「学生時代に頑張ったこと」がかなり明確になっていることが求められます。何故ならば、デンソーの2回目のリクルーター面談ではESで書いた内容を行動理由と共に説明する必要があり、ESの段階でその行動理由まで踏まえて書いておく必要があるためです。
また、選考全体のポイントでも述べた通り、チャレンジ精神と議論をまとめる力が強く求められます。ゆえに、設問では自分が「デンソーが求めている人材」であることから逆算して書き進めていきましょう。
2017年卒のES回答例はこちらです。
4. Webテスト:形式はテストセンターでのSPI!
デンソーのWebテストはテストセンターでのSPIです。出題科目は言語、非言語、性格診断とオーソドックスなものでした。英語力検査は今までは課されていません。
企業オリジナルテストではなく、多くの企業が導入していることと、高得点を獲得した試験を使いまわすことが出来ることから、しっかりと対策を行ったか否かが選考を分ける大きな分かれ道であると言えます。市販の参考書などで綿密に対策を行い、安定した選考突破を目指しましょう。
5. リクルーター面談(1回目):最低限のマナーと社会人としての振る舞いを心がけよう
デンソーの1次面談はESの深掘りではなく、主に若手社員による業務説明の意味合いが強いです。
実際にESで書いた内容については確認の域を出ないレベルでしか聞かれず、その後の業務説明に面談の半分の業務説明の時間が割かれています。
しかし、1次面談では雑談形式で話が進んでいくため選考の一環であるという意識が欠如してしまうことは要注意です。実際に選考を受けた学生は「大変リラックスした状態で受けられるため、社会人としてのマナーを意識しないと選考ということを意識できなくなってしまう」と語っており、選考の一環であるという意識を常に持って臨む必要があります。
また、デンソーの1次面談では選考の最後の時間に自由に質問を行える「逆質問」の時間が設けられています。そこでは実際の社風や風通し、社員の当時の志望動機などネットでは入手できない「生の情報」を獲得できるように立ち回りましょう。
リクルーター1次面談に関する詳細な内容と対策はこちらをご覧ください。
・デンソー|事務系総合職2017年卒のリクルーター面談(1回目)
6. リクルーター面談(2回目):鬼門の2次面談!「なぜ」を自問自答し、自己分析を仕上げて臨もう
デンソーの2次面談は主にESの内容、特に学生時代に頑張った経験の深掘りがなされます。
具体的な行動や目標、成果はもちろんのことですが、「なんでその選択をしたのか? 他の選択肢でもよかったのではないか?」といった厳しい質問までされます。実際に内定者も「1次面談とはうって変わり、鋭い質問ばかりであったため、選考全体の山場であると感じた」と語っており、厳しい質問で学生の素を見ようとしている点で、ここが鬼門だと言っても過言ではないでしょう。
学生時代に頑張った経験を行動ベースまでさかのぼり、「なぜ自分がその選択を取ったのか」ということをどれだけ事前に考えることができたか、が明暗を分けるポイントとなりそうです。
また、この面談はストレス耐性を見ている面もあるので、厳しい質問にも物おじせず堂々と質問に答える姿勢を意識しましょう。
リクルーター2次面談に関する詳細な内容と対策はこちらをご覧ください。
・デンソー|事務系総合職2017年卒のリクルーター面談(2回目)
7. リクルーター面談(3回目):意思確認と思って侮るなかれ。社会人としてのマナーを意識しよう
デンソーの3次面談は前半30分でESの内容の確認が行なわれ、後半30分では「勤務地が海外になることがあるが大丈夫か?」「業務内容の理解に相違がないか?」などの入社後に関しての意思を確認する意味合いが強いです。これまでのリクルーター面談で話した内容の再確認を行い、入社後の不安をなくす機会であるという意識を持ちましょう。
しかし、同じく雑談形式で話が進んでいくため、選考の一環であるという意識が欠如してしまう可能性があります。しかも今回は1次面談と異なり、面接官は入社20年目のベテラン社員であるため、社会人のマナーには大変敏感であると言えるでしょう。
以上より、「相手の目を見て話す」「しっかりと挨拶を行う」「私語厳禁」など至極当たり前ですが重要である最低限のマナーの他に、面接官に敬意を持った話し方を意識して選考に臨みましょう。
リクルーター3次面談に関する詳細な内容と対策はこちらをご覧ください。
・デンソー|事務系総合職2017年卒のリクルーター面談(3回目)
8. 最終面接:最後の砦、「デンソーでなくてはダメな理由」をしっかりと深掘りしよう
3人(役員クラス2人+人事社員1人)で行われるデンソーの最終面接は、これまでの面談と異なり、デンソーの事務系総合職への志望度が深掘りされます。
実際に内定者は「志望動機の深掘りはリクルーター面談で特にされないため、逆質問などを通じて早めに固めておく必要があった」と語っており、1次面談の際の逆質問や3次面談の際の逆質問を有効的に使っていく必要があります。
そして、最終面接でも「主体的に行動を行える」「議論をまとめられる」学生であることを最後までアピールしていきましょう。
最終面接に関する詳細な内容と対策はこちらをご覧ください。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、デンソー(事務系総合職)の本選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てたら幸いです。
デンソー(事務系総合職)の選考について更に詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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