内定先
ネットプロテクションズ、Fringe81、フリークアウト・ホールディングス
就活サマリー
「開成→東大」エリートの挫折。休学中の長期インターンを武器にベンチャー無双
#どんな就活?
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名だたる外資系・日系の超人気企業。その内定者は、どのような一年を過ごし、どんな企業を受けていたのか?
ワンキャリ編集部では、22大学・31人の「トップ内定者」にインタビュー取材を行い、彼らの就活スタイルを徹底調査した。彼らの内定の秘訣や就活スケジュール、大学ならではの特徴に至るまで、余すことなくお届けしたい。
<目次>
・就活ストーリー
・受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
・1年間の就活年表
東京大学 Dさんの就活ストーリー
「何もできない自分に不甲斐なさを感じた」開成卒東大生が挫折から始めた長期インターン
大学3年から休学して長期インターンを経験し、ベンチャー企業に内定。一見するととても意識の高い学生のように見えるDさんの経験は、意外にも挫折から始まっていた。
きっかけは大学1年の春休みに参加したタイでのプロジェクト。タイのNPOで頑張っている社会人と一緒にコンサルティングをするという内容だったが、Dさんは「プロジェクトを進める感覚も分からず、自分の秀でた武器もなく、自分が何をすべきかわからなかった」と言う。他の人は全体を見て動いているのに、何も出来ない自分にDさんは不甲斐なさを感じていた。
開成から東大へと進学し、元々は勉強が得意な人だったのに平均的な人になってしまった。そうした感覚を彼は覚え、漠然と焦っていたそうだ。
先輩に相談した末に長期インターンに挑戦することを決め、開成OBが代表を務めるベンチャー企業で働くことになった。Dさんは休学していたため、インターンではフルタイムで社員のような働き方をしており、学生向けのセミナーを企画して責任者を務めたり、メディアを立ち上げ、企画作成から記事を書くライター業務までたった2人でこなしていたという。
「丸投げだったが、コンセプトから考えて仕事をするのは面白かった」と話す彼は、1年間の長期インターン生活を通して、ベンチャー企業の魅力にハマっていた。
「気軽に失敗を繰り返したい」「色々な得意を発揮したい」自由を求めた末のベンチャー企業
長期インターンを通してベンチャー企業に就活の軸を置いたDさんだが、外資系企業や日系大手企業の本選考を受けなかったのには理由があった。
外資系企業を受けなかったのは「力を付けることを目的にしたくない」「優秀さの指標が一つに規定されているイメージがある」からだったそうだ。
外資系企業はプロフェッショナルファームと呼ばれる専業企業を筆頭に、事業会社でも職種別採用を行っているため、求められる能力や評価尺度が総合職に比べて絞られてくる。
しかし、ベンチャー企業であれば、「0→1」の仕事を行うので、思考力だけでなく行動力や発想力も必要になってくる。
その結果、色々な得意分野が認められ、それを発揮できる環境を与えて成長させてくれると考えていたそうだ。入社先であるネットプロテクションズに就職を決めたのも、自由な環境を魅力に感じたからであった。事業の成長と社員個人の幸福をフラットに追求しているために、会社の枠に社員を当てはめる気が一切なく、そもそも枠自体が存在しないように感じたそうだ。
一方で、日系大手企業に関しては「失敗のしにくさ」がネックとなっていた。
日本銀行のインターンに参加したDさんが感じたのは、「社員は責任感を持って働いており、やりがいもある。しかし、基本的に失敗が許されないため、重要な意思決定は全て総裁が行う働き方だ」ということ。
Dさんは、失敗と改善を繰り返し、PDCAを回さねば成功できないようなチャレンジングな環境で働きたいという想いから、大手は合わないと感じた。
「その時々でやりたい事を全力でやる」親の反対も転職も気にしないキャリア観
こうしてベンチャーへの就職を決意したDさんだが、価値観の違いから母親には進路を反対されたそうだ。
親には会社の情報を見せ、「どういう所が良いと思ったか」「大手では何が違うのか」などを説明したが、あまり納得してくれなかったそうだ。
母親は普通にしてくれていればそれが一番安心という想いが強く、「官僚にならないの?」「みんなはどうなの?」と良く聞かれたという。
「みんなが行く大手に行っておけば安心」と考える親と、「何かあった時に自分の力で乗り越えられる方が安心」と考える自分、生きていく上での安心・安全の捉え方が根本的に違うとDさんは感じていた。
最終的には、もう決めたと強い決意を訴え聞く耳を持たなかったところ、親も理解し、尊重してくれたそうだ。
また、エリート学生の多くがどうしても意識してしまう転職に関しても、Dさんはファーストキャリアを成長のステップとは捉えておらず、今の自分が一番楽しく働ける環境として選んだので、今は転職を全く考えていないという。
こうした確信をDさんが持てる理由は、仕事あるいは人生への強い信念が根底にあるからだった。
「その時々でやりたい事を全力でやった結果、振り返って良かったなと思える生き方が良い。その時々で自分の考え方を持って、思考を停止しないようにしたい。何年もかけてやりたい事が見つかった時にはそれが生きがいになるから、今は一つを極めるのも、色々なものに触れるのもいいなと思っている」と語ってくれたDさん。
開成から東大というtheエリートキャリアを持ちつつも、世間体に縛られず自由に仕事を選ぶ彼ならではの苦労があった。
東京大学経済学部 4年 Dさんの受けた企業一覧/就活スタイルまとめ
受けた企業一覧
受けた企業 | 内定した企業 | |
3年夏 (M1) |
【インターン】 ネットプロテクションズ Fringe81 |
Fringe81 |
3年秋 (M1) |
【インターン】 フリークアウト・ホールディングス 【本選考】 アトラエ |
フリークアウト・ホールディングス |
3年冬 (M1) |
【インターン】 NTTドコモ 日本銀行 【本選考】 ネットプロテクションズ |
ネットプロテクションズ |
4年春 (M2) |
ー | ー |
就活スタイルまとめ
WEBテスト/筆記試験
対策開始 | ー |
対策期間 | ー |
対策方法 | ー |
グループディスカッション(GD)
練習回数 | 0回 (平均3.11回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
面接
練習回数 | 0回 (平均4.81回) |
練習内容 | 特になし |
※平均回数:インタビュー対象者平均
OB・OG訪問
訪問時期 | 特になし |
訪問回数 | 0回 (平均5.94回) |
※平均回数:インタビュー対象者平均
東京大学経済学部 4年 Dさんの就活年表
大学3年(2回目)(6〜12月)
月 | 選考 | 対策/活動 |
6 | ー | 長期インターン |
7 |
【インターン】 ネットプロテクションズ Fringe81 |
長期インターン |
8 |
【インターン】 フリークアウト・ホールディングス 【本選考】 Fringe81 |
長期インターン |
9 |
【本選考】 フリークアウト・ホールディングス |
ー |
10 |
【本選考】 アトラエ |
ー |
11 | ー | ー |
12 | ー | ー |
大学3年(2回目)(1〜3月)/大学4年
月 | 選考 | 対策/活動 |
1 |
【本選考】 ネットプロテクションズ |
ー |
2 |
【インターン】 NTTドコモ 日本銀行 |
ー |
3 | ー | ー |
4 | ー | ー |
5 | ー | ー |
6 | ー | ー |
7 | ー | ー |
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