2019年卒向けに、双日株式会社のインターン選考の各ステップ(ES、グループ面接)で問われるポイントをお届けします。選考前の最終確認にご一読ください。
インターンに参加するメリット:優秀者は早期選考ルートへ
選考対策に移る前に、双日のインターンに参加するメリットを紹介します。具体的には「優秀者向け早期選考ルート」と「企業理解を深められる経験」です。
このインターンシップで評価が高かった学生にはリクルーターが付き、早期選考ルートに乗ることができます。主体性を持ってチームに貢献できるよう、インターンシップも選考の一部と認識し、気合を入れて臨みましょう。
また、たくさんの社員と交流できる点も魅力です。昨年度は5日間を通して総勢15人もの社員がメンターとしてついてくれたようで、商社マンがどういうマインドで働いているかを知ることが出来ます。また、グループワークのたびにフィードバックをしてくれる環境だったと参加者は述べており、社員の魅力を存分に知ることができる絶好の機会です。効率の良いOB訪問と捉えて、社員にたくさんの質問をぶつけてみましょう。
インターンの内容:5日間の課題解決型のグループワーク
5日間にわたる課題解決型インターンシップで、参加する社員数は20人、学生数は約60人。1グループ学生6人で、昨年度は「働くとは何か、についてのディスカッション」「自動車輸出販売ワーク」を行いました。参加者によると、その内容は以下の通りです。
・働くとは何か、についてのディスカッション
働く上で自分が大事にするものをチームで話し合い、社員のアドバイスをもらいながらまとめていく。
・自動車輸出販売ワーク
新興国の中から販売国を選び、その国の情勢、物価、どのような車種が売れるか、利益、リスクなどを総合的に俯瞰する。その上で販売計画をたて、プレゼンを行う。プレゼン内容は、社会的意義と利益の2点で評価される。
双日株式会社選考全体のポイント:「挑戦心」と「協調性」をアピールしよう!
双日は「挑戦心」と「協調性」をもった社員が多く、そのカルチャーにフィットする人材が求められています。
挑戦力があるか
双日では「自分が新たなビジネスを切り開いていく」「5大商社に負けない」という挑戦心が求められます。ゆえに選考では、学生時代に「自分で考えて新しい事に挑戦した経験」や「困難だと思う目標を達成した経験」をアピールしましょう。また、未来を視野に入れた夢を情熱的に語る社員や内定者が多いことも特徴です。もし人生において成し遂げたい明確な夢やビジョンを持っているのなら、それを熱く語れると高評価に繋がります。
協調的リーダーシップがあるか
これは「多くの人の意見をしっかり聞いた上でまとめあげる力」です。総合商社の業務ではチームでビジネスに取り組んでいく業務が多いため、将来的にはチームのリーダーになる資質が求められます。 その中でもとりわけ、双日には真面目できちんと人の話を聞き、落ち着いてチームをまとめる事ができる人を評価します。
ゆえに選考でも「自分が自分が」という話は好まれないので、「自分がチームで役割を果たした結果、チームがこれを成し遂げた」という姿勢を示しましょう。
双日インターン選考の各ポイント:ES、グループ面接
エントリーシート(ES):挑戦心と協調性をアピールしつつ、自分らしさを出そう
昨年度の双日インターン選考では、ESに以下の設問が課されています。
(1)あなた自身のこれまでついて、具体的なエピソードを交えて自己紹介をして下さい。(400文字以内)
(2)今の自分に不足していると感じる点と、今後、それをいかに改善し、成長していきたいかにつき、記述して下さい。(400文字以内)
(3)「何のために働くのか」について、現時点でのあなたの考えを記載してください。(400字以内)
(4)以下、どちらかを選択
a. あなたらしさを表す写真を選び、アップロードしてください。 写真について100字以内で説明を記載してください。
b. あなたがこれまでの経験の中でNo.1になったエピソードを記載してください。(200字以上400字以内) ※出典 双日|総合職2018年卒インターンのES
ES選考のポイントは2点で、(1)双日のカルチャーにフィットしていること、(2)面接官の印象に残ることが挙げられます。
早期選考ルートのある双日は、ESも相当の応募数であることが予想されます。だからこそ自分が双日に合っている人材であることを示しつつ、自分だけのエピソードや写真を用いて、印象に残るESにしましょう。
ESでは「挑戦心」と「協調性」をアピールすると好印象です。先ほども述べた通り、「自分がチームで役割を果たした結果、チームがこれを成し遂げた」という切り口で「自分で考えて新しい事に挑戦した経験」や「困難だと思う目標を達成した経験」をわかりやすく説明していきましょう。もちろん、結論ファーストなど読み手への最低限の配慮なども忘れないでください。例えば、ある双日内定者は自身の挑戦心をアピールするためにこのようなESをインターンシップで書きました。
私は今まで少しでも関心を持ったことは全てやってきました。広大で素晴らしい世界のことをできる限り知り、自分の可能性を高め続けたいと強く思ってきたのです。子供の頃、◯◯の田舎の小学校が私の世界の全てでした。そこから段階的に世界が広がり、経験や知識が増える度、私の世界はより鮮やかで幸せなものになりました。大学生として◯◯に出てきて興味の幅は一層広がりました。経済学、バーでのバイト、語学留学、海外バックパッカー、グローバル人材育成プロクラム、◯◯交換留学等、沢山のことに様々な目的で挑戦しましたが、その根本には常に自分の世界、可能性を広げ、人生を豊かにしたい、という思いがありました。因みに今は人生初のフルマラソンに向け努力を重ねています。この生き方のお陰で私は毎日凄く幸せです。私は一生をかけて世界を広げ、様々な人に出会い、多くを学び、自分を高め続けます。私はそんなことを願う人間です。 ※出典 双日|総合職2018年卒インターンのES
また、写真ESでは「この経験なら自分はいくらでも語ることができる」というイチオシのエピソードのワンシーンを切り取った写真にすると良いでしょう。特にそれがユニークなものであればあるほど面接官の印象には残りやすく、選考を突破する確率がぐんと上がります。以下はインターン選考に突破した先輩の写真ES説明文の一例です。
カンボジアの道端で出会った子どもたちとの写真である。私は文化を知るために、現地語が話せなくとも、積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けていた。この際は、子どもたちと一緒に遊ぶことで仲良くなれた。
私が一番私らしくいれるのは、テニスコートにいる時である。テニスコートでは何度も涙を流してきたが、一番笑っていられたのもテニスコートにいる時であった。この写真はそんな笑顔を捉えた一枚である。
グループ面接:ESの深掘りが中心だが、簡潔に話すことを意識しよう
ES選考突破後は面接官1人に対し学生4人のグループ面接が1回あり、それでインターンシップ参加の合否が決まります。グループ面接では基本的にはESに沿った質問がされるため、自分が何を書いたのかをしっかり復習しておきましょう。
また、1人当たりの時間が限られているため、端的に話すことがとても大事です。自分の言いたいことを最初から全て話してしまうのではなく、聞かれたことに対して「結論+補足(2〜3文)」で答えるのがコツです。面接官との「会話のキャッチボール」を意識し、簡潔な受け答えをすることを忘れないでください。
おわりに
いかがでしたか? ここまで、双日のインターン選考を突破するポイントをお届けしました。みなさんの選考対策のお役に立てましたら幸いです。
選考についてさらに詳しく知りたい方は、選考対策ページをご覧ください。
※注釈のない記載は、選考対策ページ(下記)の情報をもとにしています
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