内定先
エッジコンサルティング、エン・ジャパン、ファンコミュニケーションズ
就活サマリー
ベンチャーを芋づる式に受験。「変化こそ安定」最先端のAIベンチャーを選んだ
#どんな就活?
#早稲田#文系#ベンチャー#IT#先端キャリア
名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
早稲田大学 Cさんの就活ストーリー
人事に掛け合って1日3社2ヶ月面接を入れ続ける就活「無理やり体に慣れさせた」
Cさんはベンチャー企業に絞って就活をしたが、当初からベンチャー志望というわけではなかった。
というのも「面接に慣れるために、毎日面接・説明会を入れて色々質問しているうちに50枚くらい名刺がたまった。『自分はベンチャーに向いているぞ』という実感とともに、内定が出たら大手企業は受けずに終わろうかな」と思うようになったからだそうだ。
「ベンチャーに向いている」という要素を細分化するなら「物怖じせず」「主体的に」「自分の考えを伝えられる」ことだと言えるだろう。
例えば、Cさんは説明会でもらった名刺に直接電話をし、人事と交渉して面接時間を調整したり、選考中の企業の就活イベントの集客戦略を人事と仲良くなることで任せてもらったりしたそうだ。
このような行動をとった理由としてCさんは「企業が新卒を求める意義を考えたとき『スキルで戦っても中途には勝てない。体力があって、ガムシャラで、若いというポイントをアピールする必要がある』という結論に至ったから」と話す。
「10時、15時、19時と面接を受け、空き時間は普段行かない街をふらつき、最後にラーメンを食べて帰る」というルーティーンを確立させ、就活に慣れていったそうだ。
その途中で「就活という状況を楽しむ」「30まで働くつもりはない」「夢を叶えるためにベンチャーでファーストキャリアを歩もうとしている」など、Cさんの知的好奇心がくすぐられる様々な価値観を持った学生との出会いがあった。
受けた企業も学生同士の紹介からというチャネルが多かったそうだ。
そんな中Cさんが最終的に入社を決めたのは「最先端の技術を扱う」ベンチャー企業。
理由として「最先端というまだ方式が確立されていない中で働くことで『破壊的なイノベーション』を生む現場をリードできるかもしれないから」かを挙げた。
このように自分の知見を就活を利用して拡張させ、キャリアを選んだ姿勢に学ぶべきところは多いだろう。
「変身の着火剤」をたくさん持つことこそが、私が思う「安定」にたどり着ける
『LIFE SHIFT』という本をご存知だろうか。
Cさんに「大手志向の学生がよく企業に求める『安定』についてどう思うか」尋ねたところ、上記の本になぞらえて「今必要だと言われているのは『120歳まで働くためにキャリアを適応させ変化させる』こと、つまり変化し続けられることこそが安定だ」と語った。
一方でCさんは「大企業に入社すること=安定」という図式をうのみにする姿勢には迎合しない。
2017年に人気企業であっても、40年間という時の流れの中で、人気や流行は変化し続けるからだ。
実際、1977年の就職人気企業は今すでに合併や倒産により存在しない銀行やメーカーも含まれている。
だからこそ将来どう環境が変化しても、自分らしさを貫いていけるキャリアチェンジを「変身の着火剤」とCさんは呼び、安定を得るためになるべくたくさん着火剤を持つべきだと考えている。
もちろん転職に対してもポジティブ、というよりあって然るべきものであるという価値観を持つ。
いわく「同じ志を持った友人といつか事業をしてもいい。数十年同じ価値観に縛られているのは勿体無い」とのこと。
大企業でも終身雇用が崩れ、転職することがキャリアパスとして当たり前になる時代がくることを、足元から感じさせてくれるエピソードだ。
新卒採用の市場から一刻も外れて欲しい。自ら選び取った「かっこいい」就活を
「後輩から見てかっこいいかどうかを大切にしたい」
「『どんな企業受けているの?』の尋ねたとき、四季報の年収順や人気企業ランキング順に受けていることが透け透けの友人がいてかっこ悪いなと思った」
Cさんの就活におけるポリシーは「主体的な選択をすること」だ。
その背景にあるのは今年ならではの就活事情。
大卒求人倍率は1.78倍、10月には内定辞退率が6割を超え、調査を開始してから最も高い数値を示した(※)。
(※)東京新聞「内定辞退 最多の64% 中小の新卒確保、厳しく」より。
ここから読み取れるのは18年卒の就活が「学生が企業を選べる就職活動だった」ということ。
だからこそ「どの企業を受けるか」から「どの企業に入社するか」まで、先述した「安定」を達成できるような主体的な選択をするべきだ。
Cさん曰く「ベンチャーも大企業もフラットに選べたのに、大企業を選んだバブル期の『超安定志向』の人の言葉は響いてこない。もし自分が大企業に入社し、数十年後に学生にそう思われるのは耐えられない」とのこと。
そんなCさんに19年卒に向けたメッセージを求めたところ、予想外の返答がきた。
「『とりあえず』大手就活ナビサイトの登録から就活を始めるという行為自体をやめて欲しい」
その理由を「大手就活ナビは本当に学生のことを考えているわけではない。我々就活生はビジネスのコマになっているに過ぎない。そんなバイアスのかかった価値観で入社したいと思う企業を選んでほしくない」と淡々と、力強く話すCさん。
とはいえCさんのように膨大な就活に関する情報全てを自分で選択し、選ぶことは難しい。
ただ一歩でもその学びを得るならば、そもそもなぜ新卒採用の就活に自分が参加しているのかという意義を考える時間をとってみるのも、良いかもしれない。
早稲田大学 Cさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
ー | ー |
3年秋 (M1) |
ー | ー |
3年冬 (M1) |
【本選考】 エッジコンサルティング、 パーソルキャリア(旧インテリジェンス)、 エン・ジャパン、 |
エッジコンサルティング、 エン・ジャパン、 |
4年春 (M2) |
【本選考】 ファンコミュニケーションズ、 リクルートアドミニストレーション、 リクルートライフスタイル |
ファンコミュニケーションズ |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | 3年(M1)12月 |
対策期間 | 2週間以内 |
対策方法 | 参考書 |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 0回 (平均3.11回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 0回 (平均4.81回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB訪問
訪問時期 | 特になし |
訪問回数 | 0回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
早稲田大学 Cさんの就活年表
大学3年(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | ー |
7 | ー |
ー |
8 | ー | ー |
9 | ー |
ー |
10 | ー |
ー |
11 | ー |
ー |
12 | ー |
WEBテスト/筆記試験対策 |
大学3年(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 | ー | ー |
2 |
【本選考】 エッジコンサルティング |
ー |
3 |
【本選考】 パーソルキャリア(旧インテリジェンス) エン・ジャパン |
ー |
4 |
【本選考】 ファンコミュニケーションズ リクルートアドミニストレーション リクルートライフスタイル |
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5 | ー |
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6 | ー |
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7 | ー | ー |
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